2019-02-22 (Fri)
本日のキーワード : 必須、数学
必須(ひっす) : 必ず要(い)ること。他の事はともかく、これだけは落としてはならないこと。
本日の書物 : 『数学的に考える』 キース・デブリン 筑摩書房
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 親愛なる読者のみなさんへ。
わたしはこの本を、以下の【二種類の読者】を念頭に置いてまとめた。①高校を卒業してこれから大学に進学し、数学か数学を使う分野を専攻したいと考えている(あるいは、専攻できる)人々。②どんな理由であれ、自分の分析的な思考力に磨きをかけたい(あるいは向上させる必要がある)と思っているすべての人々。いずれにしても、【この本はある(きわめて強力な)思考方法を身につけるためのもの】である。
この本を読んだからといって、数学のさまざまな手順が身につくわけではなく、こちらかれみなさんに数学的な手順を応用せよと求めるつもりもない。確かに【最後の章では数(初等的な数論と実解析の基礎)に焦点を当てる】が、この本で取り上げたこれら二つの分野の「伝統的な」数学の素材はごくわずかで、【数学者たち】が(この本全体を通して記述されるはずの)【分析的な思考力】を時間をかけてじっくりと展開する際に役に立った素晴らしい例を、いくつか紹介しているだけのことなのだ。
19世紀を通して、【より多くの一般市民】がこのような【分析的な思考力を必要とする】ようになっていった。なぜなら社会が民主化して「フラット」になり、一人一人の市民が事業や社会で自主的に重要な役割を演じる機会や自由が増えた(し、今も増え続けている)からだ。現在の民主社会が提供する【自身の成長や前進のチャンス】をフルに活用したい人々にとって、【優れた分析能力は未だかつてないほど重要になっている】のである。
わたしは何十年も前から、大学レベルの(純粋)数学で成功を収めるうえで不可欠な思考パターンを教えたり本にまとめたりしてきた。ところが、15年ほど前に【産業界や政府のコンサルタント】としての活動を始めると、【政界産業界の指導者】からじかに、これらの講座や本のテーマである【「数学的思考力」こそが部下の資質としてもっとも重要】なのだと聞かされるようになった。政府の研究機関のトップや企業のCEOによれば、具体的にこれこれの技能を身につけた人材がほしいということはまずもってなく、むしろ【分析的な思考に優れ、必要に応じてその都度具体的な技能を身につけられる人材が必要】なのだという。
そこでわたしは、学術界と実業界におけるこの二つのまるで異なっているようでありながら間違いなくつながっている経験を踏まえて、この新たな本を広い読者の手に届くものにしようと試みた。
ということで、ここからは、主として大学に入ろうとしている、あるいは入学したてで(純粋)数学の講座を取らなくてはならない学生のみなさんに向けた前書きに切り替えたい。これからわたしが述べることが一般読者の皆さんにとって有益だとすれば、それは、【現代の純粋数学を修得するうえで欠かせない数学的思考力】が、【まさに多くの職業や社会的な地位で成功するための必須の精神力そのもの】である、ということに尽きるが、その点についてはすでにここまでで述べてある。』
教科書に「書かれていないこと」こそ重要
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、決して難しい内容ではないのですが、小学校の「算数」や中学校・高校の「数学」で、「暗記」と「計算」という理解だけしか出来なかった方々にとっては、恐らく、面食らう感じになるような、そんな「本当の数学」の初歩について学ぶことができる良書となります。
さて、現在、『日本国紀』と東京書籍の教科書を読み比べし始めたところなのですが、今は紀元前3世紀(恐らくもっと古いと考えられます)~3世紀までの弥生時代と、それに続く6世紀中頃までの古墳時代について、それぞれどのように記述しているのかを比較しているところになります。
ここで、『日本国紀』にはキチンと「書かれている」のに、東京書籍の教科書には一言も「書かれていない」ものがありますが、それが何かお分かりでございますでしょうか?
神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと)、すなわち、初代・神武天皇に関する記述が一言も「書かれていない」んです。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆日本の王道を描いた物語
以前にも書かせて頂いていますが、地質学的観点から、神武天皇が東征された時期は、ほぼ特定でき、紀元前1000年頃から50年頃までの間、つまり弥生時代の出来事になり、イエス誕生よりも前である可能性が高いわけです。
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆長浜浩明 国民のための日本建国史 すっきり分かる日本の国のはじまりと成り立ち
弥生時代の出来事であるにもかかわらず、何故か「書かれていない」。これこそが、東京書籍の教科書の本質を示している証拠で、重要な事実であっても、自分たちのイデオロギーに反する事柄については「存在しなかったことにしてしまう」、「書かない」という、学問としての体を成していない低俗本に過ぎません。そもそも、
ですから(笑)
そして、そんな歴史学会の旧態依然とした「アカ体制」を打破すべく、誕生したのが『昭和12年学会』で、
☆昭和12年学会HP
当ブログがとても期待をしている学会なのですが、近々、このような書物(↓)もご紹介させて頂きますので、皆さまも、ぜひ御覧下さいますようお願い申し上げます。
本日の課題 : 計算するのではなく考えよ
それでは、ここからは、昨日の続き、「微分積分学」のお話に入ってみたいと思います。「微分積分学」のエッセンスは、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。
で、本日からは、
という函数(関数)、つまり、
という函数(関数)を微分する(導関数を求める)という流れになります。
繰り返しますが、この函数(関数)は、
という形をした函数(関数)が足し合わされているだけのもので、「c」は整数とは限らない定数、「k」は整数で、「0」からはじめて「n」まで、という意味になります。
これまでのところで、
を微分する(導関数を求める)と、
となるということは分かっています。しかし、今回の場合は、「c」という余計なものがくっついてしまっています。
さて、どう考えれば良いのでしょうか?
本文中にも書かれていましたが、「数学的思考力」こそが部下の資質としてもっとも重要だということの意味は、例えば、「微分積分」の公式を暗記しているし、出題されたテストの問題(=答えが導き出せるようにあらかじめ設定されている問題)なんかサクサク解ける、っていう単なる具体的にこれこれの技能を身につけた人材がほしいということではなく、これまで誰も想定したことがないような、未知の課題が目の前に出現した場合に、その困難を解決するための分析的な思考に優れ、必要に応じてその都度具体的な技能を身につけられる人材だけが必要とされている、ということになります。
ですから、この場合は、闇雲に考えるのではなく、自分たちが既に理解しているようなパターンに持ち込んでいく必要があります。
ですので、まずは、単純化して、
という形をした函数(関数)を微分する(導関数を求める)ことを考えてみましょう。
それならば、
を微分する(導関数を求める)と、
だったわけですから、「c」という余計なものがついている場合でも、
を微分する(導関数を求める)と、
ですから、
となるだけのお話ですね💗
「狐につままれる」ような感覚になられた方は、もう一度、ごゆるりと読み返して頂ければ宜しいかと存じます。計算問題ではありませんので、概念的なお話であるために少々混乱されているだけで、実は、こういった概念的なお話を推し進めていくのが「数学」の本質と言えると思いますので、御自身で納得されるまで、「考え抜く」ことが必要だと考えます。
続きは次回に♥
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読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。