2018-10-29 (Mon)

言葉(ことば) : 意味を表すため、口で言ったり字に書いたりしたもの。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 日常会話における【言葉のすれ違い】は、使っている【単語の定義を共有していない】ために起こることが多いのではないでしょうか。不毛な言い争いが始まりそうになったら、相手がその言葉で何を意味しているのかを、きちんと尋ねてみると良いかも知れません。

【数学の文章】のなかで【定義】がどのように現れるのかを見てみましょう。
(問題) 次の文章のなかで、定義をしているのはどの部分でしょうか。また、定義以外の文章はどのようなものですか。
2組の向かい合った辺が、それぞれ平行な四角形を平行四辺形という。平行四辺形の2組の対辺の長さは、それぞれ等しい。長方形は平行四辺形の特別な場合である。

それでは、一つひとつ検証しましょう。

2組の向かい合った辺が、それぞれ平行な四角形を平行四辺形という。
この文章は、平行四辺形とはどのような図形なのかを明確に定めています。よってこれは【「平行四辺形」という数学用語の定義】です。

平行四辺形の2組の対辺の長さは、それぞれ等しい。
この文章は平行四辺形の性質を述べたものです。したがって、これは【定義ではなく平行四辺形の性質を述べた「言い切り命題」】です。

長方形は平行四辺形の特別な場合である。
さて、これはどうでしょうか。「長方形は◯◯である」と言っているので定義のように見えますが、「特別な場合」とはどのような場合なのか、具体的には何も書いてありません。

【定義】とは【数学用語の意味】を【明確に確定する文】だったのですから、これでは【定義していることになりません】。

「特別な場合」というのは数学独特の言い回しで、この文章の場合は「長方形は平行四辺形の仲間である」という意味です。そして、人間が動物の仲間であることを「人間は動物である」と言うように、この文章も
長方形は平行四辺形である
という【「言い切り命題」】に書き直すことができます。したがって、最後の文も「言い切り命題」です。

ここで「長方形と平行四辺形はまったく別の図形ではないのか?」という疑問をもたれる方もいるでしょう。【平行四辺形の定義】は「2組の向かい合った辺が、それぞれ平行な四角形」というものでした。【この定義にこめられている気持ち】は
2組の向かい合った辺が、それぞれ平行な四角形で【さえあれば、ほかがどうなっていようと】、その四角形を平行四辺形と呼ぶ
ということです。長方形は向かい合った辺が平行なだけではなく、さらに4つの角が直角でもありますが、【とにかく向かい合った辺が平行ではあるので、長方形は平行四辺形なのです】。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、朝日新聞に代表される日本のメディアに非常に強く観察される「感情的」で、「偏った見方」でしか思考できない連中が抱く、私たちの日本を破壊しようと、「非現実的」であり、かつ「現実化させてはならない」考え方を、私たち日本国民の手で、正しく改めていくために必須となる「論理的」「数学的」な思考方法を、日常生活の中で普通に見られる事柄を例として、訓練していくための非常に優れた良書となります。

さて、本文中に「定義」と「命題」の違いが書かれていましたが、ここを理解できないのが「左翼リベラル」と呼ばれる連中や、当ブログが定義する「文系アタマ」の方々です。
例えば、この事例(↓)で考えてみましょう💛


金城龍太郎
☆石垣島の自衛隊配備反対派 住民投票を求める会の金城龍太郎代表(28)「選挙では民意を測れない。大切な民意を置き去りにするな」~ネット「都合の悪い時は民意じゃない!都合のいい時だけ民意だ!って言ってるってことですね」「民意って、意味がコロコロ変わるものなの?」
まず、「不毛な言い争い」を回避するためにも、私たち良識のある日本人は、「相手がその言葉で何を意味しているのか」を考えていく必要があるのですが、記事の中で、
「市長選や市議選では民意は測れない。住民投票が考えるきっかけとなり、どちらの立場であっても民意を出すことが必要ではないか。国まかせではなく、島の人の答えを出したい。身近な地域のために頑張りたい。それが島のためになれば」
という文章が書かれています。ここでのキーワードが「民意」であることは明らかなのですが、「市長選」「市議選」や「住民投票」、あるいは「国」「島」「身近な地域」という言葉が含まれている文章ですので、それらとの関連で「民意」という言葉の意味を「定義」されなければなりません。

ここで言う「島」という言葉は、「大陸」とか「列島」とか「半島」といった地理学的な概念としてではなく、金城龍太郎が住む「石垣島」のことを指しているはずです。また、「身近な地域」という言葉も、その「石垣島」の周辺もしくはその中の限られた部分という意味であるはずです。
で、「国」という言葉は、当然、私たちの「日本国」を意味しているわけですが、ここで「国」あるいは「国家」という言葉を次のように「定義」しておきましょう。
★ 住民(Staatsvolk=国民・人民)・領土(Staatsgebiet=領域・領土・領水・領空)・主権(Staatsgewalt=権力)及び外交能力(他国からの承認)を備えた地球上の地域のこと。
念のためですが、現在において、国際法上の「国家」の承認要件として一般的に認められているのが、ドイツの法学者であるゲオルク・イェリネックの学説に基づく、「国家の三要素」、すなわち、「Staatsvolk」「Staatsgebiet」「Staatsgewalt」を持つもので、それを「他国が認める」ものを「国家」として「定義」する、ということになります。

ゲオルグ・イェリネック
「他国が認める」というのは、大国である私たちの日本国が、テロリストの子孫が王さま気取りで国家ぶっている「北朝鮮」を「認めない」という事例が、非常に分かり易いのではないでしょうか💛 まさか「暴力団」もどきを「国家」と認めるわけにはいきませんので(笑)

直立不動の金正恩

この「国」・「国家」の定義からも明らかなように、金城龍太郎が住む「石垣島」という「島」は、私たちの「日本国」という広大な「国」に含まれる、極一部のエリアになります。

で、その現在における国際法上の「国家」に基づく「定義」では、次の3点がセットとなっているのですが、
〇 領域高権(Gebietshoheit) : 領土に対する権力
〇 対人高権(Personalhoheit) : 国民に対する権力
〇 自主組織権(Organisationshoheit) : 国家の組織自ら法によって定める権利
これらすべてを合わせたものを「統治権」と言い、これこそが「国家」の「最高権力」であり、一般的な言葉で言うと、「主権」とか「国権」になります。

で、良くある「勘違い」が、この「主権」という言葉の使い方で、ここで言っている「主権」というのは、他の国家、つまり「諸外国」に対する、私たち「日本国」の「統治権」、すなわち「国家主権」のことで、

それと混同しがちなのが、その「日本国」の意思決定をするのは私たち日本国民の「総意」であって、「日本国」がどのようにあるべきなのか、を「選択・決定・実行」していく「最高権力」が、私たち日本国民の「総意」にある、という意味での「国民主権」で、これは現在の仮の憲法に過ぎない日本国憲法にも書かれている通りです。

さて、その「国家」には、単一制国家と連邦制国家があるのですが、私たちの「日本国」は単一制国家ですので、さきほどの「国家主権」は「中央政府」が有していて、憲法の制定権も「中央政府」が独占しています。その「中央政府」の代理人(=日本国民の代理人)として「地方自治体」があり、その「地方自治体」はその地域住民の代理人でもあります。
以上の関係をまとめますと、次のようになります。
中央政府 : 「国家主権」を有する「日本国民の代理人」
地方自治体 : 「中央政府の代理人」かつ「地域住民の代理人」

それでは、ここでキーワードである「民意」という言葉を「定義」しようと思いますが、素直に受け止めて、「国民や住民の考え」で良いと考えられますので、中央政府に対する「民意」とは「日本国民の考え」であり、地方自治体に対する「民意」とは「日本国民の考えかつ地域住民の考え」となります。
つまり、さきほどのまとめを言い換えますと、次のようになります。
中央政府 : 「国家主権」を有する「日本国民の代理人」
地方自治体 : 「日本国民の代理人」かつ「地域住民の代理人」

ややもすれば、「地方自治体」は「何でも好き勝手に決めることができる」などという妄想を抱かれる方々が多いのですが、言葉の「定義」をキチンと理解することさえできるのならば、自らを「恥じる」ことができるはず、なんですが。。。

で、その「民意」というものを量る手段として、「選挙」とか「住民投票」と呼ばれる「制度」が存在しているわけですが、何故、そういった「制度」が必要とされるのかと申しますと、決して誰もがみんな、同じ考え方であるとは限らないから、「不毛な争い」を回避するためにも、一定のルールを決めて、それに沿って、みんなの意見を「総意」としてまとめ、その様にやっていきましょうね、という、まさに人間として人間社会を維持していくための高度な考えに基づいているわけですが、

先日も書かせて頂きましたように、「ありとあらゆる人々が自分の考え方と同じであらねばならない」というファシズム(全体主義)を良しとする「左翼リベラル」の非常に危険な考え方があるわけですが、この「金城龍太郎」も全く同じ考え方で、

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆柴犬と、文系アタマと、指示待ち族

「多数決」というものを理解されていない、つまり、「アリ」や「ハチ」でさえ理解しているであろうと考えられている、非常に「合理的」であり、「論理的」であり、「数学的」な「多数決」という考え方を御理解されていらっしゃらない、という残念な結論が導き出されることとなります。

それでは、「金城龍太郎」などの「左翼リベラル」らと、アリさんやハチさんは、どれほど違っているのか、ということを次回以降に書かせて頂きたいと思います。

続きは次回に♥
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