2019-03-22 (Fri)

本日のキーワード : 限界効用
限界効用理論(げんかいこうようりろん、英: marginal utility theory)とは、限界効用概念を軸にして形成された経済学上の理論。1870年代にウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ、カール・メンガー、レオン・ワルラスによって学問体系として樹立した。従来の労働価値説に基づく可算的な商品価値を前提とした経済学から、功利主義に基づく序数的(相対的)な価値・効用に拡張することで、ミクロ経済学や金融論に革命をもたらした。
さまざまな財を消費ないし保有することから得られる効用を考え、ある財をもう1単位だけよけいに消費ないし保有することにより可能になる効用の増加を「限界効用(英: marginal utility)」と呼ぶ。
本日の書物 : 『日本国民に告ぐ 誇りなき国家は滅亡する』 小室直樹 ワック
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 マルクスの科学的経済理論の根本は【労働価値説】である。これに異議を唱える人はいないであろう。もっとも、マルキストに労働価値説を棄(す)ててしまえと忠告する人は、いるにはいる(例、ジョーン・ロビンスン女史)。が、この忠告に限って、マルキスト、特に日本のマルキストは、とうてい受け入れられまい。

ジョーン・ロビンソン
【マルクスの労働価値説】。これは当初から批判が絶えなかった。初期の批判のエッセンスは、【「マルクスの説明は結局、循環論になってしまう」】というにあった。【「循環論では説明になっていない」】――当時はこう思われていた。この理由によって労働価値説は価値論として退けられ、【経済学の王座を限界学派に譲った】のであった。

【リカード】はすでに、労働価値説は迂回生産がある経済では成立しないことに気づいていた。リカードであれば、【労働価値説を棄てても差し支えはない】。資本主義の分析のための一つの模型(モデル)を提示すれば済むからである。

デヴィッド・リカード
しかし【マルクス】は、これでは【困る】。【労働価値説】を基礎にして【搾取論】を導き、【産業予備軍説】から【労働者貧困論】。すすんで、【個別資本と全体資本の矛盾論】。行き着く果ては【資本主義没落論】を展開しなければならないからである。

マルクスの肖像画(北朝鮮・平壌・外国貿易省)
そのためには、どうしても【基礎理論としての労働価値説に成立してもらわないことには、どうしようもない】。マルクスは苦心惨憺(くしんさんたん)した。



☆<#東日本大震災から8年>立憲民主党・枝野代表、雨が降る中自分だけ雨ガッパを着て黙祷~ネットの反応「さすがフルアーマーやで」「別にいいけど、これが安倍首相だったらどう報道されてただろうな…とは思う」
しかし、【日本のマルキスト】で、マルクスの苦心、苦衷(くちゅう)を【理解するものはいなかった】。いや、【理解するにもしようがなかった】。【学力が低すぎて、マルクスを理解したくても理解できなかった】のではないか。

それが何よりの証拠には、かの【ヒルファーディンクVSベーム・バベルク論争】すら、日本に紹介されなかったではないか。

オイゲン・フォン・ベーム=バヴェルク
これを【日本に紹介したのは非マルキスト(あるいは反マルキスト)として知られる高田保馬(たかたやすま)教授】であった。


☆高田保馬博士顕彰会HP
労働価値説が循環論だから悪いというのだから、【マルキストが緊急になさねばならない仕事は二つ】あった。一つは、循環論にならないように「労働価値説」を【再構築】すること。もう一つは、【労働価値説抜きのマルクス理論】を作ること(ジョーン・ロビンスンの忠告)。これらのいずれも、【日本のマルキスト】は、【やろうとはしなかった】。
それもそのはず。【日本のマルキスト】は、【マルクス理論を少しも理解していなかった】から、【マルクス理論の核心がどこにあるのか、気づきようもなかった】のであった。

マルクスの労働価値説を矛盾のない模型(モデル)として構築したのは、【近代経済学者】の【森嶋通夫(もりしまみちお)教授】であった。

森嶋通夫
このように、【日本のマルキスト】は【マルキシズムの教義と理論を理解してはいない】。だから、【転向したくてもできない】。いや、【転向したつもりが転向になっていない】のである。もし、教義と理論を理解していれば転向ができる。【背教】も【棄教】もできる。転向とは何か。すなわち、【教義と理論を否定することが、転向】である。【棄教】である。

しかし、【教義も理論も理解していない】。いや、【知らない】。それどころか関心すらない人さえ多い(マルクスの労働価値説とは何か、再生産図式とは何か、と問われて、咄嗟(とっさ)に正確に答えられるマルキストが何人いるか)というのでは、【棄教のしようもあるまい】。

【本当はマルキストではなかった】のだから、【転向も棄教もしようがない】。

【マルキシズムを信仰も理解もしていない】のだが、【マルキシズム的素振り・身振りをしている】うちに、【何となしにマルキストになった気分】になった。【その行動様式、気分が板に付いた】にすぎない。

だから、かえって厄介なのである。』

隠れマルクス主義者の見分け方
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、京都大学理学部数学科を卒業後、大阪大学大学院経済学研究科ならびに、東京大学大学院法学政治学研究科を修了し、その後アメリカに留学、ミシガン大学でスーツ博士に計量経済学を、マサチューセッツ工科大学大学院でサムエルソン博士(1970年ノーベル賞)とソロー博士(1987年ノーベル賞)に理論経済学を、また、ハーバード大学大学院ではアロー博士(1972年ノーベル賞)とクープマンス博士(1975年ノーベル賞)に理論経済学を、スキナー博士に心理学を、パースンズ博士に社会学を、ホマンズ博士に社会心理学を学んだ経歴をお持ちの著者により、2005年に刊行された書物で、私たちの日本に存在する「諸悪の根源」である「左翼リベラル」、「パヨク」の正体を、緻密な論理展開で解き明かして下さる良書となります。本書をご覧頂くことで、現在に見られる様々な問題のほとんどが、「左翼リベラル」、「パヨク」によって引き起こされてきたことが、よく理解できるようになります。そして、それらは、平成の始まりと共に表面化したものであって、間もなく、その平成の終わりとともに、駆逐されつつある「左翼リベラル」、「パヨク」の運命を予感させることだと思います。

さて、本文を御覧頂いたところで、非常に重要な点にお気付きになられたのではないかと思いますが、それを一言で表現させて頂くと、このようになります。


その具体的な事例を、最近のもので挙げるとすれば、これ(↓)なんかは如何でしょうか?

☆立憲民主党・川内博史「鉄1トン1万円ですよ。オスプレイは15トン、つまりオスプレイは実質15万円なのになぜ200億で買うのか」~ネットの反応「その理屈ですべての二次産業に話付けてこい」「政治家のアホ発言は数あれど、なかなか上位に来るぞこれ」

☆立憲民主党・川内博史が釈明 「私のオスプレイ15万円発言が話題になっていますが、あれは国民の皆さんへの問題提起です」→炎上w~ネットの反応「本当は、オスプレイ不要論だったはずが、批判されたら、いえいえこれはただの問題提起ですよ、ってw 見透かされてますよ」


この川内博史(かわうちひろし)なるモノは、「外道の政治」を標榜する立憲民主党で、常任幹事会議長、財務金融部会長などをやっているそうですが、三流大学(? もっと下かもw)と言われて久しい早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業しただけに過ぎない「単なる学士」でしかなく、本当に経済学を学んではいないと推測される御仁になります。

川内博史
彼は、ハッキリと次のような趣旨の発言をしています。
「オスプレイ1機=15トン」で、「鉄1トン=1万円」として、「人手がかかる(→付加価値)=α円」だから、「オスプレイ1機の価格=10,000円×15トン +α円」とならなければならない、と。
この時点で、ヴィルヘルム・ロッシャーで有名な「迂回生産(うかいせいさん)」を御理解なされていないことが明らかになっています。
「迂回生産(うかいせいさん)とは経済学用語の一つ。
消費財を生産する場合に、まずは道具や機械などの生産財を生産し、その生産財を用いて消費財を生産するという方法。この場合では初期費用や消費財の生産までに多くの時間を費やすことになるが、最終的に多くの利益が上げられるために迂回生産が行われている。ヴィルヘルム・ロッシャーが漁師の例を用いて、漁を行う場合に素手で魚を採るよりも、資本を投じて船や網などの生産財を用いた方が多くの魚を採れると説いた事が有名。」 (Wikipediaより抜粋)

ヴィルヘルム・ゲオルク・フリードリヒ・ロッシャー
この論法で言うならば、そもそも「鉄1トン=1万円」というところも見直さなければならなくなるのですが、本人は相当の「おバカ」らしく、気が付いていないようですね💗
で、「人手がかかる(→付加価値)=α円」ところを、殊更(ことさら)に強調していらっしゃいますので、アタマの中にある経済学は、「古典派経済学」なんだと思います。つまり、その古典派経済学の考え方である「労働価値説」を継承した「マルクスの理論」が垣間見えるわけです。
「マルクスの理論」は、「経済学」において、何か全く新しい、それこそ「革命」的なことを発見し提唱していたわけではなく、非常に「凡庸(ぼんよう)」であり、数々の「稚拙(ちせつ)」な誤りを内包するモノでしかありませんでした。
そもそもが「等価交換」の考え方によるものですし、「使用価値」ではなく「労働価値」に依拠していましたし。
で、そんな「マルクスの理論」を粉々に粉砕してしまったのが、「財の価値は効用(消費者の満足度)によって決まる」という、まったく新しい、まさに「革命」的な考え方である「限界効用(Marginal utility)」です。経済学において、「限界革命」と称される新しい発見でした。ここに、「旧来の経済学」と、「数学」=「微分積分学」が結び付けられることになります。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆「マルクスの理論」を知らない&理解できないのが「パヨク」

☆いま、世界中から孤立している、あの「4カ国」

本日の課題 : Δ(デルタ)と「d」の使い方を理解せよ
それでは、ここからは、昨日の続き、「微分積分学」のお話に入ってみたいと思います。「微分積分学」のエッセンスは、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。
本日は少し振り返って、まず、私たちが日常的な感覚で理解できる真っ直ぐな(つまり直線の)坂道の「傾き」は、「水平(horizontal)方向」を「H」、「垂直(vertical)方向」を「V」としますと、次のように考えることができます(→実は「アカの他人」でしかない「ユダヤ第十三支族」 ~ 「יהוה(ヤハウェ)」とは無関係な人々)。

ここで、水平あるいは垂直に、ほんのチョコっとの変化があった場合、

その「差(difference)」または「距離(distance)」を、教科書などでは「Δ(デルタ)」という記号を用いています。

そして今、その考え方を曲線にも応用して、「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる、と考えて、曲線M上の点xの傾きについて試行錯誤しているところになります。

で、これからは、さきほどの「Δ(デルタ)」あるいは「d」という記号や文字を使って、これまでにやって来た表記と併せて使用してまいります。

さて、次のような函数(関数)があるとします。「m」「n」は整数になります。

この函数(関数)は、つまるところ次のような単純な形で表現することができます。

ここから何をしようとしているのかと申しますと、

を微分(導関数を求める)したいと思います。そこで、次のような函数(関数)を用意します。

これも別の表現で表すことができます。

そして、ここから微分しようとしているのですが・・・


そこで、さきほどの関係から( )内を大文字の「X」として置き換えてみますと、

次のようになりますので、

ここから微分する(導関数を求める)と、もともとの「べき」を前に持っていって、「べき」から「1」を引いて「べき」を一つ落とすだけなので、

となります。
さて、これで正しいのでしょうか?

実は、間違っています。本来の問題は、小文字の「x」を変数とした時のP(x)の導関数を求めるもの(→これは解き方がわかっていません)でしたが、いま行ったことは、大文字の「X」を変数とした時のP(x)の導関数を求めるもの(→一部を置き換えただけで解けるようになりました)となっているからです。
ここに解き方のヒントがあります。またしても、「数学を騙す」わけです。

続きは次回に♥
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