2018-10-17 (Wed)

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(social networking service, SNS)とは、Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスである。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 西尾 : いま【キリスト教】の話が出たから付け加えると、【カトリック】は【教会】が【神の国】です。【神の国は現実に存在】しているのだから、これ以上じたばたするなと。これ以上【革命を起こすとか、そういうことは考えなくてもいい】んだと。それよりも【ひたすら信仰しなさい】、【教会に忠誠を尽くしなさい】。そういう意味では、きわめて【保守的】です。

それに対して【プロテスタント】は、【これから神の国を実現しなければならない】。【急進的なプロテスタント】は、【明日にも実現する】。

そうでないプロテスタント、つまり【長老派など】は、「【神は再臨する】けれども明日ではない。しかし、【革命は起こる】んだ」と教えています。【急進的革命主義】と【漸進(ぜんしん)的な革命論】は【政治にもあります】が、【キリスト教】の中にも【急進派とゆっくり進めという2派ある】。

【カトリック】はもっと【現実主義的】で、もっと【保守的】で、もっといまの【人間の愚かさを含めた世界そのものを肯定している】と私は思います。アウグスチヌスからずっとそういう考え方で来ています。
中西 : 【カトリック】を論じるときに大事なことは、【カウンター・リフォメーション】いわゆる【反宗教改革】です。これで【カトリックも少し原理主義的になる】。【イエズス会以降のカトリシズム】は相当に【ピューリタニズム的】であり、【攻撃的】になってしまっているので、同じカトリックといってもそこは少し【仕分けが必要】だと思います。

イエズス会の紋章
もうひとつ、この関連で言っておくと、【ハーバード大学の歴史】は【非常に示唆的】です。ハーバードはどう見ても、【ニューイングランド】にイギリスの【もっとも急進的なピューリタニズムが移植された場】でした。いわば【ピューリタニズムの象徴のような存在】でしたが、【18世紀半ば】にかけて、あっという間に【三位一体(さんみいったい)の否定】や、いわゆる【理神論(りしんろん)】や【汎神論(はんしんろん)】の世界にぐっと【傾いた】。

【無神論】とは言いませんが、【ユニタリアン】は明らかに【理神論や汎神論と同様】、【キリスト教の根本教義】である【三位一体】を【無視】します。

【ユニタリアン】ですから、【ディアティ(神)つまり神性、絶対神としての超越的存在、その一点だけ】です。【パスカル】の有名な言葉がありますね。最初の一突きだけを神に頼り、後は全部【物質主義】で論じていく。【デカルト的なるもの】の本質をパスカル流にこう言っている。

ブレーズ・パスカル

ルネ・デカルト
話を戻すと【ハーバード】は、【18世紀半ばからユニタリアン化】し、そして【目に見えて世俗化】します。その代わり、【政治的に急進化】します。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、著名な保守の論客らが、世界の文明論的な立ち位置から、私たち日本の「世界史的立場」を再認識しようと試みているもので、非常に価値のある議論が展開されている良書で、本当の「世界史」を理解していく上でも、参考にすべき書物になります。

さて、本文の最後のところで、パスカルとデカルトのお話が出てきましたが、ここは非常に重要なところだと思います。
パスカルの言葉に「繊細なる精神」というのがありますが、「何かを考えている」という現象はわかるけれど、その内容、中身、種類までは解明できない、というような意味で、あの有名なフレーズ、「人間は考える葦(あし)である」にも繋がっていきます。
それと正反対と言えるのが、デカルトの「われ思う故にわれあり」で、一見すると同じようなことを述べているように思ってしまいがちですが、その中身は似て非なるもので、このデカルトを起点とした自然科学の急速な発達が、それまでの西洋キリスト教世界に「分裂」「否定」の流れを生み出し、そして現代における「破壊」へと一貫して継続している潮流があることを、私たち日本人は知っておく必要があります。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆パスカルとデカルトと「クオリア」

10年前に亡くなったアメリカのコメディアンのジョージ・カーリンの言葉として、「Doin' It Again(またやってる)」の中で次のような一節があります(下の動画の冒頭にあります)。
「There's a lot of things you never see and you don't know you don't see them because you don't see them. You've got to see something first to know you never saw it. Then you see it and say, "Hey, I never saw that." Too late, you just saw it.」
(あんたらが絶対目にしないものはたくさんあって、しかも目にしてないってことはわからない。だって、見えてないんだから。何かを見たことが無かったっていうことに気が付くには、まず見ないと。。。そいつを見て、「おや?こんなのは見たことが無い」って言うんだ。おっと残念、いま見ただろ!)

要するにパスカルと同じことを言っているわけですが、そういったことが分からない困った方が一部いらっしゃるのも事実ですね💛
さて、ここからは一昨日の宿題の続きになりますが、最近のこんなニュース(↓)で、わざわざ大騒ぎするメディアですが、


☆米の対日「為替条項」要求、新たな火種の可能性(1/2ページ) - 産経ニュース
すべては支那にある中華人民共和国を敵国とした戦争の一環である、ということを理解していないのでしょうね(笑)


☆インタビュー:米中通商協議、為替が議題に含まれるべき=米財務長官
さて、一昨日の宿題というのが、以下のものになります。
① なぜ、イギリスは「EU(European Union)」を離脱するのに、「TPP(Trans-Pacific Partnership Agreement)」へは参加する可能性があるのか。
② 2018年9月26日の日米首脳会談における日米共同声明に記述された「日米物品貿易協定」、英語で「TAG(Trade Agreement for goods)」は、「TPP(Trans-Pacific Partnership Agreement)」や「EPA(Economic Partnership Agreement)」と違いがあるのか。

まず、②に関しまして、このようなデマを流している連中(↓)が存在しておりますので、さっさと先に片づけておきたいと思います💛


☆外交文書までねつ造/日米共同声明 日米FTAそのもの/志位委員長が批判

☆今度は日米共同声明で改ざん “トンデモ造語”TAGでFTA隠し


☆日米首脳会談 共同声明 和文(2018年9月26日)
まず、「しんぶん赤旗」の記事の中で、日本共産党の独裁者である志位和夫は、日米共同声明(↑をご参照)の和文にある「日米物品貿易協定(TAG)」という言葉が「英語の正文にはない」と断定し、「日米首脳会談で協議開始で合意したのは日米FTA(自由貿易協定)そのものだ。外交文書のねつ造まで行われた」と発言したと書かれています。
「 志位氏は、(a)外務省発表の日米共同声明の日本語訳と(b)英語の正文、(c)在日米国大使館の日本語訳を示し、外務省の声明には「TAGの交渉を開始する」とあるが、英語の正文には「TAG」という表現そのものがないと指摘。在日米国大使館の訳にも「TAG」との表現はなく、「米国と日本は、必要な国内手続きが完了した後、早期に成果が生じる可能性のある物品、またサービスを含むその他重要分野における日米貿易協定の交渉を開始する」としていると説明し、「こちらの方が英語の正文の正確な翻訳だ」と述べ、日米共同声明は「日米FTA交渉を開始することを両国で確認したということにほかなりません」と強調しました。」

それでは、ご一緒に確認をしてみましょう💛
(a)外務省発表の日米共同声明の日本語訳

☆日米首脳会談 共同声明 和文(2018年9月26日)
(b)英語の正文

☆日米首脳会談 共同声明 英文(2018年9月26日)
(c)在日米国大使館の日本語訳

☆在日米国大使館・領事館HP 日米共同声明 日本語文書(参考のための仮翻訳)20180926
以上の3つの文書を根拠に、日本共産党の独裁者である志位和夫は、「日米物品貿易協定(TAG)」という言葉が「英語の正文にはない」と断定し、「日米首脳会談で協議開始で合意したのは日米FTA(自由貿易協定)そのものだ。外交文書のねつ造まで行われた」と発言したわけですが、それではアメリカのホワイトハウスのホームページに書かれた、次の文書は一体何だというのでしょうか?

(d)ホワイトハウスの英文(正文)

☆ホワイトハウスHP 日米共同声明 英文(正文)20180926


以上で、日本共産党の独裁者である志位和夫が、「日米物品貿易協定(TAG)」という言葉が「英語の正文にはない」と断定していたことが、さすが日本共産党だけあって、「真っ赤っかな嘘」であることが理解できるわけですが、

もう一つ、「日米首脳会談で協議開始で合意したのは日米FTA(自由貿易協定)そのものだ。」と発言した部分についても書かせて頂きますと、まずは、キチンと「論理的」に言葉の定義を確認してみましょう💛
(A) 「日米物品貿易協定」 = 「TAG(Trade Agreement for goods)」
(B) 「自由貿易協定」 = 「FTA(Free Trade Agreement)」
上記の英語での名称からも、瞬時に理解ができると思うのですが、一昨日のところでも書かせて頂きましたが、「自由貿易協定(FTA)」というのは物品の関税(「モノ」の移動の自由化)やサービス貿易の障壁等を削減・撤廃することを目的とする協定ですので、
(B)FTA = 「物品の関税の削減・撤廃」 + 「サービス貿易の障壁等を削減・撤廃」
となりますが、その一方で「TAG」は
(A)TAG = 「物品の関税の削減・撤廃」
と限定された単なる協定ということになります。
ここで、「物品の関税の削減・撤廃」を「X」、「サービス貿易の障壁等を削減・撤廃」を「Y」と置いてみますと、
(A)TAG = X
(B)FTA = X + Y
となるのですが、上記から
(A)TAG = (B)FTA
であると、理解不能な発言をしているのが日本共産党の独裁者である志位和夫、ということが、ご納得いただけましたでしょうか(笑)

戦前からも、ずっとそうでしたが、まさに「デマ」を流すのが得意なのが日本共産党で、現代風に言えば、「SNSのデマ」とまさに同じで、その「SNS」というのは、実は「しょうもない新聞(Syo-mo-Nai-Sinbun)」である「しんぶん赤旗」や「朝日新聞」などのことを指しているというのは、すでに一般常識ですね💛


続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキング

- 関連記事
-
- 「不思議の国のアリス」と「偉大なる漢民族」 (2019/05/07)
- 「オンドル」を知らないで満洲の歴史を語ってしまう「山室信一」の恥ずかしさ (2019/05/06)
- 「満洲国」を無かったものにしておきたい中国共産党 (2019/05/05)
- 共産主義者は暴力がお好き (2019/02/28)
- 共産党の本職は、「サボる」ことなんですw (2019/02/27)
- コミンテルン(国際共産党)の下部組織が日本共産党です (2019/02/26)
- 「治安維持法」は、なぜ必要だったのでしょうか? (2019/02/25)
- SNSのデマには、ご注意ください! ~ 公式 『 しんぶん赤旗 = SNS 』 (2018/10/17)
- 歴史を学ぶのに「数学」がゼッタイ必要な理由 (2018/10/16)
- 【問題】イギリスがEUを離脱するのに、TPPには参加しようとするのは何故? (2018/10/15)
- 「バチカンVS.中国」、でいま起こっていること。。。400年前のイギリスで考えてみましょう💛 (2018/10/14)
- すでに始まっちゃってます💛 空爆による制空権確保が終わって、いよいよ地上戦(=ポスト空爆)への準備段階に。。。 (2018/10/13)
- ロベスピエールと立憲民主党と日本共産党の共通点 (2018/10/12)
- フランス革命 ~ 忘れてしまいたいフランス人、正しく知らない日本人 (2018/10/11)
- 柴犬と、文系アタマと、指示待ち族 (2018/10/10)