2019-04-28 (Sun)

本日のキーワード : 片山潜、メキシコ共産党、アメリカ共産党
片山 潜(かたやま せん、1859年12月26日(安政6年12月3日) - 1933年(昭和8年)11月5日)は、日本の労働運動家・社会主義者・マルクス主義者・思想家・社会事業家・テロリスト。
本日の書物 : 『残念すぎる 朝鮮1300年史』 宮脇淳子、倉山満 祥伝社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『倉山 : いまだに【コミンテルン】が健在なんじゃないでしょうか、本当に。


ちなみに、『世界史の中の近代日韓関係』(長田彰文 慶應義塾大学出版会 2013年)で一つだけ良かった点は、【太平洋問題調査会(IPR)】、【コミンテルンの前衛組織】に言及していることです。

これは【YMCA(キリスト教青年会)】を通じた新渡戸稲造も関わっている、最後の日米友好団体なんですが、【最後はコミンテルンに乗っ取られてしまう】。当然そういったエスタブリッシュメントがいるところから入っていくんですね。

新渡戸稲造のことは、みんな主流の人と思っていますが、実は当時のエスタブリッシュメントの中では反主流の人なんです。どちらかというと後藤新平系で、主流派の中の非主流と言ったらいいかな。
【プロテスタント】が布教と称して入ってきて、【キリスト教自体がコミンテルンの隠れ蓑】でした。コミンテルンは宗教を否定しているくせに、キリスト教徒を装って入ってきて、【個人レベルで砕氷船のテーゼをやる】。

そして、とにかく【「朝鮮は独自の民族だ、日本から独立すべきだ」という浸透工作】を地道にやっています。この頃の大日本帝国にそんな工作をしても効かないのですが、いざこうなってしまうと、結局、今では彼らの地道な工作が実ったということになる。
宮脇 : 当時の【アメリカ経由の工作】は【活発】です。中国初めてのナショナリズム運動といわれる1919年の【五・四運動】、北京大学の学生が動員されたあの事件以前には中国にナショナリズムはありませんでしたが、3月に【コミンテルン】ができて、5月4日に五・四運動が起こっています。このとき【モスクワのコミンテルンにはお金がない】ので、【アメリカの労働組合からお金が出ている】んです。

倉山 : 【アメリカ共産党】は【レーニンに資金援助】をしています。【世界で最初にできたのがメキシコ共産党】で、【メキシコ共産党がアメリカ共産党をつくった】。つまり【アメリカ共産党は世界で二番目にできた強い共産党】です。メキシコやアメリカでは革命が成功しなかったので、【1917年にレーニンがドイツへ送り込まれた】時に、【そこに一点集中した】んです。
宮脇 : そして、日本の中国に対する「二十一カ条要求」への反対というのが【五・四運動】のテーマですが、【これも資金はアメリカのお金】でした。』

学校の教科書に「コミンテルン」が「書かれていない」のは何故?
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在、その活躍が最も期待されている『昭和12年学会』の主要メンバーである著者ら(→昭和12年学会HP)によって、対談形式で解き明かされる「朝鮮史」について書かれた書物で、学校の教科書には「書かれていない史実」や、日本史学界の唱える通説(=珍説)の誤りを分かりやすく丁寧に解説して下さっている良書となります。笑いながら読めちゃう書物になりますが、その中身は非常に内容が濃いものとなっておりますので、ぜひ、皆さまも御一読されてみて下さい。

さて、本文中に「太平洋問題調査会(IPR)」という「コミンテルンの前衛組織」について触れられていましたが、元朝日新聞の尾崎秀実(おざきほつみ)に代表されるように、『コミンテルンによる資金援助で支えられていた太平洋問題調査会(IPR)の主要メンバーと、「朝日新聞」の関係には根深いものがあったことは周知の事実』です。

尾崎秀実

詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆「朝飯会」と「朝日新聞」 ~ 尾崎秀実、牛場友彦、風見章
☆日本を「敗戦から革命へ」と導く水先案内人たち

で、現在のオーウェン・ラティモアなんかが中心的スタッフとして居たのも事実で、その周りにも怪しげな人物がたくさん存在していました(笑)
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆日本国憲法をつくったのは誰? ~ アメリカの社会主義

また、「YMCA(キリスト教青年会)」についても触れられていましたが、「反日組織」でした💗

『 1938年7月にニューヨークで…反日組織が結成された。日本の中国侵略に加担しないアメリカ委員会という名称のグループである。なお、アメリカ連邦政府職員のうち約350名がソ連のスパイないし秘密工作員として働いていたこと、当時アメリカには約5万人以上の共産党員がおり、多くの者が何らかの形でソ連のために働いていたことがヴェノナ文書で紹介されている。…反日アメリカ委員会の背後に中国国民党中央宣伝部がいたのである。…この委員会は結成と同時に「日本の戦争犯罪に加担するアメリカ」というブックレットを6万部刷り、「日中戦争の原因は、軍国主義国家日本の侵略政策にあり、その日本軍に燃料や軍需品の大半を供給しているのはアメリカだ。残虐な日本軍の中国侵略を止めるため、アメリカ政府は対日禁輸に踏み切るべきだ。」と訴えた…つづいて、1937年8月1日には、「戦争犯罪」と題したパンフレット2万2千部を連邦議会上下両院の全議員、全米各地の大学、キリスト教団体、婦人団体、経済団体、国際関係の諸団体、労働組合などに配布した…
一方、YMCA(キリスト教青年会)も反日アメリカ委員会に絡んでいたこと、YMCAと蒋介石中国国民党政権とが背後で深くつながっていることも判明している。実は反日アメリカ委員会はYMCA北米同盟の支持を得て出来た組織である。このようにしてアメリカのキリスト教団体は、中国の統一に指導力を発揮している蒋介石を「中国のジョージ・ワシントン」、「キリスト教の保護者」と称えて熱烈に支持した。』
詳しくはこちらをご参照💗
↓

で、そこから芋ずる式に、次々と「反日」連中が明らかとなるのですが、以前にも書かせて頂いておりますので、ここでは省略させて頂きます。

詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆ユダヤ人が支那から奪い取ったもの

詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆客家とキリスト教とユダヤ人

昨日のところで、第一次世界大戦の結果、大国とされていた国が滅ぼされるのですが、それは敗戦陣営側だけではなく、戦勝陣営側にも存在していました、と書かせて頂きましたが、

1914年時点で2つの陣営に分けられたヨーロッパ。緑は三国協商、茶色は三国同盟。
それが、上の地図で示している敗戦陣営の「ドイツ帝国」と「オーストリア=ハンガリー帝国」と、戦勝陣営の「ロシア帝国」でした。
で、その「ロシア帝国」も「ドイツ帝国」も、“1度目の革命”が敗戦を引き起こし、さらに直後に“2度目の革命”が起きていたわけですが、この“2度目の革命”が非常に重要になります。

「コミンテルン」の前身には、まず、カール・ハインリヒ・マルクス(1883年没)の時代に創られた社会主義者の集まりである「第1インターナショナル(国際労働者協会)」(1864年~1876年)がありますが、彼らは反政府運動をやっている(現代的な日本の感覚で言えば「極左」)と同時に、「各国の民族運動を推進」(現代的な日本の感覚で言えば「極右」)しています。
分かりやすい例で申し上げますと、現在、「琉球民族」だとか「アイヌ民族」だとか、「かつて一度も存在したことがない“民族”」を捏造して、「独立だ~!」ってアホなことを言っている連中が、ソレになります。

国際労働者協会発足集会、1864年9月28日
続いて、1889年にマルクス主義者らが集まって、「第二インターナショナル(国際社会主義者大会)」(1889年~1914年)が創られますが、加盟する連中が、第一次世界大戦においてそれぞれ自国政府を支持したために瓦解します。
そして、1919年に、「共産主義インターナショナル」、いわゆる「コミンテルン(第三インターナショナル)」が、ボルシェビキ(ロシア共産党)のレーニンの呼びかけで創られることになります。このレーニンの「コミンテルン」が、支那(「五・四運動」など)や朝鮮(「三・一運動」など)において「民族運動」を煽り(=「極右」の活動)ながら、「反政府活動」(=「極左」の活動)を同時に行うことで攪乱していくようになります。

20世紀初頭の世界は、非常に物騒な事件が頻発していて、社会主義者らによるテロリズムが横行していた時期でもありました。米大統領マッキンリー暗殺事件(1901年)やポルトガル王カルロス1世暗殺事件(1908年)などが挙げられますが、ところで、私たちの日本では、どういうことがあったのでしょうか?

もちろん、「社会主義者・共産主義者の危険性」や「コミンテルン」について学校の教科書には「書かれていない」ため、史実であっても教えられることもないと思われるのですが、私たちの日本においても、危険極まりない社会主義者らが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)していた時期で、例えば、幸徳秋水(こうとくしゅうすい)らの社会主義者連中が「明治天皇の暗殺」を計画していました。それが、「大逆事件」である「幸徳事件」(1910年)です。

幸徳秋水
その幸徳秋水と共に、片山潜(かたやません)、安部磯雄(あべいそお)、木下尚江(きのしたなおえ)、河上清(かわかみきよし)、西川光二郎(にしかわこうじろう)らによって、1901年に日本初の社会主義政党である「社会民主党」が結成されます。

ご参考までに、安部磯雄は早稲田大学野球部創設者で「日本野球の父」とも呼ばれる、クリスチャンの社会主義者でした。

安部磯雄
木下尚江も、クリスチャンの社会主義者でした。

木下尚江
河上清は、ジャーナリストとしての活動をしていたのですが、カール・マルクスに因(ちな)む「キヨシ・カール・カワカミ(K.K.カワカミ)」のペンネームを用いていたクリスチャンの社会主義者でした。

左から安部磯雄、河上清、幸徳秋水、木下尚江、片山潜、西川光二郎(1901年)
まあ、そのような雑魚は放っておいても良いと思われるのですが、ここで重要なのは、上の写真(社会主義政党である「社会民主党」発起人)の右から2人目に写っているのが、レーニンやスターリンに匹敵する極悪人とされている片山潜(かたやません)であって、本文中に書かれていた「レーニンに資金援助」をしていた「アメリカ共産党」、そして、その「アメリカ共産党」をつくった「メキシコ共産党」、その“2つの共産党”の両方の結成にも関与していた、ということが近年の研究によって明らかになりつつあります。

片山潜
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