2018-12-12 (Wed)

オクターヴは、西洋音楽における8度音程であり、周波数比2:1の音程である。「オクターブ」とも表記される。
西洋音楽で用いられる全音階は、古代ギリシャのディアトノンのテトラコルドに由来し、周波数比2:1の音の間を全音間隔5箇所と半音間隔2箇所で分割した七音音階である。 西洋音楽では同度を1度音程として数え始めるため、七音音階で高さの異なる同じ音に辿り着く音程が8度となる。「8番目=8度音程」を意味するラテン語は“octavus”であり、そこからフランス語“octave”、英語“octave”、ドイツ語“Oktave”、など他の各言語へと派生・定着した。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『クリッド : 優子さんは、【「ドレミファソラシド」】って【誰が最初に作ったか】知っていますか?

優子 : いいえ、知りません(作った人がいるなんて考えたこともなかったわ)。誰なんですか?
クリッド : 【ピタゴラスの定理】で有名な、あの【ピタゴラス】です。
優子 : へ~、なんか意外ですね!

『菜食主義を提唱するピタゴラス』 ピーテル・パウル・ルーベンス
クリッド : きっかけになったのは【鍛冶屋】でした。
優子 : 鍛冶屋?刀とか金属の器なんかを作る、あの鍛冶屋ですか?

クリッド : そうです。散歩中に鍛冶屋の近くを通りかかったピタゴラスは、職人がハンマーで金属を叩くカーン、カーンという音の中に【綺麗に響き合うもの】と、【そうではないもの】があることに気づきました。これを不思議に思ったピタゴラスは鍛冶屋職人のもとを訪れ、色々な種類のハンマーを手に取って調べ始めました。
優子 : そんなことしたら、職人さんの邪魔になるんじゃ…。
クリッド : 一度疑問に思ったことは、とことん調べないと気がすまない質だったのでしょうね。ピタゴラスはやがて、【綺麗に響き合うハンマーどうし】は【それぞれの重さの間に単純な整数の比が成立する】ことを発見します。中でも2つのハンマーの重さの比が2:1の場合と、3:2の場合は特に美しい響きになりました。
優子 : へぇ~、面白いですね。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、今から2000年以上前のエジプトで編纂されたとされる「数学」の基本である書物『原論(Elements)』に書かれている内容について、分かりやすい対話形式の物語の中で、数学的な考え方、つまり論理的な考え方がどのようにして形作られているのかを学ぶことができる良書となります。

さて、本文中に書かれていました「ピタゴラスの定理」については、先日も書かせて頂きましたので、そちらをご参照頂きたいのですが、

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆迷惑でしかない「朝鮮半島(コリア)問題」、とても有益な「数学の問題」

最近は、「世界史」や「歴史」に対する関心の急激な高まりとともに、徐々に「数学」についての関心も高まってきているのではないかと思われるのですが、下記の記事でも指摘されているように、何故か「上に立つ者」ほど「数学的思考」ができないという例がしばしばみられるのではないでしょうか?

☆【日本の解き方】文系学生に数学を教えるなら…まず教員や経営者から始めよ パソコンで苦しみ軽減できる
それはさておきまして、「ドレミファソラシド」を発明したピタゴラス達のお話が書かれていましたが、彼らが用いたのが「モノコード」と呼ばれる楽器だったそうです。
で、これを数学的というか物理的に考えてみたとき、その仕組みは、弦の一端が点Aに固定され、もう一方に重りが吊り下げ(W)られて張力が加えられていて、弦自体は、固定された駒Bと可動駒Cの上にかけられていて、自由に回転する滑車Dにもかかっているという状態になります。

そんなモノコードを2つ用意して、片方は固定したままで基準として、もう片方の可動駒Cを動かして、様々なパターンで同時に響き合わせたときに、弦の長さの比が2:1になったときに、2つの音が完全に溶け合うということが分かったそうです。

さらに、弦の長さの比が、3:2のとき、4:3のとき、5:4のときも、綺麗に響き合うことも発見し、そうした研究成果をもとにして、「ドレミファソラシド」という配置のルールを決めたそうです。

音楽理論では、2音間の音の隔たり(=音程)を「度数」で表し、同じ音どうしを1度、ドから数えてレを2度、ミを3度と数えるそうなんですが、それが8度になったときに、つまり、さきほどの弦の長さの比が2:1になったときがそれに当たるのですが、この8度音程のことを「オクターブ」と呼び、私たち「ヒト」に共通する感覚らしく、「元の音と同様の音として認識される」、つまり音の高さは違うけれども、「本質的に同じ音だと認識される」のだそうです。ビックリです。


この辺りのことは、面白そうなので、別の書物を探してみて、いずれご紹介させて頂きたいと思います(例えば、こんな書物(↓)とか。。。)。

ということで、本日はここまでとさせて頂きますが、やっぱり「数学」というものは大切だと感じられるのではないでしょうか?

続きは次回に♥
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