2018-08-07 (Tue)

仮説(かせつ、英: hypothesis)とは、真偽はともかくとして、何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題のこと。
別の言い方をするならば、何らかの実際の現象や規則性に出会ったものの、その現象や規則性が出現する仕組みや機序が知られていないような場合に、それを説明するために、人が考え出した筋道や推論の前提のことである。何らかの現象(事実)を説明することが出来るように考えて作った命題は、命題それ自体は事実に合致していることがわかるまでは全く真偽不明なので、あくまで「仮の説」なのである。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 これまでたびたびとりあげてきた、寅さんや子供がふりまわす【強弁】は、【相手がいうことを耳に入れず、ひたすら「自分がいいたいことをいいつのる」という点に特徴がある】。

これを、【小児型の強弁】と呼ぶことにしよう。それしかできない寅さんのような人は、【小児病】と呼べばよい。…


☆立憲・蓮舫氏「もはや、魔法。 安倍総理が「会ってない」と言えば、それが「事実」。 おかしいでしょ。」

【小児型の強弁の厄介なところ】は【「本人がそのつもりでない」というまさにその点】である。

極端ないい方をすれば、「妥協したくない」から妥協しないのではなくて、【そもそも「妥協ということを知らない」】のである。

だからこそ、自分が本日只今感じていることや決心したことを素直に述べるだけで、そのこと自体はよいとしても、【他の人のいうことが少しも耳に入らず】、よほど露骨に反対されない限り、【自分の考えを繰り返す】のである。

なぜそんなふうになるのかは、人によっても少しずつちがうであろうが、よくありそうな原因を挙げてみると、次のようになる。

① 自分の意見がまちがっているかもしれないなどと、考えたことがない。
② 他人の気持ちがわからない。
③ 他人への迷惑を考えない。
④ 世間の常識など眼中にない。
⑤ 自分が前にいったことさえ忘れてしまう。

そのまた原因をさぐってみると、次のような事柄に思いあたる。
(A) 自信が強すぎる。
(B) 好き嫌いの感情が強すぎる。
(C) 他人に対して、きわめて無神経である。…

【強弁術の要諦】を格言ふうにまとめると、次のようになるであろう。
① 相手のいうことを聞くな。
② 自分の主張に確信を持て。
③ 逆らうものは悪魔である(レッテルを利用せよ)。
④ 自分のいいたいことは繰り返せ。
⑤ おどし、泣き、またしゃべりまくること。

このようなワザの達人を、【はびこらせてはならない】。

といっても、【小児型強弁術】について前に観察したように、【根が深い】ところにある(らしい)ので、【なかなか絶滅はむずかしかろう】と思う。ただ、【常識がないため】に【自分の感情をふりまわす「悪気のない強弁術者」】に対しては、【健全な常識を作りあげ、普及させることが有益】であろう。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、約40年ほど前に出版されたものですが、まさに「名著」と呼ぶにふさわしい、非常に優れた「数学」の書物になります。「詭弁(きべん)論理学」というタイトルから「数学」をイメージされない方々も多いのではないかと思いますが、「詭弁(きべん)」や「強弁」をも含めた「論理学」の体系こそが、そもそもの「数学」の基本であり、現代の私たち日本人の多くがイメージする「数学」というものが勃興したのは、17世紀以降、つまり私たちの日本が江戸時代に入ってからのことになります。ですから、たとえ「文系」であろうが「理系」であろうが関係なく、そもそもの「数学」の基本というものが何であるのか?ということを分かりやすく、イデオロギーなどのノイズも無しに、解説をなされている良書となるのが本書です。ぜひ、手に取って、ご一読頂きたいと思います。

さて、「小児型の強弁」の達人が、特定野党にかなり多く観察することができるということをご理解いただけたのではないかと思いますが、それらに対抗するためにも、当ブログも含めまして、ネット上での自由な言論空間において、著者が書かれていらっしゃいますように、まずは「健全な常識を作りあげ、普及させる」ということをやっていかなければなりませんね💛
ところで、先日、このような話題(↓)がネット上でありました。

【twitterで話題】『ももが5こあります。 3こもらうと、ぜんぶでなんこになりますか』
この話題について、みなさんの感想は、いかがでしょうか?
「“ぜんぶで”とあるから足し算に決まってる」と投稿者のお嬢さんの模範解答も書かれていましたが、なかなか納得できない御様子です。
それでは、どこに問題があるのでしょうか?
問
ももが 5こ あります。3こ もらうと、ぜんぶで なんこに なりますか。

ここで、(仮に)さきほどの模範解答が正しいとして、「もらう」を「たべる」に置き換えてみましょう。
問
ももが 5こ あります。3こ たべると、ぜんぶで なんこに なりますか。

いかがでしょうか?
さきほどの「“ぜんぶで”とあるから足し算に決まってる」という模範解答は、正しいと言えるでしょうか?
何なら、「もらう」を「すてる」に置き換えたり、「もらう」を「あげる」に置き換えたりして頂くと、もっと良く分かると思います。
このように、設問そのものが「あやふやなもの」であると、以前にも書かせて頂きましたが、「アキレスと亀」のお話と同様で、解答がそもそも定まらないという結果を引き起こしてしまいます。
つまり、設問が悪い典型例だと言えます。

詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆とうとう「嫌われ恐怖症」に陥った朝日新聞

そもそも、学校で教えられている「算数」や「数学」というものは、「あらかじめ答えが用意されているもの」しか取り扱っていません。ですが、本当の「数学」というものは、「答えがあるのかないのかが分からない」ところから始めるもので、「仮に」というところから思考を巡らせていく「論理学」であるわけです。
論理学 = 数学

で、その本当の「数学」、つまり、自分自身のアタマを使って物事を考え、他者と論じ合い、「答えがあるのかないのか」を分かろうとする行為、それが出来ない連中のことを、本文中では「小児病」と書かれていましたが、当ブログで定義する「文系アタマ」になります。
① 「数学的」つまり「論理的」な「思考」ができない
② 書かれていることを「盲信」し、「丸暗記」が得意

ところで、さきほど「アキレスと亀」について触れさせて頂きましたが、それとは別に、
「What the Tortoise Said to Achilles (亀がアキレスに言ったこと)」
というお話があります。

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 「亀がアキレスに言ったこと」(かめがアキレスにいったこと、What the Tortoise Said to Achilles)は、1895年にルイス・キャロルが哲学雑誌『Mind』に書いた短い対話編。この文章の中でキャロルによって提示された問題は現在「ルイス・キャロルのパラドックス」(Lewis Caroll's Paradox)、または単に「キャロルのパラドックス」と呼ばれることもある。文中で対話を行う「アキレス」と「亀」は、アキレスが決して亀を追い抜くことができない、という運動に関するゼノンのパラドックスから取られている。キャロルはこの2人の対話を通して、論理学の基礎的な問題をユーモラスに提示してみせた。
この対話において、亀はアキレスに対し「論理の力を使って自分を納得させてみろ」と吹っ掛ける。つまり「単純な演繹(えんえき)からでてくる結論を私に認めさせてみろ」と言う。しかし結局アキレスはそれができない。なぜなら、カメが論理学の基本的な推論規則に対して「なぜそうなのか?」という問いを発し続けてアキレスを無限後退に追いやるためである。」
このお話の内容につきましては、以下のリンク先に訳文が書かれていますので、ぜひ、そちらでご確認頂きたいと思います。
詳しくはこちらをご参照💛
↓
☆亀がアキレスに言ったこと What the Tortoise said to Achilles ルイス・キャロル Lewis Carroll 石波杏訳
で、「無限後退」に追いやる、と書かれていましたが、これは、とあるものごとの説明や正当化を行う際に、終点が来ず、同一の形の説明や正当化が連鎖して無限に続くこと、を言い、その状態に陥った場合、その説明や正当化の方法は失敗したものと見なされます。

無限後退の概念図
思わず、間寛平のアレを思い起こしてしまうのは、私だけでしょうか(笑)
もちろん、このネタは、「ルイス・キャロルのパラドックス」(Lewis Caroll's Paradox)とは根本的に異なっていますが。。。
お話を元に戻しますと、そのルイス・キャロル(本名:チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)というのは19世紀のイギリスの数学者ですが、

ルイス・キャロル
数学者としてのルイス・キャロルをご存知ではなくても、作家としてのルイス・キャロルは御存じなのではないでしょうか?

あの『不思議の国のアリス』(Alice's Adventures in Wonderland)の作者がルイス・キャロルです。

ご紹介させて頂いております本書には、そのルイス・キャロルの他のパズルのお話が載せられているのですが、次回以降に、そのお話を取り上げさせて頂きたいと思います。
続きは次回に♥
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