2019-05-13 (Mon)

本日のキーワード : パワハラ
パワーハラスメント(和製英語: power harassment)とは、社会的な地位の強い者(政治家、会社社長、上司、役員、大学教授など)による、「自らの権力(パワーハラスメント)や立場を利用した嫌がらせ」のことである。略称はパワハラ。
本日の書物 : 『暴力が支配する一触即発の世界経済』 猫組長 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 米中貿易戦争のギアは突如上がった。中間選挙後の18年12月1日に、【アメリカ当局の要請】によって、カナダで中国の大手通信機器メーカー、【ファーウェイの副会長兼CFO(最高財務責任者)、孟晩舟(もうばんしゅう)が逮捕】されたのだ。…

☆米国は対中関税引き上げへ、中国が約束を撤回
逮捕の数時間前には、ブエノスアイレスで【トランプ氏と習近平氏との間で米中首脳会談】が行われ、対中製品への追加関税を90日留保することが決まった。このことで、「米中貿易戦争は一時停戦」と見る向きが多かったが、私はそうした見解に今日まで否定的だ。

☆沈黙の中国メディア、トランプ氏ツイート伝えず-SNSも投稿削除
当時の会談で【トランプ氏が習氏に要求】したのは、強制的技術移転、知的財産権の保護、非関税障壁、サイバー攻撃、サービス・農業の5分野の構造的改革だ。両国間は5分野について交渉し、合意に達しない場合、アメリカは追加関税の引き上げを実行する。
民間企業でさえ5つの分野を「今すぐ改める」と決断することは難しいのだから、いくら【中国】とはいえ、大国の【意思決定をたった90日で行えるはずがない】。【「90日留保」】は【アメリカ側が到底達成不可能な要求を中国に突き付ける“パワハラ”】という見方が正しいだろう。

☆トランプ氏、関税ツイート前に中国の姿勢後退の報告受けた
その上で、【孟晩舟の逮捕】が【アメリカの対中戦略の一環】であることも疑いようがない。カナダ当局が逮捕したことが、その根拠の1つだ。

この前日の11月30日、同じブエノスアイレスで【アメリカとカナダ、メキシコ】は、【NAFTA(北米自由貿易協定)】を改定した【新協定「アメリカ・メキシコ・カナダ協定」(USMCA)】に調印している。

元々カナダは、中国とのFTA(自由貿易協定)締結を模索していたため、USMCAの締結に難色を示していた。というのも、【USMCAは「非市場経済の国」とFTAを締結することを事実上禁止している】からだ。
【「非市場経済の国」】が【中国を指している】ことは言うまでもない。

アメリカ商務長官、ウィルバー・ロス氏はこの条項を【「ポイズンピル」(毒薬条項)】と呼んでいる。ポイズンビルとは、M&Aの敵対的買収に対する防衛措置だ。既存の株主に新株予約権を与えたり、従業員に一定の価格で自社株を購入できる権利「ストックオプション」を与えて買収を防ぐ条項である。

ウィルバー・ルイス・ロス・ジュニア
つまり、【「メキシコとカナダは中国に身を売らない限り、アメリカが利益を与える」という条項】で、【「毒薬条項」】は【ロスチャイルドに従事したM&Aのプロである、ロス氏らしい表現】だと言えるだろう。

ここから考えれば、【アメリカ自身も中国とFTAを結ぶ気はないということ】になる。また、【USMCA】は【今後アメリカとのFTA条約のひな型になる】とされていて、締結を予定している【イギリスも日本も、中国とのFTA締結が不可能になったということ】を意味する。』

つくられた“束の間”の平穏
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、著者の特殊な経歴から、現在の世界情勢について、独特の切り口で解説がなされている良書で、同じ物事を色々な角度から見ることができる、ということを改めて感じさせられる書物になります。

さて、10連休が明けて、膠着状況にあるかのように思われていた世界の情勢に、新しい動きが続々とで見られるようになりましたが、これは、もちろん、私たちの日本において、平穏かつ円滑に「御譲位」と「御即位」が執り行われるために、「つくられた“束の間”の平穏」であったのではないかと当ブログでは考えているのですが、

☆Statement from the President Regarding the Enthronement of His Majesty the Emperor Naruhito


まずは、アメリカ国民すべてを代表しているトランプ大統領に、日本人の一人として心から感謝させて頂きます。

で、何事も無事に執り行われましたので、いよいよ動き始めたわけです。

ですので、私たちの日本も、ここからは全力で「新しい世界の枠組み」を東アジアの平和と安定のために構築していかなければなりません💗

そこで、東アジアの平和と安定を損ねている国家の一つである「中華人民共和国」を、まるでアメリカとも互角に戦えるというような「幻想」を垂れ流す日本のメディアの「嘘」から解き放たれるために、次の書物を参考して、ほんの少し前の「偉大なる漢民族」の実態を確認してみたいと思います。

『 長野朗(ながのあきら)…戦前を代表する秀れたシナ通、中国通で…GHQに焚書された本は18冊もあり…没収された本の多い著者としては3番目にランクされる人物です。…1975年までご存命でしたから、戦後も中国共産党に関する本を出しておられます。…洞察力も鋭いし、シナという国に愛情を持ちつつも知的に冷徹にこの民族の本性を見抜いています。しかも、扱う事象の幅が広い。』

『 1911年の辛亥革命(しんがいかくめい)によって三百年続いた清朝が倒れると、翌1912年に中華民国(現在の台湾)が生まれました。元首に当たる「臨時大総統」には孫文が就任しましたが、彼は国内統一を図るため、清朝の武力を握っていた北洋軍閥(軍閥とは武装暴力団)のボスである袁世凱に「臨時大総統」の座を譲ります。革命勢力の力では国家統一はとても無理だったからです。ところが、袁世凱はトップの座に就くと、孫文らの「打倒清朝、回復中華、樹立民国、地権平等」というスローガンを裏切り、専制政治をはじめます。そして翌13年に、自ら正式に「大総統」に就任して、さらには「皇帝」になるために帝政復活まで宣言したのです。』

これは、いまの習近平と瓜二つですね💗

『辛亥革命は袁世凱に乗っ取られてしまったといっていいでしょう。しかし、袁世凱もまた最終的に…1916年になくなっています。それを機に勃発したのが【南北の戦い】でした。支那大陸南部を基盤とする【孫文の中国国民党】と、北京一帯を地盤とする【北洋軍閥】との内乱です。』

支那や朝鮮半島の歴史の、お馴染みのパターンで「南北の争い」ですね💗
「南征北伐」という四字熟語がありますが、「南伐北征」という使い方はされません。これは、「南」は「征服される側」で、「北」は「討伐される側」と考えれば、支那や朝鮮半島の歴史を理解する手助けになると思います。
さて、それでは、実際のところ、どのような争いだったのでしょうか?

『(「中国国民党vs北洋軍閥」その戦いの様子)
租界(外国人居住安全区域)からは側面から両軍が見えるので、日本の居留民は皆戦争見物をやったものである。その戦いたるや至極呑気なもので、朝もゆっくり起きて飯を食って九時か十時頃から始める。昼頃になると止めて双方共に昼食、昼休み、二時か三時頃から叉ぽつぽつ始めるが、日が暮れると止めて後に退(さが)って寝る。叉翌日始める。夜襲等と不徳義なことはしない。極めて紳士的である。鉄砲は撃つが勿論あたらない。数日の激戦で双方の死傷たった三人といふ所だが、無茶に撃つから見物人の方に飛んできて、日本租界では日本人の豆腐屋のお神さん(奥さん)が流れ弾にあたって死んだ。かうした戦いは革命軍の南京城攻撃の時にも行はれた。日本人の顧問が付いていて、南京城壁近くまで攻めつけて日が暮れる。もう一息だから明日は陥(おと)せると思って(日本人の軍事顧問が)翌日行ってみると、(革命軍兵士たちは)夜のうちに最初の位置に引き返して寝ている。そこで翌日叉攻め立ててもう一息といふ所まで来て日が暮れる。喧(やかま)しく言ひつけて帰って翌日行ってみると叉元の所に帰っている。こんな事が何日か続いて、日本人の方で愛想が尽きて勝手にしろと放り出していると、そこは支那流で何時の間にか南京は陥落した。』

『 武漢の戦ひには種々の話があるが、これも其の一つである。漢口側に革命軍の大砲が据えてあって、揚子江上を監視していると、敵の軍艦(北洋軍閥)が一隻、対岸に近く遡ってくる。そこでその進路に当たる所に弾丸をぽつんぽつんと落としていると、その軍艦も呑気なもので、進路も変へず弾丸の落ちている方向に進んで来て、丁度船と弾丸がぶっつかって、軍艦は沈んだ。同じやうな話はいくらでもある。日本人が革命軍の中に入っていて、大砲の狙ひをつけてやる。すると第一発はあたるが、相手はそれで逃げるが、そんなことはお構ひなしに(相手の居なくなった)同じ所を撃っている。鉄砲でも敵が見えなくならうが同じやうに撃っている。かうした融通の利かないのは北方人が酷い。
支那人の領土観も著しく日本人と異っている。日本人は寸地といえども捨てないから、川中島見たやうな猫の額のやうな狭い土地を十何年も争ふことになるが、支那人は自分の領土の一部を一時外国に預ける位は何とも思っていない。外人によって立派なものにして貰って後で返して貰はう位に思っている。そこで今度の事変(支那事変)でも、最も富有な部分を捨て、奥地に逃げ込んで長期抗戦を叫んでいる。』

続きは次回に♥
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