2019-02-04 (Mon)

本日のキーワード : 数
数(かず、すう、英: number)とは、順序や量を表すための語(概念)、およびその記号(文字)である。
数と数字はしばしば混同され、また混同しても問題がない場合もあるが、本質的には異なる概念であり、数とは物の順序・量などを表現しているのに対して、数字のほうは、その数を表すための記号(文字)である。
本日の書物 : 『縄文時代の不思議と謎』 山田康弘 実業之日本社
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【縄文時代】にもすでに【「数」の概念は存在】していた。狩りで獲った獲物を分配したり、量を計ったり、あるいは順番をつけるなど、さまざまな場面で【縄文人たちは数を使いこなしていた】と考えられている。

その証拠のひとつとしてあげられるのが、秋田県の大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせき)から出土した【土版(どばん)】である。高さ6センチ程度の小さな土版であるが、この土版には、刺突によって1~6までの数を示す孔(あな)があけられている。

土版 表

土版 裏
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆鹿角市HP 文化財画像ギャラリー3
それだけではなく、2は小さな孔2つで、6は小さな孔3つの固まりが並ぶ形で示されており、これは1+1=2や3+3=6という【足し算の概念】を、【縄文人が理解していた】ことを表している。その逆である【引き算、さらに割り算も理解していた可能性が高い】。

ちなみに、【縄文人】は【3と5と7という数字】を【特別視していた】とされる。3本指の土偶や突起が5つある土器などが数多く発見されているのだ。

また、【縄文時代】には【35センチが長さの基準となる単位】だったという説がある。青森県の【三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)】をはじめ、【東北地方の縄文遺跡のいくつかの構造物】で、【柱と柱が、きっちり35センチの倍数の間隔で並んでいたことが判明している】のだ。この単位を【「縄文尺(じょうもんじゃく)」】という研究者もいる。

三内丸山遺跡
なぜ、35センチが基準の単位になったかについては諸説ある。ひとつは、縄文人の体の一部、たとえば肘(ひじ)から手首までの長さを単位にしたというものだ。

三内丸山遺跡の大型掘立柱建物
古代西洋では、【「キュビット」】と呼ばれる、人間の肘から中指の先までの間の長さに由来する単位が使われていた。このようなものを【「身体尺」】と呼ぶが、大型の建物を建てるなど【高度な建築技術をもった縄文人】が身体尺を使用していたとしても、まったく不思議ではないだろう。』

縄文文明と四大文明
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、これまでの考古学研究によって得られた、最新の知見をもとに、多くの画像資料とともに縄文時代の正しい捉え方について、非常に分かりやすく解説がなされている良書になります。

さて、先日のニュースで次のようなもの(↓)がありましたが、北海道と青森、岩手、秋田の3県という広範囲に及ぶ「北海道・北東北の縄文遺跡群」の中に、本文中に書かれていた遺跡が含まれています。

☆縄文遺跡群を推薦候補に 33年世界遺産登録へ文化審
詳しくはこちらをご参照💗
↓
☆北海道・北東北の縄文遺跡群HP

☆北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群
で、本書の記述を元に、約1万3500年という悠久の歴史を誇る、私たち日本人の「縄文時代」を、大きく6つに区分致しますと、次のようになります。
〇草創期(1万6500年前~1万1500年前)
〇早期(1万1500年前~7000年前)
〇前期(7000年前~5470年前)
〇中期(5470年前~4420年前)
〇後期(4420年前~3220年前)
〇晩期(3220年前~2350年前)

これだとイメージしにくいので、同じ内容をこんな感じ(↓)に図示してみます。

縄文時代のスタートをゼロとして、そこから現代に至るまでを、さきほどの区分に従って足し合わせていくイメージが掴めるのではないかと思います。
で、その縄文時代の「北海道・北東北の縄文遺跡群」と、世界史と比較してみた表が、こちら(↓)になります。

☆北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群
で、昨日もご紹介させて頂きましたように、何故か、未だに日本だけで罷(まか)り通っている、世界のナニ・コレ「珍説」である、「四大文明」という記述を、東京書籍の教科書が書き続けているのですが、

その発祥の時期を、私たち日本の縄文文明と比較してみますと、

御覧のように、一目瞭然です💗

本日の課題 : y = x2 を2次関数の曲線グラフと、正方形の面積とで考えてみよ
それでは、ここからは、先日の続き(→「大撒弊(ダーサービー)」と“市民”から揶揄される中華皇帝(笑))、「微分積分学」のお話に入ってみたいと思います。繰り返しますが、「微分積分学」のエッセンスは、
『「曲がった」ものも、どんどん拡大すると、「まっすぐ」に見えてくる』
ということになります。
先日のところで、

という函数(関数)が表していることは、2次関数の曲線の一つでもあり、正方形の面積でもある、ということを確認しました。
それを踏まえた上で、次の問題を挙げさせて頂きました。
(問) y = x2 において、xの変域が a ≦ x ≦ a + 2 であるとき yの最小値を求めなさい。

この問題が何を求めているのかを、

2次関数の曲線グラフでイメージしにくいのであれば、日常的な感覚で理解しやすい正方形でイメージすれば、どうなるでしょう?

という函数(関数)は、1辺の長さが「x」の正方形の面積「y」を意味するものであって、

その「x」が次の範囲にある場合の、面積「y」の最小値を求めていることになります。

もちろん、「a」が何なのかは、サッパリ分かりませんが(笑)
ここで、もし「x = 0」であれば、この正方形の面積はありませんので、「y = 0」となることは、誰にでも分かるのではないでしょうか?

続いて、もし「x > 0」であれば、つまり「a > 0」であれば、面積が一番小さくなるのは「x = a」の時になりますから、「y = a2」となります。
そして、最後に、もし「x < 0」であれば、というのを考えます。

いま、

という範囲に「x」があるわけですが、「a」が何なのかは知りません。
しかし、「x < 0」であるということであれば、「負の数」になることは分かります。であれば、縦の長さと横の長さが逆方向に伸びる正方形をイメージして、

面積が一番小さくなるのは「x = a + 2」の時になりますから、「y = (a + 2)2」となりますので、これを解いて、「y = a2 + 4a +4」となります。
続きは次回に♥
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