2018-09-07 (Fri)

大脳(だいのう、羅: 英: Cerebrum)、あるいは、終脳(英: Telencephalon)は、中枢神経系の一部である。頭蓋骨の直下に位置し、ヒトでは非常に発達している。

頭蓋内での大脳の位置を様々な角度から眺めた動画。赤色で示す部分が大脳。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私たちの【経験している世界のすべて】が、【脳によって生み出されている】と考えるのは【誤り】だろう。【脳】は私たちが【経験する世界の唯一の原因ではない】。

そもそも【脳の第一の働き】は、生きるための有効な行為を生み出すことにある。その最も大切な仕事は、効果的な行為を生成するために、【環境と身体を仲介すること】だ。

そうして【生み出される様々な行為の繰り返し】がまた、逆に私たちの【脳を形作っていく】。

【脳】は、【人が経験する世界の一つの原因】であるとともに、【人が様々に世界を経験してきたことの帰結】でもある。その脳だけを環境や身体的な行為の文脈から切り離し、そこにだけ特権的な地位を与えるのが賢明とは思えない。

くどいようだが、私が強調したいのは、次の点である。
【数学的思考】は、あらゆる思考がそうであるように、【身体や社会、さらには生物としての進化の来歴といった、大きな時空間の広がりを舞台として生起する】。【脳内を見ていても、あるいは肉体の中だけを見ていても、そこに数学はない】のだ。

【「わかる」】という経験は、脳の中、あるいは肉体のうちよりも【はるかに広い場所で生起する】。にもかかわらず、【自然科学】が【理性をことさらに強調】して、心的過程のすべてを【脳内の物質現象に還元しようとする】ことで【「人の心は狭い所に閉じこめられてしまっている」】。【岡潔】は、このように嘆いた。

この身体、この感情、この意欲といえば本来はすむところを【人はなぜか、自分のこの身体、自分のこの感情、自分のこの意欲と言わずにはいられない】。ところが数学を通して何かを本当にわかろうとするときには、【「自分」という意識が障害になる】。むしろ【「自分の」という限定を消すこと】こそが、【本当に何かを「わかる」ための条件】ですらある。

「わかる」という経験の本来の深さを直截(ちょくせつ)に示す例として、岡はしばしば【「他(ひと)の悲しみがわかる」こと】について書いている。
他の悲しみがわかるということは、【他の悲しみの情に自分も染まること】である。悲しくない自分が悲しい誰かの気持ちを【推し量り、「理解」するのではない】。

本当に他の悲しみがわかるということは、【自分もすっかり悲しくなること】である。【「他の」悲しみ、「自分の」悲しみという限定を超え】て、【端的な「この悲しみ」になりきること】だ。【「理で解る」のではなく、情がそれと同化してしまうこと】である。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、一見すると無関係のように思ってしまいがちな、「数学」と「身体」について、古代から現代に至るまでの、両者の関わり方やその関係性の変化について、数学の発展の歴史を解説するとともに、著者ご自身が偉大な数学者である岡潔とアラン・チューリングの影響を受け、数学への道を歩み始めることになった心情を綴った書物になります。

さて、本文中に著者が書かれている、「脳は、人が経験する世界の一つの原因であるとともに、人が様々に世界を経験してきたことの帰結でもある」という部分がありますが、これは「原因」があって「結果」がある、という仏教でいうところの「因果応報」の考え方になります。

ちなみに、「仏教」における「因果」は、「善因善果」(ぜんいんぜんか)、つまり、善が善をうむ、「悪因悪果」(あくいんあっか)、つまり、悪が悪をうむ、「善因楽果」(ぜんいんらっか)、つまり、善が楽をうむ、「悪因苦果」(あくいんくか)、つまり、悪が苦をうむ、という風に説かれています。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆双六(すごろく)は、宗教の考え方を教えるためのものでした

例えば、非常にわかりやすい例と致しまして、こんな記事(↓)なんて如何でしょうか?


☆うそをつけばつくほど「うそつき」になってしまうということが判明
この記事のポイントを、以下に列挙させて頂きます。
① 早い子どもは2歳ごろからうそをつく
② ほとんどの子どもは成長するに従って道徳観念や自己を律する能力を身につけ、「うそをつくのはいけないことだ」と学習する
③ 金銭的報酬を得るためにうそをついた人はうそつきのグループに属する
③´ うその恐ろしい点は、うそをつけばつくほどその人自身の行動に変化を及ぼすという点

ここで、①と②は、幼少期の子育てが、如何に重要であるかの証左となります。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆三歳児神話を否定するのは、「日本だけ」なんです!

そして、③と③´こそが、無明(自我本能)から生じている「小我(自我)」による「迷い」になります。

その「小我観」の典型例が「朝日新聞」になります💛


☆【産経新聞】吉田清治氏の“慰安婦狩り”記事を訂正・謝罪した英文記事で検索回避⇒指摘受け解除⇒産経の取材に対して、朝日新聞「記事2本のタグ設定解除の作業が漏れてしまいました」と説明⇒これも嘘?…「訂正・おわび」は全てGoogle検索回避のメタタグが埋め込まれていた

☆【菅長官記者会見】産経新聞が菅長官に質問「慰安婦問題で朝日新聞が謝罪した記事の英語版が検索できない設定にされていたことがわかった。政府の受止めを」~ネット「産経さんGJ!」
『 人の情緒は固有のメロディーで、その中の流れと彩(いろど)りと輝きがある。そのメロディーがいきいきしていると、生命の緑の芽も青々としている。そんな人には、何を見ても深い彩りや輝きの中に見えるだろう。ところが、この芽が色あせてきたり、枯れてしまったりしている人がある。そんな人には何を見ても枯野のようにしか見えないだろう。これが物質主義者とよばれる人たちである。生命の緑の芽の青々とした人なら、冬枯れの野に大根畑を見れば、あそこに生命があるとすぐわかる。生命が生命を認識するのである。こうした人にはまた、真善美の実在することもわかる。しかし、物質主義者には決してわからない。…
そこで、どうすればこの生命の緑の芽をいきいきと保てるかであるが、一つは塵(ちり)にまみれたり虫に食われたりしないよう、よく保護すること、もう一つは絶えずきれいな水を注いでやることであろう。心の芽は外からの塵にもまみれるが、それだけなく、自分の中から悪いものがでてきて、そのために悪くなる。これが虫にたとえられる。この両者から芽を守るのが道義なのである。道義の根本は、ややもすれば自分を先にし他人(ひと)を後にしようとする本能をおさえて、他人を先に、自分を後にすることにあるといってよい。子供についていえば、数え年五つぐらいになれば他人の喜びはわかるから、このころから、他人を喜ばせるようにしつければよいと思う。こうして育った子は、外からはいる悪いものにも、内から出る悪いものにもおかされないと思う。
きれいな水というのは、たとえば先人たちの残してくれた文化の水である。これも子供を対象にしていうなら、先人の残した学問、芸術、身を以(もっ)て行った善行、人の世の美しい物語、こうしたいろいろの良いものを知らせるのが大切であろう。もののよさがわかるということは明治以来だんだんむずかしくなってきている。現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない。しかし、そこを骨を折ってやってもらわねば、心の芽のいきいきとした子は決して育たない。教育というのは、ものの良さが本当にわかるようにするのが第一義ではなかろうか。
幼児の生い立ちを見ると、情緒のメロディーは一人一人みな異なった彩りを持っている。幼児はそのメロディーを作るのに実に骨を折っている。…数え年の一歳は全くそれにかかりきって、最も基礎的なものを用意している。二歳、三歳ではいろいろなしぐさや言葉を繰り返すことによって、メロディーをはっきりした形に残そうとしている。このメロディーが一人一人みな異なっている。…
性格を作るのは環境だとか、遺伝だとかいうけれども、そんな、いまそこにあるもので説明できるものではない。幼な児がそのメロディーの彩りをとってくるのは、そんな三次元的な世界からではない。「過去心不可得(ふかとく)、現在心不可得、未来心不可得」の世界、無差別智(むさべつち)の大海の中からとってくるのだ。幼な児にそんなことはできないと思うのは何も知らないからだといってよい。』
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆西洋の「ギリシャ論理学」 VS 東洋の「インド論理学」

朝日新聞のような「小我観」に囚われた連中を「物質主義者」と呼ぶのですが、親からの育てられ方が悪かったのか、それとも育ち方が悪かったのかは存じ上げませんが、いずれにせよ、私たち普通一般の日本人が「わかる」ことが、彼らには決して「わからない」という理由がここにあるんです(笑)

☆【新潮】朝日新聞「慰安婦誤報」の謝罪記事――ネット民が暴いた姑息な“検索逃れ”~ネット「新潮か。 全国規模で朝日の悪質さが広がっていいな」「asahi="noevidence"」
さて、本日の最後になりますが、せっかくですので「脳」のお話を少し。。。
人間の脳にはあって、動物の脳にないものは、一体何でしょう?

実は、私たち人間の「脳」は、他の動物に比べて圧倒的な「認知能力」を保有しています。
そして、その「脳」は、実に多くのエネルギーを消費します。
そのためには、非常に多くの食べ物を摂取する必要があります。
ここまでは、他の動物にとっても、まったく同じです。
ですから、「脳」の消費するエネルギーに見合った、必要とされる食べ物を摂取するために、1日の大半を睡眠と食べ物の摂取のために時間を費やさなければならないわけです。
そこで、人間は、あることをするようになり、食べ物の摂取に必要な時間の短縮に成功しましたが、さて、それは何でしょうか?

ヒントは、世界最古の文明である、私たち日本人の「土器」で知ることができます。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆(問題) 世界で最初に焼き肉を食べていたのは、どの民族でしょう?

詳しくは、こちら(↓)の動画をご覧くださいませ。
☆人の脳は、何がそんなに特別なのでしょうか? (スザーナ・エルクラーノ=アウゼル | TEDGlobal 2013)
続きは次回に♥
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