2018-03-01 (Thu)

ストックホルム市庁舎は、スウェーデンの首都ストックホルムの市庁舎である。ノーベル賞の記念晩餐会が行われる場所であり、ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作としても知られる。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【北欧諸国】はおしなべて、【中国の資金とプロジェクトへの投資に期待】している。

冷戦時代、よく【「フィンランド化」】といわれた。【外交主権が抑制され、敵性国家の顔色を見ること】を【フィンランダイゼーション】と譬喩(ひゆ)した。最初に使ったのはドイツのブラント首相だ。

ヴィリー・ブラント
隣のスウェーデンは【「ストックホルム症候群」】の震源地。【敵に同調し、敵の許可を得て行動しようとするうち、敵に共鳴する現象】をいう。

フィンランドはNATO加盟国ではない。そのくせユーロ加盟国。バルト三国もユーロに加盟しているが、ほかの北欧3カ国(デンマーク、ノルウェー、スウェーデン)はユーロに入っていない。ポーランドも独自通貨という、ややこしくも輻輳(ふくそう)した関係となる。

【ノルウェー】は、【イスカンデルミサイル】の射程からはずれた基地に【F35を配備】した。この【ステルス戦闘機の攻撃型を53機、アメリカから購入】し、ノルウェー空軍の主力戦闘機とする。

☆ノルウェー空軍用F-35Aのドラッグシュート試験成功
【小型核兵器を搭載できる】ため、【ロシア領内の基地を攻撃できる能力をもつ】ことになる。…
【プーチンが神経をとがらせている】のは、【北極圏への中国の進出】である。

北極海から北海、バルト海はソ連時代から【モスクワの戦略にとって重要なシーレーン拠点】であり、【独占的な軍事ルート】である。【ここに中国が「北極圏シルクロード」などと叫んでガヤガヤと割って入る】のだから、心穏やかではない。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、人気のチャイナ・ウォッチャーである著者による、世界でどんどん孤立化する中華人民共和国の現状と、国内に抱える非常に重大な「脆弱性」について、極めて冷静でかつ最新の情報が書かれている良書となります。

さて、先日のところで、ロシアを中心にした視点で確認した場合、ロシアにとって重要なのは、ウラル山脈の西方のエリアで、

上図でモスクワの右斜め下に、「黄色の丸」で囲った部分は、ロシアの一部で、「カリーニングラード州」と呼ばれるロシアの領土になりますが、

何故か日本のメディアは、ほとんど報道しませんが、現在、この地域での緊張が高まってきています、ということを書かせて頂きました。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆数学を知っているか否かが、「人生が充実」するかどうかの決め手です

例えば、こんなニュース(↓)も流れていました。


『●アメリカ海兵隊の司令官は「とてつもなく大きな戦争(big-ass fight)」が近づいていると発言、米軍はすぐに中東から他の地域へその目を移すことになるだろうと語った。
●この発言について尋ねられたトランプ大統領は、自身の計画する軍の強化を主張し、北朝鮮との対話の可能性について言及した。
●海兵隊はこの1年、ノルウェーに駐留している。東ヨーロッパでロシアとの緊張が高まる中、NATOは軍を配備している。
1月10日(現地時間)、ノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相との共同記者会見に臨んだアメリカのトランプ大統領は、海兵隊のロバート・ネラー(Robert Neller)司令官が「とてつもなく大きな戦争(big-ass fight)」が近づいていると発言したことについて記者から尋ねられた。
ネラー司令官の発言は、ノルウェーに駐留する海兵隊員らを前にしたスピーチの中で出たもので、ウェブメディア「Military.com」のホープ・ホッジ・セック(Hope Hodge Seck)氏が最初に報じた。だが、トランプ大統領はネラー司令官の発言を把握していなかったようで、質問にこう答えた。「おそらく、彼はわたしの知らない何かを知っているのだろう。OK? 」 』
☆「大きな戦争」が近づいている? トランプ政権が注目する2つの地域とは
そのアメリカ海兵隊の司令官が言及した「とてつもなく大きな戦争(big-ass fight)」というのは、「米軍が中東から他の地域へ目を移すことになる」とも語っているように、モスクワ至近のヨーロッパと、私たち日本を含む極東アジアに他なりません。だからこその、F35の配備です。
他にも、最近で言えば、こんなニュース(↓)も流れています。


☆【英国:国防の方向転換】ロシアは、我々の安全保障において、テロリストよりも大きな脅威である

☆【米国:新事実クレムリンの手先?】マイケル・ムーア監督:ロシアが支援するアンチ・トランプ集会に関与
と、御覧のように、緊張が確実に高まってきているのが事実であって、アメリカ海兵隊の司令官が言及した「とてつもなく大きな戦争(big-ass fight)」が生じる「蓋然性が高い」と言わざるを得ない状況です。

それでは、本日の最後になりますが、本文中に出てきた「フィンランド化」と「ストックホルム症候群」について確認をしておきましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 フィンランド化(フィンランドか、独: Finnlandisierung 英: Finlandization)とは、議会民主制と資本主義経済を維持しつつも共産主義国の勢力下におかれる状態を、フィンランドとソビエト連邦の関係になぞらえた語である。
旧西ドイツの保守勢力が、諸悪の根源とされる共産主義諸国との対話を重視した首相ブラントを批判する際に用いた造語に由来する。
敗戦国の立場に立たされ地理的にも西側の支援の望めないフィンランドは、1948年にフィンランド・ソ連友好協力相互援助条約(Agreement of Friendship, Cooperation, and Mutual Assistance)を締結し、独立および議会民主制と資本主義の維持と引き換えに、有事の際にはソ連に協力して戦うことを明言し、国際的には事実上の東側の一員として行動することとなった。軍の装備もワルシャワ条約機構と互換性のある物が採用された(ただし、その義務はフィンランド方面に限定され、またフィンランドはこの条約を口実に軍備を徐々に増強していった)。また、マスコミにおいては自主規制が行われ、冬戦争におけるソ連の侵略などに対する言及はタブーとなり、電力や天然ガスといった重要資源もソ連に全面依存するようになった。
1984年に当時の日本の首相であった中曽根康弘が、「日本が防衛努力を怠ると、フィンランドの様にソ連の属国になる」といういわゆる「フィンランド化」発言を行って、フィンランド側から抗議を受けている。」
「 ストックホルム症候群(ストックホルムしょうこうぐん、英語: Stockholm syndrome)とは、精神医学用語の一つで、誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者が、犯人と長時間過ごすことで、犯人に対して過度の同情や好意等を抱くことをいう。
1973年8月、ストックホルムにおいて発生した銀行強盗人質立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)において、人質解放後の捜査で、犯人が寝ている間に人質が警察に銃を向けるなど、人質が犯人に協力して警察に敵対する行動を取っていたことが判明した。また、解放後も人質が犯人をかばい警察に非協力的な証言を行ったことなどから名付けられた。」
で、その「フィンランド化」と「ストックホルム症候群」の両方を、まさに同時にやってのけているのが、現在の韓国なんです(笑)


☆韓国大統領府「米国がやるなら韓国もやる!」米国に対して報復関税を示唆~ネットの反応「お前らがやったって、お前らが困るだけじゃんw」「初めて韓国を応援したくなったwww」

続きは次回に♥
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