2018-11-30 (Fri)

新自由主義(しんじゆうしゅぎ)とは、政治や経済の分野で「新しい自由主義」を意味する思想や概念。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 自由な国、日本。確かにそうだ。少なくとも【支那や北朝鮮に比べればずっとマシ】だと思う。

しかし、ここまで見てきた通り、これだけ高度に【自由主義経済を発展させてきた日本】であっても、いまだ【数多くの社会主義的な岩盤規制が存在】する。それは日本経済の発展のチャンスを潰し、利権に群がる特権階級を喜ばせるだけでなく、本来市場から退場すべき非効率産業をゾンビのごとく生き残らせてしまう。

第6章で述べた通り、【医療費の約3割が無駄】というのは何も医療費だけに限ったことではない。これを国の財政政策全般に敷衍(ふえん)すれば、【毎年100兆円の国の予算のうち30兆円は無駄に使われている】ことになる。国民の財布から盗んだお金が、岩盤規制の維持に使われているのだ。何とも釈然としないが、問題はこれだけではない。

【岩盤規制】は、【日本人の経済活動の自由を妨害】し、新しいアイデアを持った人間を萎縮させる。それは【市場機能を麻痺】させ、非効率な産業をのさばらせる。…
ところが、本書で指摘した通り、未だに多くの分野に【市場機能を阻害する岩盤規制が存在】する。その多くはすでに歴史的な役割を終え、【単なる利権】と化している。いつまでこんな【非効率】なことを続けるのか。…

いわゆる【「新自由主義批判」】の家元で、【反グローバリズム運動の理論的支柱】と言われる【デヴィッド・ハーヴェイ】(イギリスの地理学者)は、政府が税金免除、補助金、参入障壁としての法規制などで特定の企業を儲けさせ、そこからバックマージンを受け取る構造こそが【「新自由主義」だと定義】している。

この定義の従うなら、【天下りや利権とセットになっている日本の岩盤規制】こそが【「新自由主義」の権化(ごんげ)】だ。

デヴィッド・ハーヴェイ

ところが、日本で【新自由主義を批判している一部の勢力】は、自由化よりもむしろ【規制強化で新自由主義的政策がなくなると吹聴(ふいちょう)】している。

本書をここまでお読みいただいた諸君なら、これが【完全な誤解】であり、皮肉にも【彼らの主張はむしろ新自由主義を擁護、強化するもの】であることが分かるだろう。【救いようのないバカ】である。

さらに皮肉なことであるが、【岩盤規制の撤廃】にいま【一番積極的な政治勢力】は【安倍政権】だ。敢えて言えば、【安倍総理と菅義偉官房長官】。【この2人しかいない】。…

安倍一強とマスコミが批判し、ウソや捏造報道をして支持率を落とそうとしても、なかなか支持率が下がらない理由はまさにここにある。逆に、野党の支持率が上がらない理由も同じだ。【国民】は【岩盤規制】が【自分たちの財布からお金を盗んでいることを知っている】のだ。

しかし、いくら【安倍政権】であっても【経済政策に失敗すれば終わり】だ。【消費税増税】によって消費が低迷し、【デフレに逆戻り】すれば、【それで安倍政権は終わる】。…

せめて日銀がインフレ目標を達成するまで【増税は凍結するべき】だ。景気が良い状態を保つことこそが、【岩盤規制を打破するための必要条件】でもある。我々は【次世代に金食い虫を残すのか】、それとも【金の卵を産む鶏を残すのか】? いままさに【その岐路に立っている】と言えるだろう。

安倍政権には日本経済の完全復活のための【正しい判断】を期待したい。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、私たち日本人の生活を苦しめる数々の「岩盤規制」について、各分野毎(「財務省」、「農業」、「放送・通信」、「銀行」、「NHK」、「医療・病院」、「保育園」、「朝日新聞」)に、実際に現在も存在している「既得権益」の実態を、これでもか、というほど明瞭に解説がなされている良書となります。

さて、本日の重要なポイントは、何といっても、デヴィッド・ハーヴェイの「新自由主義批判」の部分にあります。

「新自由主義」とは「ネオリベラリズム(Neoliberalism)」のことになりますが、同じ様な言葉として、「ニューリベラリズム( New Liberalism)」というものがあります。
まず、アメリカという国は、もともとはイギリスの植民地でしたが、本来のアメリカにおける「リベラル」というのは、そのイギリスの支配からの「自由(リベラル)」、イギリス国王による圧政からの「自由(リベラル)」という意味で、自分のことは自分でする、だから政府(国家)は無暗に規制をしたり介入をすべきではない、という考え方で、この考え方を持つ人々こそが、「アメリカの保守派」になります。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆アメリカの「本物のリベラル」と「偽物のリベラル」の違い

で、「ニューリベラリズム( New Liberalism)」というのは、そんなアメリカの保守派の「リベラル」に対して、政府による介入を必要だと考える「社会自由主義(Social Liberalism)」と呼ばれるもので、「社会主義」の要素が紛れ込んだ、現代のアメリカ民主党の考え方になります。

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆日本のリベラリズムという精神病

そして、問題の「新自由主義・ネオリベラリズム(Neoliberalism)」ですが、この言葉が誕生したのは、1938年で、ドイツの学者アレクサンダー・リュストーとウォルター・リップマン国際会議によるものでした。

アレクサンダー・リュストー
ウォルター・リップマンというのは、共産主義者とネオコンの関係を理解するのに欠かせない人物ですが、

ウォルター・リップマン
「共産主義者」→「リベラル」→「ネオコン」と渡り歩いた変質者で、そこに共通しているのが「グローバリズム」、「グローバリスト」という特徴です。

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆リンカーンとケネディの共通点

つまり、「新自由主義・ネオリベラリズム(Neoliberalism)」というのは、その中身は「グローバリズム」であり、「政府が税金免除、補助金、参入障壁としての法規制などで特定の企業を儲けさせ、そこからバックマージンを受け取る構造」となっているわけです。

もし分かり難いということであれば、現在の中華人民共和国が中国共産党の独裁下でやっていることと同じだと御理解頂ければよいと思います。

また、著者が「救いようのないバカ」として書かれていますが、そういった救いようのない連中が「左翼リベラル」の間抜けな連中に非常に多いのですが、そもそも「新自由主義・ネオリベラリズム(Neoliberalism)」というものを、全く理解できていないということがお分かり頂けたと思いますし、本書を御覧頂ければ、もっとハッキリとご理解頂けることだと思います。
例えば、フランスの左翼学者であるエマニュエル・トッドは、声高に「反グローバリズム宣言」をしていて、「ネオリベラリズムはそれ自体が反国家の思想であるだけでなく、国家についての思考を著しく衰退させ」た、「社会科学と歴史的考察を荒廃させ」た、と語っています。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆いちぬけた♪

「 アメリカとイギリスに見られるこの変化は、とてつもない逆転現象です。なにしろ、アングロサクソンの2つの大きな社会が、30年間にわたって歯止めなき個人主義をプロモーションした果てに、ネオリベラリズム的であることに自ら耐えられなくなっているのですから。この2つの社会は、ネイション(国民)としての自らの再構築を希求しています。…私はここで直接に英語で、アメリカとイギリスは今日、「グローバリゼーション・ファティーグ(疲労)」に苦しんでいると言いたく思います。」
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆グローバリゼーション・ファティーグ ~ パヨクには、もうウンザリだ、っていうことです(笑)

ということで、ここからは昨日の宿題の続きになります。
(問題) 下図のように、AD//BCの四角形ABCDがある。BCの中点をE、AEとBDの交点をF、ACとBDの交点をGとし、AD=2cm、BC=6cmとするとき、次の問いに答えなさい。

(1)AG:GCを最も簡単な整数の比で表しなさい。
(2)△ABDと△FBEの面積の比を最も簡単な整数の比で表しなさい。

(1)は昨日片付けましたので、本日は残りの(2)になります。
(2)△ABDと△FBEの面積の比を最も簡単な整数の比で表しなさい。

ここで、まず、昨日のように線分BDに平行な線分を引き串刺しにしてみます。

問われているのは、2つの三角形、△ABDと△FBEの面積の比であって、面積自体を求めるわけではありません。ただし、比較するために、次の三角形の面積を求める公式を利用します。
【公式】 三角形の面積 = 底辺 × 高さ ÷ 2
△ABDと下図の黄色で示した△BCDは、どちらも底辺を辺BDとする三角形であることが確認できます。

さきほどの公式から、底辺が同じで、高さが1:3の比になっていますので、△ABDの面積は△BCDの面積の3分の1になります。・・・①

続きまして、今度は、△FBEと△BCDの面積の比について考えてみます。高さの比については、さきほどと同じように見ると、1:2であることが分かります。そして、底辺の比、つまり辺BFと辺BDの比は、

線分AEに平行な線分を補助線として引いてみますと、御覧の通り、3:5となります。
ですから、△FBEと△BCDは、高さの比が1:2で、底辺の比が3:5なので、△FBEの面積は△BCDの面積の10分の3になります。・・・②
①と②から、△ABDと△FBEの面積の比は、
1/3 : 3/10
つまり、
10 : 9
となります。

さて、本日はここまでとさせて頂きますが、本書の著者の言葉をお借りいたしますと、「救いようのないバカ」と呼ばれる「左翼リベラル」は、方々で、その「おバッカっぷり」を、なんと自らさらけ出している事例が多いのですが、先日もたまたま、当ブログにコメントを残される、その手の輩がいました💛

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆アリさんもハチさんも知っているのが『多数決』 ~ それを知らない「左翼リベラル」

☆左翼リベラルが重視している少数決

前々から申し上げております通り、当ブログは、こういった輩が大好物で、この私たちの日本からトットと一掃したいと考えております。
何しろ、本当に「アタマが悪い」んです(笑)
そんな連中って、私たちの日本に必要ありませんよね?

ということで、詳しくは次回以降に書かせて頂きますが、本当に「アタマが悪い」ということをご理解頂けると思います。当の本人は、それを理解していないことは明白ですけれど(笑)

続きは次回に♥
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一次変換で斜交座標系を直交座標系に直して、例えば A(-2,6) B(0,0) C(6,0) D(0,6) と置いてE,Fの座標を求めて検算できますね
変換による不変量(線分の長さの比)に注目するのがポイントなのは
、歴史の見方に通じるものが有るかと
歴史は繰り返さないがを韻を踏む ですか