2019-05-01 (Wed)

本日のキーワード : 山川草木悉皆成仏
山川草木悉皆成仏 (さんせんそうもくしっかいじょうぶつ) : 眼に見えないすべてのものを含め、この世に存在するすべてのものが、私たちを本来の姿に立ち返らせようとして、間断なく働き変えているという意味。存在するすべての原始物質は、同じであり、すべてに仏性が宿るという考え方。

本日の書物 : 『風の中のマリア』 百田尚樹 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 いまは【スズメバチ】は完全に【悪役】になった。…ハエやカと同じで、【ハチも「いないほうがいい」】のである。
じつは【そんな風に思っている人たち】にこそ、【この本を読んでもらえたら】、と心から思う。

オオスズメバチ
【オオスズメバチ】という生きものが、この【日本に、人類がやってくる以前から住んでいて、なんとも興味深い生き方をしている】。この作品を読めば、それがきちんとわかるようになっているのである。
【マリア】は【擬人化されている】。「考えたり」、「つもりになったり」する。だからこの作品は【「文学」】ということになるのだが、中に載せられている図を見てもわかるとおり、【科学の本】といってもいいくらい、【ハチの生活】を事実に忠実になぞっている。…

「悲しみの聖母マリア」 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ
【虫】は【「意識していないはず」】だと書いた。でも本当にそうだろうか。

最近では、【虫も寝る】ことがわかってきた。小さいけれども、【虫にも脳がある】。起きているときと、寝ているときで、脳の状態がはっきり違う。それがわかってきたのである。ということは、起きているときには【「意識みたいな活動」がある】に違いない。

じつは【科学】は【意識の謎を解明していない】。意識とはなにか。科学にはその定義ができないのである。【でもその意識こそが、「科学をやっている」】ではないか。

だから【「意識がやっている科学」に、科学的根拠はない】。…ハチに意識があるかどうか、それを調べる「科学的」方法はない。著者はオオスズメバチに意識を持たせたが、それが「間違っている」という「科学的根拠」はじつはない。…そもそも相手にしている【「意識」という対象が、「科学的に」つまり客観的に定義できないんだから、当然なのである】。…

【近代生物学】は【ルネッサンス以来の欧米の社会思想の影響を受けて成立】している。そこでは【「個」を強く立てる】。【そこに欠けているもの】はなにか。生きとし生けるものは、すべて【つながり】あっている。さらに世界のことごとくはたがいに【つながり】あってしまう。そうした考え方であろう。【山川草木悉有仏性(さんせんそうもくしっかいじょうぶつ)】、【縁起】といってもいい。

【田んぼ】は【将来のあなた】を【含んでいる】。なぜって、そこに稲が生え、米がなり、それをあなたが食べて、あなたの身体ができるからである。同様にして、魚を食べれば、海があなたになる。【すべてはつながっている】じゃないですか。…
だから、【オオスズメバチ】だって、【どこかであなたとつながっているかも】しれない。いや、【つながっているに違いない】のである。』

「すべて繋がっている」のか「てんでばらばら」なのか
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、あのベストセラー作家の小説で、オオスズメバチが主人公の物語で、読んでいるうちに、知らず知らず、不思議なハチの世界が理解できるようになります。数々のベストセラーを生み出している著者の凄さは、それぞれの著作物の切り口が、まったく異なっている点で、それを存分に味わうことができる良書となります。

いよいよ、私たち日本の新しい時代が始まりました💗 まずは、心から祝福いたしましょう。

昨年の昭和天皇の誕生日に、我が家の仲間入りを果たした柴犬も大喜びしています💗

さて、今回は本書のあとがきからご紹介させて頂いておりますが、そこでは「西洋思想」の限界と、「東洋思想」の可能性について触れられています。
ちなみに、この場合の「東洋」には、「漢人(支那人)」や「朝鮮人」は含めません。そもそも、彼らは、北方の遊牧騎馬民族らの支配を受けた「雑種」に過ぎませんし、「儒教思想」であって「仏教思想」ではありません。
「漢人(支那人)」や「朝鮮人」に染み付いた性質は、どちらかというと、「自分だけ」、つまり「個」を重視する「西欧思想」に類似していて、そこに「儒教」の悪影響が混じり込んで形成されたものです。

で、「西洋思想」と「東洋思想」の違いについては、これまでにも何度か書かせて頂いておりますが、まるで動物の如く、本能のまま、自分勝手に生きるのが「西洋思想」であり、「漢人(支那人)」や「朝鮮人」に染み付いた性質でもあるのですが、それらを遥かに超越した素晴らしい思想である「東洋思想」を、まさに具現化しているのが私たち日本人になります。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆日本民族と「平等性智」

もし、本当に心からそう思うことが出来なくても、それは、単に一時的に忘れてしまっているだけで、御自身の身体に深く染み付いているはずですので、日本各地、全国津々浦々にある名所を訪ね歩くうちに、自然と思い出されることでしょう。悠久の歴史ある私たち日本人は、生きとし生けるもの、過去も未来もすべてと「繋がっている」のですから。






続きは次回に♥
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