2018-10-11 (Thu)

ヴェルサイユ宮殿に向かう途中で見物人たちによって歓迎された女性たち
ヴェルサイユ行進(ヴェルサイユこうしん、フランス語:La Marche des Femmes sur Versailles)は、フランス革命の際、1789年10月5日、女性を中心としたパリ市民がヴェルサイユ宮殿まで行進し、フランス国王ルイ16世をパリに連行した事件である。別名「十月事件」「十月行進」。
1789年10月5日の早朝、パリの広場に集まった約7,000人の主婦らが「パンを寄越せ」などと叫びながら、国王と議会に窮乏を訴えるため、ヴェルサイユに向かって行進を開始。ラファイエットの率いる2万の市民軍が後を追った。彼らはバスティーユ牢獄襲撃事件の功労者マイヤールを先頭に、降りしきる雨の中、約20kmの道のりを6時間かけて行進してヴェルサイユ宮殿に到着した。各々が武器を取り、大砲まで持ち出して行進したといわれる。
狩りを好んで行った国王はこの日も狩りに出ており、民衆は更に4時間近くの待機を強いられた。狩りから戻った国王は宮殿に集った大勢の民衆に恐れをなし、パンの配給を表明した。これにより民衆の興奮は幾分治まったが、翌6日未明、武装した市民の一部が宮殿に乱入し、これを阻止しようとしたスイス傭兵の近衛兵数名を殺害した。これを見た民衆は暴徒と化し、宮殿に雪崩れ込んで略奪を行うと共に、国王を拘束した。民衆は国王に対しパリへの帰還を迫り、その日の午後に国王一家をパリに連行した。

1789年10月5日ヴェルサイユ宮殿の女性の行進のイラスト
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【日本】は、フランス本国に次いで、【世界で2番目にフランス革命の研究が進んでいる国】だそうです。

【日本人のフランス革命好きは異常】です。

池田理代子先生の少女マンガ【『ベルサイユのばら』の影響が大きい】のでしょうか。

【「革命」】と聞いただけで、【血沸き、肉踊らせる日本人が多いのには困ったもの】です。


☆枝野立憲代表「この国を動かすために政治家やってる。自分が総理大臣になれないことが確定した時点で(政治家を)辞めます」

【フランス人】からしたら、日本人に心の底から言いたいでしょう。

【「頼むから忘れさせてくれ!」】

それでは恒例の通説にいきましょう。日本のフランス史はだいたいこんな感じです。
《通説》 アメリカ独立戦争に勝利したものの、フランスの財政は疲弊していた。国王ルイ16世は【三部会】を召集し、事態を収拾しようとする。しかし、人気の高いネッケル財務長官の罷免をきっかけに民衆の怒りは爆発し、バスチーユ監獄襲撃事件をきっかけに事態は革命に至る。外国の介入、国王一家の逃亡事件、そして処刑を通じて、革命は激化していく。

【こんな通説を信じているから、日本人はフランス革命のことがわからなくなる】のです。

【フランス革命】はよく言われるような【「国王&貴族VS.民衆」の戦いではありません】。

この通説に嘘はないのですが、しかし【もっと大事な本当のことを隠しています】。

だから日本人は騙されてしまうのです。

人を騙すのに嘘をつく必要はありません。【より重要な本当のことを黙っていればいい】のです。


☆<#テレビが絶対に報道しないニュース>米国政府、新華社通信と中国中央テレビ(CCTV)傘下のCGTNを「共産党宣伝機関」と認定~ネット「ツイッターでトランプに日本のマスゴミも制限かけるようお願いしとけよ」「日本のメディアも特亜のプロパガンダ機関になってるぞ」

☆堀田記者、初鹿明博議員のセクハラ問題に言及「政治資金で口止めしたという事があるので、今取材している。また質問します」


1つずつ、【検証】していきましょう。
まず、アメリカ独立戦争でフランスの財政は疲弊していた。これは事実です。しかし、その評価に関しての疑義は前節で述べました。
次に、【三部会】です。【3つの身分から成る議会のこと】です。1789年1月に開会が請願され、5月に召集されました。アベ・シェイエスという政治家が【『第三身分とは何か』】という本を書いて、【フランス革命の理論的支柱】になりました。

【第三身分である民衆】が【貴族に対して革命を起こした】、というストーリーで語られるのが【フランス史の常】です。

ほ~ら、【もう騙されています】。

では、【貴族はどの身分でしょう?】

【第二身分】です。

では、【第一身分とは?】

【法服貴族、カトリックの僧侶】です。

こんなこと【高校教科書にも書いてあること】なのに、「国王&貴族VS.民衆」の戦いととらえること自体が、誤りなのです。

三部会は、【「第一身分&第二身分VS.第三身分」の対立】で始まりましたから、【「僧侶&貴族VS.民衆」という構図】で捉えなければ、わけがわかりません。

第一身分と第二身分を背中に背負う第三身分の風刺画
これに、【重要な補足を2つ】付け加えます。

1つは、【「民衆」とは「金持ち」のこと】であること。

【ブルジョワジー(ブルジョア)】という言い方をします。本物の貧乏人は、選挙に出たりなんかできません。金持ちとか教師のような知識人層でないと無理です。

もう1つは、【第三身分の圧倒的多数は「国王陛下万歳」でした】。

前節で見たように、【ルイ16世は開明的な君主】でしたから、最初は【庶民の希望の星だった】のです。

これまでのフランス史で、【国王、カトリック僧侶、貴族の三つ巴のくっついたり離れたりの抗争】を見てきましたが、【第三身分は僧侶と貴族を敵にするにあたり、国王とネッケル財務長官のような一部の政治家に期待をかけていた】のです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、昨日のところでご紹介させて頂いた岡潔さんと同じく、当ブログのお気に入りの著者の一人である倉山満さんによる書物で、これまでにも何冊かご紹介させて頂いている、あの人気シリーズ『嘘だらけの・・・』の中の一冊となります。最近は、「世界史」を学び直してみようという方々が数多くいらっしゃいますが、そういった方々におススメなのはもちろんのこと、何となく無意味に感じる暗記物教科として、「世界史」や「日本史」など「社会科」と呼ばれる劣悪な「学科」から疎遠になってしまった理系の方々にも、是非ともご覧頂きたい良書になります。

さて、本文中にも書かれていましたが、「フランス人」が「忘れさせて欲しい」、つまり「無かったことにしたい」ほどの「フランス革命」について、何故か、何の必要があってなのか理解に苦しむのですが、それを重視してしまう日本の歴史家がたくさん存在しています。
もう一度申し上げますと、当の「フランス人」でさえ、恥ずかしくて、歴史から消してしまいたいほどの「汚点」の一つである「フランス革命」というものを、私たちの日本で、現在のところ「歴史学者」と自称している大学教授などが、そのようなフランス人の気持ちさえ考えず、持ち上げている、という「奇妙」で「気持ち悪い」、そのような教育が行われています。

一体、これは、何故なのでしょうか?

「歴史学者」と自称している大学教授どもが、実は「左翼リベラル」であって、そんな彼らの思想・信仰ともいえるモノの始まりが「フランス革命」であり、その根底にあるのが「ルソーの妄想」だからです。

それでは、その「ルソーの妄想」というのが何かと申しますと、「フランス革命」(1789年)の約30年ほど前に、ジャン=ジャック・ルソーは「人間は自由意思を持つ」との主張を『社会契約論』という著書で発表します(1762年)。

ジャン=ジャック・ルソー
それでは、ルソーの「人間は自由意思を持つ」との主張にある「自由意志」という場合の「自由」というのは、一体、何からの「自由」なのでしょうか?

ヒントは、本文中に書かれていた「第一身分」による柵(しがらみ)あるいは束縛からの「自由」です。

答えは、西ローマ帝国(つまりローマでありバチカン)由来の「キリスト教(カトリック)」からの「自由」になります。

ここで、「キリスト教」を理解していない多くの日本人は、キリスト教徒ではない自分たち日本人の考え方で、それを理解しようとすることで、甚だしい勘違いを引き起こしてしまいます。

例えば、私たち日本人なら誰もが知っている「ゆびきり(指切り)」というものがあります。
「ゆびきりげんまん(指切拳万)、嘘ついたら針千本呑(の)~ます♪」
という、アレです。

現在においても、一般的に日本人の間で交わされる「ゆびきり」というのは、「約束」というイメージの範疇に含まれていると思います。
もちろん、「約束」を破ったりすれば、非難はされますが、「握り拳(にぎりこぶし)で10000回殴る」とか、「裁縫針を10000本呑ませる」というような「罰」を与えられると、まさか本気で真剣に考えているような日本人はいらっしゃらないのではないでしょうか?

余談になりますが、約900年前の、鎌倉時代の私たち日本の記録として、合戦において同士討ちを誤ってしてしまった場合には、「指詰め(ゆびつめ)」と呼ばれる「仕来(しきた)り」が存在していたようで、それが現代のヤクザの「エンコ詰め」へと繋がっているようなんですが(笑)
お話を元に戻しますと、その「約束」と類似した言葉として「契約」という言葉があります。英語で「contract」、con(共に)+tract(引く)ですから、「両者を共に引き付ける」という意味から成り立っていますが、そこには当事者同士の何らかの合意があって、一定のルールが存在しています。ジャン=ジャック・ルソーの『社会契約論』でいうところの「契約」もその意味です。

しかし、これは、生まれながらにして「罪人」である人間は、唯一絶対の神であるイエス・キリストの「命令」の下で生きているだけ、という「キリスト教の世界観」とは矛盾しています。

そのことに気が付けば、「フランス革命」の本当の姿もハッキリと見えてくると思います。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆日本の「逮捕」とアメリカの「逮捕」

余談になりますが、「左翼リベラル」が愛してやまないジャン=ジャック・ルソーが、どのような人物であったのか、ご本人が書き残しているものがあります。



ご参考までに、以下、Wikipediaからの抜粋となります。
↓
「●私生活においては、マゾヒズムや露出癖、晩年においては重度の被害妄想があった。こうした精神の変調の萌芽は若い頃からあり、少年時代に街の娘たちに対する公然わいせつ罪(陰部を露出)で逮捕されかかった。更に、自身の5人の子供を経済的事情と相手側の家族との折り合いの悪さから孤児院に送った。自身の著書『告白』などでそれらの行状について具体的に記されている。
●生涯、ルソーが経済的に裕福だったことは一度もない。当時はまだ著作権が整備されておらず、たとえ本がどれほど売れようと原稿は基本的に買い取り制であった。また本人が年金制度を晩年まで嫌悪していたため、常に他人の世話になって生活することが多く、唯一定職と言えるものは、若い頃から趣味でやっていた楽譜の浄写くらいで、これが貴重な収入源であった。しかし最後には年金への主張を改め、それを受け取るために各方面に働きかけた。
●生涯において、公的な学習機関を修了したことは一度もない。一度だけ、ヴァランス夫人の勧めで神学校に通ったことがあるが、1年と持たなかった。」

ジャン=ジャック・ルソー
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