2019-04-07 (Sun)

宝生如来(蓮華院多宝塔の五智如来)
本日のキーワード : 平等性智(びょうどうしょうち)、自他弁別本能
五智如来(ごちにょらい)は、五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智)を5体の如来にあてはめたもの。金剛界五仏のことである。 作例としては、東寺(教王護国寺)講堂、京都・安祥寺の像が著名である。
宝生如来(ほうしょうにょらい)は、仏教における信仰対象である如来の一尊。
密教における金剛界五仏の一で、金剛界曼荼羅では大日如来の南方(画面では大日如来の向かって左方)に位置する。唯識思想における仏の悟りの境地のひとつ「平等性智」(びょうどうしょうち)を具現化したものである。これは、全ての存在には絶対の価値があるということを示す。 印相は、左手は腹前で衣を掴み、右手は手の平を前に向けて下げる「与願印」(よがんいん)を結ぶ。
日本における宝生如来の彫像は、五仏(五智如来)の一として造像されたものが大部分であり、宝生如来単独の造像や信仰はまれである。

宝生如来
本日の書物 : 『日本の国という水槽の水の入れ替え方―憂国の随想集』 岡潔 成甲書房
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 あなた方は【自然】はあるとしか思えない。【肉体】もあるとしか思えない。しかし【この二つの存在感は同じですか】。

【同じではない】でしょう。

前者は冴(さ)え渡っているし、後者はどろどろと濁(にご)ってあるでしょう。【この違いが直ちにわかるようになってほしい】。

本体は、前者は【平等性智】(びょうどうしょうち)、後者は【自他弁別本能】である。うっかりしていると間違えるが、実は雲泥万里の違いなのである。
【平等性智は光】、【自他弁別本能は闇】である。

西の子の歴史についていえば、ギリシャ時代四百年は昼、ローマ時代二千年は夜、文芸復興から第一次大戦までが昼、それからがまた夜と思う。だいたい二十時間が夜、四時間が昼という緯度のところにいるらしい。放任すれば闇の世はまだ二千年近く続くと思うほかはない。前には水素爆弾などというものがなかったからよかったが、今度はとうてい放任できない。
かようにして【人類】はついに、【光と闇とが死の戦いを戦うべき秋(とき)が来た】のである。
光は実在であるが闇は光がないということにすぎない、などといういい方は、本当は本当であるが、この際全く通じない。そんなことをすると、人類の向上図はどんなものになるかご想像がつきますか。
【光と闇との区別がよくわかる】ように、例を一つずつ挙げる。
【応神天皇】の末の息子の【「莵道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)】は、長兄である後の【仁徳天皇】に御代を譲るために【さっさと自殺】しておしまいになった。あなた方は、生きていたら天皇にならなければならないという理由で自殺できそうに思いますか。なんという【崇高さ】、【これが真の人というもの】である。

莵道稚郎子(『前賢故実』より)
いま一人は【隣国の、たぶん、世に歴史あって以来の毛沢東】である。これはいま実演中である。【非常に大きな泥人形】という気がしませんか。

毛沢東
【前者の本体が平等性智】、【後者の本体が自他弁別本能】である。』

日本国憲法第13条は「小我」そのもの
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、日本を代表する天才数学者である著者による書物で、これまでにも何冊がご紹介をさせて頂いておりますが、明治時代の途中から様相の変化が現れ、大東亜戦争の敗戦、さらには屈辱的な占領期を経て、いわゆる戦後から現代に至る私たち日本の問題点を正しく指摘されている良書であり、その一方で、それら諸問題について一向に改善されていないという現実を知ることや、これからの私たち日本人が何をしなければならないのかを学ぶことが、本書を通じて可能となります。

さて、昨日も書かせて頂きました、仁徳天皇の弟である莵道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)のお話が書かれていましたが、中学校の歴史教科書で半分ほどのシェアを持っている東京書籍の歴史教科書には、やっぱり「書かれていない」んです💗

なぜ、私たちの日本の歴史をキチンと教えないのでしょうか?

新しい元号が『令和』に定まって、

それに対して、圧倒的多くの日本国民が支持しているにもかかわらず、

☆「令和」日本の古典から引用されたことについて「評価する」88% 元号の制度「続ける方がよい」82% ~ネットの反応「違和感無し、当然の結果だろうな」「令和や元号にあれこれ文句を言うマスゴミや識者モドキは世間の感覚から外れているということを猛省すべきという事か」
その一方で、何故か、「ネガティブ・シンキング」に陥ってしまわれる方々が極少数いらっしゃるようですが、

☆【新元号】モーニングショー「令はふさわしくない」と「令和」批判 「漢和辞典でも命令」「逮捕令状」「巧言令色」「梅は中国の花」~ネットの反応「『令和』って名前の人もいるのに酷い言いようやなw」
その手の方々に限って、「令」という単なる記号に過ぎない「漢字」に、固定的なイメージを持たれていることが、今回の件で非常に良く分かったのではないかと思います。

以前にも書かせて頂いておりますが、支那にある現代の中華人民共和国においても、
「漢字は読むものではなく見るもの」
であって、
「しゃべっている言葉と書いてある文字とが別の言語」
になっています。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆漢字は単なる記号だった!! 「+・-・×・÷・=」と同じモノ
☆中華人民共和国は、「話し言葉」と「書き言葉」が別の言語になっている!!

で、私たち日本人は、その記号に過ぎない「漢字」に、私たち日本人の話し言葉を当てて用い、そこから更に、独自の文字である「ひらがな」や「カタカナ」を発明したわけですが、
例えば、次のような数式があったと致しまして、

この時、「y」や「=」、あるいは「a」や「x」や「+」、そして「b」を、どんな風に発音をするのかは、世界全体で考えればバラバラであったりします。
さらに、「=」の使われ方に関しましても、その前提条件が変化することで、異なった用いられ方をするのですが、それと同じく、「令」という記号である漢字も、異なった読み方、異なった用いられ方があるのですが、そういった常識を欠いたまま、御自身の無知無能ぶりを曝け出して下さっている「ピエロ」がパヨクと呼ばれる連中に多数見られました💗

☆新元号『令和』全否定のテレ朝「モーニングショー」に批判続々 「結局、政権批判がしたいだけ」のコメンテーター~ネットの反応「仮に枝野が政権トップでこの元号だったら大絶賛してたんだろ」

ところで、さきほどの本文中に、「平等性智」(びょうどうしょうち)と「自他弁別本能」という、あまり馴染みのない言葉が出てきていましたが、ここで少し補足をさせて頂きます。
まず、毛沢東や現代の習近平や金正恩などの典型例に見られるのが、後者の「自他弁別本能」で、これは、一言で言うと「自我」です。

「自分の体」・「自分の感情」・「自分の意欲」といったものを「自分」であると思い込んでいる、そのことを仏教では「小我」と言いますが、これも「自他弁別本能」と同じです。そして、仏教での修業は、この「小我」の迷いから離れて、「本当の自分」である「真我」を悟るために行われます。

その「小我」や「自他弁別本能」の典型的な事例が、現在の仮の憲法である「日本国憲法 第13条」にも見ることができます。
≪日本国憲法第十三条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。≫
つまり、一人ひとり、個人個人は、あくまでも他人とは違った別個の存在である、という思い込みこそが「小我」であり「自他弁別本能」の本質になります。いわゆるパヨクの連中は、これの虜(とりこ)になっています。

では、「真我」はどうなのかと申しますと、「自分」と思っているものは「自分」であり、「他人」と思っているものは「非自非他」であり、「自然」と思っているものも「非自非他」であると、著者は述べられているのですが、自他の区別がなされない、のであって、それが「平等性智」(びょうどうしょうち)の本質になります。

と、ここまでのご説明では、それがどうした?というお言葉も聞こえてきそうな気が致しますが、以前にも書かせて頂いているのですが、「ギリシャ論理学」と「インド論理学」が激突した昔話が御座いまして、そこで「インド論理学」が圧勝するのですが、その理由が、『空(くう)あるいは空観(くうがん)という論理』にあります。このお話は、もう少し深堀をさせて頂きたいと思いますので、次回以降に書かせて頂きたいと思います。なぜならば、実は、現代の最先端の西洋由来である学問が、漸(ようや)く、「仏教」の「空(くう)」・「空観(くうがん)」に追いついてきた状況にあるからです💗
詳しくはこちらをご参照💗
↓
「小我」に囚われているのが左翼リベラルです

本日の課題 : 「角度」を発明せよ!
それでは、ここからは昨日の続きである「微分積分学」を自ら発明する、という無謀なチャレンジの続きに入りたいと思います。
「微分積分学」のエッセンスは、何度も繰り返しますが、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。

さて、昨日のところで、正方形(面積を「S」)に内接する円(面積を「C」)が、正方形の面積のどのくらいを占めているのか(小さな正方形の面積「s」の「x」倍と仮定)、ということを考えると、


となり、また、円の直径を「d」として、円周「D」が直径「d」の何倍になるのか(直径「d」の「X」倍)、ということを考えると、


となり、アレコレと考えていたところ、そもそもは「面積」の問題と、「長さ」の問題を別々に考えていたはずなのですが、「x」と「X」は同じだという結論が得られました。
で、この「x」と「X」の正体こそが暗記させられるだけで、それが何であるのかがサッパリ分かっていない方々が多い、

小学校の算数に登場する「π(パイ)」になり、
円の面積は、

であり、円周は(直径「d」は半径「r」の2倍)、

となることが分かりました。ただし、「π(パイ)」そのものについては、未だに何も分かってはおりません(´;ω;`)ウッ…
ただし、これらの式とそっくりな同じパターンのものを、すでに知ってはいます。

というような「べき」をもった函数(関数)を微分する(導関数を求める)場合、その「べき」が「負のべき」であっても、「分数」のべきであっても、もともとの「べき」を前に持っていって、「べき」から「1」を引いて「べき」を一つ落とすだけだというのは理解しています(→日経新聞には書いていない、あの「張りぼて国家」の実態)。
ですから、さきほどの2つの式は、

同じパターンになっていますので、円の面積を微分する(導関数を求める)と、円周になる、ということを示していることになります。

で、その「π(パイ)」の正体を突き止めたいのですが、いまはその方法が検討もつきませんので、しばらく忘れておくことにして、

いま、私たちは、何処だか分からない海の上にいると想像してみましょう。
そして、その海の上を3日間、次のように、最初は東へ進み、次に北東へ進み、さらに東北東へと進んだとします。

この「方角」と「距離」という情報は、これまでに直線の「傾き」を考えてきたことと同じで、「水平方向」と「垂直方向」の情報に表現を変えることができます。

そこで、この3日間の航海のスタート地点から現在位置までを長さ「ℓ」の直線(オレンジ)で結び、その直線が、どれくらい水平方向で、また、どれくらい垂直方向なのかを知りたい場合(迷子にならないためにですが)、どのようにすれば良いのでしょうか?

さきほど、円周は(「r」は半径)、

とありましたが、ということは円そのものの大きさには無関係に、半径「r」の「2π」分あれば円の周りを一周できるということになりますので、これを「方角」に応用します。別の表現で置き換えれば、「角度(angle)」になります。
例えば、「後ろ向け~、後ろ!」という号令と共に、クルッと後ろ向きになる、つまり半回転は「2π」の半分の「π」になり、あるいは「左向け~、左!」であれば、4分の1回転で「2分のπ」になるということです。
そして、さらに「水平方向(h)」と「垂直方向(v)」を決めておいて、長さ「ℓ」の線分が、正の水平軸から「反時計回り」に「角度(α)」を成しているとし、

どれくらい水平方向で、また、どれくらい垂直方向であるのかを、それぞれ次のように表現することにします(勝手に決めました!)。

しかし、まだ、それがどういったものなのか良く分かっていませんので、次回以降、もう少し考えてみたいと思います。

続きは次回に♥
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