2018-12-20 (Thu)

コーカソイド (Caucasoid)とは、身体的特徴に基づく歴史的人種分類概念の一つである。これに分類される人々の主要な居住地はヨーロッパ、西アジア、北アフリカ、西北インドである。
なお、近年の国際的な学会では、人種分類としてのコーカソイドという名称から、地域集団の一つとしての「西ユーラシア人」という名称が一般的になりつつある。「コーカソイド」は、日本語中での用法は白人・白色人種のヨーロッパ風の表現として認識されることが多い。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『宮崎 : 【内モンゴル】にはチンギス・ハーン陵がありますね。

中国の【内モンゴル自治区】のことで、【モンゴル人はあくまで「南モンゴル」と言ってます】が。

内モンゴル自治区
宮脇 : 【オルドス】のことですね。黄河の屈曲のなか。

オルドス(the Ordos)
【オルド】という【モンゴル語】は【帳殿(ちょうでん。巨大なテント)】のことで、【チンギス・ハーンが死んだあと移動式の御陵】となり、それを祀る【遊牧民と一緒に黄河を越えて南下した】ので、あの土地を【オルドス(オルドの複数形)と呼ぶようになった】のです。中国が固定式の建物にしてしまいました。

モンゴルのオルドの移動風景
宮崎 : パオトウ(包頭)からオルドスへ行ってオルドスの南に、【世界でも悪名高き100万人の幽霊都市】がある。【カンバシ新区】という。

内モンゴルの中のパオトウの位置

内モンゴルの中のオルドスの位置
そこからさらに15キロぐらい南なんですよ。【砂漠の真ん中】に【チンギス・ハーンの墓陵と称するもの】があって、山のように中国人観光客が観にきている。それで非常に不思議に思って、そのへんにいた中国人にこう質問をしました。「これは【異民族がお宅を支配した】んじゃないの、それなのに【漢族】であるあんたたちが【異民族の英雄を尊敬して御陵にしている】わけですね」。すると中国人は「あれは中華民族だから一緒なんだ」と答えた。

チンギス・ハーン肖像
宮脇 : 【チンギス・ハーンは中国の英傑にされています】。なぜなら【名前が漢字で表記されているから】です。それから孫の【フビライが建てた元朝】の【太祖と死後に呼ばれた】。元朝はシナ王朝の一つで、その創始者だからいいんだ、という理由です。もう一つは、モンゴル族はいま現に中華民族だからという理由です。

モンゴル帝国の版図の変遷 テムジンがチンギス・カンを名乗った1206年から1294年のモンゴル帝国(赤)の領域に続き、4つの領域国家のゆるやかな連邦体制に移行した帝国の版図を示した(1294年時点)。ジョチ・ウルス(黄)、チャガタイ・ウルス(濃緑)、イルハン朝(緑)、大元ウルス(紫)である。
宮崎 : 【チベット】も中華民族だと言い張ってます。
宮脇 : そう、黄帝(中国の伝説上の帝王)の子孫という神話を根拠にしています。
宮崎 : だから【55の漢字の読み書きもできない民族】まで【少数民族】が【全部中華民族にされた】わけだ。それなら、【中華民族とはいったい何ですか】、と【質問をしたら答えられない】。

当たり前で、【文化人類学的には存在しない民族名】です。言ってみれば【架空の民族】でしょう。話をもとに戻すと、要するに中華民族のなかに【異民族の英雄】もひっくるめちゃったから、チンギス・ハーンが中国でも英雄になっちゃった。これって【史実的にもずいぶんと飛躍している】。

宮脇 : しかもいちばん遠いヨーロッパまで攻めた英雄です。
宮崎 : ヒト、モノ、カネを略奪して、ウィーンの手前まで行っています。もしウィーンを取っていれば、【いまのヨーロッパの言語というのは、義務教育がモンゴル語だったかも】しれない(笑)。…

宮脇 : 宮崎さんはこのあいだ【コーカサス】へいらしたし。
宮崎 : コーカサスにも、ここまで【モンゴルが来たって跡】がたくさん残ってました。
宮脇 : 一部隊が別動隊としてコーカサスを走り回っています。だから【モンゴルとの混血も非常に多い】。それから、じつは【コーカサスの部族を内モンゴルへたくさん移住させています】。
宮崎 : そうでしょう。だって【ウイグル】がそうだ。中国のいう【「新疆ウイグル自治区」にはかなりモンゴル人を強制移住で入れている】でしょう? 【いちばん移されたのは満洲族】だけれど。
宮脇 : いえ、【ウイグル】はモンゴル人が入る以前から【もともとコーカソイド】です。ヨーロッパ系の人はあのあたりから出発して西に行っています。だから【とても古い古墳から、コーカソイドのミイラが出てくる】。別にヨーロッパ人が入ってあの顔になったのではなくて、【もともといた人たちの上に、東のモンゴロイドがかぶってそうなった】。

ウイグル人女性
宮崎 : それを言いだすと、2600年前の【孔子】様は【山東の人】だけど、あの時代の【人骨をDNA鑑定】すると、【人種的に漢族ではない】。【背が2メートル近くあって、目がブルー】で、【ぜったい漢族じゃない】っていう判定も出ています。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、支那の歴史を正しい視点で解説される人気歴史学者と、当代随一と言われる現代の支那を知り尽くしている人気のチャイナ・ウォッチャーによる対談本で、恐らく、多くの方々にとって目から鱗で、真実の支那の姿が白日の下に晒された良書となります。

さて、本日ご紹介させて頂いている本文中には、いくつもの重要なポイントが登場しています。
まずは、オルドスと黄河の位置関係を確認しておきますと、次のようになります。

黄河流域
黄河はちょうど「尺取虫」のような流れとなっていますが、これは山脈によって流れが曲げられているためで、そのほとんどの流域で流れが速く、渡河が不可能なのですが、唯一、黄色で囲った部分は流れが緩やかで渡河が可能だった地域になります。そこが「中原(ちゅうげん)」と呼ばれた要衝であり、軍事的にも交易的にも非常に重要であったわけです。
だから、古くからの都として、「洛陽(らくよう)」や「長安(現在の西安)」が存在したわけで、また顔も体も支那人だった「ユダヤ人」がいたことで有名な「開封」も、この地域に存在しています。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆シャクトリムシと黄河文明

で、学校の歴史の授業で覚えさせられる「秦の始皇帝の統一」というのは、実は、この「中原」を中心とした、非常にちっぽけな範囲に限定された統一で、わざわざ覚える必要がないぐらいのお話になります。そもそも、統一後たった15年そこらで滅亡していますので(笑)
で、もし覚えておくとすれば、文字や度量衡を統一したことや、父親が碧眼(へきがん)だったということでしょう。つまり、異民族なわけです。

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆実は、大したことはなかった、秦の始皇帝の統一

☆(問) 中国人の祖先の目の色は?

で、そんなちっぽけな統一とは違って、トンデモナイ大統一を行ったのがモンゴル人です。「コーカサス」のお話も本文中に書かれていましたが、ロシア語で「カフカス」とも言い、古代スキタイ語のクロウカシス(白い雪)に由来するとも言われています。

コーカサスの伝統的な民族衣装
本文中に「ウイグル人」がもともと「コーカソイド」だとも書かれていますが、「コーカソイド」というのは「コーカサス出自の人種」という意味で、西欧人が作り出した言葉で、厳密な意味での人種を意味しているわけではなく、「白人」という意味で捉えておけば良いと思います。つまり、西欧キリスト教的価値観からすれば、「ウイグル人」は自分たちと同じ「白人」だと考えているわけです。それを中華人民共和国は弾圧しているわけで、いったん火が付けば西欧人の怒りが収まらないであろう、ということは容易に想像がつくと思われるのですが、何故か中国共産党はそれを理解していませんね💛


☆米ペンス副大統領が“中国ウイグル族収容”に言及「中国政府は、イスラム教徒のウイグル族を“再教育施設”に収容し政治的な洗脳を強いている」
で、ここまでのことを、もう一度地図で確認しておきますと、次のようになります。

で、ここから、さらに重要なお話に繋がっていくのですが、それは次回以降に書かせて頂きます。
続きは次回に♥
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