2018-09-27 (Thu)

ヴァリャーグ(古東スラヴ語: Варягъ、ギリシア語: Βάραγγος、古ノルド語: Væringjar、ウクライナ語: Варя́г, Variah、ベラルーシ語: Вара́г, Varah、ロシア語: Варя́г, Varyag)とは、スラヴ語名によるヴァイキング(ヴィーキング)である。複数形はヴァリャーギ(古東スラヴ語: Варягы, Варязі, Варяже、ギリシア語: Βάραγγοι, Varangoi, Βαριάγοι, Variagoi、ウクライナ語: Варя́ги, Variahy、ベラルーシ語: Вара́гі, Varahi、ロシア語: Варя́ги, Varyagi)。
東スラヴ人による呼称でゲルマン人の一派を指す。一般的には、スウェーデン・ヴァイキングの事であると現代では解釈されている。ロシアでは15世紀までスウェーデン人をヴァリャーグと呼んでいた。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 トランプの外交政策はアメリカ・ファーストといわれますが、もう一度、【軍との関係】を整理しておきたいと思います。
2017年11月、ホワイトハウスの国家安全保障会議から「ナショナル・セキュリティ・ストラテジー」というレポートが発表されました。
続いて2018年1月、【国防総省】から【「ナショナル・ディフェンス・ストラテジー」】というレポートが発表されました。このナショナル・ディフェンス・ストラテジーが発表されたのは、【オバマ政権時代の2008年以来、実に10年ぶりのこと】です。

今回、ホワイトハウスと国防総省の発表したレポートは内容的に同じものであり、論旨も単純明快です。すでに【ISは壊滅したという前提】のもと、【米国の第一の敵として中国】、第二の敵としてロシアを挙げています。


☆米、中国軍の兵器管理部門を制裁対象に 対ロ制裁違反で


そして、国家として認めたくはないという意味を込めた【ローグ・レジーム(Rouge Regime/「ならずもの政権」)】として、【北朝鮮とイラン】を挙げています。そこから分かることですが、私は今でも【米露関係は水面下では良好】なものであると思います。

2018年3月4日、英国で元ロシアのスパイへの殺害未遂事件が起きたことへの報復措置として、米国は同月下旬に、ロシア外交官60名の国外退去処分とシアトルのロシア総領事館閉鎖を発表しました。
しかし、これは【一種の出来レース】であり、本気でやったものではありません。トランプは大統領選挙の時点でISを第一の敵に掲げ、地上軍を派遣してでも壊滅させると主張していました。その上で、第二の敵として中国、第三の敵としてロシアを挙げていました。

☆米、第3弾の対中関税を発表 中国ネット「最後までやれ」と歓迎
ISが壊滅した以上、【第一の敵が中国】、第二の敵がロシアになるのは当然であり、その点で私はトランプの対外認識には大統領選挙以来、一貫性がみられると思っています。…

☆トランプ大統領「大勝利おめでとう。これからさらに何年も一緒に仕事ができるのが楽しみだ」 安倍首相に祝意のツイッター投稿~ネット「日本のマスコミは認めたくないみたいだけど、他国から見れば大勝利だよな」
では「ナショナル・ディフェンス・ストラテジー」において、【イラン】の順位が低いのはなぜか。

米国にとって、ロシアと取引するということは、【ロシアの子分であるイラン】と取引することを意味します。米国にとっては、中東地域を安定させるということ、すなわち、米国の国益にダメージを与えることのないようなバランス・オブ・パワーをつくるためには、【ロシアとイランを抱き込むことが不可欠】です。そして、それを最も望んでいるのが【サウジアラビア】です。

現在、【サウジアラビアは米国に接近】しています。その理由は【シーア派であるイランに対抗するため】です。

2018年3月、サウジアラビアの【ムハンマド・ビン・サルマン皇太子】が欧米を歴訪し、【ユダヤ教各派と会談】しました。これは【イスラエルと手を組む】ことで、イランの影響力を封じ込めたいという意志の表れです。そのためにも、【米国はロシアと仲良くしなければならない】わけです。

☆BBCニュース - イスラエルとサウジアラビア 表に出てきた両国の結び付き
現在、国防総省が最も頭を悩ませているのは【アフガニスタン】です。2001年から17年間続いているアフガニスタン紛争を終結させるためには、国境を接する【ロシアとイランの協力が不可欠】です。

世界の違法アヘンの8割はアフガニスタン国内で生産されており、そのかなりの部分が米国に流入しています。その流れを遮断し、さらに中東に一定のバランス・オブ・パワーをつくることが米国の目的です。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆GOTTI(ゴッティ)と、ガンビーノ一家と、労働組合と、麻薬

要はアフガニスタンがイスラム過激派の支配地域にならなければいいわけであり、親米政権が完全にアフガン全土を制圧することまでは考えていないはずです。
したがって、大統領選挙以来のトランプの主張と今回発表された国防戦略には整合性があります。 』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、アメリカ合衆国と中華人民共和国という、私たち日本人にとって「非常に厄介」な2つの国の動向について、朝日新聞に代表されるような日本のメディアが垂れ流し続けている「報道(ニュース)と称したコマーシャル」、それを「フェイク・ニュース」と呼ぶのですが、そのような、一銭の価値もない、むしろ「害悪でしかない」ものとは一線を画して、独自の取材を通じて持論を展開される御両人による良書となります。

さて、本文中に書かれた内容から、「ロシア」が非常に重要なポイントとなっていることは理解できると思います。
そもそも、トランプ大統領が、まず取り組まなければならなかったのが、「左翼リベラル」の米民主党政権と共和党の「ネオコン」連中が結託して行ってきた行為に対する「尻ぬぐい」でした。
それが、「テロリスト」である「IS」、「ISIL」、「ISIS」、「イスラム国」などと呼ばれた、アメリカが造った「おもちゃ」の処理です。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆テロ ~ ある目的のための単なる手段

で、比較的早い段階(2015年)で、その処理にめどがつき始め、それと同時に対中政策の転換が行われ始めます。いずれも、トランプ大統領が誕生する前のお話になります。
そして、現段階は、「ISは壊滅したという前提」で、めでたく「中華人民共和国」がトップに立っているわけです(アメリカの敵国として)。

もっとも、これまでの予想通りの展開ですが。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆まだわからないことを想像するという非常に大切なこと ~ 「予想」

また、2か月ほど前には、このような記事(↓)が書かれているのですが、

☆Henry Kissinger Pushed Trump to Work With Russia to Box In China
「支那封じ込め」にロシアを用いよと、キッシンジャーがトランプ大統領に指南したという内容になっています。
ところが、最近、それを全力で否定する記事があります。


☆Henry Kissinger didn’t press Donald Trump to work with Russia to ‘box in’ China, institute says
これは、「南支那早報(サウスチャイナ・モーニング・ポスト)」の記事になりますが、オーナーは、あのジャック・マーで、

☆沈みゆく船を見切ったアリババ会長ジャック・マーが電撃退任|ニューズウィーク日本版
命乞いでもされているのでしょうか(笑)

☆「宮崎正弘の国際ニュース・早読み <<馬雲に暗雲。危機を感じたがゆえにアリババのトップを辞任へ (2018年09月12日発行) | 宮崎正弘の国際ニュース・早読み - メルマ!」


☆イヴァンカ・トランプさんが安倍首相再選に祝意のツイート「日米同盟のためのすばらしいニュースです。 おめでとう」
さて、ここからは昨日の続きになります。
今から、約1200年ほど前、私たちの日本が「平安時代」を迎えた頃である800年頃の世界の様子を、ユーラシア大陸の西側は、どうだったのか確認しているところになります。

800年頃の世界地図
まず、「ユダヤ教に改宗」したトルコ系遊牧民族の「ハザール(カザール)人」の国である「ハザール・カガン国」があり、その支配下にあった「マジャル(マジャール)人」たちが、もともといた場所から移動を始め、現在のハンガリーにあたる地域へと流入し始めます(9世紀ごろから)。

ハンガリー

マジャル人の分布及び割合
それでは、何故、「マジャル(マジャール)人」は移動してきたのでしょうか?

800年頃の世界地図
833年、「ハザール・カガン国」は、「東ローマ帝国」の皇帝・テオフィロスに使者を送り、「ドン川」の下流域に砦を築くための熟練した建築家・職人を求め、皇帝が直ちに応じます。

テオフィロス(『スキュリツェス年代記』の挿絵)
その場所が、「ハザール・カガン国」の第3の都市に発展することになる「サルケル」です。

ハザール・カガン国の遺跡(サルケル遺跡Sarkel、830年代に建設。写真は1930年代のもの)

当時の「ハザール・カガン国」は、要衝を支配していたこともあって繁栄(領域内を通過する交易キャラバンに対し商品の10%の通行税を課したりしていた)していたわけですが、当初の主要な交易ルートが「ヴオルガ川」から「カスピ海」を経由してイスラム勢力を取引相手として行われたものでした。
「ヴォルガ川」⇔「カスピ海」⇔「イスラム勢力」

ヴォルガ川流域

833年頃の世界地図
ちなみに「ハザール・カガン国」の首都であった「イティル」の場所は、カスピ海の北西岸、ヴォルガ川の河口デルタに存在していたと考えられていて、「イティル」は「大きな川」を意味し、またトルコ語では「ヴォルガ川」を指す言葉になります。また、「カスピ海」は、現代のペルシア語では一般に「ハザール海」دریای خزرと呼ばれ、トルコ語でも同様の名でHazar Deniziと呼ばれています。

ところが、やがて、主要な交易ルートが西側へと移ることになります。それは、「ドン川」から「黒海」を経由して「東ローマ帝国」を取引相手とするものです。
「ドン川」⇔「黒海」⇔「東ローマ帝国」

ドン川流域

833年頃の世界地図
ついでに書かせて頂きますと、さらに西側にもルートが出来ます。それは、「ドニエプル川」・「ドニエストル川」から「黒海」を経由して「東ローマ帝国」へと至るルートになります。
「ドニエプル川」・「ドニエストル川」⇔「黒海」⇔「東ローマ帝国」
以上を地図上に表しますと、次のようになります。

以上を踏まえた上で、何故、833年に「ハザール・カガン国」は、「東ローマ帝国」へ砦を築くための支援要請を要求する必要があったのか、を考えてみる必要があるのですが、

833年頃の世界地図
さきほどの地図にあった、それぞれのルートは、南北を結び付けるものであり、そのルートを北上したところにあったのが、蛮族・ゲルマン人の「ヴァリャーグ」、すなわちスラブ語で「ヴァイキング」と呼ばれる連中の居住地で、

鎧に身を包み船に乗ってルーシの地を訪れたヴァリャーグたち。手前は現地のスラヴ人。
まさに、私たち日本が平安時代を迎えた頃(794年)から、その蛮族・ゲルマン人の「ヴァリャーグ(ヴァイキング)」どもが、北方から南方への侵略を始めることになるんです。

ヴァイキングの航海 緑色はヴァイキングの居住地(植民地)、青線は経路、数字は到達年。
続きは次回に♥
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