2018-12-23 (Sun)

言語 : 人間が音声や文字を用いて思想・感情・意志 等々を伝達するために用いる記号体系。およびそれを用いる行為。
音声や文字によって、人の意志・思想・感情などの情報を表現したり伝達する、あるいは他者のそれを受け入れ、理解するための約束・規則。および、そうした記号の体系。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『宮崎 : 中国政府は【中国国民の識字率】が【6割とかいっている】けど、あれも【絶対嘘】ですね。

宮脇 : 【自分の名前を漢字で書けたらOK】なんですって。【どこが識字率よ】。

宮崎 : 地方へ行くと【新聞】なんて【まったく普及していない】。新聞スタンドがあるのは都会だけですよ。地方都市にいったら【新聞スタンドも書店もない】。地方都市には国営「新華書店」がありますが、並んでいる書籍は共産党の文書と、学習参考書ぐらいです。

宮脇 : 【中国の新聞】は圧倒的に【部数が少ない】。【日本の人口比】で言ったら【10分の1とかそれ以下】でしょう。
宮崎 : 【テレビ】もね、北京語が中心なんだけど、【地方へ行くと地方の言葉の番組】もあるし、もう一つは【必ず字幕が出る】。【何語でやっても画面下に必ず字幕が出る】。

宮脇 : いまでもですか?
宮崎 : 【いまでもです】。だから、字幕の漢字を見てこういうことを言ってるのだなというのがわかるんです。

宮脇 : 台湾も英語と漢字が絶対に出る。
宮崎 : それに【華北・華中・華南で新聞が違う】し、いまだに【北京語、福建語、上海語、広東語】、この【四大言語のテレビ、ラジオがあります】からね。広東というか香港がそうだけれども、【香港の新聞】は【北京語ではない】から読めませんよ。
宮脇 : 【違う漢字】でしょう?
宮崎 : 【漢字が違う】し、【意味もかなり違う】。

宮脇 : そもそも【福建語と広東語】というのは、【しゃべるとおりに書けない】。

要するに【言葉がぜんぜん違っていて】、新聞というのは半分以上は普通語(プートンホワ)のものを、やや地方式にしているだけです。【本当の地方の言葉】は【北京語と広東語以外は語彙(ごい)にできない】と聞いています。

つまり、【しゃべっている言葉】と【書いてある文字】とが【別の言語】なんです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、支那の歴史を正しい視点で解説される人気歴史学者と、当代随一と言われる現代の支那を知り尽くしている人気のチャイナ・ウォッチャーによる対談本で、恐らく、多くの方々にとって目から鱗で、真実の支那の姿が白日の下に晒された良書となります。

さて、本書を読み進めていくと、中華人民共和国の実態が、どんどん明らかになってくるのですが、どこに致命的な問題があるのかと申し上げますと、それは単なる記号でしかなかった「漢字」の利用の仕方にあります。

私たち日本人も、もちろん「漢字」が便利なので利用していますが、支那のような使い方はしていません。
その非常に大切なことを、現代の中華人民共和国においても、まったく理解ができないようで。。。

で、私たちの日本と、支那が、そのレベルにおいて如何に隔絶があるのか、次の書物で確認することができます。

『 明治の元勲たちをつくった江戸時代の教育について… この人(明治の元勲)たちはたった数カ月ヨーロッパに行っただけで、憲法がなかったらこんなになってしまうんだということ、日本は憲法を作らなくちゃならないということを見抜いたわけです…しかも、そこでキリスト教に代わる、日本という国をまとめる存在として天皇陛下がいらっしゃるということに気づいた。欧米で言う人権や平等は神から見ての平等なわけで、キリストから見れば人間はみんな一緒、というのが平等の意味です。人間の中に金持ちや貧乏な人などいろいろな人がいても、一方で神様から見たら人間は皆平等だというのがあるから、別にいろいろな人がいてだから格差があってもかまわない。それを履き違える人が日本には多い…そういうキリスト教のような存在が日本にはない…
でも、日本にはご皇室があると気づいて、大日本帝国憲法(明治22年/1889年)を作っていった。

新皇居於テ正殿憲法発布式之図(1889年、安達吟光画)
言葉も違うし、文化や風土も違う所に行ったのに、なぜ彼らはそういうところに着眼できて、きちんとした憲法を日本に作ることができたのか。…
二つの次元に分けてお答えしましょう。
最初は通り一遍の回答から言ったほうがいいでしょう。彼らをつくった江戸の教育とはどういうものだったか。江戸時代の初等教育は寺子屋で「いろは」を教え、聖徳太子による十七条憲法(604年)や鎌倉時代の貞永式目(じょうえいしきもく/1232年)を教える。つまり、国語と社会と道徳が一体化していました。

寺子屋の筆子と女性教師 一寸子花里「文学ばんだいの宝」
貞永式目を学べば、「日本というのはこういう社会だ」ということがわかります。貞永式目はもちろん鎌倉時代に作られたものですが、実は江戸時代にも生きていますし、今の民法にも入っているんです。民法で、土地を無断で使用(占有)して20年間、地主が何も言ってこなければ、その土地は使用していた人のものになるというのがありますね(→民法の取得時効の概念)。あれはもともと貞永式目にあったのです。…気がついたら北条泰時(やすとき)が取得時効の概念を発明していた。そのぐらい貞永式目というのはすぐれものなんです。
貞永式目を学ぶと裁判の規範がわかりますから、道徳がなんとなくわかる。江戸時代に徳川吉宗が公事方御定書(くじがたおさだめがき/1742年)を作っても、当時は刑法の罪刑法定主義なんてありませんから、公開しないんですね。御定書を見せないでおいて、実はこういう掟(おきて)があったのだ、というようなことをやる。当時は、「見せたら裏をかくやつがいるから見せない」などということが平気で罷(まか)り通っていました。でも、貞永式目を読んでいれば、だいたいこういうことを守っていれば社会でおかしなことにならないというのがわかるわけじゃないですか。…で、寺子屋の授業というのは一斉授業ではないんです。違う学年の子どもが同じ教室に行って、小さい子は「いろは」を習う。「じゃあ次、お前はこれをやれ」と、一枚の半紙にひたすら字を書いていったりするわけです。その内容は習熟度によっていろいろで、漢文を書く子もいれば、三行半(みくだりはん)という離縁状の書き方も習うわけです。将来結婚して、離婚するときになったら、書けないと困るからと。

寺子屋書初歌川豊国(初代)画 文化1年(1804) 国立国会図書館所蔵
つまり、寺子屋というのは社会で生きていくための知識を学ぶ場所であって、先生のイデオロギーが入り込まないんです。同じ時代の支那(しな)の教育だと、先生が漢文を延々と音読して丸暗記させる。同じ時代どころか20世紀になってもそうだったんですが、これは寺子屋とは「似て非なるもの」どころか、似てもいないし非なるものです。漢文の丸暗記は教育として成立していない。だから、支那では学校の先生の社会的地位は低かった。一方、日本の寺子屋の先生は、そう高いわけではないですけど、浪人さんとか、神主さんとか、お坊さんとか、そう低いわけでもない人がやっていました。
江戸時代の識字率はほぼ100%です。よく識字率60%という数字が言われていますが、あれは漢字が読めない人の率なんです。世界の識字率一位が断トツで日本、二位・三位が英仏で識字率40から50%ぐらいだとよく言われるんですけど、英仏のその数字はアルファベットが書けるかどうかです。英仏は王妃様が自分のイニシャル二つしか書けないという時代です。イングランドのチャールズ二世の愛妾(あいしょう)だったネル・グウィンはNとGしか書けません、みたいな。…
識字率といっても中身が全然違うわけです…戦国時代だって、日本のお姫様で読み書きができない人なんていない…
貴族階級ですらヨーロッパは識字率が低いんです。次男以下は単なる穀潰(ごくつぶ)しだから教育しない。いざというときのスペア以外のなにものでもない…

少女時代のマリア・テレジア
もちろん、国と時代にもよります。ハプスブルク家のマリア・テレジアは、「うちのマリー・アントワネットはできが悪くて五カ国語しか読み書きできません」なんて言ってますから。
ただ、それでも、ヨーロッパはどこの国でもエリートしか教育しなかった。教育を受けられるということ自体、特権階級なんです。
日本はそこが全然違います。末端まで行き渡っている。
だって、江戸時代に立て札が成立するんですから、平仮名で書いておけば全員読めるし、漢字が混じっていたら「庄屋さん、読んでください」ということになる。庄屋さんの権威を高めてあげるときはわざと漢字を多くするみたいなことをするんです。そもそも、出版が商業として成立していますからね。おとぎ話の赤表紙、歴史や軍記物の黒表紙、大人向けの黄表紙といったように。

歌川広重「東海道五十三次・藤川」

読み書き算盤(そろばん)と言いますけど、算術ができなかったら商業も発達しないです…
ヨーロッパはキリスト教が数学を禁止している時代が長かったので、「数学ができるようなやつは魔女だ」と火あぶりになってしまった時代も長いんです。ヨーロッパで数学ができるのはユダヤ人かアルメニア人だとよく言われます。たまにイスラム教徒とか。
一方日本では、算盤を練習すると暗算もできるようになるし、江戸時代にはあちこちの神社に算額が掲げられて、和算の本がベストセラーになったりしています。
江戸時代は、初等教育ですでにこのレベルですよ。断トツで世界一です。』
詳しくはこちらをご参照💛
↓

私たちの日本と、支那が、そのレベルにおいて如何に隔絶があるのか、ご理解頂けましたでしょうか?

ということで、本日はここまでとさせて頂きますが、これ(↓)が何かご存じでございますでしょうか?



詳しくは次回以降に書かせて頂きたいと思います。
続きは次回に♥
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