2018-06-21 (Thu)

『スザンナと長老たち』セバスティアーノ・リッチ画
詭弁(詭辯、きべん、希: σοφιστική、英: sophism)とは、主に説得を目的として、命題の証明の際に、実際には誤りである論理展開が用いられている推論。
日本語で日常的に使われる「詭弁」は、故意に誤りのある論理展開を用いて、正しいかのように装った、発言者に都合良く導き出された結論、およびその論理の過程を指す。発言者の「欺く意志」があってこその「詭弁」であり、必ずしも意図的にではなく導かれる「誤謬」とは区別される。
英語の sophism はもう少し意味が広く、形式論理の誤りや(早とちりも含んだ)論理的飛躍も含まれる。否定的なニュアンスである事は日本語の『詭弁』と同じでも、発言者の不誠実さは定義に関係無い。
詭弁には、論理展開が明らかに誤っている場合もあれば一見正しいように見える場合もある。そして論理展開が正しいように見える場合、論理的には違反しており、誤った結論でも説得力が増してしまう。協働関係や社会的合意においては、論理的推論の整合性よりも話者が対象とする聞き手や大衆に対しての言説上の説得(説明)力がしばしば効果的であり、このため、説得や交渉、プロパガンダやマインドコントロールのテクニックとして用いられることがある。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 さて、古代のギリシアや中国では【歴史】が書かれました。では、他の文明でも同じことが起きたのか。それぞれの歴史が書かれたのか。
実は、そうではありません。
【歴史を書き残していない文明】、【歴史を持たない民族】もいます。

一番わかりやすい例は【インド】でしょう。
【古代インド人】は【歴史を書いていません】。…【紀元前】から【大帝国】を築いてきたにもかかわらず、【古代インドには歴史書がない】のです。
インドで最も古い王朝は【マウリヤ朝】(前317頃~前180頃)です。…

紀元前300年頃の世界地図
☆ワールド・ヒストリカル・アトラス
マウリヤ朝では、【アショーカ王】という【仏教を保護】した王様が有名です。…

アショーカ王のレリーフ
ところが、我々がマウリヤ朝について知ることができるのは、おもに外国人が書いた記録によってなのです。なぜなら、【インド人自身は歴史書を書いていない】からです。
マウリヤ朝は、【アレクサンドロス大王】の【東方遠征】のときに【ギリシア人と戦っています】。

アレクサンドロスの部下に【セレウコス】という武将がいて、マウリヤ朝に使いを送った。そのときの記録によってマウリヤ朝についての歴史的事実が今に伝わっているわけです。…

アレクサンドロス帝国の最大領域
では、どうしてインド人は歴史を書かなかったのでしょうか。

その理由は、彼らの【死生観】にあります。

【バラモン教】、【仏教】、シク教など【インドのすべての宗教に共通】するのは、【「人間の一生は一回こっきりではない」という考え方】です。

人は年老いて、必ず死を迎える。死とは、年をとって衰えた体から魂が抜けることである。肉体と違って、【魂は絶対に滅びない永遠のもの】である。生まれるとは、魂が新しい肉体を得ることなのである。
そうすると、私にもあなたにも、誰にでも、前の人生、つまり【「前世」】があったということになります。前世の前にも、その前にも、その前にも…人生があった。そして、この人生のあとにもまた何度も繰り返されるだろう。
そうすると、「今」というのは何十万、何億、何兆と繰り返される人生の一部にすぎないわけです。
【そんなものを記録して何の意味があるのか】、ということになりますね。
これが、【インド人の死生観】であり、【彼らが歴史書を書かなかった理由】です。

【歴史を書く民族の発想】は違います。
【人生は一回こっきり】だと思っている。いつかは死んでいなくなる。死んだらこの一回こっきりの貴重な人生は無に帰してしまうのか。そんなのは嫌だ。【何かを残しておきたい】。だから【書く】。
これが【ギリシア人の発想】であり、【中国人の発想】です。…

では、【我々日本人の死生観はどうなの】でしょうか。

すでにおわかりのように、【死生観】と【宗教】は【強く結びついています】。ということは、【日本人の宗教とは何か】を考えればよい。
ところが、【これが日本人にとってはなかなかの難問】です。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、世界の主要な諸宗教について、非常に分かりやすく解説された良書で、世界史を理解するために必須であり、現在の世界の諸情勢を理解し、そして今後を推測するためにも、当ブログでも重要視させて頂いている「宗教」について、私たち日本人の理解を促進させて下さるお勧めの書物となります。

さて、先日のところで、多くの宗教に共通して存在している「黄金律」について書かせて頂きましたが、

詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の真髄 ~ 「この顔にピンッときたら。。。」のSEALDs奥田愛基一家

その黄金律というのは、「他人から自分にしてもらいたいと思うような行為を人に対してせよ」、言い換えますと「自分がされて嫌なことは、人にもするな」という内容になっていて、非常に論理的、つまり「数学的」な構成と言えます。
( 他人から自分にしてもらいたいと思う行為 ) は ( 人に対してするべき行為 ) である
( 自分がされて嫌なこと ) は ( 人にもするな ) である
で、ここで考えて頂きたい問題として、とある「文系アタマ」のパヨクが、次のように言ったとした場合に、一見すると正しいように見えますが、実は論理的ではない、つまり「数学的」には誤っている内容になりますが、みなさんは、それを論理的に説明できますでしょうか、と書かせて頂きました。
「ならば、自分がされて嫌でなければ、人にしても良いってことになるな」

実は、このとある「文系アタマ」のパヨクの発言は、「詭弁」になります。

それを確認するために、まずは、最初にさきほどの「黄金律」を命題とします。
命題 : ( 自分がされて嫌なこと ) は ( 人にもするな ) である

これは、高校生レベルの「数学」に置き換えて考えますと、「要素と集合」・「必要十分条件」のお話になっています。
あるグループのことを「集合」、その集合の一員を「要素」、そしてその集合に含まれていることを「属する」と表現します。
で、この段階では、命題が本当(=真)なのか、嘘(=偽)なのか、分かっていませんので、それを判断するために「論証」が必要となってきます。
命題 : ( 自分がされて嫌なこと ) は ( 人にもするな ) である
すなわち、
命題 : ( A ) ならば ( B ) 【 A ⇒ B 】
という場合、ある「集合」に、それが「要素」として「属する」のかどうか、を考える必要があります。
さきほどの命題の場合は、「人にもするな」という「集合」の中に「要素」として「自分がされて嫌なこと」は「属する」のですが、「人にもするな」というべきことは、何も「自分がされて嫌なこと」だけとは限りませんね❤

また、同様に、「自分がされて嫌ではない」ことでも、他人にとっては、それが嫌である場合も存在し得ると言えます。

例えば、「セクハラ」なんて、その典型ではないでしょうか?


つまり、さきほどのとある「文系アタマ」のパヨクの発言というのは、AはBの「必要十分条件」であり、かつ、BはAの「必要十分条件」である場合、これを「同値」と呼びますが、その場合にのみ論理展開できるもので、「数学的」に誤った主張となります。
ちなみに、これは高校生レベルの「数学」でみんなお勉強しているハズなんですが。。。

類似する例として、分かりやすいと思われるものを以下に載せておきますので、みなさんも、こういった「詭弁」に惑わされないように、ご注意くださいませ。
命題 : すべての生物は、水が無ければ生きられない
「ならば、水さえあれば、生きられるな」

続きは次回に♥
ランキング参加中で~す^^ ポチっとお願いします♥
↓↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村

人気ブログランキングへ

- 関連記事
-
- カール・マルクスのコンプレックスから生まれ出た“夢想”にすぎないマルクス主義 (2020/08/29)
- マルクス我流の「二元論」 = 国家と市民社会の対立 ⇒ だから、「アベ政治を許さない!」となってしまう「おパヨク」 (2020/08/28)
- アメリカとエヴァンゲリオン ~ 殲滅すべき敵、それは中国共産党(笑) (2020/08/27)
- その「反ユダヤ主義」「ユダヤ陰謀論」は、“右派のもの?” それとも “左派のもの?” (2020/08/26)
- マルクスという落ち零れの思想を崇拝する“トコトン無能”な国家主席 (2020/08/25)
- 人類は爬虫類人によって支配されている!? ~ 「おパヨク」は陰謀論がお好き💗 (2020/08/23)
- 貧しい人間が妄想した結果、どうなるでしょうか? (2018/06/25)
- 文系パヨクの「詭弁」の見抜き方 (2018/06/21)
- 黄金律を勘違いしてしまうのが「文系アタマ」のパヨクです (2018/06/18)
- 「文系アタマ」では、理解することさえ出来ないのが「宗教」です (2018/06/17)
- 本来の仏教からは、完全に逸脱している「般若心経」 (2018/06/16)
- 日本の仏教は、日本オリジナルの仏教です (2018/06/15)
- パスカルとデカルトと「クオリア」 (2017/11/06)
- パスカルと「クレオパトラの鼻」 (2017/10/26)
- 国の最大の災いは内乱 ~ 「カルト集団」の日本共産党や立憲民主党の正体 (2017/10/25)