2019-04-06 (Sat)

本日のキーワード : 菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、π(パイ)
菟道稚郎子(うじのわきいらつこ/うぢのわきいらつこ、生年不詳 - 壬申年)は、記紀等に伝わる古代日本の皇族。
第15代応神天皇皇子(『日本書紀』では皇太子)で、第16代仁徳天皇の異母弟。
本日の書物 : 『物語日本史(上)』 平泉澄 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)陣中でおかくれになった後、

仲哀天皇
皇子御生誕になり、やがて即位せられて、【応神天皇】(おうじんてんのう)とおなりになるのでありますが、

応神帝御影(『集古十種』より)
その御成人まで十数年の間は御母后(おんははきさき)が摂政(せっしょう)せられました。…この母后を【神功皇后】(じんぐうこうごう)と申し上げ、【日本書紀では天皇御歴代と同じように、一巻を立ててお扱い申し上げた】のでありました。

「日本史略図会 第十五代神功皇后」 月岡芳年筆
さてすでに【半島に出兵】し、【新羅(しらぎ)を討ち】、【百済(くだら)を救い】、【平壌(へいじょう)まで進んで満洲の勢力と雌雄を決せられた】のでありますから、国威は隆々とあがったこと、いうまでもありませんが、

平壌(へいじょう)の位置

鴨緑江(おうりょっこう)
ひとり武力が充実し、武威が輝いたばかりでなく、この戦いの結果として、【朝鮮半島及びシナ大陸との交通】が頻繁となり、【海外からの移民】も多くなり、同時に先方の【文化の輸入】が盛んになり、それによって【我が国の農工業は、急速に開発】せられました。…

重大なのは、この時、【文字が伝わり、学問が入って来た】ことです。

【百済】から【献上の馬】を引いてきた【阿直岐(アチキ)】は、古典を読む力をもっていたので、皇太子【菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)】は、この人を師として学ばれました。

莵道稚郎子(『前賢故実』より)
応神天皇から
「汝(なんじ)以上の学者があるか」
との御尋ねにあずかって、阿直岐は
「王仁(ワニ)という者がござります、これはすぐれた学者でござります」
とお答え申し上げたので、使いを百済につかわして、王仁を招かれました。…皇太子はこれについて研究せられました。…
皇太子菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が学問を研究せられた結果、やがて重大な事跡が二つ出てきます。

その一つは、【高句麗】から来た外交文書に、【無礼な文字がつかわれている】のを、太子が御覧になって、【使者を叱りつけて、その文書を破り棄てられた】こと。

今一つは、菟道稚郎子、学問もあり、御聡明でありましたので、【応神天皇は非常に御寵愛になり、兄を越えて太子と定め、御位(みくらい)を譲られる御考え】でありました。

ところが父帝(ちちみかど)おかくれの後、【菟道稚郎子】(うじのわきいらつこ)は【御兄(おんあに)に御即位を勧められ】、御自分は【弟であるから、兄をさしおいて位に即(つ)くべきではないと主張】せられました。【御兄】は御兄で、父帝の御意志は御弟にあったのだから、【御弟が後を継がれるのがよいと主張】せられ、【お互いに辞退】せられて、【皇位は三年の間、空白】でありました。そのころ漁夫(あま)が鮮魚を天皇に献上したいと思って、御弟の宇治の御殿へ持参しますと、
「自分は天皇ではないのだ」
と仰せられて、難波(なにわ)を指示せられました。
「それでは」
と、御兄の難波の御殿へ持っていくと、
「違う、宇治へ行け」
と仰せられる。往ったり還ったりしているうちに、魚は腐ってしまって、漁夫は泣いたとあります。【菟道稚郎子】(うじのわきいらつこ)は、三年も経って、問題の解決しないのを嘆かれ、【「自分さえいなければ」とお考えになって、自殺せられました】。

【御兄は深く悲しまれました】が、仕方なく、ついに【天皇の御位に即(つ)かれました】。【仁徳天皇】(にんとくてんのう)と申し上げるのが、この天皇であります。』

東京書籍の教科書にある「渡来人」の本当の意味
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、優れた歴史学者でありながら、占領期に、GHQから公職追放された著者によって描かれた、私たち日本の素晴らしい「国史」について書かれた良書で、東京書籍に代表される中学校歴史教科書と比べてみると、私たち日本人が何を教えられていないのかが、ありありと分かる良書になります。

さて、本文中に書かれていたお話について、東京書籍の歴史教科書ではどのように表現をしているのかと申しますと、


と、まるで、「フーテンの寅」こと車寅次郎の如く、自由気まま、勝手気ままに、何の問題もなく海を渡って行き来できた流浪民である「渡来人」なる連中が、「やりたい放題」の状況で、それを私たちの日本の朝廷が黙って傍観して受け入れた、かのような書きぶりなのですが、このような非現実的な架空のお話を中学校の教科書に記述されていても、何の問題もないのでしょうか?
その誤解の原因は「渡来人」なる不自然な用語に由来していて、「渡来人」ではなく「帰化人」と正しく表現すべきであるということは、先日も書かせて頂きました通りです(→偉大な日本国に「帰化」させてもらった漢の皇帝の末裔たち ~ 正方形に内接する円の面積)。
で、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)が学んだのが、阿直岐(アチキ)になるのですが、『古事記』では、応神天皇に百済王照古王が馬1つがいと『論語』『千字文』を献上したと記述があり、その献上品を運んできた人物で、その後、私たちの日本に「帰化」(※当時の帰化の意味に注意いたしましょう!)します。

「東錦昼夜競 仁徳天皇」楊洲周延画 (1886年)
で、第16代・仁徳天皇の弟である菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)は、本文中のお話の中で「宇治」という言葉が登場していたことからも分かるように、名前の「菟道(うじ)」は、現在の京都府宇治市の「宇治」と同じであり、そこに宮を築いたとされています。
また、本文中に書かれていました「高句麗から来た外交文書に、無礼な文字がつかわれている」というのは、『日本書紀』において、次のような記述が残されています。
≪ 廿八年秋九月、高麗王遣使朝貢、因以上表。其表曰「高麗王、教日本國也。」時太子菟道稚郎子讀其表、怒之責高麗之使、以表狀無禮、則破其表。 ≫ (『日本書紀』応神天皇二十八年九月条)
つまり、「高麗王、日本国に教ふ」と書かれているのに気付いて破り捨てた、ということです。要するに、高句麗という国は、子供じみた未発達な国であったということも、ここから明らかになります。

本日の課題 : シツコイ「おバカなパヨク」みたいな邪魔者は、数学的に、とっとと消去せよ!
それでは、ここからは昨日の続きである「微分積分学」を自ら発明する、という無謀なチャレンジの続きに入りたいと思います。
「微分積分学」のエッセンスは、何度も繰り返しますが、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。

昨日までのところで、私たちが普段、日常的な感覚で、自然に理解できるところから始めて、次のような正方形に内接する円の面積が、正方形の面積のどのくらいを占めているのか、ということを考えて、

大きな正方形の面積を「S」とし、小さな正方形の面積を「s」とし、円の面積を「C」とし、円の面積「C」が、小さな正方形の面積「s」の「x」倍であると仮定致しますと、

となり、また、円の直径を「d」として、円周「D」が直径「d」の何倍になるのか、ということを考えて、

円周「D」が直径「d」の「X」倍であるして、

となるところまでは分かったのですが、「x」や「X」が一体何であるのかがサッパリ分からず、イライラしていたのですが、発想を変えて、円を2つ考えてみて、

内側の円の半径は「r」で、外側の円の半径はほんの少し(「t」)だけ長い「r+t」とし、また、内側の円の面積を「C(r)」、外側の円の面積を「C(r+t)」とし、このとき、2つの円に挟まれた部分の面積(→「A」とします)は、

となるはずだと考え、さらに、2つの円に挟まれた部分の面積(「A」)は、それらの円を、ある任意の場所で切断し、引き伸ばした長方形の面積として考えることができる(「t」はとてもとても小さな数だと想像して。。。)はずだと考えました。

すると、不思議なことに、面積(「A」)のことを考えているのに、円周の「D」が登場しました。

そこで、この2つの問題には何らかの関係があると推測し、まず、細長い長方形の面積が、

であって、式の中の「D」は、

だったわけですから、

となり、一方で、2つの円に挟まれた部分の面積は、

で、この2つは同じことを異なった表現で表していることになので、

となり、円の直径「d」と円の半径「r」との関係は、

ですので、さきほどの式に代入致しますと、

となります。さて、ここから、どのように考えれば良いのでしょうか、というのが昨日までのお話でした。

それでは、参ります!

両辺にある「t」が鬱陶(うっとう)しいので、両辺を「t」で割って(=「t分の1」を掛けて)みます。


すると、次のようになります。

ここで、未だに残ったままの鬱陶(うっとう)しい「t」が存在していることが分かります。

日本の「おバカなパヨク」と同じで、シツコイんです💗

では、どうすれば良いのかと言いますと、そもそも日本の「おバカなパヨク」と同じで、「無視しても良い存在」と言えます(※「t」はとてもとても小さな数だと想像してください)ので、とっとと消去します(笑)
すると・・・

このように、非常にスッキリとします💗
あとは、両辺にある「2r」を相殺すれば良いだけですので、

ということになり、「x」と「X」は同じだということになります。
実は、この「x」と「X」の正体こそが暗記させられるだけで、それが何であるのかがサッパリ分かっていない方々が多い、

小学校の算数に登場する「π(パイ)」になります。

もちろん、当ブログでも、「π(パイ)」というものがサッパリ分かっていない状態で、この後も書かせて頂きますが、事前に知っておくと、理解を促すことにもなりますので書かせて頂いた次第でございます。大切なのは、「暗記」ではなく、「その考え方を知っておく」ことであって、それが最速・最短の近道だと考えているからです。
続きは次回に♥
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