2019-03-14 (Thu)

本日のキーワード : 掛け算の順番
かけ算の順序問題(かけざんのじゅんじょもんだい)は、かけ算によって解が得られる算数の文章題において、特定の順序で書かれた式のみを正解とするべきであるという数学的に間違った主張と、どの順序で書かれた式でも正解とするべきであるという数学的に正しい主張の対立である。日本では、1972年に朝日新聞で報道されて以来、数学者らにたびたび取り上げられた。

☆「千葉・八街市立実住小学校 吉川由美子さん 2×8ならタコ2本足」花まる先生 朝日新聞
本日の書物 : 『2時間でわかる政治経済のルール』 倉山満 講談社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日本銀行法(日銀法)という【変な法律】があります。

元々はそれほどおかしな法律ではなかったのですが、【1997(平成九)年に改正】されました。そして、第3章でもお話ししたとおり、【著しく独立性の高い機関となり、後にその欠陥性を露呈していく】ことになります。9人の政策決定委員は一度任命されると【5年間はクビにできない】、裁判官なみの身分保障がされているのです。建前は「中央銀行の独立」でした。

昔の日銀は立場が弱く、景気抑制策を採ろうとしても実力政治家が「選挙の前に何だ!そんな日銀総裁は罷免してしまえ!」と派閥総会で言い放つと、それを漏れ聞くだけで萎縮して何もできないという体たらくでした。…
とにもかくにも、ただのボス政治家の一言で経済政策が振り回されるのは異常です。その内容が正しかったとしても。そこで、そういうことがないようにという「中央銀行の独立」の建前で日銀法が改正されたのですが、【その結果が「失われた20年」と言われる惨状】です。

本来、【中央銀行の独立】とは、【手段の独立】であって、目標の独立ではありません。

どのようにするのかはともかく、【何をするのか】は【選挙で選ばれた政府に決定権がある】はずです。

たとえば「物価上昇率が2%になるまで金融緩和をする」と政府(当然、その長は総理大臣)が決めれば、やり方は日銀に任せられます。国債を買おうが、地方債を買おうが、いっそお札を刷って現金で一人一人の国民に配っても良いのです。…
ところが、【日銀は「中央銀行の独立」を最大限に悪用しました】。

象徴的なエピソードが残っています。
菅直人総理大臣の時、【白川方明(しらかわ まさあき)】日銀総裁に「景気対策について話したい」と呼び出そうとしたら、「忙しいから」と電話で15分で済まされてしまいました。

確かに菅直人は、東日本大震災での不手際を筆頭に、多くの無能を晒しました。今でも【史上最悪の総理大臣】と称する人もいます。しかし、最悪の総理大臣とはいえ、日本国民の最高権力者である総理大臣です。その問い合わせに応じない。それが許されるぐらいの法的根拠が日銀総裁にはあるのです。もはや、日本政府どころか日本国から独立した存在なのです。

ちなみに、戦前は統帥権の独立と言って、陸軍が政府の方針を無視して独走するのが日常茶飯事になっていました。その嚆矢(こうし)である有名人が、満洲事変の石原莞爾参謀です。しかし、その石原とて政府から呼び出されたら大人しく東京にやってきます。「忙しいから電話で」とはやりません。戦前はいくら統帥権の独立と言っても、【総理大臣が本気で「ちょっと来い」と言えば無視できません】。
このように、【まるで神にでもなったかのよう】に【白川】総裁は【勝手気まま】してくれました。…
今は黒田総裁が安倍首相と手に手をとってがんばっていますが、【第2第3の白川が現れないよう国民はしっかり注視しておく必要があります】。』

「桜井進」と「掛け算」
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、政治や経済に関するいろいろな知識を身に着けたいのに、日々忙しく過ごされていて、なかなか時間が限られていて・・・といった方々に非常にお薦めの良書で、たったの2時間で、政治や経済に関するツボ、つまりエッセンスを習得することができる書物となります。逆に申し上げますと、そんなことは既に理解しているという方々には、物足りないとも言えますが、そこは著者ならではの、あの独特の皮肉の利いた文章であらゆる読者を楽しませて下さるものと思います。ぜひ、新社会人の皆さんには、最低限の「常識」として、本書に書かれている内容は完全にマスターして頂くためにも、ご購読をお勧めさせて頂きます。

さて、昨日のところでも書かせて頂きましたが、いま、世界中で巻き起こされている一大ムーブメントが、、「社会主義者」・「共産主義者」の排斥運動なのですが、そのことは、良質なニュースを配信されているとして定評のある以下のブログの記事からも御理解頂けると思います(もちろん、自分たちにとって都合が悪いニュースになりますので、日本のメディアは、その内容について黙秘権を行使していますがw)。


☆【米国:必読演説】ペンス副大統領のCPAC2019での発言(全文翻訳)
繰り返しになりますが、私たちの日本で言うところの「社会主義者」・「共産主義者」は、公安の監視対象である日本共産党や過激派連中といった「共産主義者」、あるいは立憲民主党や学界・メディア業界に巣食う「左翼リベラル」(パヨク)と呼ばれる連中がそれに当たりますが、それ以外にも、「社会主義者」・「共産主義者」であると自らを認識できないでいる、「市民」と自称する謎の連中も存在しています。
で、そのような連中を十把一絡げにして表現致しますと、

となりますが、そうと断言できる理由があります。

なぜならば、「マルクスの理論」が理解できない・理解できなかったから、です(笑)
もし、「マルクスの理論」をキチンと読んで理解しようとしていたのであれば、そこに繰り広げられる論理展開に、数々の矛盾が存在していたということがハッキリと分かるはずなんです。

ところが、それが分からなかったということは、「マルクスの理論」の論理展開が間違っていることに気付いていない(=おバカ)、或いは、理論を理解さえしていない(おバカの極み)、さらには、間違っていると知っていながらも「マルクスの理論」は正しいと嘘の主張をしていた(=マルクス教の信者)、という風に分類することが可能になります。

で、「マルクスの理論」の論理展開が間違っていることに気付いていない(=おバカ)、或いは、理論を理解さえしていない(おバカの極み)といった連中が、実は、かつての学生運動(=学生という本分をわきまえることなく遊び惚ける運動)や安保闘争(社会主義国を利する運動)で、扇動され騒いでいた「マヌケな」連中になります。

そして、そんな「おバカ」の共通点が「数学ができない」ことです(笑)
ところで、最近、「数学」に関する書物が増えてきているのですが、世の中の関心が高まっているのだと感じています。ただ、そういった中にあって、こんな「数学」の本は買わない方がマシ、読まない方が良い、という出来の悪いものも、残念ながら増えてきています。1つ例を挙げておきますと、コレなんかがそうです。


著者である「桜井進」と「掛け算」という言葉で、ググって頂くと、いくつもの問題点が指摘されている「数学的に間違った思考回路」をお持ちの御仁であることが御理解頂けますよ💗
そして、それを持ち上げるのは。。。(笑)

☆第3回 日本初の数学絵本『親子で楽しむ! わくわく 数の世界の大冒険』 |AERA dot. (アエラドット)

ということで、私たち日本人は、キチンと「数学」を理解しておく必要がある、ということを肝に銘じておいてくださいませ。

本日の課題 : 「数学」を騙せ!
それでは、ここからは、昨日の続き、「微分積分学」のお話に入ってみたいと思います。「微分積分学」のエッセンスは、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。(※キチンとご理解を頂くために、わざと途中までは、昨日と同じ内容を載せておりますので、ご了承くださいませ。同時に、公式を暗記する必要はなく、考え方を理解しておくだけで良いんだということを、御自身で納得できるまで繰り返してみて下さい。)
いま、次のような異なる函数(関数)の掛け算から成る函数(関数)を想定し、

それを微分する(導関数を求める)ために、「和の導関数」を考え出したスタート地点に戻って(→世界に災いをもたらすのは。。。)、改めて考え直そうとしているところになります。
そこで、まず、振出しに戻って、

という式を解いていけば良いはずだと考え始めたのですが・・・

う~ん・・・

どうやって解けば良いのか見当もつきません!!
でも、少し眺めていると・・・
もし・・・、あくまでも、そうであったらば、ということになるのですが、

下線を引いた部分が、

というのであれば、

という感じに、とてもスッキリとするのですが。。。
そんなに都合良く、考えることができるのでしょうか?

そこで、元々の式である、

に、「あったらいいな」というパーツを「足して引く」というズルをします💗

ある数に、何かを足して、それを引く、というのは、何の変化もないということは、普通の日常的な感覚でご理解頂けると思います。そこで、取り敢えず、ここはテキトーに、次のようなものを「足して引く」ことにします(どうなるのか、さっぱり分かりませんがw)。

それを解いていきますと、


おや?

もし・・・、あくまでも、そうであったらば、ということになるのですが、下線を引いた部分が・・・
さて、もう、お気付きになられたのではないでしょうか?
「足して引く」というズルをするのに必要なパーツが何なのかということに。。。
と、ここまでが昨日までのお話になります。

それでは、先へと進んでみましょう!

下線を引いた部分が、もしも「g(x+m)」であれば・・・

となって、スッキリとした形になります。
ですので、元々の式である、

に、「あったらいいな」というパーツを「足して引く」というズルをする際に、使うべきものは、

ではなく、

ということになります。
それでは、やってみましょう!

という風に、「数学」を騙して、アレコレと考えてみますと。。。

という風になります。
おや?

問題は解決したようですね💗
だって、

さらに整理致しますと、

ということになりますので、異なる函数(関数)の掛け算から成る函数(関数)を微分する(導関数を求める)方法が判明したことになります。最後のところにある「m」は、だんだんと「ゼロ」に近づいていく、限りなく小さな数なので。。。

別の表現を致しますと、

になります。
さて、「微分積分学」を自分自身で発明するという無謀なチャレンジ(?)をやっていて、行き詰ってしまったところ、

↓


↓

↓

つまり、何だかよく分からない、見慣れない形をしたものも、これで、いよいよ、その謎を解き明かすことができそうです💗

そこで、さらに「数学」を騙してしまおう(畳み掛けるように)、というのが、次の「トリック函数(関数)」になります💗(→備忘:アメリカの憲法で定められた民主主義の原則を踏みにじった、とんでもない政治家)


続きは次回に♥
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Re: No Subject * by みっちゃん
ewkefcさん、こんにちは^^
コメント&ご訪問有難うございます!
「中央銀行の独立性が保てないとお金は子ども銀行券になってしまう可能性がある」
⇒ おや?その理由を簡潔に述べてみて下さい。その際に、「中央銀行」の存在を強力に担保しているものが何かをご説明してください。江戸時代、私たちの日本では様々な「おカネ」が流通していましたが、それまでは改鋳があったにせよ、「おカネ」というモノは、「金なり銀なり銅なり」で裏付けされていたのですが、明治時代に入り、「紙きれ」の「おカネ」の価値を担保しているのは何なのでしょうか?「紙きれ」の価値を担保しているのが「中央銀行の独立性」と言われるのでしょうかwww 腹筋が痛いです💗
「中央銀行の独立性が保てない」=「信用が保てなくなる」
⇒ その理由をキチンと論理的にご説明してみて下さいw いわゆる「法定通貨」を担保しているのは、「中央銀行」だったりするのでしょうかwww やっぱり、腹筋が痛いです💗
「経済成長が鈍化したのは需要が飽和に達した」
⇒ おや? 需要が飽和した? その証拠を列挙してみて下さい💗 正解は「需要が不足した」なんですがwww やっぱり腹筋が痛いです💗
大変面白おかしく、「まだ、こんな“文系”お馬鹿が居るのか」と考えさせられました(笑)
もうちょっと、お勉強をなされた方が良いと思いますよ💗 少なくとも、誰かに意見しようなどと考えるならば、ですけれどw
お勉強し直された上で、何年か後にコメント頂ければと、気長に待ってますね💗
コメント&ご訪問有難うございます!
「中央銀行の独立性が保てないとお金は子ども銀行券になってしまう可能性がある」
⇒ おや?その理由を簡潔に述べてみて下さい。その際に、「中央銀行」の存在を強力に担保しているものが何かをご説明してください。江戸時代、私たちの日本では様々な「おカネ」が流通していましたが、それまでは改鋳があったにせよ、「おカネ」というモノは、「金なり銀なり銅なり」で裏付けされていたのですが、明治時代に入り、「紙きれ」の「おカネ」の価値を担保しているのは何なのでしょうか?「紙きれ」の価値を担保しているのが「中央銀行の独立性」と言われるのでしょうかwww 腹筋が痛いです💗
「中央銀行の独立性が保てない」=「信用が保てなくなる」
⇒ その理由をキチンと論理的にご説明してみて下さいw いわゆる「法定通貨」を担保しているのは、「中央銀行」だったりするのでしょうかwww やっぱり、腹筋が痛いです💗
「経済成長が鈍化したのは需要が飽和に達した」
⇒ おや? 需要が飽和した? その証拠を列挙してみて下さい💗 正解は「需要が不足した」なんですがwww やっぱり腹筋が痛いです💗
大変面白おかしく、「まだ、こんな“文系”お馬鹿が居るのか」と考えさせられました(笑)
もうちょっと、お勉強をなされた方が良いと思いますよ💗 少なくとも、誰かに意見しようなどと考えるならば、ですけれどw
お勉強し直された上で、何年か後にコメント頂ければと、気長に待ってますね💗
中央銀行の独立性が保てないとお金は子ども銀行券になってしまう可能性があるわけ。つまり信用が保てなくなるのね。
経済成長が鈍化したのは需要が飽和に達したからであり、日銀法の改正は関係ないんだよ。