2018-03-12 (Mon)

『敗北。パニヒダ。』ヴァシーリー・ヴェレシチャーギン
平和主義(へいわしゅぎ)とは、戦争や暴力に反対し、また恒久的な平和を志向する思想的な立場を意味する。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 最近の大戦争(第二次世界大戦)が終わった時、イギリスの首相であった、かの【チャーチル】は、【この戦争の意義】について問われ、次のように答えた。

ウィンストン・チャーチル
--これは【必要のない戦争であった】--

--我々が【もっと早く戦争の決意】さえしていれば、【容易に防げた戦争であった】--

これは、【大変に示唆に富んだ言葉】である。

私なりの言葉で言い換えれば、
--【第二次大戦】は、【「平和主義者」の巻き起こした戦争である】--ということになる。

その理由は、次のようなものだ。
第一次大戦が終わった時、勝者も敗者もヘトヘトになってしまった。かつて世界の中心であったヨーロッパは、見る影もない惨状を呈していた。世界をリードしていたヨーロッパ文明もヨタついてしまって、もう一度こんな惨禍を繰り返したら、西欧文明は破滅してしまうだろうと言われた。
ああ【もう戦争はイヤ】だ。どんなことがあっても【戦争だけはしたくない】。英国人もフランス人もドイツ人も、【みんなこう叫んで呻(うめ)いた】。【不戦条約】なんていう、【日本国憲法そっくり】の国際協定ができて、国際紛争解決の手段としての【戦争は永久に放棄】されることになった。

こんな風潮の中から、ヨーロッパに現れた運動の一つが【平和主義(パシフィズム)】である。

【平和主義者(パシフィスト)】の大学生は宣言した。「我々は、もはやどんなことがあっても、国王と祖国のために【銃を取ることを拒絶】する」

ところが、【大変皮肉】なことに、【このような空想的平和主義こそが、第二次世界大戦の大きな原因となった】のである。

【平和を祈っての彼らの努力】は、報いられないどころか、かえって【平和の基礎を掘り崩し、戦争への道を切り開いた】のだ。

それは次のような過程を踏んだ。
【空想的平和主義者の勢力が強くなった】ために、彼らの主張に本心で賛成であると否とにかかわらず、これに公に反対することは政治家にとって自殺行為に等しいという世潮ができあがってしまったのである。そう、【今の日本のような状態】である。

そのために、英仏は条約上、当然許されている【軍事行動がとれなくなり】、みすみす【ヒトラーをして“征服のための進軍(マーチ・オブ・コンクエスト)”を許してしまった】のだ。
これによって【ヒトラー】は、戦争なくしては手に入れられないような、あるいは戦争によってすら入手できないような【獲物を次々に獲得】し、その栄光は星辰(せいしん)にも達するかと思われた。


そして、悪循環というべきか、【このことによって、ヒトラーの征服は、ますます容易に、かつ迅速になっていった】のである。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「戦争」そして「平和」という2つの概念について、多くの方々が誤解されている理由を、非常に論理的に分かりやすく解説がなされた良書で、「戦争」と「平和」の2つの概念の、より上位に位置する「文明」と「自然」という2つの概念を巡って、日本人的な考え方の陥りやすい「勘違い」、そして西洋人的な考え方の陥りやすい「勘違い」の対比もなされ、それらを理解することで、私たち日本に見られる、世界に類を見ない、一種独特の、変質した異様な「平和主義者」の姿が浮き彫りになり、また、「平和主義者」こそが「破壊的な戦争をもたらしてきた」という歴史の真実を知ることができます。

さて、先日のニュースで、こういったもの(↓)が流れていました。私たち日本人にとって誇らしいものでした。

☆辻一弘オスカー受賞!日本人初メイク・ヘアスタイリング賞
その映画が、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(原題:『Darkest Hour』)で、冒頭に登場しているチャーチルのお話になります。
上の動画の中で、「独裁者め」「侵略は目前だ」「道理が通じる相手ではない!」「どんな犠牲を払っても我々は国を守るべきだ」といった言葉が流れていますが、ヒトラーと同じ独裁者である「習近平」と「金正恩」がそばにいる私たち日本の今現在の立ち位置が、映画の中のイギリスに相当しています。

☆中国、国家主席任期を撤廃へ「共産党はそもそも独裁政権」=中国問題専門家石濤

☆韓国特使団 金正恩氏と面会・晩餐会~ネットの反応「米韓軍事演習中止の打ち合わせだな」「米韓軍事訓練を予定通り行いつつ、平壌軍事パレードに韓国軍が参加するバランス外交」

☆北朝鮮がプルトニウム生産再開か 川の氷が温水で氷解確認~ネットの反応「韓国どうすんのwwwwwwwwwww」「よっぽど韓国からいろんな支援を受けれたんだろなw」
そして、そんな独裁者たちの立場に立って、つまり、歴史に倣えば、「ヒトラー」側の立場に立って、「嘘の報道」を繰り返しているのが「朝日新聞」になります。独裁者の意向に沿った誠意ある態度でいるからこそ、キチンと優遇されている訳(↓)です。


☆中国共産党の「両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)」記者会見、外国のメディアの中で、唯一朝日新聞が質問を許される~ネットの反応「つまり、朝日は名実ともに中国共産党の機関誌とお墨付きを得たわけだな」「全世界に『中共の忠実な犬』と宣伝される朝日w」
そして、本文中にもチャーチルの言葉としてありましたように、これから起こるであろう「必要のない戦争」、「もっと早く戦争の決意さえしていれば、容易に防げた戦争」を巻き起こす、そもそもの原因を作って来たのが、戦後の左翼リベラルどもであり、いわゆる「平和主義者」どもということになります。

☆ロシア・ウマハノフ上院副議長「北朝鮮が核攻撃を受けても保護しない」~韓国人の反応「米国と密かに取り引きをしたのか」 日本人の反応「露が匙投げたか?これで心置無く米が攻撃できるって事だな♪」

☆韓国特使派遣の最中、変わる米海軍 米海軍初の「強化型遠征打撃群」は佐世保で準備
昨日のところで、そもそも、「平和」というのは、どういうことを意味しているのでしょうか? というところを起点にして、Wikipediaに見られるような「平和(へいわ)は、戦争や内戦で社会が乱れていない状態」といった定義や、一般的に見られる「平和は戦争のない状態である」といった定義が、第一次世界大戦に参加した大日本帝国を例に、「戦争」をしていても「平和」であった、という史実を振り返り、それらの定義そのものが間違っている、ということについて書かせて頂きました。

「戦争」というものは、決して「個人」が行うものではありませんので、適切な例えではないのですが、仮に、ある一家四人家族が居たとして、その一家の敷地に強盗が侵入してきて、それに対してお父さんが抵抗をしたとしましょう。お父さんが強盗と取っ組み合いをしている状態が「戦争」で、家の中にいるお母さんと2人の子どもは怯えているかもしれませんが、「平和」な状態にあります。

本書をご覧頂くと理解ができるのですが、これから起こるであろう「必要のない戦争」、「もっと早く戦争の決意さえしていれば、容易に防げた戦争」を巻き起こす、そもそもの原因を作って来た、戦後の左翼リベラルども、いわゆる「平和主義者」どもは、ここで、そんなことをお父さんがする必要はなくって、警察官が居るから通報すれば大丈夫だ、と考えます。つまり、「国際連合(正しく訳すと『連合国』)」みたいなものが、正義の味方としてやって来て、一家四人を無事に保護してくれる、という理屈になります。
では、その通報した警察署の署長が腐敗していたら、その強盗と通じている場合は、どうなるのでしょうか?

「国際連合(正しく訳すと『連合国』)」の安全保障理事会は15カ国で構成されていますが、その中の「常任理事国」という、たったの5カ国は、「拒否権」という特権を持っています。もちろん、独裁者が支配する中華人民共和国も、その1つです。

もし、お父さんが抵抗しなければ、あるいは抵抗していても、強盗と通じる警察署長(=習近平)は、果たして、一家四人を保護するのでしょうか(笑)

きっと、皆殺しにされてしまうでしょう(=証拠隠滅)。

もう一度、繰り返しますが、「平和(へいわ)は、戦争や内戦で社会が乱れていない状態」といった定義や、一般的に見られる「平和は戦争のない状態である」といった定義は、論理的に間違った定義であり、「戦争」をしていても「平和」でありうるということを説明できません。
で、その「戦争」と「平和」の2つの概念を理解するために、より上位に位置する「文明」と「自然」という2つの概念を考えてみましょう。

まず、「文明」について。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 文明(ぶんめい、仏: civilisation、ラテン語: civilizatio キーウィーリザティオー)とは、人間が作り出した高度な文化あるいは社会を包括的に指す。
西欧語の "civilization"(英語)などの語源は、ラテン語で「都市」「国家」を意味する "civitas" に由来する。ローマ時代の文明とは、字義通りに都市化や都市生活のことであった。」
「 キウィタスあるいはキーウィタース(羅: cīvitās, 複数形 cīvitātis)とは、ラテン語で「都市」「国家」といった市民 (キーウィス羅: cīvis)による政治共同体、あるいは、それによって付与される「市民権」(狭義には「ローマ市民権」)を意味する語 。ギリシャ語で言うところの「ポリス」に相当する。社会組織としての都市がキウィタスであり、物理的な施設としての都市はウルブス(羅: urbs, 複数形 urbis)と称した。」
「 トーマス・ホッブズは、『リヴァイアサン』において論述した、社会契約的に形成された国家を英語で「コモンウェルス」と表現したが、それは「ラテン語ではキウィタスと呼ばれる」と付記しており、ギリシャ・ローマの協約的な国家体制が自身の国家・社会思想の着想元であることを示唆している。
また、ジョン・ロックも同じように、その著書『統治二論』において、「私がコモンウェルスという言葉によって意味しているのは、ラテン人がキウィタスという言葉で表した独立の共同体のことである。」と述べている。」
つまり、「文明」とは、人間が作り出した高度な「制度」のことになります。

そして、この「文明」の反対を意味するのが、「原始」であったり、「野蛮」であったり、「未開」であったり、つまり「自然」で「ありのまま」の状態ということになります。
ここで重要なのが、「戦争」も「平和」も、「文明」という、人間が作り出した高度な「制度」であって、人が手を加えない「自然」の状態で、「そこにある」ものではない、人間が努力を重ねて作り上げたものだということです。
だから、「戦争」と「平和」は対立する関係にあるものではなく、「平和」を維持するためにも必要な「戦争」が存在しているわけで、頭ごなしに「戦争」を否定する人たちは、「文明」を否定していることと同じであり、要するに「野蛮」で、「未開」な人たちだということが論理的に言えるわけです。

で、そのような「野蛮」で、「未開」な頭ごなしに「戦争」を否定する人たちというのは、「戦争」というものを理解していない、従って「平和」というものも理解していないために、次の問題に対して解答することができません。

「平和とデモクラシーと、どちらを選ぶか」


☆甘い期待は終了、大転換点を迎える米国の対中政策
続きは次回に♥
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