2018-06-20 (Wed)

アイソーポス(ディエゴ・ベラスケス画)
アイソーポス(古代ギリシャ語: Αἴσωπος、Aísōpos、紀元前619年 - 紀元前564年ごろ)は、古代ギリシアの寓話作家。奴隷だったと伝えられる。
日本では英語読みのイソップ (Æsop, Aesop [ˈiːsɒp]) という名でイソップ寓話の作者として知られる。
多くの寓話を残したが、現在伝わっている「イソップ寓話」すべてがアイソーポスの創作ではない。

「卑怯なコウモリ」(ひきょうなコウモリ)は、イソップ寓話の一つ。「鳥と獣と蝙蝠」とも呼ばれる。
昔々、獣の一族と鳥の一族が戦争をしていた。 その様子を見ていたずる賢い一羽のコウモリは、獣の一族が有利になると獣たちの前に姿を現し、「私は全身に毛が生えているから、獣の仲間です。」と言った。鳥の一族が有利になると鳥たちの前に姿を現し、「私は羽があるから、鳥の仲間です。」と言った。
その後、鳥と獣が和解したことで戦争が終わったが、幾度もの寝返りを繰り返し、双方にいい顔をしたコウモリは、鳥からも獣からも嫌われ仲間はずれにされてしまう。
双方から追いやられて居場所のなくなったコウモリは、やがて暗い洞窟の中へ身を潜め、夜だけ飛んでくるようになった。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『平井 : 最初に倉山先生、この前、面白いことがあったんです。
倉山 : なに、なに、なに?
平井 : 何人かの【理系】の友達と話していて、問題を出したんです。
倉山 : どんな?
平井 : じゃあ、倉山先生、この問題を解いてくれますか。
問題 次の中で仲間外れのものを一つ選べ。
① 十七条憲法
② 御成敗式目
③ 建武式目
④ 公家諸法度
⑤ 大日本帝国憲法
⑥ 日本国憲法

倉山 : そりゃ当然、【日本国憲法】でしょ。

平井 : おお、さすが倉山先生。では、【その理由は】?

倉山 : (急に裏声で) 【日本国憲法】は【GHQが押し付けた占領期の基本法】であって、【日本国の歴史伝統文化にはそぐわない】からだよ~。(声戻る) ということを読者の方々はわかっていると思いますが、この本はそこで止まる本じゃないんですよね?

平井 : おおっ。その通りです。では、【根拠は】? ちょっと縛っていいですか。

倉山 : え、縛りがあるの? いいよ。
平井 : この問題の解答には【数字が絡む】んですが、倉山先生なら、当然わかりますよね。

倉山 : ん~、難しいなあ、平井先生。数字かあ。(1秒だけ考えて) 【答えはね、17の倍数】。

平井 : おお、さすが倉山先生。即答。でも、読者の皆さん、【17の倍数】と言われて、ピンときますでしょうか?
倉山 : 【十七条憲法】はもちろん【17条】。【御成敗式目】は【51条】だから【17の倍数】。室町幕府の【建武式目】は【17条】。【公家諸法度】も【17条】。【武家諸法度】も新井白石の改訂版だけは【17条】。
平井 : さすが憲政史家、スラスラでますねえ。
倉山 : 【帝国憲法】は76条で一見17の倍数ではないように見えるけれど、【「第一章 天皇」】は【17条】です。…
全体を17の倍数にできないから、【無理やり第一章を17条にした】のです。
しかし、【日本国憲法】は【103条】。どこか1条削って102条にすれば17の倍数なのに、こちらは、まるで17の倍数を意図的に避けているかのよう。そもそも、そんな意識があったかどうかすらも怪しい。
平井 : おっしゃる通り、17の倍数ではないもの、です。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、私たち日本人の「国史」について、学校の教科書に載っているような、あるいは有名進学校の受験で出題されているような、はたまたセンター試験や大学入試問題で出題されているような、「文系アタマ」のヘンテコ観点ではなく、あくまでも「論理的」に、つまり「理数アタマ」で考えてみると、何が本当であるのか、という正しい見識に至ることができることを証明してみせている良書となります。

さて、みなさんは問題の答えを即答できましたでしょうか?
①の「十七条憲法」は、インド本来の仏教が支那へと渡り「変質」し、そして、さらに日本へと渡って「変質」することになるのですが、その仏教を巡って、蘇我(そが)氏と物部(もののべ)氏が対立することになり、それを克服したのちに、聖徳太子が創ったものです。なぜ、その必要があったのかは、当時(7世紀初頭)の支那・朝鮮半島の動向を見れば、一目瞭然です。
詳しくはこちらをご参照❤
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☆1400年前に、日本に「朝貢」していた国々

続いて、②の御成敗式目(ごせいばいしきもく)は、平和な時代が長く続いた平安時代(794年~1192年)が終わり、1192年に征夷大将軍に指名された源頼朝が鎌倉幕府を開いたのちに、幕府と主従関係を結んだ御家人たちを全国に守護・地頭として送り込み、治安の維持を図るのですが、この時、平氏一族は全滅しているわけではなく、京都の朝廷に入り込んでいましたので、朝廷が全国に送っていた国司や郡司はそのままの状態であったために、土地を巡っての争いを防ぐ必要があり、それまでの先例や慣習・道徳を基にルール化されたものになります。そして、このルールは室町時代においても継承され、江戸時代に至るまで続くことになります。それでは、なぜ、その必要があったのか、これも当時(13世紀前半)の支那・朝鮮半島の動向を見れば、一目瞭然です。

モンゴル帝国の領土拡張推移
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☆(問題) 縄文時代から現代までをマラソンに例えると、「室町時代」はゴールまであと何キロ?

続いて、③の建武式目(けんむしきもく)ですが、後醍醐天皇が即位(1318年)されると、公家と武家を統一して天皇親政を目指すようになり、それに反対する勢力との争いが始まり、朝廷が二つ存在する「南北朝時代」(1336年~1392年)に入りますが、この時、征夷大将軍に指名(1338年)された足利尊氏が室町幕府を開くのですが、その施政方針を示したものとなります。その中には、南北朝時代の社会的風潮であった「婆娑羅(ばさら)」を禁止したりしているのですが、まさに、この頃、私たち日本の「近代」の始まりとなった「室町時代」(1336年~1573年)へと突入し、日本の社会が非常に大きな変革期を迎えていくようになります。
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☆そうだ!「まるがめ婆娑羅まつり」で婆娑羅しよう! ~ 我が国の伝統文化の起源

やがて、この近代化によって、一気に力をつけるようになった諸勢力が全国各地に台頭するようになります。戦国大名はその代表的なものになります。
「室町時代」(1336年~1573年)もそろそろ終わりを迎えようとする頃、私たちの日本の種子島に、ポルトガル人が「鉄砲」を持ってやって来ます(1543年)。
そして、日本人は知るようになります。世界が、キリスト教徒たちによって「侵略」されているという事実を。ユダヤ人商人が中心となって「人間」を商品として売買する「奴隷貿易」が行われていることを。


世界の植民地化の流れ
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☆ゆとり教育と奴隷 ~ 黒人奴隷から武士になった「弥助」

だからこそ、日本は、あっという間に鉄砲保有世界一の国になり、天皇の権威を非常に重要視した織田信長が日本を統一し、それを受け継いだ豊臣秀吉が支那の征伐に乗り出します。

『九鬼大隅守舩柵之図』
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☆中国人の体、顔をした「ユダヤ人」

そして、徳川家康の江戸時代(1603年~1868年)が始まり、諸大名の統制のために新しくルールを定めたのが武家諸法度(ぶけしょはっと)であり、朝廷、つまり天皇および公家との関係を確立するために創った(1615年)のが、④の公家諸法度(くげしょはっと)になります。
200年以上続く平和な江戸時代の日本は、「鎖国」という状態にありましたが、これは決して国を閉じていたということではなく、何をするにも国家統制、つまり徳川幕府の許可を必要とする体制であったという意味になります。
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☆日本の癌である「リベラリズム」も「共産主義」も、その根っこは「ユダヤ教」なんです

日本の近代化が始まった「室町時代」(1336年~1573年)が終わろうとする頃、さきほど「鉄砲」が日本へ伝わる少し前の16世紀前半に、西欧世界において「宗教改革」という大きな流れが生じます。
西欧社会が変革を始めるのは、まさに、この「宗教改革」から、になります。宗教を理解されていない多くの日本人にとって、ここがわからない方々が多いのではないかと思われますが、17世紀のデカルトの出現によって、自然科学が勃興し、やがてニュートンへと引き継がれ、急速に科学が発展するんです。そして、キリスト教という宗教も、科学も、「数学の論理」によって貫かれている、このことを私たち日本人はもっとよく理解しておく必要があります。

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☆トランプの「ジョーカー(Joker)」は、どうして強いの?

⑤の大日本帝国憲法も、⑥の日本国憲法も、ここで改めてご説明させて頂く必要はないかと思いますので省略させて頂きますが、ここまでに見て参りましたように、①~⑤まですべて、私たちの日本の外の世界の動きに対抗して、国内をまとめ上げる必要があり、そのために制定されているのが御理解頂けたのではないでしょうか?③の建武式目も、国内の分裂を避けるために制定されていると言っても良いでしょう。
そこで、昨今の状況を考えた時に、果たして、本気で、⑥の日本国憲法のままで良いのでしょうか?

そろそろ、新しく、かつ、私たち日本の伝統に則った、「17の倍数」に基づいたルールを創るべきだと思っています。
そもそも、私たちの日本の俳句は「5・7・5」の「17音」ですし、「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」から、伊耶那岐神(いざなきのかみ)と伊耶那美神(いざなみのかみ)に至るまでの神さまは「17柱」なのですから。

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☆「数学」と「俳句」 ~ 日本人にとっての素数

それでは、本日はここまでとさせて頂きます。一昨日の「黄金律」に関しましては、次回以降とさせて頂きます。
続きは次回に♥
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