2019-05-14 (Tue)
金子常光により描かれた武漢三鎮の図(1938年)
本日のキーワード : 武昌起義
武昌起義(ぶしょうきぎ)または武昌蜂起(ぶしょうほうき)は、1911年10月10日に清(中国)の武昌で起きた兵士たちの反乱。
本日の書物 : 『暴力が支配する一触即発の世界経済』 猫組長 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 人類初の核兵器使用によって終結した第二次世界大戦以降、【大国間は核抑止力によって直接戦争ができない状態】になる。しかし、戦後訪れた【米ソ冷戦という拮抗の中】で、平和が常に維持されたわけではない。
【朝鮮戦争(1950年~)】、【キューバ危機(62年)】、【ベトナム戦争(55年~75年)】など、【大国間の武力衝突は第三国を舞台にした代理戦争へと形を変えただけ】に過ぎない。
現在、この【代理戦争勃発のリスクが急速に高まっているのが、サウジアラビアとイラン】だ。…
☆米、中東に空母打撃群と爆撃部隊を派遣 イランに警告
【きっかけ】は18年12月19日に発表された、【アメリカ軍のシリア撤退】だった。…
☆BBCニュース - トランプ氏、IS「敗北」宣言 米軍はシリア撤退開始
まず今回の撤退を、【最も苦々しく思っているのが、中東の覇権をイランと争うサウジアラビア】だ。…
中東社会では【イランによる、サウジアラビア包囲網が出来上がりつつある】のが現状だ。追い詰められた【サウジがイランに対して実行手段にでる下地は充分になった】。…
さて、【この戦争を最も喜ぶ国がアメリカ】だ。』
支那の漢人の秘密結社「洪門」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、著者の特殊な経歴から、現在の世界情勢について、独特の切り口で解説がなされている良書で、同じ物事を色々な角度から見ることができる、ということを改めて感じさせられる書物になります。
さて、米中貿易戦争やら、北朝鮮の核開発問題やら、支那のファーウェイ排除、さらには、イランへの制裁強化など、日本のメディアが理解できない出来事が続いていますが、ハッキリと申し上げますと、こんなに分かりやすい流れは逆に珍しいと言えます💗
むしろ、どうして日本のメディアは、この流れの先に起こり得そうなことが「何一つ予測できないのか」という疑問の方が非常に関心があるほどです(笑)
「意図的に、そのように振舞っているのではないか?」と。
いま、私たち日本人が客観的にどのような立ち位置にいるのか、を考えますと、意識しなければならない国は下図のように4つあります。
当ブログの描く最有力シナリオでは、朝鮮人(コリアンズ)の巣である朝鮮半島は、アメリカの「傀儡国家」となります。
もちろん、「台湾」や「ベトナム」についても、アメリカが、その安全を保障する国家となります。そう致しますと、目指しているのは「支那包囲網」であって、残るのが「ロシア」ということになります。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆北朝鮮の「おまけ」でしかない韓国は、すでに滅亡してしまった国家、ということです
☆アタマの悪い「国家主席」がやっている無駄なこと
で、結局、支那に勝ち目はありませんので、もはや中国共産党王朝は、その「徳」を失い、天が見放していることが明らかであって、間もなく異民族による王朝へと、天命によって変わることになっています。
☆トランプ政権、対中関税引き上げ 中国は「報復」明言
もちろん、支那の歴史においては、異民族の征服王朝であっても、嬉々として「偉大なる漢人の歴史であると考えることができる」という特技を持っていますので、新しい異民族の征服王朝の「太祖」は「唐納德 ・ 約翰 ・ 特朗普(ドナルド・ジョン・トランプ)」となっても、何ら問題はないことになります(笑)
だからこそ、支那の「易姓革命」のあと、残る「ロシア」を考えた場合に、東ヨーロッパや中東辺りで、「こと」を起こしておく必要が必然的にあることになるんです。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆これから中国で起こる「易姓革命」 ~ 放伐(ほうばつ)される暴君・習近平と異民族が支配する新しい王朝の誕生
さて、昨日同様に、次の書物を参考して、ほんの少し前の「偉大なる漢民族」の実態を確認してみたいと思います。
『 長野朗(ながのあきら)…戦前を代表する秀れたシナ通、中国通で…GHQに焚書された本は18冊もあり…没収された本の多い著者としては3番目にランクされる人物です。…1975年までご存命でしたから、戦後も中国共産党に関する本を出しておられます。…洞察力も鋭いし、シナという国に愛情を持ちつつも知的に冷徹にこの民族の本性を見抜いています。しかも、扱う事象の幅が広い。』
『 租界(外人居住安全区域)から足一歩支那街に入ると、町幅が狭く人で一杯で、その中で平気で町中に大小便をやっているのには初めは驚いた。町外れには棺桶がいくらも転がっているし、中には桶が壊れて人間が半ば飛び出したり、それを犬が喰っていたり、叉貧乏で棺桶の買へないものは其のまま野原に転がされている。かうなると人間も安っぽいものになる。革命の当初だから人が捕まる。翌(あく)る日は何十人も並べてぽんぽん銃殺する。裁判も何もない。武昌の町を歩いていると、銀座通り見たやうな繁華街に罪人の晒し首がある。…土色になって顔に血が点々とついていて、首の切り口が不気味に巻き込んでいるのを、女小供まで平気で眺めている。とにかく当時の武漢は、租界を除いては不潔殺風景のものであった。』
「革命」、「武昌(ぶしょう)」、「武漢(ぶかん)」という言葉が出てきておりますが、現在の支那の湖北省にある武漢市にあたり、
湖北省中の武漢市の位置
1858年の天津条約で、清が開港させられた「漢口(かんこう)」という場所があったところになります。上海を起点とする長江を通って、ここまで船で来ることができます。
長江流域
漢江流域
現在においてもそうですが、船はもっとも安上がりで大量に物を運ぶことができる輸送手段で、その拠点を確保することは、交易の上でも、軍事の上でも非常に重要で、いわゆる「要衝」と呼ばれる土地となり得ます。
1915年の武漢三鎮。
で、「武昌」・「漢口」・「漢陽」の3つを合わせて「武漢三鎮(ぶかんさんちん)」と呼びますが、「鎮」は都市の意味で、その中の「漢口」に、「租界(そかい)」と呼ばれ、行政自治権や治外法権をもった外国人居留地がありました。先ほどご紹介させて頂いた書物に書かれていた「租界から足一歩支那街に入ると・・・」というのは、その「漢口租界」を一歩出ると、という意味になります。
で、「革命の当初」とも書かれていましたが、1911年10月10日、中国語で「武昌起義(ぶしょうきぎ)」と呼ばれる、清の兵士たちが反乱を起こした事件が、清の「武昌」で勃発、これを日本の新聞が「辛亥革命(しんがいかくめい)」と呼んだのですが、その「革命」のこととなります。
私たちの日本に完全なる敗北を喫した「日清戦争」(1894年~1895年)のあと、清の知識人の中で、「日本に学ぶべき」と考える人々がたくさん現れ、日本への留学生が急増します。
当時の支那においては、近代的な概念がなく、西洋近代の概念をいち早く取り入れた私たちの日本では、それらを「日本語の漢字」で表現していましたが、その「日本語の漢字」で表現された西洋近代概念を支那が学んだわけです。
☆中国清末における留学生派遣政策の展開
ここでポイントとなるのが、満洲人が支配する清において、日本の明治維新に倣って、政治改革を行おうとする「戊戌の変法(ぼじゅつのへんぽう)」を主導した康有為(こうゆうい)らの「保皇派(ほこうは)」(立憲派」、「改良派」、「変法派」などとも呼ばれます)と、孫文らの「革命派」の、大きく2つのグループがあった点です。
康有為
孫文
『 戦後、中国人が「支那人」と呼ばれるのを嫌がったのは、ある隠された政治目的があったからだ。
1905年に孫文、章炳麟(しょうへいりん)ら革命派は、「駆除韃虜(タタール)、恢復中華」という革命綱領を掲げて革命同盟会(のちの中国同盟会)を東京で設立した。』
ここで、孫文が提唱したスローガン、「駆除韃虜、恢復中華、創立民国、平均地権」が綱領に採用されるのですが、「駆除韃虜」は「漢人以外の異民族を駆除せよ」という意味で、「恢復中華」は「中華を回復せよ」の意味で、「創立民国」は「君主制をやめて共和国にせよ」の意味で、その背景には「社会主義思想」や「共産主義思想」があり、「平均地権」は「社会主義思想」や「共産主義思想」を具現化するものになります(笑)
『 これら革命派が鼓吹する「大漢民族主義」に対抗するために、維新立憲派のボス康有為(こうゆうい)らは「大中華民族主義」を唱えた。ここから「中華民族」という幻の民族像が始まった。
「大中華民族主義」というのは、チベット人も、満洲人も、モンゴル人も…血がつながっていると考える主義である。そのため、すべてが大中華民族であり中国人だと主張する。…
「大中華民族主義」にとって、中国人を「支那人」と言ってしまうと漢人に限定される。チベット人、モンゴル人、満洲人まで含む「大中華民族主義」にとっては、都合の悪い言葉なのだ。だから支那人という言葉の使用を嫌うようになった。 だが「支那人」という呼称は、康有為と同時代の中国人にとっては、忌むべきものというよりもむしろ誇りにすべき尊称であった。たとえば、安慶蜂起(1907年)で処刑された著名な詩人である秋瑾(しゅうきん)は自らを「支那第一女」と自尊し、詩人の柳亜子(りゅうあし)は、毛沢東と孫文を「支那両列寧(支那の二人のレーニン)」と讃えている。』
毛沢東
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆中国人を「支那人」と言ってしまうと困ってしまうこと
このように、「支那人」と呼ばれることは「漢人」の誇りでもありますので、私たち日本人は、堂々と思いっきり「支那人」と呼んでさしあげれば宜しいのですが、文中に「保皇派(ほこうは)」も、「革命派」も、同じ「中華」という言葉を用いながら、その使い方が異なっている点にご注意してください。
「革命派」が用いる「中華」は、古くは長安(西安)などの中原(ちゅうげん)を中心にしていた「漢人」の「中華」で、北方の異民族の侵略・征服によって、その中原を中心とする「中華」から、支那南部の山間部に流民として追い出された「漢人」、すなわち「客家(はっか)」である孫文らしい言葉の用い方になっています。
ここで、もう一度、さきほどの図(↑)をご確認頂きたいのですが、この図に示されるまでに至る、正しい歴史の流れが、私たちの日本の学校で教えられることがないために、いま、世の中で起こっていることが、サッパリ理解できなくなってしまい、また、将来の予測も出来なくなってしまうわけなのですが、いくつかのポイントとなる「道すじ」をご理解頂ければ、簡単に分かってしまうようになります。
で、例えば、「客家」を切り口に致しますと、「キリスト教徒(プロテスタント)」とか、「ユダヤ教徒(いわゆるユダヤ人)」とかが芋づる式に出てきます。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆客家とキリスト教とユダヤ人
孫文らの「革命派」には「客家」が多数存在していましたし。。。
先日も書かせて頂きましたが、モンゴル帝国の一部で、しかも植民地でしかなかった「元」の支那支配地をモンゴル人が捨てて、そこに支那南方から「明」が起こるのですが、モンゴル人は「北元」として、その後も万里の長城の北側に存在し続けていました。元が滅びるのは、ずっと後の時代になります。何故か教科書では滅びたことにされていますが。
この「明」こそが、「漢人」にとっては、中原と呼ばれる「漢人」の「中華」から異民族を駆逐したとして誇りに思う王朝になるわけですが、失地回復をしているのですから、それは当然と言えるでしょう。
ところが、その誇りある「明」も滅亡し、そこへ再び異民族である「満洲人」が、北方から支那にやってきて、これを支配する「清」という王朝を建てたわけです。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆モンゴル人が失ったのは、植民地でしかなかった「支那」だけです
で、この明の末期、清の初期に、とある秘密結社が結成されていて、彼らが掲げたスローガンが「反清復明(清を倒し明を復活させる)」になります。
それを「洪門(こうもん)」と呼びますが、これはあらゆる反清組織をまとめた呼び方で、反清組織は、「天地会」、「三点會」、「三合會」、「致公堂」、「紅幇」などなど、多数存在していました。
で、その「洪門(こうもん)」の由来が、「漢」という文字から、「中」と「土」を取り除くと「洪」になる、つまり漢人の土地であった中原を失ったという意味からきています。
この「洪門(こうもん)」が、孫文の革命の手助けをしていました。
ということで、長くなりましたので、本日はここまでとさせて頂きますが、最後にもう少しだけ書かせて頂きますと、その「洪門」の組織の一つが、現在の私たちの日本にも存在しています。
法人番号 : 6010405014943
商号又は名称 : 一般社団法人 洪門天地會青蓮堂日本總會(ホンメンテンチカイセイレンドウニホンソウカイ)
本店又は主たる事務所の所在地 : 東京都港区南青山2丁目2番15号Win・Aoyamaビル-UCF917
☆国税庁 法人番号公表サイト
登記されている住所は、いわゆるバーチャル・オフィスで、中身は空っぽのダミーになっています。
☆一般社団法人 洪門天地會青蓮堂日本總會
一番分かりやすいのが、こちら(↓)の動画でしょうか(笑)
そういえば、最近も。。。
☆【フリーメイソン】高須院長「泥棒諸君は何故恐がらなかったんだろ。知らなかったからかな?」
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆パヨクが大好きwww 「フリーメイソン陰謀論」
いまのフリーメイソンは18世紀のイギリス発祥で、イギリス社会へと浸透していったユダヤ教徒(いわゆるユダヤ人)との関係も密接ですが、こういった歴史的な背景を知っておくと、より一層さまざまな事象が理解できると思います。
続きは次回に♥
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