2019-05-30 (Thu)

本日のキーワード : サイエンス、ZERO
『サイエンスZERO』(サイエンスゼロ)は、NHK教育テレビジョン(NHK Eテレ)で2003年4月9日から放送されている似非科学教育番組である。
本日の書物 : 『日本の誕生 皇室と日本人のルーツ』 長浜浩明 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 ここでは、『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)は如何なる判断をしたのか、を参考に述べることにします。

【NHK】の【『サイエンスZERO』】を見た人は、何となく“日本人の多くは【弥生時代に中国や朝鮮からやって来た人々】が祖先だった”なる思いを強くしたはずです。

☆サイエンスZERO 日本人成立の謎。弥生人のDNA分析から意外な事実が判明
それどころか、この番組は“弥生時代になると【渡来人】がやってきて縄文人と混血したのみならず、直接各地にやってきて山陰ではその人口の95%以上が渡来系になっていた、2世紀頃には日本人は、縄文人から【大陸からやって来た渡来人に入れ替わった】のではないか”としていたのです。






☆サイエンスZERO 日本人成立の謎。弥生人のDNA分析から意外な事実が判明
これが正しければ中国人と日本人は同じルーツを持つことになり、【核DNAの解析結果】も“両者は近縁関係にある”となるはずです。

ところが、【主成分分析】を行うと、【本土日本人】と【中国人】の【核DNA】は【遠く離れており、全く重なっていない】、即ち、【異なる遺伝的形質】を持っていたのです。

それは【両者の祖先が異なっていることを意味】しています。また歴史が示すとおり、【韓国人】は【日本人と中国人の混血民族である】ことが分かります。

核DNAを解析した名古屋大学大学院医学系研究科准教授・山本敏充氏は、遺伝的系統の目印となるマイクロサテライトを指標に遺伝子解析ソフト(GENETIX)を使って各地のヒトの核DNA解析を行った結果から次のように述べています。
「 【日本人】は【アジアの他の地域とは明らかに違った】、【日本人としての遺伝的特徴を持っている】、ということを示しています」

『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
「 これらのデータを元に遺伝的特徴を判別式で表現した場合、【日本人の97%が日本人らしいと数値に現れる】、という結果が出ています。【遺伝的に見た場合、日本列島人の特徴はかなり顕著】です。地理的にも近く、少なからず交流のあった【中国や朝鮮の人々と、かなり異なった特徴を持っている】のは、日本列島が大陸・半島から隔絶しているという地理的条件によるものでしょう。
そして【その遺伝的差異を形成したもの】は、【旧石器時代に日本列島に渡来し、そして後に縄文人になった人々の影響も少なからずある】のではないかと類推することが可能です」 』

「サイエンス(科学的知識)」が「ゼロ(皆無)」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「科学的な根拠」を基にして、私たち日本の歴史を、「文系の自称・歴史学者」とは違った視点で、矛盾なく自然な形で解説がなされている良書で、自分自身でキチンと国史を理解したいとお考えの方にとって、非常に相応しいガイドとなるお薦めの書物となります。

さて、本日ご紹介させて頂いております本文のところでは、『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)という書物を確認しながら、NHKの『サイエンスZERO』という番組の非常に不自然な編集について御指摘をされています。

まず、その番組では、篠田謙一さんがDNAの分析結果から推定される説をお話されているのですが、

ここで言うところの「DNA」というのは、母親から子供たちに受け継がれる「ミトコンドリアDNA」のことで、

ミトコンドリアDNAハプログループ拡散モデル


『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
あくまでも、「女系」で遡(さかのぼ)っていくと大陸がルーツになるかも、つまり、「男性は含まれていない」分析になっています。



詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆「人間はチンパンジーから進化した」は、間違いです ~ 「進化」と「進歩」の違い

☆ミクロネシアの「最高」の「日本語の名前」

☆人類の祖先が「理想」を求めて向かった場所は?

ですので、当然、今度は男性の親から男性の子へと受け継がれる「Y染色体」の分析結果についても解説し、さきほどの母親から子供たちに受け継がれる「ミトコンドリアDNA」と併せた説明をしなければならないのですが、それが番組の中でなされることはありませんでした。

そして、どのようなストーリー展開をしたのかと申しますと、母親から子供たちに受け継がれる「ミトコンドリアDNA」の分析結果だけを根拠に、

亜型によって縄文系と渡来系とに勝手な分類を行った上、「男性も含めた日本人」の祖先は渡来してきた、という説に行き着くわけですが、





その流れからさらに拡大解釈し、初めに縄文人が住んでいて、そこへ渡来系(→これを弥生人としている)がたくさんやって来て、入れ替わったのではないか、という珍説を唱えるわけです、



そして、男性の親から男性の子へと受け継がれる「Y染色体」には全く触れずに、「核DNA」のお話へと移行していきます。



そこで、その番組に代わって、男性の親から男性の子へと受け継がれる「Y染色体」についてもご説明させて頂きますと、

『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
これまでにも何度か書かせて頂いているのですが、「Y染色体」というのは「男系男子」の系統を示すもので、


『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆継ぎ目がない、シームレスであるはずなのに。。。

☆双子で「遺伝」を科学する

「ミトコンドリアDNA」と「Y染色体」とを比較した場合、集団を識別する能力は、「Y染色体」の方がはるかに高く、下図からも分かるように、日本人男性の「男系」を遡っていくと、支那や朝鮮半島とは無関係となります。

『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
従いまして、「ミトコンドリアDNA」と「Y染色体」の分析から、番組の主張するところを説明しようと致しますと、本書でも御指摘されておりますように、日本人の男性の祖先は支那や朝鮮半島から来たわけではなく、そのあと弥生時代になってから、女性だけが支那や朝鮮半島からやって来た、という不思議な現象が起こったことになってしまいます。

そして、「核DNA」についてのお話を番組でもしているのですが、




「核DNA」の主成分分析では、番組が主張する中国人と日本人は同じルーツを持つとの説を完全に否定する結果が、すでに明らかになっているわけです。

『DNAで分かった日本人のルーツ』(斎藤成也監修/別冊宝島、2016年)
つまり、番組のタイトルからも明らかなように、「サイエンス(科学的知識)」が「ゼロ(皆無)」な内容の放送を公共の電波を使って、しかも、強盗の如く、NHKを見ることがない人々から「受信料」としておカネを掠(かす)め取ってまでして、嘘を垂れ流し、それを正すこともないまま放置し続けている有様で、こんなことがいつまでも許されてよいのでしょうか?


☆NHK受信料収入、初の7000億円越え 5年連続で最高更新~ネットの反応「これは違う気がする…」「さらにPCスマホからさらにぶんどりますww」「分割民営化せよ」

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☆石田ひかり、3日に放送されたNHK『あさイチ』の内容について、当たり障りのないことしか言えず「わたしにとって気持ちのいいものではありませんでした」~ネットの反応「韓国押しについても予定調和だったんだと分かるな」
続きは次回に♥
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