2018-08-23 (Thu)

『東都名所 吉原年札ノ図』 歌川広重
浮世絵(うきよえ)は、江戸時代に成立した絵画のジャンルである。本来、「浮世」という言葉には「現代風」「当世」「好色」という意味もあり、当代の風俗を描く風俗画である。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 こんにちは。この本をお手に取っていただきありがとうございます。著者の堀口菜純です。私は歴史が大好きで、「もしタイムマシンがあったら、江戸時代の桜の季節の吉原に行って花魁道中(おいらんどうちゅう)が見てみたい!」と思っています。

『東都三十六景 吉原仲之町』 歌川広重二代
とある江戸をテーマにした講演会でこの話をしたとき、「花魁道中をしている遊女を可哀そうだと思わないんですか?」とお叱りを受けました。別の時には「破廉恥(はれんち)」「不謹慎極まりない」と言われ、その場が微妙な空気になったこともあります。

私は現代の公の場において、【江戸の遊郭(ゆうかく)・吉原】は【アンタッチャブルな話題になってしまっている】のだ、ということを痛感しました。

【これは由々しき誤解】です。

【吉原】は【江戸文化を語るうえで外すことのできない】、アンタッチャブルとは真逆の【「公に開かれた場所」】だったのです。


『名所江戸百景 よし原日本堤』 歌川広重
たとえば、…【吉原を描いた浮世絵】を…、ご覧になって、どのような印象を持たれましたか? “可哀そう” “破廉恥” “不謹慎” だと感じたでしょうか?

『新吉原江戸町二丁目 佐野槌屋内薫突出し之図』 一恵斎芳畿
【吉原をテーマにした浮世絵】は【大量に存在】します。


『潤色三十六花撰 新よし原八幡楼静江・同松尾』 国周
遊女たちを女優やファッションモデルのブロマイドのように描いた【美人画】、日常生活や年中行事を紹介する【風俗画】、吉原という町自体を名所としてポストカード的に描いた【風景画】、双六(すごろく)で遊べる【おもちゃ絵】、【団扇(うちわ)絵】など、その形態は多岐にわたります。

このことは【購買層が老若男女問わず全世代に及んでいたことを意味】します。手軽な江戸土産としても人気だったことでしょう。【吉原は江戸を代表する観光地】であり、【遊女たちはそのアイコン的存在】でした。

ちなみに浮世絵には性風俗を扱った【「春画」(しゅんが)】というジャンルがありますが、そこに描かれている女性の多くは一般人で、【遊女が描かれているのは全体の一割弱】と少なく、そのなかでも【吉原の遊女を描いた作品となるとさらに少数】。

つまり、春画まで含んだ【吉原の浮世絵】において、【性的な欲望を喚起させる意図をもった作品は圧倒的少数派だということ】。

吉原の浮世絵の商品価値=人々の吉原に対する興味関心が、性的なものとは切り離された部分にも大いにあったということなのです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、妙なイデオロギーが入り込んでいる学校の授業では、決して教えてもらうことができない、正しい江戸時代の姿について、江戸文化を語るうえで外すことのできない「遊郭・吉原」を中心に様々な角度から解説がなされている良書になります。

さて、昨日のところでも書かせて頂きましたが、現代の私たち日本人が、街中で目にする様々な「外食産業」や「飲食店」の原型が、江戸時代に次々と生み出されていったのは、「江戸時代を通じて慢性的に女性不足だった」という状況があって、必要に迫られて「イノベーション」が生じた、その結果でした。

そして、同じ理由で、「遊郭・吉原」に代表される、現代で言うところの「性風俗産業」も発展していったわけですが、それに対する人々の認識が、現代と江戸時代とでは、まるっきり異なっているということを知っておかなければならないと思います。

そして、そのことを知ったうえで、それでは、何故、その様になってしまったのか、ということを考える必要があります。

『 「性風俗について研究しています」などと言ったら、よほどのスケベか変態か、と思いますよね。まぁ、かくいう私も四十路(よそじ)になるまでは言うつもりなんてありませんでした。
しかし、状況が変わりました。
性の諸問題は昔の性風俗を例にして語られることがあるのですが、もはや、「事実」と「作り話」の区別もつかずに語られている状態なのです。
作り話をもとに話し合ったって、まとまるわけがありません。ですから、何が作り話なのかを伝える必要があるのではないかと思った次第です。
特に、これから遊郭(ゆうかく)を題材にお話を創ろうとしている創作者の方たちへ。
といいますのも、これまでの遊郭のイメージを牽引してきたのが映画や小説などの「作り話」だったからです。
フィクションですから作者は何を描いてもよいのですが、実態がよく知られていませんから、読者は「遊郭はそういう場所だったのだ」と刷り込まれてしまうのです。
小説や映画など、巷(ちまた)には遊郭を舞台にした創作作品が数多くありますが、それらは不気味にも、まるで判で押したかのように設定が同じだということに気づいていました?
幼くして売られてきた、逃げられない、意に添わずセックスさせられる、とまぁ、読者の同情を誘うには十分な設定です。
しかし、10人のクリエイターがいれば10の架空設定があってもよさそうなのに、なぜ皆一様な「設定」を描くのでしょうか。
答えは簡単。クリエイターが「遊郭はそのような場所だった」と思って描いていたからです。クリエイター自身が先人の作品でそのような場所だとイメージを固定させ、その概念で描きます。参考図書を探すときですら、そういった前提で文献を調べるのです。
これまでの遊郭創作物は仕方ありません。だって、そういう記述の解説本しかなかったのですから。
本書をお読みになって「思っていたのと違った」という感想を持っていただいたり、新たな「設定」を創造していただけたら、「私、性風俗を研究しています」と言った甲斐があるというものです。』
『 吉原といえば、多少なりとも時代劇のドラマや小説を読んだことのある人はもとより、日本人ならたいていどなたでも遊郭(ゆうかく)のことだというのはおわかりになると思います。
映画やドラマ、小説やマンガなどでも、吉原やそこで働く遊女(ゆうじょ)のことがよく題材にされています。そういう創作物で描かれる吉原は、遊女たちが虐待され、嫌々お客を取らされ、苦しい生活を強いられていた、というものがほとんどですね。現代人の多くが、こういう創作物の影響で、吉原は悲惨で苦しくて劣悪なところだったというイメージを植え付けられているようです。
しかし実は、吉原についての創作物や、現代人が吉原について思っていそうなことは、きちんと調べてみると、全くかけ離れているのです。
これまでの吉原解説本は、まれな事件を持ち上げて、それがさも日常だったかのような記述をし、極端な推論で締めくくる、というものが多数を占めていました。

そしてその後の研究者は先の推論本を「信憑性のあるもの」と断言して、また同じような吉原本を出版する、ということが繰り返されてきました。吉原を題材にする創作者は、そういう本を参考にして時代劇を描いてきたのです。
現代人の吉原、または遊郭に対するイメージは、そうやって築かれてきました。
しかし一旦、原典を紐解いてみると、まったく辻褄(つじつま)が合わないのです。
では、本当の吉原はどのようなものだったのでしょうか。
現代人が思っていそうな吉原のイメージのうち、ランキングにしたら1位になりそうな事柄からお話させていただこうと思います。
「現代人が思っていそうな吉原のイメージランキング」
① 吉原の遊女は閉じ込められていて自由がなかった。
② 吉原の遊女は酷い環境や条件で働かされていた。
③ 吉原の遊女は悲惨な末路をたどった。』
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆秋吉聡子 吉原の真実 知らないことだらけの江戸風俗

まず、答えから先に書かせて頂きますと、「遊郭・吉原」に代表される、現代で言うところの「性風俗産業」も発展していったわけですが、それに対する人々の認識が、現代と江戸時代とでは、まるっきり異なっている、その理由は、当然、明治時代以降から現代に至るまでの期間に、「何かがあった」ということになるのですが、当ブログにおける模範解答が、次の4点を的確に指摘しているものになります。
① 明治維新後の西欧模倣によって、「ユダヤ教」・「キリスト教」の思想が混入してきたこと。
② 大正期以降に世界的な潮流を受けて、「ユダヤ教」由来の新興宗教である「共産主義」の思想が混入してきたこと。
③ 昭和の敗戦以降、「ユダヤ教」由来の新興宗教である「共産主義」の思想を圧(お)しつけられ続けていること。
④ 平成の現代において、「ユダヤ教」由来の新興宗教である「共産主義」による「キリスト教」の破壊が、「LGBT」問題等によって、私たちの日本においても展開されていること。

以上に挙げさせて頂いた4つの要因によって、私たち日本人が本来持っている「おおらかさ」が歪(ゆが)められ、毒されようとしているわけですが、実際のところ、当ブログと致しましては、私たち日本人が持つ「強さ」を知っておりますので、微塵も心配はしていないのですが、「パヨク」と呼ばれる「劣化した生命体」の駆除は大切であると考えておりますので、出来うる限り、良書をご紹介させて頂きたいと思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます💛
さきほどの4つの要因につきましては、次回以降に、書かせて頂きたいと思います。
続きは次回に♥
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