2018-11-11 (Sun)

細菌(さいきん、ラテン語: bacterium、複数形 bacteria バクテリア)とは、分類学上のドメインの一つ、あるいはそこに含まれる生物のことである。
真核生物と比較した場合、構造は非常に単純である。しかしながら、はるかに多様な代謝系や栄養要求性を示し、生息環境も生物圏と考えられる全ての環境に広がっている。その生物量は膨大である。腸内細菌や発酵細菌、あるいは病原細菌として人との関わりも深い。語源はギリシャ語の「小さな杖」(βακτήριον)に由来している。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【遺伝の法則】は、【二倍体の生物】では【2つ存在するゲノム】の【片方を配偶子に入れ】、それを【他の個体が作った配偶子と合体】させることで、【再び二倍体の体を持つ子供を復元する際に成り立つ現象】です。

一倍体(左)と二倍体(右)
このように、【自分が持つ遺伝情報】と【他の個体が持つ遺伝情報】を【混ぜ合わせて子供を作るやり方】を【「性」と呼びます】。ヒトをはじめとして【性を持つ生物】はものすごく多く、【地球上の生物のほとんど】が性を持っています。しかしよく考えてみると、【性は生物学上最も大きな謎の一つ】なのです。

X染色体とY染色体
問題をわかりやすくするために、【性がない生物】を考えてみましょう。【バクテリア】など性を持たない生物は、繁殖のときに【自分の遺伝情報を複製】して倍に増やし、体が2つに分裂するときに、その半分ずつが新しい体に入ることで元の状態に戻ります。【とても単純】な方式ですね。

大腸菌
このとき、最初に【自分が持っていた遺伝情報のどれだけが子供に伝わるか】を考えます。元々持っていたものを【複製】し、それが【まるまる子供に伝わる】のですから、【伝達率は1】であることがわかるでしょう。子供は遺伝的な複製で、自分と全く同じ遺伝情報を持っているのです。

一方、【性を持つ生き物】はどうでしょう。【二倍体の生き物】を考えると、【2つ持つゲノムの片方】を配偶子に伝え、それを【他の個体が作ったもうひとつの配偶子】と【合体させ、子供を二倍体に戻す方式】です。
このとき、最初に【親が持っていた遺伝情報】のうちどれだけが子供に伝わっているでしょうか?

2つ持っていたゲノムの【半分】が伝わりますから、【遺伝情報の伝達率は0・5】ですね。つまり、【有性生殖】では、【自分の持つ遺伝情報】のうち、【半分しか子供に伝わらない】のです。

【生物の進化】について思い出してみましょう。【進化の原理】は、複数のタイプがあってその間で【遺伝情報の将来世代への伝達率に差がある】とすると、【それが高い方が増えていき、そういう性質のものばかりになっていく】ということでした。

これを性に当てはめて考えてみると、【無性生殖】の【遺伝情報の伝達率は1】、【有性生殖では0・5】ですから、【無性生殖】の方が世代あたり【二倍も有利】になります。であれば、生物は無性生殖のものばかりになってもおかしくはないように思われるのですが、実際には【ほとんどの生物が有性生殖】なのです。これは【大きなジレンマ】です。

遺伝情報の伝達率が低い【有性生殖】には、【その不利さを補ってあまりある有利性が存在するから】としか考えられません。それにしても、【二倍ものコストを克服する有利性とは一体なんなのか】。【性がなぜ進化したのか】は【生物学上非常に大きな謎】なのです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、著者も書かれているように、実感として、なかなか好きな教科だって思う方が少ないのではないか、と感じられる「生物学」に関する書物になりますが、世の中で何かと声高に喧伝される「多様性」だとか、「ダイバーシティ」だとか、とくに「左翼リベラル」が正しく理解しないまま用いている「言葉」について、キチンと理解していく上でも、この「生物学」、とくに「進化生物学」については必須となると思われるのですが、その取っ掛かりとして、本書は最適な良書の一つになります。

さて、本文中に「性は生物学上最も大きな謎の一つ」、「性がなぜ進化したのかは生物学上非常に大きな謎」と書かれていましたが、事実、「性」に関しては未だに明確な答えが導き出されていないのですが、いくつかの仮説があって、それは本書にも書かれていますので、ぜひ本書をご覧下さいませ。
で、その考え方は色々とあるようなのですが、当ブログで考えている(→もちろん、これは妄想ですw)ことは、無性生殖の遺伝情報の伝達率は1、つまり自らのクローンを生み出しているだけなのですが、有性生殖ではその半分しか自分の遺伝情報を伝達できませんので、自身の「生存」と「繁殖」において、その与えられた環境下で、より優位に立つ側が、「世代を超えて全体に置き換わっていく」のが「進化」ですから、自分の遺伝情報を100%伝え残すよりも、自分の遺伝情報を半分に留めたとしても、他の個体の遺伝情報を併せることの方が、より有利に働いたのではないか、と思っています(←あくまでも、妄想です)。
そういう風に考えれば、他者との共存こそが、自身の「生存」や「繁殖」にメリットをもたらしているのだと考えることが可能ではないか、と思うからなんですが。。。

いずれに致しましても、私たち人間は、「進化」の結果、いまの「性」があるわけです。

「性」というのは、「男性」が持つ遺伝情報と「女性」が持つ遺伝情報を、混ぜ合わせて子供を作るやり方のことです。英語で言えば「SEX」になります。

「男性」と「男性」だとか、「女性」と「女性」だとか、「男性なのに女性」だとか、「女性なのに男性」だとか、「男性だか女性だかは、その時の気分次第」などというのは、生物学の「進化」という観点から考えますと、「自然選択」によって、その「生産性の無さ」から、やがては消えゆく存在でしかありません。そもそも「繁殖」できないのですから。
もし、それでも自身の遺伝情報を残そうとすれば、いわゆる「バクテリア」の方式、つまり「細菌」の類と同じやり方で、自らのクローンを生み出すことになるのですが、それが目的だったりするのでしょうか?
それは「進化」ではなく、それと真逆の「退化」なんですけれども。。。

さて、ここからは昨日の「秘書問題」についてとなります。

① 秘書を1人雇いたいとする。
② n人が応募してきている。 nという人数は既知である。
③ 応募者には順位が付けられ、複数の応募者が同じ順位になることはない(1位からn位まで重複無く順位付けできる)。
④ 無作為な順序で1人ずつ面接を行う。次に誰を面接するかは常に同じ確率である。
⑤ 毎回の面接後、その応募者を採用するか否かを即座に決定する。
⑥ その応募者を採用するか否かは、それまで面接した応募者の相対的順位にのみ基づいて決定する。
⑦ 不採用にした応募者を後から採用することはできない。
⑧ このような状況で、最良の応募者を選択することが問題の目的である。

まず、具体的に考えるために、「n=3」とし、それぞれをAさん、Bさん、Cさんと仮定します。また、最良の応募者をAさん、次いでBさん、最後がCさんであるとします。
で、昨日と同じように、考えられるパターンを場合分けします。

ここで、もっとも単純に、一番最初に面接をした応募者を即採用としますと、

最良の応募者であるAさんを採用する確率は、「33.3・・・%」となります。
同じように、2回目の面接をした応募者を即採用したり、

3回目の面接をした応募者を即採用したりしても、結果は変わりません。

それでは、どのようにすれば、より良くなるのでしょうか?

この「秘書問題」を悩ましくしている要因は、
⑤ 毎回の面接後、その応募者を採用するか否かを即座に決定する。
⑦ 不採用にした応募者を後から採用することはできない。
⑧ このような状況で、最良の応募者を選択することが問題の目的である。
という条件にあるのですが、よく考えてみますと、最初の面接だけでは、他の応募者との比較が出来ない、ということに気づかれると思います。
つまり、応募者1人の面接をしただけでは、それが良いのか悪いのか判別が出来ない、ということになります。

そして、もう一度、問題の条件を確認してみますと、
⑥ その応募者を採用するか否かは、それまで面接した応募者の相対的順位にのみ基づいて決定する。
というのが含まれていて、「相対的順位にのみ基づいて決定」と書かれているわけですから、そもそも、最初の面接では相対的順位を判断しようがありませんね💛

ですので、最初の面接をした応募者は、とにかく不採用として、2回目の面接時に判断(→最初に面接した応募者よりも良いと判断した場合に採用)をすることと致しますと、

となり、3回目の面接者は自動的に採用となりますので、

この一連の面接によって、最良の応募者であるAさんを採用する確率は、御覧の通り、「50%」に上昇します。

それでは、これを、3人ではなく、4人とか5人とか、あるいは、もっと多くしていくと、果たしてどうなるのでしょうか?


ご関心がある方は、どうぞお調べになって下さいませ💛
ということで、本日はここまでとさせて頂きます。
続きは次回に♥
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