2018-10-05 (Fri)

アンガウル州(アンガウルしゅう)は、パラオ共和国の州の一つ。アンガウル島はパラオ諸島の南、ペリリュー(ペレリウ)島の南西10kmに位置し、パラオを取り囲むサンゴ礁のさらに南にある。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【船坂弘】さんは、【世界最強の軍人】と言われた人物である。大東亜戦争末期の昭和19(1944)年には、【パラオ】のアンガウル島で満身創痍となりながらも戦い続け、【敵国のアメリカ兵からも尊敬】された。

第219部隊伍長だった頃の舩坂弘
縁あって、パラオのペリリュー島に暮らすお婆ちゃんと仲良くなった。彼女は船坂氏をよく知る人だ。
「船坂さんは優しかったよ」
と語っていた。ボロボロになったアルバムを出してきて、
「これが船坂さんだよ。とっても立派な方だった」
と涙ながらに語っていた。

アメリカ海軍によるアンガウル島への上陸準備艦砲射撃
戦後の船坂氏の功績にも頭が下がる。【世界最強の日本兵】は、昭和21年に復員の後、【渋谷で1坪の書店】を始めた。現在、渋谷駅からスクランブル交差点を渡るとある、センター街の入り口に店を構える【大盛堂書店】である。

船坂氏は、書店経営の多忙な日々の中でも頻繁にパラオを訪れ、【ペリリュー、アンガウルと日本兵の遺骨収集や慰霊塔の建設に奔走】。遺族に対しても絶大なる支援を行い、三島由紀夫氏とも親交を続けていた。
【不死身の分隊長、船坂弘陸軍軍曹】、大盛堂書店代表取締役は、平成18(2006)年2月11日、満85歳で生涯を終えた。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、アジア各国の貧困地域への調査・支援を長年なされている、私たち日本人が誇りとすべき著者の活動を通じて、私たち日本人が知らない、あるいは忘れてしまっている、非常に大切なことを、丁寧に教えて下さる良書となります。

さて、本文中に「パラオ」のお話が出てきていましたが、これまでにご紹介させて頂いた何冊かの書物の中でも、様々な形で取り上げられています。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆パラオでダイビング ~ 元自衛隊の“オヤジ”たち

☆マッカーサー参謀の戦法 ~ ペリリュー島、硫黄島、そして沖縄

☆白人キリスト教徒より慈悲と礼節を知る民 ~ 妄想を抱きしめるジョン・ダワー

で、船坂弘さんが戦ったのが「アンガウルの戦い」でした。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 アンガウルの戦い(Battle of Angaur)は、第二次世界大戦におけるパラオ - マリアナ戦役最後の戦いであり、この戦いで舩坂は多大な戦果を上げることになる。擲弾筒(てきだんとう)および臼砲(きゅうほう)にて米兵を100人以上殺傷したといわれる。水際作戦により中隊が壊滅する中、舩坂は筒身が真赤になるまで擲弾筒を撃ち続け、退却後は大隊残存兵らと島の北西の洞窟に籠城、ゲリラ戦へと移行した。
3日目には、舩坂も米軍の攻勢の前に左大腿部に裂傷を負う。米軍の銃火の中に数時間放置され、ようやくやって来た軍医は、傷口を一目見るなり、自決用の手榴弾を手渡して立ち去って行ったという。
瀕死の重傷を負いながらも舩坂は足を包帯代わりの日章旗で縛ることで止血し、夜通し這うことで洞窟陣地に帰り着き、翌日には左足を引き摺りながらも歩けるまでに回復した。その後も瀕死クラスの傷を負うも、動くことすらままならないと思われるような傷でも、数日で回復しているのが常であった。 これについて舩坂は「生まれつき傷が治りやすい体質であったことに助けられたようだ」と、その事由を述べている。
舩坂は絶望的な戦況にあってなお、拳銃の3連射で米兵を倒したり、米兵から鹵獲した短機関銃で2人を一度に斃し、左足と両腕を負傷した状態で、銃剣で1人刺し、短機関銃を手にしていたもう1人に投げて顎部に突き刺すなど、奮戦を続けていた。実際、舩坂の姿を見た部隊員たちから、不死身の分隊長と形容する声が聞かれるほどであった。
しかし、食料も水もない戦場での戦いは日本兵を徐々に追い詰めて行き、洞窟壕の中は自決の手榴弾を求める重傷者の呻き声で、生地獄の様相を醸し出していた。弘自身も腹部盲貫銃創の重傷を負って這うことしか出来なくなり、その傷口から蛆虫が涌くのを見るにつけ、蛆に食われて死ぬくらいなら最早これまでと、ついに自決を図ったが、手榴弾は不発であった。舩坂は暫し茫然とし、自決未遂という現実に、なぜ死ねないのか、まだ死なせて貰えないのかと、深い絶望感を味わったという。
戦友も次々と倒れ部隊も壊滅するに及び、舩坂は死ぬ前にせめて敵将に一矢報いんと米軍司令部への単身斬り込み、肉弾自爆を決意する。手榴弾6発を身体にくくりつけ、拳銃1丁を持って数夜這い続けることにより、前哨陣地を突破し、4日目には米軍指揮所テント群に20メートルの地点にまで潜入していた。この時までに、負傷は戦闘初日から数えて大小24箇所に及んでおり、このうち重傷は左大腿部裂傷、左上膊部貫通銃創2箇所、頭部打撲傷、左腹部盲貫銃創の5箇所であり、さらに右肩捻挫、右足首脱臼を負っていた。また、長い間匍匐(ほふく)していたため、肘や足は服が擦り切れてボロボロになっており、さらに連日の戦闘による火傷と全身20箇所に食い込んだ砲弾の破片によって、さながら幽鬼か亡霊のようであったという。
舩坂は米軍指揮官らが指揮所テントに集合する時に突入すると決めていた。当時、米軍指揮所周辺には歩兵6個大隊、戦車1個大隊、砲兵6個中隊や高射機関砲大隊など総勢1万人が駐屯しており、舩坂はこれら指揮官が指揮所テントに集まる時を狙い、待ち構えていたのである。舩坂はジープが続々と司令部に乗り付けるのを見、右手に手榴弾の安全栓を抜いて握り締め、左手に拳銃を持ち、全力を絞り出し、立ち上がった。突然、茂みから姿を現した異様な風体の日本兵に、発見した米兵もしばし呆然として声も出なかったという。
米軍の動揺を尻目に船坂は司令部目掛け突進するも、手榴弾の信管を叩こうとした瞬間、頸部を撃たれて昏倒し、戦死と判断される。駆けつけた米軍軍医は、無駄だと思いつつも舩坂を野戦病院に運んだ。このとき、軍医は手榴弾と拳銃を握り締めたままの指を一本一本解きほぐしながら、米兵の観衆に向かって、「これがハラキリだ。日本のサムライだけができる勇敢な死に方だ」と語っている。当初船坂は情をかけられたと勘違いし、周囲の医療器具を壊し、急いで駆けつけたMPの銃口に自分の身体を押し付け「撃て!殺せ!早く殺すんだ!」と暴れ回った。この奇妙な日本兵の話はアンガウルの米兵の間で話題となった。舩坂の無謀な計画に対し、大半はその勇気を称え、「勇敢なる兵士」の名を贈ったという。」
ちなみに、パラオのアンガウル州では、州の憲法によって「日本語」が公用語として定められているそうです。もちろん、世界を見渡しても、唯一の事例になります。

ところで、さきほど、米軍軍医の言葉として「これがハラキリだ。日本のサムライだけができる勇敢な死に方だ」というのが書かれていましたが、この発言から、どのようなことが分かるでしょうか?

昨日のところで、「古代インドの思想・哲学」においては、「生まれ変わる」ことを繰り返さなければならないことこそが、「苦」であり、金輪際、二度と「生まれ変わる」ことがないこと、つまり、「輪廻」からの解放こそが最高の理想であって、言い換えれば「永遠の死」こそが、それを「解脱(げだつ)」と言いますが、それこそが「宗教の最高目標」であったということを書かせて頂きました。
ここから分かることは、「肉体」と「魂」という捉え方があるということです。

それでは、「ユダヤ教」では、人間が死んだらどうなるのでしょうか?

「ユダヤ教」で、ただ一つの存在として、何故か信じられている神さまが「ヤハウェ(エホバ)」と呼ばれるモノですが、その「ヤハウェ(エホバ)」というモノは、
「人間が死んだらどうなるの?」
という疑問に対して、無関心です💛

「死んだらどうなるの?」という質問に対する回答というのは、『旧約聖書』と呼ばれるモノに含まれている『コヘレトの言葉(コヘレトのことば、ヘブライ語:קֹהֶלֶת)』、『伝道(伝道者)の書』にある次の一文だけになります。

「 3:1 天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。
3:2 生るるに時があり、死ぬるに時があり、植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
3:3 殺すに時があり、いやすに時があり、こわすに時があり、建てるに時があり、
3:4 泣くに時があり、笑うに時があり、悲しむに時があり、踊るに時があり、
3:5 石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、
3:6 捜すに時があり、失うに時があり、保つに時があり、捨てるに時があり、
3:7 裂くに時があり、縫うに時があり、黙るに時があり、語るに時があり、
3:8 愛するに時があり、憎むに時があり、戦うに時があり、和らぐに時がある。
3:9 働く者はその労することにより、なんの益を得るか。
3:10 わたしは神が人の子らに与えて、ほねおらせられる仕事を見た。
3:11 神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。それでもなお、人は神のなされるわざを初めから終りまで見きわめることはできない。
3:12 わたしは知っている。人にはその生きながらえている間、楽しく愉快に過ごすよりほかに良い事はない。
3:13 またすべての人が食い飲みし、そのすべての労苦によって楽しみを得ることは神の賜物である。
3:14 わたしは知っている。すべて神がなさる事は永遠に変ることがなく、これに加えることも、これから取ることもできない。神がこのようにされるのは、人々が神の前に恐れをもつようになるためである。
3:15 今あるものは、すでにあったものである。後にあるものも、すでにあったものである。神は追いやられたものを尋ね求められる。
3:16 わたしはまた、日の下を見たが、さばきを行う所にも不正があり、公義を行う所にも不正がある。
3:17 わたしは心に言った、「神は正しい者と悪い者とをさばかれる。神はすべての事と、すべてのわざに、時を定められたからである」と。
3:18 わたしはまた、人の子らについて心に言った、「神は彼らをためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。
3:19 人の子らに臨むところは獣にも臨むからである。すなわち一様に彼らに臨み、これの死ぬように、彼も死ぬのである。彼らはみな同様の息をもっている。人は獣にまさるところがない。すべてのものは空だからである。
3:20 みな一つ所に行く。皆ちりから出て、皆ちりに帰る。
3:21 だれが知るか、人の子らの霊は上にのぼり、獣の霊は地にくだるかを。
3:22 それで、わたしは見た、人はその働きによって楽しむにこした事はない。これが彼の分だからである。だれが彼をつれていって、その後の、どうなるかを見させることができようか。」 『伝道(伝道者)の書』 第三章より
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆口語訳聖書 伝道の書
この、「人の子らの霊は上にのぼり、獣の霊は地にくだる」という部分は、紛れもなく、「バラモン教」の、良いことをしていたならばより高いところに、悪いことをしていたならば低いところに、「生まれ変わる」という、「因果応報」という考え方だということは明らかです。
その上で、「だれが知るか」と書かれています(笑)
つまり、「知らない」わけです・・・唯一絶対であると、何故か信じられている、その「ヤハウェ(エホバ)」というモノは💛

また、非常に大切な点ですが、「死んだらどうなるの?」という疑問に対する答えが用意されていない点で、「肉体」と「魂」という捉え方が無い、つまり、現在生きている人間のためだけの宗教ということになります。
「死後」のことには無関心で、「現世」のことに関心がある「宗教」であるのが「ユダヤ教」ですから、死んだ後の「天国」とか「地獄」という考え方はありません。
決まりごとはただ一つ、「唯一絶対の神であるヤハウェ(エホバ)」との契約を守らなければ、「根絶やしにされる」ということだけです。

そして、その「ユダヤ教」をベースとしている「キリスト教」においても、当然、それを引き継いでいるわけですから、現在生きている人間のためだけの宗教ということになりますし、「天国」とか「地獄」という考え方はありません。

もう一度繰り返しますが、「キリスト教」においては、「天国」とか「地獄」という考え方はありません。

恐らく、多くの日本人の方々が、勘違いされていると思われるのが、ここです。

「そんなハズがない!」と疑われる方のために、「問題」を一つだけ書かせて頂きますと・・・
【問題】 「キリスト教」では、人間が死んだらどうなるのでしょうか?

さて、その答えは、どうなっているのでしょうか?

ここでヒントとして、それでは、「イスラム教」は、どうなのでしょうか?

さらに申し上げますと、米軍軍医の言葉にあった「ハラキリ」を、どのように理解すれば良いのでしょうか?

これらを「論理的」に考えていくことで、それまで「曖昧」であったことが、スッキリとしてくるのではないかと考えているのが、当ブログの考え方になります。
その上で、考え方は人それぞれであって、色々と建設的な議論をするのが最も良いと考えています。

続きは次回に♥
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