2019-06-14 (Fri)

本日のキーワード : 宣教師、布教、使徒、片山潜
宣教師(せんきょうし)は、ある特定の思想や宗教を伝えるために、自分の属する共同体を離れて活動する者のこと。

本日の書物 : 『保守の心得』 倉山満 扶桑社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日本で格式が高い神社といえば、【伊勢神宮】です。

伊勢神宮の【正式名称は「神宮」】です。古事記に出てくる神々をお祀りしている、【我が国でもっとも由緒正しい神社】です。神宮とは、【皇室のご先祖様をお祀りしている神社】のことです。【神宮の中でももっとも格式が高い神社】なので、伊勢の神宮は単に「神宮」と呼ばれます。だから、伊勢神宮は通称です。

では、伊勢の神宮は、【いつ創られたの】でしょうか。

それが、【誰にもわかりません】。西暦でいえば7世紀、天武天皇の時代にはもう、「いつできたのかわからないほど古い時代に創られたらしい」と言われていました。

神宮では毎日、【日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)】という神事が行われています。神様に朝ご飯と夕ご飯をお供えする。ただ、それだけの神事です。しかし、いかなる戦乱のときも欠かさずに行われ、どう少なめに数えても【1400年もの間、途切れることがありませんでした】。
また、【比叡山延暦寺】の中心には根本中堂があります。根本中堂には【「不滅の法灯」】と呼ばれる灯火があります。開祖である伝教大師【最澄が灯して以来、火は一度も消えたことがありません】。延暦寺は3度も焼き討ちに遭っているのですが、その都度、分灯していた火を根本中堂に戻してきました。最澄が灯してから【1200年もの間、「一度も火が消えていない」】ことに【大きな意味がある】のです。
【日本】は【世界最長不倒】の【2000年という歴史】を持っています。「一度も途切れたことがない歴史を持つ国」のなかでは世界一です。2位のデンマークが1200年の歴史。これは事実がよくわかっていない神話的な時代も含めた数字です。同じような数え方をすれば、日本は2600年の歴史になります。

仮に、「伊勢神宮や比叡山延暦寺を超える建物を造ろう」と言いだす権力者やお金持ちがいたとします。神宮や延暦寺より【巨大で豪華な建物など世界にはゴマンとあります】が、今から努力して【日別朝夕大御饌祭や不滅の法灯を超えることができるでしょうか】。

新しく千数百年、努力を続けようという話にはならないでしょう。【日別朝夕大御饌祭や不滅の法灯】は、【すでに個人の努力を超越している】からです。

【日本人】が【歴史を受け継いできたからこそ、今につながっている】のです。「不滅の法灯は面倒だから、電球の取り換えよう」と言ってしまえば、一瞬にして歴史は終わります。…

【我々日本人は、日本のすごさを知りません】。

周辺諸国から一方的に「日本は悪い国だ」と言われ続け、戦後の教育によって「日本は悪い国だった」としつこいほどに教えられてきたからです。しかし、ようやく【「何かが違う」と思える人たちが増えてきました】。いったい何が変わったのか。そもそも、【その違和感の正体とは何なのか】。
本書でぜひ学んでほしいと思います。』

「マルクス教」は、どのように布教されたの?
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、2014年3月に発刊されたものですが、私たち日本人が、本当の意味で“保ち守らなければならないもの”が何であるのか、それを考える上での根本的な指針が示された良書で、その上で、一体何をどのようにしてゆけば良いのか、どのように考えてゆけば良いのか、その基本軸を身に着けることができる書物になります。

さて、昨日のところで、レーニンらの「極左の共産主義者」が、「革命的“祖国敗北”主義」というテーゼ(綱領)という狂人理論を妄信し実行していた連中であるということについて、少し触れさせて頂きましたが、これは、ベースとなる「社会主義」に、「母国をも否定する」という破滅的な思想、つまり「サタニズム(悪魔崇拝)」が加わった、人類の滅亡を最終目的とするマルクス由来の「共産主義」によって生み出されたものになります。


1917年の「ユダヤ革命(Jewish Revolution)」(→教科書の記載では「ロシア革命」)という2段階革命、つまり1度目で対象となる国家そのものを弱体化させ、2度目で本来の目的である「共産主義化」を成就するという革命を成功させたレーニン率いるボリシェビキは、「サタニズム(悪魔崇拝)」である「マルクス教(=共産主義)」の布教活動を始めます。
具体的には、各国へ「マルクス教の宣教師(マルクス主義者)」を派遣し、「布教(=洗脳教化)」し、拠点としての「教会(=共産党)」を作り、そして「信者(=共産党員)」を組織化し、さまざまな「非合法活動」を行ってゆくようになります。すべて、レーニンの指導の下に、ですが(笑)
その布教活動が、ハッキリと表面化してくるのが、今から100年前の1919年(大正八年)で、
① 欧州大戦が終結した。
② レーニン中心の極左・共産主義者が「コミンテルン(第三インターナショナル)」として集結した。
③ 支那で「五四運動」という排日(≠反日)ナショナリズム運動が起こった。
という状況、

つまり、「② レーニン中心の極左・共産主義者が「コミンテルン(第三インターナショナル)」として集結した。」(1919年(大正八年)3月)ことこそが、それを端的に表しているわけで、「ユダヤ革命(Jewish Revolution)」(→教科書の記載では「ロシア革命」)という成功事例を例に挙げられ、愚かにも「洗脳教化」された人々が各国に湧いてくるようになった史実を証明しています。
「ほら、こんな風にやったら、あなた方にもできるはずでしょう?」
という言葉に騙されたわけです💗


それでは、その一連の流れを確認して参りたいと思います。
キーパーソンとなるのは、あのレーニンやスターリンに匹敵する極悪人とされている片山潜(かたやません)になります。幸徳秋水(こうとくしゅうすい)らと共に、1901年に日本初の社会主義政党である「社会民主党」を結成(届け出を出して「即日禁止」の処分になりましたがw)した極悪人になります。


片山潜(1925年)
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆メキシコの共産党、アメリカの共産党、そして日本人

個別の具体的な確認に入る前に、大きな全体としての流れを確認しておきますと、昨日も書かせて頂きましたように、「第一インターナショナル」というものが組織化されたのが19世紀半ばで、
① 1864年、ヨーロッパの労働者、社会主義者が「第一インターナショナル」という国際政治結社を組織。正式名称は「International Workingmen's Association」、「国際労働者協会」。
この当時は、まだ大英帝国も社会主義者に対して寛容で、当時のロンドンは北欧の社会主義者の隠れ家的存在でした。

そのことは、ロンドンで「共産主義者同盟」が結成(1847年)されたという史実、そして、そこで、マルクスとエンゲルスによる「共産党宣言」が出版(1848年)されたという史実、からも自明であるのですが、

共産党宣言 (共産主義者同盟の綱領的文書として1848年刊行)
大英帝国が社会主義者に対して寛容だったのは、何故なのでしょうか?

長年対立を続けた、当時のイギリスとフランスの関係さえ把握していれば、自ずと答えが導き出されるのではないかと思うのですが・・・

それでは、次回以降に、少しずつ解きほぐしてみたいと思います。

続きは次回に♥
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