2018-08-05 (Sun)

強弁 : 無理に理屈をつけて、自分の意見や言い訳を通そうとすること。「自分を正当化するために―する」
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 私は昔、腕力もヨワかったが、議論も極端にヨワかった。それがあるときに、【悪口の才能】を認められてから、いささか修行(おもに反省と観察)を積んできた。その結果、大して実技に「強くなった」わけではないが、【いくつかの真実に気づいた】ことと、人がワルくなったことだけはまちがいない。

【真実】とは、たとえば【「議論に強いからといって、頭がよいとは限らない」】ということである。

昔から【「無学者、論に負けず」】というように、【相手のことなどまるでわからない(わかろうともしない)石頭】のほうが、えてして自分のいいたいことを押しとおしてしまったりするものである。

おもしろい例が【落語の「粗忽長屋(そこつながや)」】にあるので、参考までに少し引用してみよう。話は、そそっかしい「兄貴」が、町役人に身元のわからない行き倒れを見せられて「これァ熊の野郎だ」と叫んだところから始まる。
(町役人) 「この方(行き倒れ)は、身寄りのない独身者だろ?」
(兄貴) 「そうなんです。可哀そうな野郎なんですよ、ええ。今朝もちょいと寄ってやったら、ぼんやりしてましてね。『どうだい。お詣りに行かねえか』ッたら、気分が悪いからよそうなんていってましたけどもね」
(町役人) 「今朝ァ? 会ってんのかい? じゃあ違う…この方はねえ、昨夜からここへ倒れてんだから」
(兄貴) 「そうでしょう? だから当人が来なきゃわからねえってんですよ。手前(てめえ)で手前のことがはっきりしねえ野郎ですからねえ。もッ…ここでこうなっちゃったの、きっと今朝まで気がつかねえんですよ」
(町役人) 「しょうがねえなあ…いえあなたねえ、よく気を静めてねえ、そいで話をしなさい」
(兄貴) 「いえ、あのねえ、すぐ連れてきますから、こいで並べてみれば、あ、これなら間違いがねえなと思えば、そっちだって、これ、安心して渡せるでしょう?」
(町役人) 「困ンねえ、あなた…ねえ気が動転してるようですけれどもね、よく落ち着きなさいよ」
(兄貴) 「いえ、あの、すぐ連れてきますから」
こうなっては【手がつけられない】。

町役人を残して、兄貴は熊公のところにすっとんで行くのである。
現代の創作でも、オモシロイ例には事欠かない。ついでに、ご存じフーテンの寅さんが、妹のさくらの恋人である若者(博)をやりこめるところを、ごらんいただこう。
(博) 「もし、仮にあんたに好きな人がいて、その人の兄さんがお前は大学出じゃないから妹はやれんといったらあんたどうする?」
(寅) 「なに俺に好きな人がいてその人の兄さんが…バカヤロー いるわけねえじゃねえか、冗談いうなって」
(博) 「いや仮にそうだとしても、今の俺と同じ気持ちになるはずだと…」
(寅) 「(カッとして)冗談いうなよ、俺がお前と同じ気持ちになってたまるか、馬鹿にすんなこの野郎」
(博) 「なぜだ?」
(寅) 「なぜだ、お前頭が悪いな、俺とお前は別の人間だ、早え話が俺が芋食えば手前(てめえ)の尻からプッと屁が出るか? どうだ」
(博) 「…」
(寅) 「ザマ見ろ、人間理屈じゃ動かねえんだ、言いたいことがあったら言ってみな、馬鹿」…
では【「議論が強い」】とは、一体どういうことなのであろうか?…

「議論が強い」極致といえば、【「黒を白といいくるめる」ということにつきる】であろう。…




☆田中秀臣「文科省汚職、マスコミの追及が手緩いのは前川喜平さんのおかげ」

☆【東京医科大学】今年の入試で前文科省局長の息子以外でも不正 複数の受験生、試験結果のデータが改ざん~ネット「日大のアメフトなんかよりよほど深刻な問題なのに 日本のテレビはほとんど報じないなw」

☆【また文科省職員】 保護者から集めた770万円横領で懲戒免職

☆上念司「ビーチ前川を持ち上げすぎて、裏口入学&接待疑惑に報道しない自由を絶賛発動中のマスコミ…」

☆東京医科大学の裏口入学問題、立憲民主党議員が関与しているという情報が出た途端に報道されなくなってしまう…

☆東京医大の裏口入学「黒幕」は野党議員2人か…有本香「政治家の疑惑大好き左派メディアは無関心 「反安倍」に繋がらない話は、はなも引っ掛けない』
しかし【議論として本当に強い】のは、実は【議論にも何にもなっていない、寅さん流の「押しの一手」】ではないかと思う。


☆立憲・蓮舫氏「もはや、魔法。 安倍総理が「会ってない」と言えば、それが「事実」。 おかしいでしょ。」

寅さんには【「もし、かりに」という仮定の話は通用しない】。「好きな人の兄さん」というのが暗に自分のことをさしていることなど、【考えもしない】。彼が首ったけである冬子という女性は一人娘なので、「バカヤロー(兄さんなんか)いるわけねえ」となる。そのあとの議論も、【相手のいいたいことなどそっちのけ】で、【言葉じりをとらえて頭に浮かんだことをいいちらす】。これは【子供どうしの口げんかにもよくある型】である。…

このような【理屈ぬきの「押しの一手」は、「強弁」と呼ぶべき】であろう。

これに対して、【多少とも論理や常識をふまえて「相手を丸めこむ(あるいはごまかす)」のが「詭弁」】である。「詭弁」が詐欺や窃盗にあたるとすれば、「強弁」はさしずめ強盗になる。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、約40年ほど前に出版されたものですが、まさに「名著」と呼ぶにふさわしい、非常に優れた「数学」の書物になります。「詭弁(きべん)論理学」というタイトルから「数学」をイメージされない方々も多いのではないかと思いますが、「詭弁(きべん)」や「強弁」をも含めた「論理学」の体系こそが、そもそもの「数学」の基本であり、現代の私たち日本人の多くがイメージする「数学」というものが勃興したのは、17世紀以降、つまり私たちの日本が江戸時代に入ってからのことになります。ですから、たとえ「文系」であろうが「理系」であろうが関係なく、そもそもの「数学」の基本というものが何であるのか?ということを分かりやすく、イデオロギーなどのノイズも無しに、解説をなされている良書となるのが本書です。ぜひ、手に取って、ご一読頂きたいと思います。

さて、昨日の続きになりますが、現代の私たち日本人の多くの方々が認識している「数学」というものは、難しい方程式の計算問題を解くとか、面倒くさい証明問題を解くとか、何となく「つまらない」印象を持たざるを得なくなるように、学校で教育されているため、
「社会人になって、何の役に立つの?」
という風に感じていらっしゃるのではないかと思われるのですが、そもそも現代の「数学」というものは、長い歳月を経て形成されてきたもので、もともとは「何かしらの論理を言葉で表現」していたもの、つまり「論理学」に他ならなかったわけです。
論理学 = 数学

「数学」で用いられる、未知数のa、b、c、既知数のx、y、z、記号の=、+、-、などは、長々と言葉で表現するよりも便利であるからこそ、利用されるようになっただけで、「国語」、例えば「現代文」などの科目で教えられていることと同じものです。異なっているのは、「主観」が入っているのかどうかの違いだけです。

数学 = 主観が入る隙がない
現代文 = 主観が入り込む

現代文に限らず、「社会科」とか「日本史」、「世界史」、さらには「英語」といった、いわゆる「文系」とされる科目は、「主観が入り込む」ことが日常茶飯事で、正直、まじめに勉強をしていても「社会で通用しない」というのが現状だと思います。

何故なら、主観が入る隙がない、つまり「客観的」である「数学」は、それぞれ各人が、自分のアタマで考えて、その解答を導き出すことが可能なのですが、主観が入り込む「科目」は、自分のアタマで考えることよりも、その出題者の意図を読み取ることこそが最重要となってくるからです。
数学 = 主観が入る隙がない
現代文 = 主観が入り込む

「親の言うことはすべて正しい」、「上司の言うことはすべて正しい」、「学校の先生が言うことはすべて正しい」、「試験に出題される設問はすべて正しい」、「前川喜平の言うことはすべて正しい」、「ヒトラーの言うことはすべて正しい」、「習近平の言うことはすべて正しい」、・・・・
こういった考え方を、「全体主義(ファシズム)」と呼ぶのですが、

当ブログで定義する「文系アタマ」、つまり、
① 「数学的」つまり「論理的」な「思考」ができない
② 書かれていることを「盲信」し、「丸暗記」が得意
といった特徴を持っていらっしゃる方々は、自分のアタマで考えることも出来ませんし、まして解答を導き出すことなど不可能な方々で、「全体主義(ファシズム)」に突っ走ってしまう危険な方々でもあります。

続きは次回に♥
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