2019-05-02 (Thu)

本日のキーワード : 共産主義、社会主義、独裁政治
独裁者(どくさいしゃ)とは、絶対的権力を行使する支配者。独裁者により支配される体制を独裁制と呼ぶ。

本日の書物 : 『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』 石平、矢板明夫 ビジネス社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私と矢板明夫さんの対談本の前半は、自分たちが育った中国での生活の回顧である。物心ついてから少年時代、そして青春時代へ。
私の少年時代は【毛沢東晩年の文化大革命期】とほぼ重なり、矢板さんの少年時代の一部も【文革期の最中】であった。私たちの人生に大きな影響を与えた【文革期を一言でいえば】、それは間違いなく、【「中国の近代史上もっとも暗黒な時代」】である。

毛沢東
文革期の10年間、およそ【1億人単位の国民】が何らかのかたちで【政治的迫害】を受け、そのうち、【数千万人】におよばんとする人々は【殺されたり自殺に追いこまれたりして命を失った】。【文化】と【文明】が【破壊】され、【経済】は【崩壊寸前】の状況となって、【国民全体が極貧生活】を強いられた。…

しかしこんなことを言えば嘘のように聞こえるかもしれないが、摩訶不思議なことに、【実際に暗黒時代に生きた当時の私たち】からすれば、それは決して暗黒な時代でも何でもなく、【むしろ光に満ちているような、明るくて幸せな時代だった】のだ。

まさに本書のタイトルにあるように、私たちは【この地獄のような国を、「世界で一番幸せな国」だと本気で信じていた】のである。

地獄のどん底にいるのに、【どうしてそれが幸せな天国だと思えたのか】。

【いまの日本人には絶対理解できない】だろうが、その【理由はじつは簡単】だ。

【外部世界の情報が完全に遮断】されているなかで、【学校の先生】から【ラジオ局の解説員】まですべての大人たちは、毎日のように私たちに向かってこう諭(さと)した。
「偉大なる祖国の中国は世界で一番幸せな国ですよ。君たちは一番幸せな時代、一番幸せな国に生まれているよ」
【教科書】や【新聞】も同様である。



☆朝日新聞、日本人1人が死亡したスリランカ同時多発テロ事件を『爆発事故』と報道(※NHK・読売・毎日・産経『爆破テロ』)~ネットの反応「テロリスト側視点」「朝日の報道の仕方で犯人がどっち寄りなのかすぐ分かるのは便利」

人民政府はあらゆる刊行物を日々投じては私たちの意識に刷(す)り込んでいった。いつしかその世界観が自分自身の心のなかですっかり真理であるかのように定着していた。【真っ赤な嘘】であるはずなのに、私たちはそれを【真実として疑わなくなってしまった】のである。


こうして見ると、【全体主義】のなかで行われる【洗脳工作】がいかに恐ろしいものであるかが、よくわかるであろう。…

☆【動画あり】神戸三宮のバス事故現場で朝日新聞のカメラマンが現場を妨害 「通行の邪魔になる」警備の注意を聞かずに脚立を置いて撮影を継続~ネットの反応「朝日新聞のモラルw」「こういう人達って取材のためなら何やってもいいって思ってるよね」
しかし、よく考えてみればわかることだが、【それは何も中国のような全体主義国家のなかにおいてのみ起こりうるような現象ではない】。私と矢板さんが現在生きている【この日本という民主主義社会においても、それと似たような現象が現に起きている】のである。…

☆【池袋暴走事故】朝日新聞「運転していた飯塚幸三さんは、旧通産省の元工業技術院長で、クボタの副社長も務めていた」~ネットの反応「人殺しに『さん』付けとかw」「飯塚さんメンバー」「クボタに天下った官僚の上級国民様なのね」
つまり、私と矢板さんが幼少の時代において体験した【中国共産党の恐ろしい洗脳】は、実はこの民主主義社会の【日本においてもかたちを変えて日常的に行われている】のである。

☆『朝日新聞はアンポンタン』 橋下徹氏『国の安全保障問題なのに辺野古県民投票は民意、大阪都構想は知事も市長も勝ったのに民意ではないという』~ネットの反応「これは橋下さん正論だわ」「編集されない生放送はいいね」
したがって、私たちが【本書において語った多くの事実】は、【現在の日本人にとってもたんなる別世界の「お伽噺(とぎばなし)」ではない】。この日本においてもじゅうぶん起こりうることであり、【現に起こっている】ことなのである。』

「社会主義者」や「共産主義者」には「独裁に対する欲望」があります
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、実際に毛沢東の文化大革命という暗黒の時代を、現地、支那で体験された著者らによる対談本で、その貴重な体験を通して知り得た知見を活かし、現在の私たち日本人への警鐘を鳴らす良書になります。

さて、私たちの日本においても、いまだに「共産主義」や「社会主義」といったおバカな思想にかぶれる学者やメディア関係者、はたまた自称「市民」という活動家連中が、ほんの少し存在していますが、その様な連中が望んでいることは、自分自身が絶対的な支配者側の人間になりたい、という「独裁に対する欲望」になります。サル山のボス猿になりたい、ボス猿の一番の子分になりたい、というような本能のままの、非常に動物的な考え方を持っていることになります。自分さえよければ・・・という連中ですね💗

☆夏の参院選 国民民主党は略称を「民主党」 立憲民主党は「りっけん」~ネットの反応「どっちも入れないから教えてくれなくて結構です」「民主党と書きたい奴はもう日本には少ないだろ」

☆【読売世論調査】政党支持率 日本維新の会、公明党を上回り立憲民主党に並ぶ
『 「権力は腐敗する」のだそうです。「絶対的権力は、絶対的に腐敗する」のだと。
名文句を簡単に調べられる「ウィキクウォート(Wikiquote)」によれば、この言葉(Power tends to corrupt and absolute power corrupts absolutely.)の「発明者」は、英国の歴史家でアクトン卿(男爵)なる人物。福澤諭吉より1年早い1834年に生まれ、福澤が死んだ1年後の1902年に死んでいます。日本はもとより英国でも、普通選挙さえ未然の時代の人でした。
100年以上経って、民主主義政治の透明度やチェック機構の力が格段に上がった今でもまだ使われているということは、名言の名言たるゆえんですが、実は中身が融通無碍(ゆうずうむげ)、いかようにも自由な解釈を許すので、生き延びたとも言えそうです。
「絶対的権力が絶対的に腐敗」した、真に壮大な実例を、私たちは中国を見て、その大躍進期や文化大革命期の様子で知っています。大躍進のときは、まったくの人災として、数千万人の餓死者が出ています。驚くべき規模、もちろん人類歴史上最悪です。
近代においては、そもそもあらゆる人間の人事を一元的に管理する仕組みは、ソ連共産党とともに生まれ、中国と北朝鮮に伝わりました。
共産党とは、国中の人事を扱って、生殺与奪を握った巨大人事部です。それこそが絶対的権力をつくり、かつ、それぞれの国で、密告、裏切り、賄賂、暗殺といったおぞましいまでの権力の濫用と腐敗を生んだわけです。しかも、完全に過去のものになったと言うこともできません。
私は、スターリンのソ連、毛沢東の中国のような絶対的権力などそれこそ絶対的に生じようのない現代日本でアクトン卿のこの言葉を用いたがる人たちは、インテリを装って利口そうに見えるからつい使ってみたい人か--その場合、中学2年生並みの稚気(ちき)に満ちた人物だということになりますが--、あるいは奮(ふる)ったことのない権力なるものを一度は手中にし、他人を操ってみたい人ではないかと想像するのです。
腐敗する一歩手前の、いちばんおいしい段階で、分厚い肉を味わってみたいとばかり、権力なるものに憧れを抱いている、そういう類の人たちこそが、右の警句を発したがるのではあるまいか。本当にそんな人に権力を握らせてしまったなら、何をするか知れたものではありません。一度も権力にあずかったことのない勢力に、やすやすと政権を渡すことに慎重でなくてはならない理由は、ここに由来します。』
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆「権力は腐敗する」のだそうです(笑) ~ 腐敗することは、すべて「悪」なのでしょうか?

で、そんな「独裁に対する欲望」を持った人間が、どれほど危険であるのかという典型例として、毛沢東率いる共産党がやったことを確認しておきましょう。

『 中国共産党は1921年に成立して以来、農村部で勢力を拡大していった。1920年代後半から1930年代にかけて、中国南部の一部の農村地域で「土地革命」を行い、農民を組織化して「革命根拠地」を作った。
この「土地革命」については、中国共産党の歴史認識では、地主から土地を取り上げて農民たちに平等に分配したということになっている。土地を分け与えることで、広く農民からの支持を得たというわけだ。
しかし、「土地革命」の真実はまったく違う。実際には、共産党ゲリラ軍が村々のならず者たちと結託し、その土地の地主たちに対して無法な略奪と虐殺を行っただけであった。
具体的には、紅軍(中国共産党軍)は「革命根拠地」を拡大するに際し、「一村一焼一殺、外加全没収」という行動方針を掲げた。「一つの村では、一人の地主を殺し、一軒の家を焼き払い、加えて財産を全部没収する」という意味だ。
紅軍の元高級幹部は、のちに「一村一焼一殺」について以下のように書き記している。少し長いが引用しよう。
「 われわれは未明のうちに村に近づき、まず村全体を包囲し、夜が明けるのを待つ。朝になると、事前に味方につけていた村の地痞(ディピー/村の外れ者、ならず者)を案内人に使って、その村の地痞たち全員を呼びつけて集合させる。彼らから村の地主の詳細な情報を得て、彼らにこれから取るべき行動の手順を教えてやる。
家族がみな揃って朝食をとる時間を見計らって、われわれは行動を開始する。まず地痞たちと一緒に地主の家に乱入し、家族全員を一カ所に監禁してから、すぐさま家全体の捜索を行う。
金銀の塊、地契(土地の所有証書)、現金の3つがまず確保の対象となる。それらが見つからない場合、家の主を別室に連れ出し、訊問して、所在を聞き出すのである。吐かないときには当然、厳しい拷問をする。それでも口を閉じている場合、『吐かなければお前の家族を殺すぞ』と脅しをかける。それでたいてい、目当てのものはすべて手に入る。金銀の塊と現金は、われわれ紅軍のものとなる。それ以外の家財道具は、協力してくれた地痞たちにくれてやるのがしきたりである。
地主の家屋だけは、われわれ紅軍もどこへ持っていくこともできない。分けて配分することもできないため、燃やしてしまう。
あとは土地の処分である。村人全員を村の中心の広場に集めて、地主の家から持ち出した地契をすべて燃やしてしまう。それから、土地は全部お前たちにただでやるから、あとはわれわれ紅軍にしっかりと地租(年貢)を納めるようにいう。棚からぼた餅の村人たちは、歓声を上げて大喜びするのがいつもの光景である。その際、もしわれわれ紅軍に兵員補給の必要があれば、土地を配分する代わりに、村民たちに壮丁(健康な若い男子)を兵隊に出すよう要求する場合もある。
最後に、盛大な祭りが残されている。監禁している地主を広場に引きずり出して、村人に裁判を開かせる。その際、事前の言い合わせにしたがって、地痞たちの何人かが前に出て、涙を流してこの地主の平素の罪状をひとつひとつ憤りを込めて告訴する。大半はおそらくでまかせの作り話だろうが、主催者のわれわれ紅軍は当然、真偽を問いただすような余計な真似はしない。罪名と罪状が備わればそれで良いのである。
そして、いよいよ『その時』がやってくる。
われわれの司会者は大声を出して、
『このような罪深い土豪劣紳(「土地の豪族」「卑劣な紳士」=地主の蔑称)をどうしたら良いか』
と村民に訊く。地痞たちはいっせいに拳を挙げて、
『殺すのだ! 殺すのだ! 殺して下さい!』
と全身の力を掘り絞って叫ぶ。司会者はここでもう一度大声で言う。
『それではもう一度皆に訊く。こいつは殺すべきか』
一瞬の沈黙のあと、今度はわれわれ紅軍兵士と例の地痞たち、そしてその場にいる村人全員がいっせいに拳を挙げて、
『殺せ! 殺せ!』
と絶叫する。
それで地主の運命は決まる。隊長の命令で、兵士1人が前に出て、即座に処刑を行う。遠くからは射撃しない。万が一外れたら、貴重な弾薬の浪費になるからだ。処刑方法は決まって、地主を地面に跪かせライフル銃の銃口を上から斜めに頭に突きつけて、1発で片付ける。パンという銃声がすると、地主の頭の半分が目の前で吹き飛ばされ、白い脳みそと赤い血が混ざり合って広場一面に散らばる。これで一件落着。1日の任務が終了するのである。もちろん以後、この村がわが紅区(赤い地域=共産党の根拠地)の一部となり、地痞たちもそのまま村の幹部となるのは、いうまでもないことである」(龔楚『私と紅軍』より)
つまり、「土地革命」とは「ならず者土地革命」だったことにほかならない。昔から村で村八分にされていたような「ならず者」たちを動員し、村で一番まともな人間であるはずの地主を殺す。
後になって、このような略奪と虐殺の歴史は完全に隠蔽された。「ならず者土地革命」は、中国共産党が農民を「解放」した「正義の革命」として美化されていったのである。』
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆土地革命と中国共産党 ~ 「一村一焼一殺、外加全没収」

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