2019-01-21 (Mon)

本日のキーワード : チカーノ、フリアン・カストロ、2020年米大統領選挙
チカーノ・ナショナリズム(Chicano nationalism)とはチカーノの民族派のイデオロギーである。

ギャング(gang)は、英語では人や物を問わずに集団を示す言葉である。日本語でもっぱら「暴力的な犯罪集団」を意味する言葉である。正確には要素の単数形「ギャングスター(gangster)」が複数集まった「( )-s」を縮めた言葉である。


社会主義者 ヒトラー オバマ レーニン
本日の書物 : 『知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと』 江崎道朗 KADOKAWA
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 だが、そもそも、【アメリカ】は【日本による歴史見直しに反対しているのだろうか】。

先に見たとおり、【真珠湾攻撃をめぐる評価】についても、【アメリカ内部では活発な議論】が続いている。我々【日本人が知らないだけ】で、先の大戦をめぐる【歴史の見直し】についても、同じような【議論が活発化している】のではないか。
そう思ってアメリカの動向をチェックしていたら、ある日、【驚愕の事実】を知った。

アメリカの【ジョージ・ブッシュ(息子)大統領】が2005年5月7日、ラトビアの首都リガで演説し、1945年2月の【ヤルタ会談】での【米英ソ三カ国合意】について、「安定のため小国の自由を犠牲にした試みは反対に欧州を分断し、不安定化をもたらす結果を招いた」【「史上最大の過ちの一つ」】だと【強く非難】していたのだ。

【日本の新聞の扱いはベタ記事】で、国際面で小さく報じられているだけであった。これにかぎらず、【日本のマスコミ】は、【重要な国際ニュースをベタ記事扱いするような間違いをよくしでかす】。

【ヤルタ会談】を【アメリカの大統領が批判】した。これは、【国際的には大事件】なのだ。

【ヤルタ会談】というのは1945年2月、アメリカのルーズヴェルト大統領、イギリスのウィンストン・チャーチル首相、ソ連のヨシフ・スターリン元帥という米英ソ三カ国首脳が、クリミア半島のヤルタで行った会談のことだ。
このヤルタ会談において、【国連創設】も含め、第二次世界大戦後から現在に至るまでの【国際秩序の基本的な枠組み】が決定された。

ヤルタ会談ではまた、【国際連合構想にソ連が同意する見返り】として、【ポーランドやバルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)などをソ連の勢力圏と認める】ことや、【ソ連の対日参戦と引き換え】に、【満洲の権益や南樺太、そして千島列島などを与える「秘密協定」】が、【当事国の同意を得ることなく一方的に結ばれた】。
【北方領土】返還をめぐって日本とロシアはいまだに協議を続けているが、この【北方領土問題】もまた、【ヤルタ会談が原因】なのだ。

第二次世界大戦後、【東欧諸国】が【ソ連の支配下で苦しんだ】のも、日本の降伏後、【ソ連による満洲占領】、中国での国共内戦の激化と【中国共産党政府の樹立】、【朝鮮半島の分断】、【ソ連による北方領土の占領】など【極東で連鎖的に起きた危機】も、【すべてヤルタの密約に原因】をたどることができる。

このため、世界の政治学者たちのなかには、第二次世界大戦後の国際秩序を【「ヤルタ体制」】と呼ぶ人もいるほどである。
この戦後の国際秩序の出発点を、こともあろうに【当事国であったアメリカのブッシュ大統領】が、【正面から批判した】のだ。…

【ヤルタ会談】で確認された【基本原則が否定される】となれば、【ロシアによる北方領土の不法占領も否定されていく】ことになる。』

「チカーノ(Chicano)」って何?
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在の世界情勢を理解する上で、まさに「台風の目」とも言える「アメリカの政治情勢」を考えないわけにはいかないのですが、その際に、絶対に知っておかなければならない「予備知識」が満載となっている良書で、本書を御覧頂くことで、日本のメディアや特にアメリカのメディアによる「バイアスが掛かった報道」を自分自身で客観的に見抜けるようになれます。特に、ビジネスマンには必須の書物です。

さて、最近のニュースで、アメリカ民主党のフリアン・カストロが、2020年の大統領選挙に一番目の名乗りを上げました。

フリアン・カストロ

☆東京新聞:カストロ氏、米大統領選に出馬へ 民主党で主要候補の表明は初:国際(TOKYO Web)
このフリアン・カストロという男は、上の東京新聞の記事にも書かれていますが、祖母がメキシコからの移民者でヒスパニック系のアメリカ人ということになります。
ということは、現在、トランプ大統領が「メキシコとの国境の壁」を要求せざるを得ない状況になっている、その根本原因を創り出しているメキシコの出身者の一族だということになります。

☆【ホワイトハウス:大統領演説★全文翻訳】ドナルド・トランプ大統領による国境の危機における国民への演説
で、そのフリアン・カストロという男を理解するためのキーワードがあります。
それが、

「チカーノ(Chicano)」
です。

面倒ですので、Wikipediaの抜粋が、これ(↓)になります。
「チカーノ(Chicano)は狭義にはメキシコ系アメリカ人の2世以降を指すとすることもあるが、1世も含めることが多い。
1960~70年代にメキシコ系アメリカ人が起こした文学的及びチカーノ運動と呼ばれる一連の政治的運動において、チカーノは民族の誇りを示す言葉となった。というのも彼らはこのころに一民族としてのアイデンティティを持ち始めたからである。」
つまり、自分たちの親や祖父母の世代が、母国メキシコを捨てて、アメリカという異国に渡ってきておきながら、何故か、捨てた国であるメキシコの「民族主義」・「ナショナリズム」を持ち出してくる、非常に身勝手な連中ということになります。
おや? どこかの国の「在●●●人」と呼ばれる「在●特権」を持った不甲斐ない連中とソックリですね💗

で、そんな「チカーノ(Chicano)」たちが花を咲かせた「文化」の一つに、「チカーノ・ギャング(chicano gang)」というものがあります。私たちの日本で言えば、「チーマー」とか「半グレ」と呼ばれる「文化」です(笑)
日本でも、漫画が描かれていますので、そちらの方がイメージしやすいかも。


また、タイミングの良いことに、映画もやるようですし(⇒映画「HOMIE KEI 〜チカーノになった日本人〜」オフィシャルサイト)。
で、フリアン・カストロという男の母親がロージー・カストロという女の「極左活動家」になります。

☆カストロ氏が次期米大統領選出馬表明、オバマ政権で閣僚経験
面倒ですので、英語版のWikipediaの抜粋(↓)を引用しますと、
「Their mother was a Chicana political activist who helped establish the Chicano political party La Raza Unida, and who ran unsuccessfully for the San Antonio City Council in 1971.」

ロージー・カストロ
「a Chicana political activist 」というのは、日本語で「チカーノ極左活動家」と理解しておけば問題ありません。
で、そのあとに続く、「the Chicano political party La Raza Unida」、つまり「チカーノ政党 La Raza Unida(ラ・ラサ・ウニーダ)」ですが、チカーノ運動が自分たちが捨てた母国メキシコの「民族主義」・「ナショナリズム」を喚起する身勝手な活動であるということは、さきほども書かせて頂きましたが、そのチカーノ運動から生じた政党が「La Raza Unida(ラ・ラサ・ウニーダ)」で、「メキシコ人だ!」というアイデンティティを振りかざす割には、政党名「La Raza Unida(ラ・ラサ・ウニーダ)」がスペイン語であるという、なんとも滑稽なお話なのですが、それを英語で表記しますと、「The United Race」、直訳で「人種連合党」ですが、恐らく、この場合は対白人という意味でしょうから、「有色人種連合党」となると思います。
ですから、その「チカーノ極左活動家」であるロージー・カストロという女を支援していたのが「有色人種連合党」ということになります。

La Raza Unida(ラ・ラサ・ウニーダ)のポスター(右下がロージー・カストロ)
で、その「ラサ・ウニーダ党」の旗が、これ(↓)なんですが、御覧のとおり「真っ赤っか」です(笑)

ラサ・ウニーダ党旗
余談になりますが、「AZTLAN(アストラン)」と書かれていますが、古代メキシコ人の伝説上の北方にあったとされる原郷を意味する言葉なのですが、これに由来するのが「アステカ」です。
それでは、お話を元に戻しまして、何故、「真っ赤っか」なのでしょうか?

答えは、とっても簡単で、「真っ赤っか」だったからです(笑)

1970年代から1980年代のアメリカにおける「新しい極左共産主義活動」を「New Communist movement(新共産主義活動)」と呼びますが、「毛沢東主義(マオイズム)」という、現在、習近平という「お馬鹿」が妄信する一種の宗教の虜(とりこ)になってしまった、そんな「救いようのないバカ」がやっていた活動のことですが、その活動の一つに、「ラサ・ウニーダ党」の労働委員会が外部に組織した「チカーノ共産主義者」による「August 29th Movement」(1974年~1978年)という組織がありました。


毛沢東
と、ここまで書かせて頂ければ、フリアン・カストロという男の背後にある何か、ということに気付かれるのではないでしょうか?
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。

(新垣結衣さんみたいになりたい°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°)
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Re: No Subject * by みっちゃん
荼毘出さん、こんばんは^^
いつも、ご訪問&コメント有難うございます💗
ご質問にお答え致します。
↓
「Transgender」です(笑)
以前、喉を痛めていた時に乗ったタクシーの運転手から、降車後、車内に残っていた乗客に対して、「さっきの方はオカマですか?」って質問したという事実をあとから知って、激怒していた友達が居ます💗
これからも、頑張って参りますので、何卒宜しくお願い致しま~す☆彡
いつも、ご訪問&コメント有難うございます💗
ご質問にお答え致します。
↓
「Transgender」です(笑)
以前、喉を痛めていた時に乗ったタクシーの運転手から、降車後、車内に残っていた乗客に対して、「さっきの方はオカマですか?」って質問したという事実をあとから知って、激怒していた友達が居ます💗
これからも、頑張って参りますので、何卒宜しくお願い致しま~す☆彡
なりたいって、みっちゃんさんは女の人なんですかねぇ。そういえば文章が柔らかいし…闖入者の袋叩き時以外は…闖入者はズタボロ…(笑)
数学問題はムズいですが…(汗)、それ以外は良く分かるので、ホッとしてますがw