2018-09-10 (Mon)

〇相即不離(そうそくふり) : 関係が非常に密接で切り離せないこと。区別がつかないほど密接な関係のこと。
〇不即不離(ふそくふり) : 二つのものの関係が深すぎもせず、離れすぎもしないこと。つかず離れず、ちょうどよい関係にあること。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 怖いのは、【NHK】が【放送する】と【すべて“事実”になってしまうということ】です。

☆<#フェイクニュース>NHK・西川解説委員「先週末開かれた辺野古移設阻止を目指す県民大会には7万人が参加しました」~ネット「沖縄に日産スタジアム級の収容施設が突然出現したのかw」

☆【NHK】ネットではもうネタ扱いの『7万人』、主催者発表の注釈なしで報道…「辺野古移設阻止を目指す県民大会には7万人が参加しました」
私が大阪局のアナウンサーだったとき、【大河ドラマ『天地人』のプロデューサー】と、出演した俳優さんと女優さんとのトークイベントが、大阪のNHKホールでありました。その時に楽屋裏でプロデューサーに、
「『天地人』は【時代考証的に飛躍したところがある】と私は思うんですよね」
と話したら、
「いいんだよ。【NHKがやったものが事実になるんだから】。こんなこともあったかなぐらいのものだったら【(飛躍しても)いいんだよ】」
と言われた衝撃を今でも覚えています。

内藤慎介
☆2009年の大河ドラマは「天地人」!

☆NHK「八重の桜」プロデューサーがモー娘。と肉弾接待か - JWSSNニュース(^з^)-☆
【近年の大河ドラマ】の【質が落ちている】と思っている視聴者は、私だけではないと思います。その理由の一つとして、【プロデューサーがやりたい題材を脚本家に書かせる】という製作方法が挙げられます。

例えば、平成21~23年末に足掛け3年にわたって放映された『坂の上の雲』は、司馬遼太郎の原作を基に、脚本家や歴史考証家が参加した超巨大チームを構成して製作されました。そこでは、この場面は歴史的に合っているのか、こういう描き方でいいのか、そういった考証が綿密に行われました。
また、平均視聴率39・7%と大河ドラマ史上最高視聴率を記録した昭和62(1987)年放映の『独眼竜政宗』。これは山岡荘八の小説が原作になっていますが、監修を現在の伊達家18代当主・伊達泰宗が行いました。もちろんドラマですから若干の脚色はありますが、過去の大河ドラマの名作にはなるべく【史実から外れないように製作しなければなれないという配慮】が見られました。
しかし最近は、【一級の作家の原作を基にするのではなく】、【番組プロデューサーの「こうだったらいいな」という安っぽい想像で創作】されたシーンがどんどん入れられている。【それに気付かず、“史実”として観る視聴者も多い】。これは【非常に怖いこと】です。

『翔ぶが如く』(平成2年)他、数々の大河ドラマの時代考証を担当した志學館大学教授の原口泉氏も次のように語っています。
『翔ぶが如く』では、史実と明らかに違うことはほとんどなかった。司馬遼太郎氏が膨大な文献のリサーチをもとに原作を書かれており、原作にそった形で脚本がつくられていたからだ。【近年では、脚本は原作とは別の作品となっている】。(産経新聞平成30年6月10日付)
視聴者は【大河ドラマ】はあくまで「歴史ドラマ」であり【「歴史ドキュメント」ではないということを踏まえて観るべき】であり、【NHKもはっきりとそのようの番組である旨を視聴者に伝えるべき】でしょう。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、嘘のニュースを平気で垂れ流し続ける「新聞」や「テレビ」について、業界内部に詳しい著者が、その一般には見えない「裏側」を分かりやすく解説、さらに暴露なされている良書になります。

さて、NHKや朝日新聞に限らず、その「体たらくぶり」を露呈させ続けるマスコミ関係者のすべてに共通している問題点が、本文中にありました次の言葉に表されています。
「いいんだよ。NHKがやったものが事実になるんだから。」

そこには、「謙虚さ」とか「誠実さ」とかは、微塵も感じられず、「傲慢(ごうまん)」、「驕(おご)り」といった類の、「小我観」に囚われた「迷い」の姿しか存在していません。

☆【これは酷い】『NHKの集金断ると庭でお◯っこ撒き散らしてくらしい…』
つまり、非常に「見るに堪えない醜態」を晒しているのが、マスコミ関係者の“ほぼ”すべての共通点です。

例えば、最近の事例で申し上げますと、「共同通信」という非常にレベルの低いメディアがありますが、次のようなフェイク・ニュースを垂れ流しました。

『 【ワシントン共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は28日、トランプ大統領が6月にホワイトハウスで安倍晋三首相と会談した際「(第2次大戦の)真珠湾攻撃を忘れないぞ」と前置きした上で、難航している通商問題の協議を始めたと伝えた。異例の発言の背景には、①対日貿易赤字の削減を目指し圧力を強める狙いがありそうだ。
②米国では真珠湾攻撃は「卑劣なだまし討ち」との見方が強い。日本側の弱みと見なしてトランプ氏が③通商交渉で譲歩を引き出すために、あえて日米首脳会談で触れた可能性がある。
同紙によると、トランプ氏は真珠湾攻撃に言及した後、米国の対日貿易赤字について激しく非難した。』

☆「真珠湾攻撃忘れないぞ」 米大統領、会談時に安倍氏へ圧力 | 2018/8/29 - 共同通信
以上が、その記事になりますが、記事中の①~③の部分がポイントとなります。

そして、この記事の元になったのが、次の記事になっています。

☆‘I remember Pearl Harbor’: Inside Trump’s hot and cold relationship with Japan’s prime minister
さきほどの①~③のポイントとなる部分を列挙し、元の英文記事を確認してみましょう。
①対日貿易赤字の削減を目指し圧力を強める狙い
②米国では真珠湾攻撃は「卑劣なだまし討ち」との見方が強い
③通商交渉で譲歩を引き出すために、あえて日米首脳会談で触れた可能性がある。

まず初めはタイトル部分の確認を致しましょう。
『 National Security
‘I remember Pearl Harbor’: Inside Trump’s hot and cold relationship with Japan’s prime minister
By John Hudson and
Josh Dawsey
August 28』
一目で分かると思いますが、この英文記事のカテゴリーは「National Security」となっています。意味は、もちろん「国家安全保障」です。「共同通信」の記事の①~③のポイントとなる部分で、それに該当する部分を敢えて挙げるとするならば②になりますが、これでは「国家安全保障」を論じる英文記事の要旨をキチンと伝えるには不十分であり、趣旨を理解しない伝聞と言えます。ちなみに、この記事を書いた記者も、担当は「国家安全保障」です。

そしてタイトルですが、これは『「俺は、真珠湾を覚えているぞ」 : トランプの日本の安倍総理との付かず離れずな関係の内幕』といった意味で、トランプ大統領と安倍総理の間の「不即不離(ふそくふり)」の状態、つまり、関係が深すぎもせず、離れすぎもしない、つかず離れず、ちょうどよい関係にある二人の裏事情を探ってみましょう、という内容の記事になっています。
『 During a tense meeting at the White House in June, President Trump caught Japanese Prime Minister Shinzo Abe off guard with a pointed remark.
(6月のホワイトハウスでの緊張した会談で、トランプ大統領は辛らつな言葉で安倍総理の不意を突いた)
“I remember Pearl Harbor,” the president said, referring to the surprise attack that propelled the United States into World War II.
(「俺は、真珠湾を覚えているぞ!」と、第二次世界大戦へとアメリカ合衆国を駆り立てた、サプライズ攻撃を引き合いに出しながら、大統領は言った。)』
『“I’ve never heard him [trash]-talk Abe. And you can’t say that about a lot of the world leaders,” said a U.S. official, who, like other White House, State Department and Japanese government officials interviewed for this report, spoke on the condition of anonymity to discuss a crucial bilateral relationship.
(「私は彼(トランプ大統領)の安倍に対するトラッシュ・トークを聞いたことがない。多くの世界の首脳たちに、それは(同様のことは)言えない。」と、今回の記事の取材に応えた他のホワイトハウスや国務省や日本政府の関係者らのように、ある米政府関係者は、重要な二国間関係の議論について匿名性を条件に語った。)』
トラッシュ・トークを確認しておきますと。。。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 トラッシュ・トーク(英: Trash-talk)とは、スポーツの試合前の記者会見や試合中に汚い言葉や挑発で相手選手の心理面を揺さぶる、また相手の気を逸らすような会話で混乱させ、調子を乱させる作戦のことを指す。
トラッシュ・トークをする選手をトラッシュ・トーカー(Trash-talker)と呼ぶ。日本語ではビッグマウスも同様の意味で使われることが多い。
また、日本の野球において、キャッチャーがバッターに余計なことをぼそぼそ話し掛けるささやき戦術もトラッシュ・トークの一種であり、野村克也や達川光男、山下健などが現役時代に得意としていた事でも知られる。
プロ格闘技の試合においては、選手もファンも気性が激しい場合が多いため、試合を盛り上げるために挑発をする選手も多いが、そこから乱闘に発展することもある。」
で、英文記事の論調が変化するのが、この後からなのですが、「国家安全保障」をテーマに記事を書くはずが、一転して「通商問題」へと話題が方向転換し、これを書いた記者の妄想が始まります。

そもそも、国家安全保障の担当記者であるならば、「日米同盟」は、もはや「アメリカにとって死活的に重要」である事実を、十分に理解していなければならないのですが、果たして、この記者は国家安全保障に関する記事を書く資質を有しているのでしょうか?

『 まず結論から言ってしまおう。日本人が自分たちで自分の国を守ろうとすれば、日米同盟を徹底的に研究して、とことん「米国を使い切る」ほかに現実的な道はない。…
日本にとっての日米同盟の重要性を理解するためには、日本の防衛力の実態を知る必要がある。それを抜きにしては、いかなる議論も机上の空論に過ぎなくなるからだ。
日本の防衛力を形成する自衛隊の戦力構造は、一般に錯覚されているものとは異なり、自立できない構造になっている。これはドイツも同じである。第2次大戦後の再軍備の際、米国が日独の戦力を自立できない構造に規制したのである。日本は米国との同盟関係、ドイツの場合はNATO(北大西洋条約機構)との同盟関係によって初めて、自国の安全を保つことができる形になった。…
日本は米本土を防衛するために軍事力をもって馳せ参じることはできないし、そのような構造に日本の軍事力を規制してきた米国も、日本にそれを期待してはいない。従って、日米同盟は対照的な関係ではない。
だが、のちほど述べるように日本は非対照的ながら最も双務的な同盟国として、戦略的な役割分担を果たしている。この点こそ、日本国民が知らなければならない日本の防衛力の実態である。
多くの日本国民、そして米国民が誤解していることだが、日本列島は米国の本土同然の戦略的根拠地(パワープロジェクション・プラットホーム)である。日本の代わりに役割を果たせる同盟国は存在しない。日本列島を失えば、米国は世界のリーダーの座から転落することになる。だからこそ、日米同盟は米国にとって死活的に重要であり、何があっても維持したい関係なのだ。』
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆平和の実現に必要なもの

また、「共同新聞」の妄想記者が書いている、②米国では真珠湾攻撃は「卑劣なだまし討ち」との見方が強い、についても、御参考にして頂きたい動画を貼っておきますので、ご覧頂ければ、「共同新聞」のその記者のアタマの程度が知れると思います(笑)
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆青山 繁晴 アメリカ・ザ・ゲンバ - America at the Scenes -

つまり、日米同盟が米国にとって死活的に重要であり、何があっても維持したい関係なんだっていうことさえ知っていれば、この「共同通信」の記事も、その元となっている「ワシントン・ポスト」の記事も、「フェイク・ニュース」だと気付くことができます。

残念ながら、そうではなかった方々が、ほんの少しいらっしゃるようですが。。。



☆【フェイクニュース】フジテレビ「真珠湾で戦ったよう日本は周辺国と戦う兵器をアメリカから買え」いつもの新聞「トランプ冷めた態度。私は真珠湾を忘れない」 - Birth of Blues


☆石破茂さん、ワシントンポストのフェイクニュース「真珠湾攻撃忘れない」に釣られてトランプ叩き~ネット「新聞のフェイクニュースに釣られる総理候補wwww」

☆「真珠湾攻撃忘れない」古賀茂明氏、ワシントンポストのフェイクニュースに釣られて周回遅れの頓珍漢ぶり 「報ステが報道しないのも安倍さんにとって『不都合な真実』だからだろう」

☆米紙ワシントン・ポスト、トランプ大統領「真珠湾攻撃忘れない」安倍首相との会談で⇒菅官房長官「そのような事実はありません」~ネット「この部分はテレビニュースでは流さないんだろうな」
そもそも、私たち日本人にとって、「在日米軍」は「番犬(様)」扱いなんですけれども💛
もう少し、お勉強なされると良いのですが(笑)
『 われわれ日本人が生きていくうえで、アメリカというものをどのように考えればいいのでしょうか。アメリカはわれわれ日本人にとって、切っても切れない厄介な存在です。幸か不幸か、間違いなく当分は。
確かに「好きで好きで仕方がない」という人には眉をひそめたくなります。でも現実には「嫌いだから遠ざける」というわけにもいきません。
そこでアメリカとの付き合い方を考えようというのが本書の目的です。
ところで、アメリカ合衆国、あるいは在日米軍のことを「番犬様」と呼ぶのをご存じでしょうか。これはなんと、日本政府の公式見解です。』
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆バカで、ヘタレ・・・。でも、やるときはやるんです。

まさに、終戦直後から、「hot and cold relationship」・「不即不離」の立ち位置を維持することを、粛々とやってきたのが自民党の重鎮たちです。


続きは次回に♥
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