2018-11-09 (Fri)

意思決定(いしけってい、英: decision making)は、人や団体が特定の目標を達成するために、ある状況において複数の代替案から、最善の解を求めようとする人間の認知的行為である。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【集団で暮らす生き物】は、個体としての意思決定以外に【集団としてどう振る舞うか】という【決定をしなければなりません】。これを【集団的意思決定】と呼びます。

集団としての意思決定の結果は、【集団の運命を決めます】から、ここで適切でない判断をしてしまうと大きな損失を被(こうむ)ります。大きな脳を持つ脊椎動物なら、頭のいい個体が全体状況を踏まえて適切に対処することができるかも知れませんが、一匹一匹の能力は低いと考えられる【昆虫(ムシ)】などの社会もこの問題に直面しています。

【ムシの社会】では、どうやって【合理的な判断】ができるようになっているのでしょうか。

ここでは、【ミツバチ】や【アリ】が【新しい巣場所を選ぶ】際に【どのように振る舞っているか】を見ることで、その問題を考えていきましょう。

【ミツバチ】は新しい巣場所に引っ越すとき、群れが一時的に木の枝の股(また)などの【仮の場所に集合】して、そこから【あちこちに偵察のハチ】を飛ばします。偵察に行ったハチたちは巣に戻った後、自分が見て来た【「巣場所候補」がよいと思うと仲間をそこに動員するダンスを踊ります】。これはとても有名な【8の字ダンス】というもので、ハチは狭い範囲を8の字を書くように踊ります。

ミツバチのダンス - 太陽に対する角度が方向を示し、尻を揺する時間が距離を示す
このとき、8の字の向きによって目標の方向を、ダンスの激しさによって目標までの距離を伝えています。【まわりのハチ】はそのダンスに応じて、【その巣場所候補に行き、戻ってくるとダンスを踊ります】。
こうして、【各巣場所候補に次々とハチが動員されます】。しばらくの間はどこが選ばれるかは決まりませんが、1~2日たつと、【特定の場所に動員される個体】が多くなり、それが【ある程度以上の数に達する】と、【群れ全体が周期的な羽ばたきを開始】し、【全体がその場所へ向かって飛び立ちます】。このとき、最終的には、【最もふさわしい場所が選ばれる】ことがわかっています。

【アリ】でも状況は【同様】です。偵察個体が新しい巣場所を見に行き、戻ってくると仲間をそこへ動員します。ある程度の時間が経ち、【特定の巣場所候補にいる個体の数】が【ある程度の密度を超える】と、【全体がそこへ移動する】のです。このときも、複数候補のうち【最もふさわしい巣場所が選ばれます】。

ここで、偵察個体やそれに動員されていく個体は、【すべての巣場所候補を比べて、一番よい所へ仲間を動員しているわけではありません】。【ほとんどの個体は1ヵ所の巣場所候補にしか行かず】、そこがよいと判断すると仲間に対して動員行動を行うだけです。
個体はそのような意思決定をしているだけですが、【集団としては、全ての候補を比較した上で選択を行うのと同じ決定(最もよい場所を選ぶこと)ができています】。つまり、【コロニーの決定は個体の能力を超えている】のです。どのようなメカニズムがそれを可能にしているのでしょうか。

【ハチやアリたち】は、【集団の意思を決定するときに多数決を使っています】。…
ということは、【個体の意思決定が集団の意思に反映される】ためには、【できるだけたくさんの個体がある個体と同じ意思決定をしてくれるようにすればいい】のです。 つまり、【質の高い候補】には【多くの個体が動員】され、【質が低い候補】には【少数の個体しか動員されない】仕組みが必要です。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、著者も書かれているように、実感として、なかなか好きな教科だって思う方が少ないのではないか、と感じられる「生物学」に関する書物になりますが、世の中で何かと声高に喧伝される「多様性」だとか、「ダイバーシティ」だとか、とくに「左翼リベラル」が正しく理解しないまま用いている「言葉」について、キチンと理解していく上でも、この「生物学」、とくに「進化生物学」については必須となると思われるのですが、その取っ掛かりとして、本書は最適な良書の一つになります。

さて、昆虫(ムシ)の社会にも「多数決」が存在しているということがご理解頂けたと思いますが、先日も書かせて頂きましたように、そんな「多数決」というものについて、一向に理解する能力が備わらないのが、私たちの日本にごく少数存在している「左翼リベラル」の連中です。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆アリさんもハチさんも知っているのが『多数決』 ~ それを知らない「左翼リベラル」

で、それはさておきまして、ここで書かれていることは、「どのようになっているのか」(How)という観点から観察されているもので、
ミツバチは多数決によって集団的意思決定を行っている。
アリは多数決によって集団的意思決定を行っている。
という単なる事実について述べているだけになります。

そこで、もう一歩踏み込んで、「なぜそのようになっているのか」(Why)を「学ぶ」ことで、「論理的思考」が育まれていくようになります。
何故、ミツバチは多数決によって集団的意思決定を行っているのか。
何故、アリは多数決によって集団的意思決定を行っているのか。

このように考えていくと、「数学」がどうしても必要になってきます。

その「数学」というのは、この場合は「確率」の問題になるのですが、詳しくは次回に書かせて頂くと致しまして、「進化」の観点から考えると、ミツバチやアリが多数決によって集団的意思決定を行っているという事実は、多数決で意思決定をした集団は、その与えられた環境において、多数決ではない方法で意思決定した集団よりも、「生存」や「繁殖」において、より優位に働いた結果、「自然選択」によって、多数決で意思決定をした集団に全体が置き換わった、と考えられます。
つまり、最初から、その様に(=多数決による意思決定)していたわけではなく、「自然選択」による「進化」がもたらしたものだと考えられるということです。
ということは、その「多数決」が一向に理解できない「左翼リベラル」という生物は、「進化」を否定していることになります(笑)

で、そんな「進化」を否定する「左翼リベラル」に見られる典型的な傾向があります。一言で表現すると「偏向」ですが(笑)

そのことをご理解頂くために、これは以前にも書かせて頂いていることですが、次の問いについて考えてみてください。
【問題】 いま、「地球上のすべての人々は、理想社会の実現を目指している」、とします。あなたが描く状況は、次のどちらが「正しい」でしょうか?
① それぞれ各自が、独自の理想社会のイメージを持っている
② 地球上のすべての人々は共通して、ある理想社会のイメージを持っている

この問題自体には、唯一の正解はありません。
しかし、普通一般的に健全な方々であれば、①を選択されるはずです。なぜなら、自分の思い描くものと、他人が思い描くものが、必ずしも同じであるとは100%言い切れないからです。
ですが、何故かは知りませんが、「左翼リベラル」という生物は、②を選択します(笑)

これは、「スターリン」や「毛沢東」や「ヒトラー」といった、共産主義者・社会主義者に見られる典型的な傾向(偏向)で、それを「全体主義(ファシズム)」と言います。

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆柴犬と、文系アタマと、指示待ち族

さて、昨日はモーセの出エジプトのお話を書かせて頂きましたが、それとそっくりなことが現在起こっていることにお気付きでございますでしょうか?


☆アングル:米国目指して北上中、中米の移民キャラバンと歩く
様々な国の法律を無視して、まるで獣が好き勝手するかの如く、無謀な行動を起こしている卑怯者どもですが、何故、こんなことをしているのかと言えば、「夢の中で神様が、そこに向かいなさいとおっしゃった」などと寝ぼけたことをいう始末ですから、呆れるばかりですね💛

この手の連中を擁護するようなヒトは、非論理的であるのは間違いないのですが、それをやらせているのが「左翼ユダヤ人」で、私たち日本人の敵でもあります。


☆【米国:イスラエル、パレスチナ問題】集団自衛権の行使:酷似してきた中南米の大規模キャラバン隊と、ガザ国境付近の衝突の真の事情

☆【中米大量移民問題】中米移民キャラバンを背後で操る左翼団体とは
続きは次回に♥
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Re: タイトルなし * by みっちゃん
4711さん、こんばんは^^
いつも、ご訪問&コメント有難うございます💛
「親日中国人を育てる」⇒ 歴史に照らせば「孫文」という見本がありますから、それは無理だと思われるのですが、「おカネで釣り」、「洗脳し」、「本国へ戻し」、「のちの攪乱要員とする」というのであれば、そこにこそ、大金を投入すべきだと考えているのが当ブログです。
もちろん、無駄になるおカネもあると思いますが、「裏切者」というのは「餌(おカネ)」で動く、というか、それでしか動かない(立憲民主党に連なる連中がまさにそれですね)と思って、思いっきりやった方が良いと思います。
もちろん、精査は必要だと思いますが、私たち日本人が全力で取り組まなければならないことは、敵国である「中華人民共和国」の内側から、その体制崩壊を促す「内通者」を、どれだけ主要なポストに送り込むことができるか、という点です。
実は、すでに、それがかなり行われている、と当ブログは考えています。もちろん、我が国だけではなくて、ですが。
ということで、これからも何卒宜しくお願い致しま~す☆彡
いつも、ご訪問&コメント有難うございます💛
「親日中国人を育てる」⇒ 歴史に照らせば「孫文」という見本がありますから、それは無理だと思われるのですが、「おカネで釣り」、「洗脳し」、「本国へ戻し」、「のちの攪乱要員とする」というのであれば、そこにこそ、大金を投入すべきだと考えているのが当ブログです。
もちろん、無駄になるおカネもあると思いますが、「裏切者」というのは「餌(おカネ)」で動く、というか、それでしか動かない(立憲民主党に連なる連中がまさにそれですね)と思って、思いっきりやった方が良いと思います。
もちろん、精査は必要だと思いますが、私たち日本人が全力で取り組まなければならないことは、敵国である「中華人民共和国」の内側から、その体制崩壊を促す「内通者」を、どれだけ主要なポストに送り込むことができるか、という点です。
実は、すでに、それがかなり行われている、と当ブログは考えています。もちろん、我が国だけではなくて、ですが。
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いま、「中国若手行政官等長期育成支援事業民間競争入札実施要項(案)に関する意見募集の実施について」というパブリックコメントの募集が行われています。
(案件番号:350000158、11月20日締め切り)
なんと、親日中国人を育てる為に、日本の大学の修士課程に留学させ、学費、生活費、ひいては帰国後の同窓会費用まで、全てを面倒見ようという案件です。
それに加えて、民間の入札に中国やモンゴルの企業を参加させようという案件も一緒です。
何と馬鹿げたことをするのか、と思います。血税で敵を育てるのと同じです。
政治家も役人も、進んで売国しているとしか思えません。
個人情報を入力しないでも送れますし、ひとり何件でも応募してよいようなので、締め切りまで、毎日少なくとも1件は反対コメントを送ります!