2019-01-05 (Sat)

本日のキーワード : インターネットフリー百科事典
百科事典(ひゃっかじてん、羅: encyclopaedia)とは、あらゆる科目にわたる知識を集め、これを部門別やアルファベット順・五十音順などに配列し、解説を記した書物のこと。「百科」と略記されることもある。
本日の書物 : 『並べて学べば面白すぎる 世界史と日本史』 倉山満 KADOKAWA
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 1648年、講和はなります。【ヨーロッパのほとんどすべての国】が【参加】した会議です。【参加しなかったのは】、革命真っ最中の【イングランド】だけです。
インターネットフリー百科事典【「ウィキペディア」】の【「ヴェストファーレン条約」】の項目には、【オスマン帝国】と【ロシア】も【参加しなかった】とありますが、【誤り】です。


当時、【オスマン・トルコはヨーロッパの国と見なされていません】。イスラム教国であり、【そもそもヨーロッパが束になってかかってもかなわない大帝国】です。別枠です。【「ロシア」】とあるのはお笑い種で、【そんな国は存在しません】。

モスクワ帝国がロシア帝国を名乗るのは1721年です。同様に、【イギリスもドイツもイタリアも存在しません】。「インターネットフリー百科事典」と聞くとマトモな代物を思い浮かべますが、【玄人だろうが素人だろうが誰でも書き込める】のですから、【信憑性はこんなもの】です。

実態は「情報集積所」です。ドイツ語ではウェストファリアはヴェストファーレンだということを調べるくらいにはよいのですが。

さて、ウェストファリア条約は多くのことを取り決め、重要な意義をもちます。いまに至るまで【「ウェストファリア体制」】と呼ばれています。そのなかで最も重要な3つを挙げます。
① 【主権国家】の【宗教勢力】からの独立
② 【主権国家】の【神聖ローマ帝国】からの独立
③ 【主権国家】の対等

要するに、【大国も小国も関係なく、あらゆる国は対等だという原則】です。

バチカンはウェストファリア条約の無効を宣言しましたが、誰も聞きません。みんな、宗教戦争に疲れ果てていたのです。ドイツ地方では、1800万人の人口が1000万人に減りました。推定死亡率25%などといわれています。これより多いとも少ないとも諸説ありますが、果てしない殺し合いで大惨禍となったことだけは間違いありません。
【宗教を理由に殺し合いが止まらない宗教戦争】は終わりました。それまでは、【「心のなかで自分と違うことを考えている者は、殺さなければならない」】でした。魔女狩りなど、典型です。それが【「殺さなくてよい」】になりました。

まだまだ【「殺してはならない」】という価値観に【ヨーロッパ人がたどり着くのに数百年かかります】。
しかし画期的な進歩でした。

聖徳太子
【ヨーロッパ人】が【1000年遅れ】で、【聖徳太子に追いついた】のです。

そもそも、【我が国】には十字軍や魔女狩り、三アンリ戦争や三十年戦争のような、【悲惨な宗教戦争はありません】でした。【あらゆる寺社は朝廷に従っています】。【石山本願寺】が戦国時代に暴れ回ったといっても、【はなっから勅願寺になって喜んでいる】のです。

つまり【天皇の権威に従って喜んでいる】。【ローマ教皇】自身が【当事者】となっている【ヨーロッパとは、まるで事情が違います】。【日本では、天皇がアンパイア】で、【ヨーロッパでは教皇はプレイヤー】なのです。

中華帝国に対しても【聖徳太子は対等を主張】し、【認めさせました】。【「いかなる国も対等」】も【聖徳太子がやったこと】です。ウェストファリア条約は、「人を殺してはならない」が人類の多数派になっていく画期的な条約なのです。』

自分自身で学ぶことによって、そこに書かれている内容が事実かどうなのかを知ることが重要
いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、現在の私たちの日本の学校教育で、何故か無関係であるかのように教えられている、いわゆる「日本史」と「世界史」を、同年代に何が起こっていて、何が異なっていたのか、に焦点を当てて、それらを比較検討し、いかに日本人が「ノンキ」であったのかを浮き彫りにしている良書となります。そして、本書を読み進めて頂くことで、私たちの日本において「左右」両方を含め圧倒的多数の方々に言えることですが、いま世界で起ころうとしていることに対して、やはり「ノンキ」なままである、ということが理解できるようになる基礎が築けるのではないかと思います。つまり、今から世界で何が起ころうとしているのかという点に、気付いている方は気付いている、知っている方は知っている、という現在の状況において、そのような方々が極少数である、ということを理解して頂く上でも必須の書物となります。

さて、本文を御覧頂いたことで、「Wikipedia」って随分いい加減なんだ、ということがご理解頂けたのではないかと思いますが、そんなことは誰でも知っている「常識」で、「朝日新聞」や「毎日新聞」が、記者が事実に基づかないで勝手に作文したモノを記事として掲載していることと同じです。

ですので、自分自身で学ぶことによって、そこに書かれている内容が事実かどうなのかを知る必要があります。
昨年も書かせて頂きましたことですが、百田尚樹さんの『日本国紀』に書かれている内容に、ちっぽけな難癖をつけたがる、まるで小学生の子どもレベルの連中が存在していますが、

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆『輝く夜』 ~ 「クリスマス」を題材にした珠玉の短編小説5編が詰まった良書

そういった幼稚な輩に限って、「答えをすぐに求めたがる」という傾向があります。 そんな連中のことを、「文系アタマ」と呼びます💛

念のために繰り返し書かせて頂きますが、当ブログで定義する「文系アタマ」とは、
① 「数学的」つまり「論理的」な「思考」ができない
② 書かれていることを「盲信」し、「丸暗記」が得意
といった、どうしようもない連中のことで、理系を選択したから、とか、大学の専攻は理系だから「文系アタマ」でないわけではなく、ましてや、中卒や高卒だから「文系アタマ」ではありません。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆何の意味もないのが「お勉強」。本当に意味があるのが「学び」。

百田尚樹さんの『日本国紀』に書かれている内容について、その出典のほんの一部が「Wikipedia」であったりするだけで批判したり、あるいは出典が示されていないことで批判したり、将又(はたまた)、自分が知っていると思っている「他の何らかの書籍に書かれている内容と違う」という、ただ単にそれだけの理由で、幼稚な批判をする、こういった連中こそが「文系アタマ」であって、要するに、自分自身の「アタマ」では何ら考えもせず、「答えをすぐに求めたがる」という傾向が甚だしい、書かれていることを「盲信」することしかできないという著しい特徴があります。

例えばさきほどのウェストファリア条約締結の会議に参加しなかった国として、Wikipediaに書かれていることが「大間違い」であることが判明しています。どうして、このように平気で嘘が書かれているWikipediaを重視されるのでしょうか?そこに書かれているから、という単純な理由だけで、「盲信」するのでしょうか?
また、この記述の引用元の本があるのですが、そもそも、この本自体も、デタラメなことが書かれているのですが、それも「妄信」されるのでしょうか?引用先そのものが間違っているのであれば、どうするのでしょうか?

本日の課題 : (問) 三角数の中に平方数になるものは無数に存在するか?
それでは、昨日の続きになります。
昨年の暮れから、次の問題について考えているところになりますが、途中で行き詰ってしまっている状態にあります。
(問) 三角数の中に平方数になるものは無数に存在するか?

平方数の例

三角数の例

この問題を解くために、平方数の式を「n」で表し、三角数の式を「m」で表し、それらが要求されている関係を示しますと、次のようになるはずだ、と考え、

分数が面倒なので、両辺に「2」を掛けて、
2n2 = m(m + 1)
2n2 = m2 + m
となりましたが、このあと試行錯誤して固まってしまった状態にあります。

2n2 = m2 + m
ここで示されている「n」と「m」が特殊な組み合わせの場合に、「平方三角数」となるはずですが、両辺とも、このままでは「n」と「m」という何だか良く分からないモノが各項に残ったままになっていますので、先には進めないようです。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?

どうやら、「n」と「m」という何だか良く分からないモノとは別の「何か」が必要なようです。
つまり、「n」や「m」とは無関係な「定数」の部分(定数項)を創り出す必要があるということになります。

では、どのように考えれば良いのか、をご理解頂くために、次の式について考えてみましょう。
x2 - 4x + 3
この式で、「x2」というのは、縦の長さも横の長さも「x」である四角形(つまり正方形)の面積を表しています(他の表現方法もございます)。

そして、「3」は「定数」で「x」とは無関係になっています。
では、「-4x」、「3」というのは、何を表しているのでしょうか?

と、ここまでが昨日までに書かせて頂いた内容になります。
で、「-4x」ですが、そのままでは面倒なので、ここで、もとの式を少し変形させてみます。
x2 - 4x + 3
x(x - 4) + 3
そう致しますと、x(x - 4)というのは、次の赤い四角形の部分の面積であることが理解できます。

それでは、「3」はなんでしょうか?

この「3」というのが、次の赤く塗りつぶした部分と考えてください。碁盤の目になっている部分の一マスは縦が「1」・横が「1」の正方形になっています。これが、「定数項」に相当しています。

ですから、
x2 - 4x + 3
という式も、
x(x - 4) + 3
という式も、求めているのが、次に赤く塗りつぶした部分になります。

で、この赤い部分を少し眺めて見ますと、まるでパズルのように組み替えることができることに気が付かれると思います。
こんな風に。

つまり、求める面積を表す式は、
(x - 1)(x - 3)
となります。要するに、
x2 - 4x + 3 = (x - 1)(x - 3)
ということになります。これが「因数分解」です。
それでは、本題に戻りまして、ここまで考えてきたことをヒントとして、挑みたいと思います。

分数が面倒なので、両辺に「2」を掛けて、
2n2 = m(m + 1)
2n2 = m2 + m
ここで、さきほどと同じように考えると、次のように表せます。赤い四角の部分が求める面積になります。

で、ここからさらに両辺に「2」を掛けて、
4n2 = 2m2 + 2m
となりますが、これは単に2倍になっただけですから、次のようになります。

で、前回に行き詰ったところ、つまり、調子に乗ってさらに「2」を掛けてみたところになりますが、やってみましょう。リベンジです。
8n2 = 4m2 + 4m
これも2倍しただけのことですので、次のようになります。

ここで、この図を見ながら考えてみますと。。。
8n2 = (2m)2 + 2×(2m)
と変形した式も、
2×(2n)2 = (2m)×(2m + 2)
と変形した式も、合致していることが理解できると思います。
で、もっと簡潔な形にしたいんです💛
例えば、図で示すとこんな風に。。。

で、右上隅の欠けている部分(黄色い部分)は、縦が「1」・横が「1」の正方形となっています。これが、さきほどの例と同様、「定数項」に相当しています。

ですので、式を変形して、次のように記述することができるわけです。
8n2 = (2m + 1)2 -1
左辺も変形して、
2×(2n)2 = (2m + 1)2 -1
となります。
ここから、あと少しで問題を解く準備が整ってくるのですが、本日はここまでとさせて頂きます。

続きは次回に♥
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