2018-10-04 (Thu)

業(ごう、梵: कर्मन् karman)とは、行為、所作、意志による身心の活動、意志による身心の生活を意味する語。仏教およびインドの多くの宗教の説では、善または悪の業を作ると、因果の道理によってそれ相応の楽または苦の報い(果報)が生じるとされる。
『 善をなすものは善生をうけ、悪をなすものは悪生をうくべし。浄行によって浄たるべく。汚れたる行によって、汚れをうくべし善人は天国に至って妙楽をうくれども、悪人は奈落に到って諸の苦患をうく。死後、霊魂は秤にかけられ、善悪の業をはかられ、それに応じて賞罰せられる — 『百道梵書』 (Zatapathaa-braahmana)』

☆朝日新聞「大坂なおみの快挙で『日本人初』を連呼、モヤモヤを抱く人たち」居酒屋でこんな人(ソース不明)がいたので記事にしました
☆【大坂なおみ】人種差別問題を提起し凱旋会見場を大混乱に招いた朝日新聞系記者「日本人から罵声を浴びたり根強い偏見で人種差別に苦しむ者の新リーダーに祀りあげたかった」 - Birth of Blues

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【途上国の子供たちから私たちが教えられることは非常に多い】。

その中でも特に大きな学びは【「我慢をすることの大切さ」】だ。

幼い頃に我慢を教えるのは非常に大事だと、友人の児童心理学者も語っていた。我慢を教えると辛抱が身に付く。辛抱は“心棒”となり、努力する人間の軸となり、そして成功への道を歩むという。

どこの学校にも、お兄ちゃんやお姉ちゃんが幼い兄弟姉妹を連れて勉強している姿がある。驚くのは、ほぼすべての【幼児がしっかりと我慢している】こと。誰一人として愚図る子や騒ぐ子がいない。授業中の1時間近く、兄や姉の隣に座り、ジーッと静かにする。幼子にとって静かに座るのは、かなりの苦痛だ。
授業終了後、3歳ぐらいの男の子に、
「しっかり我慢して偉いな!」
と誉めると、周りがキョトンとする。
「当たり前じゃないの。もし騒いだら私が許さない」
とお姉ちゃんが厳しい表情。
彼らの姿に「私たちもそうだった」と懐かしく思う。私が子供の頃も同じだった。自分の隣に弟、妹を置いて勉強していた。中には赤ちゃんを抱き、あやしながら黒板を見つめる同級生もいた。
【現在の豊かな日本より、当時の貧しき日本の方が、家族の絆は強かった】のかもしれない。【それをアジアの人たちが思い出させてくれた】。

30年近くの支援活動の経験で、【教育がいかに大事か】を身に染みて感じている。【教育があればこそ希望が湧いて来る】と断言してよい。読み書きができてこそ、優秀な子供たちも出て来る。「もっと本が読みたい。大学まで行きたい。医者になりたい」などの夢や希望が湧いてくる。
日本のみなさんの浄財により、ミャンマーやカンボジア、ラオスなど【5カ国で100以上の学校】を建てることができた。「やって良かったな」としみじみ思う。
ほぼすべて【極度の貧困地域】。【ボロボロの校舎で勉強している子供たち】が至る所にいる。雨期に入ると教室の中は水浸し。それでも【子供たちの「勉強したい」との思い】は強かった。
カンボジアの地で最初に建てた学校は、現在も児童数3000名近くの学び舎(や)として頑張り続けている。

スラムから強制的に移住させられた人々が暮らす地域で、発砲事件も頻繁に起きる荒れた場所だった。「子供たちが学校がなくて困っている」との要請を受け、工事が始まったのだが、さまざまなトラブルが発生した。それでも現地工事業者は困難を乗り越え、完成までこぎつけた。立派な校舎が完成すると、目を輝かせて村人も子供たちも喜びを表現してくれた。
校舎が整うと確実に学力が向上する。その貧しき子供たちの中から、大学まで進学し、その国の要職に就く人、医師や弁護士の資格を得た人物も出てきた。
何より嬉しいのが、日本人によって造られた学校で学ぶ子供たちが、【「日本が大好きになった」】と言ってくれることである。大人たちも、【「日本には感謝してます。日本を大事にします」】と口々に語ってくれるのだ。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、アジア各国の貧困地域への調査・支援を長年なされている、私たち日本人が誇りとすべき著者の活動を通じて、私たち日本人が知らない、あるいは忘れてしまっている、非常に大切なことを、丁寧に教えて下さる良書となります。

さて、昨日のところで、インドの民族宗教である「バラモン教」、そして現在の「ヒンドゥー教」、さらに「カースト」について、少しだけ書かせて頂きましたが、そこで生じる疑問として、
何故、「生まれながらに職業が強制的に決められてしまう」のでしょうか?
何故、「身分によって、これしかできないと決められてしまう」のでしょうか?
何故、それを受け入れているのでしょうか?
などが挙げられると思いますが、それを理解するキーワードが「因果応報」になります。

まず、「バラモン教」の根本となっている聖典を「ヴェーダ」と言いますが、「知識」という意味になります。また、「バラモン」というのは、「バラモン教」における司祭者階級のことになります。
その「バラモン教」は、多神教であり、「バラモン」が祭祀を執り行うのですが、その祭祀が正式な法則に則って祈願されたものであれば、お願いをされた神さまたちは、好むと好まざるとにかかわらず、必ず人々に対して、「恩恵を与えなければならない」と決まっているんです。

もう一度申し上げますと、「バラモン教」においては、「祭祀」によって「神さまに強制することができる」とされていて、神さまが守らなければならないルールが存在している、つまり「神さまは絶対であるとは言えない」わけです。
唯一絶対の神を信じる「ユダヤ教」、「キリスト教」、「イスラム教」からすれば、これはありえない、あってはならない考え方になります。

また、祈願する人々の信仰如何にかかわらず、バラモンによって正式な祭祀が決まり通りに行われさえすれば、神さまはルールに従って、その人々に恵みを与えなければならないんです。

次に、「バラモン教」では、人間も動物も生物はすべて、死んでしまうと生まれ変わると考えられていて、その生まれ変わる際に、生前の行為、これを「カルマ」と呼びますが、その「カルマ」の結果によって、例えば、良いことをしていたならばより高いところに、悪いことをしていたならば低いところに、と生まれ変わるとされています。
この良いことをしていたならばより高いところに、悪いことをしていたならば低いところにというのが、「因果応報」という考え方になります。

そして、そのように、限りなく生と死を繰り返すことを「輪廻(りんね)」と言い、いつまで経っても終わらない、繰り返し「生まれ変わる」ことを、「苦」とするのが「古代インドの思想・哲学」になります。

もう一度申し上げますと、「古代インドの思想・哲学」においては、「生まれ変わる」ことを繰り返さなければならないことこそが、「苦」だということになります。
これは、「ユダヤ教」、「キリスト教」、「イスラム教」からすれば、正反対の考え方になります。
それは、「古代インドの思想・哲学」における最高の理想が、金輪際、二度と「生まれ変わる」ことがないこと、であるところからも容易に理解できます。

つまり、「輪廻」からの解放こそが最高の理想であって、言い換えれば「永遠の死」こそが最高の理想なのであって、それを「解脱(げだつ)」と言いますが、それこそが「宗教の最高目標」であったわけです。

それでは、「ユダヤ教」、「キリスト教」、「イスラム教」と、どこが異なっているのでしょうか?

続きは次回に♥
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