2018-01-20 (Sat)

ホロコースト(ドイツ語: Holocaust、英語: The Holocaust、イディッシュ語: חורבן אייראפע、ヘブライ語: השואה)は、元来はユダヤ教の宗教用語にあたる「燔祭」(獣を丸焼きにして神前に供える犠牲)を意味するギリシア語。


『祭壇の供物を燃やすノア』 ジェラール・ホート、1728年
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 国語辞典では、【「長幼の序」】を「年長者と年少者の間にある一定の秩序」とか、「年長者を敬うこと」とか説明しているが、【この考え方は、じつはシナ文明から入ったもの】である。

【「長幼の序」】は、【儒教】における人間関係の基本を律する五つの徳目のひとつである。孟子は、その五つを「父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信」であるといっている。

孟子
【シナ文明】で、どうして【「長幼の序」が重んじられるのか】というと、それは、【「気」という考えにある】。

宇宙の万物を生成するすべての根本であるこの【「気」は、高いところから低いところに流れる】。血筋を同じくする家族をたばねる宗族の根本の気は、おおもとの祖先からわかれて子孫にながれてくるのであるが、当然、【代を経るごとに枝分かれして減っていく】と考えられている。だから、【祖先に少しでも近い人間のほうが「気」が多い、とシナ文明では考える】。

ちなみに、【日本語の「元気」】ということばは、もともと、【生まれたときの「元(もと)の気」という意味】だった。生まれたときに最大であった「気」は、年を経るに従って減少する一方で、この「気」が消滅するのが死である。
だから【シナ文明】では、【祖先に近い親のほうが子供より偉い】のである。兄のほうが弟よりも偉いのだ。シナの皇帝や地方名家の系譜はもちろんであるが、【その影響を強く受けた韓国の「族譜(ぞくふ)」】を見ると、横に線が引いてあって、【一族の祖から数えて何代目かがはっきりわかる】ようになっている。これが、【世代を厳しく区別する「輩行(はいこう)」という考え方】である。
【日本語の先輩・後輩という言い方は、この「輩行」ということばからきている】。同世代を同輩と呼び、世代が上のものを先輩、世代が下のものを後輩とするのである。つまり、もともとこのことばは、【血縁関係のある一族のなかの人間関係をあらわすことば】だったのである。

祖先から一代目で、気は一回減少する。二代目はさらに減少し、…気の流れは減る一方である。同じ世代なら、1日でも早く生まれた者のほうが祖先に近いので、気が多いとされる。もし年老いた【祖父が再婚】して、【父親の下】に相当に年の違う小さな【弟ができる】とする。その場合、その【叔父(父親の弟)】は、自分より年齢が下かもしれないが、【世代がひとつ上なので自分より上位の人間ということになる】。だから、その叔父がたとえ赤ん坊でも、食卓を囲むときの席次は自分より上になる。…

【日本文明】は、漢字や仏教など多くをシナ文明に負っているが、それを【日本独自に変化させている】こともまた多いのは、興味深いことである。…一見、シナに似ているようだが、【根本の考え方はまったく違っている】。【日本には、厳密な意味での輩行の思想は入らなかった】のである。

余談であるが、もともと【モンゴル草原の東方の狩猟民出身だった満州人】は、【シナを統治】するようになったので、【シナ文明を受け入れた】。その【清朝】では、1908年に光緒帝(こうしょてい)が亡くなったあと、同世代に優秀な親王が多くいたにもかかわらず、【わずか3歳(満2歳)の溥儀(ふぎ)】を皇帝に即(つ)けた。それは、西太后の意志もさることながら、【同世代ではなく、次の世代に帝位を継承する、という考え方にともづいたから】だった。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、私たち日本人が知っているようで、実はまったく知らない「モンゴル」について、非常に幅広く、日本とモンゴルとの文化の違いや、モンゴルの歴史について、とても分かりやすい文章で解説がなされている良書です。このモンゴルについての認識を正しく持つことができれば、満州人、朝鮮人、支那人、チベット人、ウイグル人などについても知ることができて、現在の中国共産党が唱える「中国人」なるものが「虚構」であるということが明白になります。

さて、今回は、支那や朝鮮に根強い「儒教」についてのお話になります。
本文に書かれていた内容から、「長幼の序」という言葉が本来意味しているのは、決して「年少者は年長者に(敬意を持って)礼を尽くしなさい」というような意味ではないことが、御理解いただけたと思います。私たち日本人が勝手にそのように解釈し直しただけ、ということです。

孟子の「孟」という漢字が示している語彙は、「はじめ」という意味になります。
私たち日本人がイメージする「おさ(長)」とか「かしら(頭)」とか「はじめ(始め)」、「はつ(初)」といった語彙に近い感じになります。
ですが、実際に、私たち日本人が「孟」という漢字を見ても、そのようなイメージを描くことは困難だと思います。
さて、どうしてなのでしょうか?

『 日本には明治まで日曜日(安息日)という概念はなかった。もちろんレジャーの習慣もなく、盆暮れにわずかに暇を取るだけで働き続ける習性を養った。百姓生活には、日曜日も土曜半ドンもあるはずがない。
さらに日本人には、神への供え物に生け贄をささげるという思想は理解できない。日本の神は米と野菜と果物で満足するのに、一神教の神は血の滴る動物や人間の肉でなければ喜ばないとは。イスラム教の祭りには、聖地メッカ、メジナで何百頭もの羊が生け贄となり、犠牲となる。彼らは生きた動物や人間の血をもって清める。日本では水で清めるのが自然と考える。…
この思想は古代中国でも同じで、漢字の「皿」と「血」が同源であることからも実証されている。

皿という字は神に捧げる生け贄を盛る器のことである。その中に血の滴る生け贄が盛られる。よい香りがただようから、これにノをつけて血という文字ができた。羊の肉を焼くとよい香りがして食欲をそそる。西欧の神は焼き肉定食が大好きのようである。この皿の次にいる人は、必ずその肉を欲しがり奪おうとするので、「盗」という字が生まれたのだ。

さらには、日月の下で、その血で血判をもって誓い合うことから、同盟の「盟」という字が生まれたのである。
さらに孟子の「孟」という字も、皿の上に子を生け贄に出せといわれたアブラハムの子イサクの聖書の物語を思い起こさせ、大陸民の残虐性を示している。』
詳しくはこちらをご参照❤
↓

つまり、「皿」の上に載せた「赤ん坊」の「生贄」というイメージに繋がっているからなんです。
ここで、もう少し話を広げさせて頂きます。
みなさんは、「ホロコースト」という言葉を耳にされたことがあると思いますが、実は、この言葉は「ユダヤ教の宗教用語」に由来するんです。

「ユダヤ教」、で唯一の神さまに、お供え物を捧げる儀式・「公儀(くぎ)」の中で最も高貴なものとされたのが、お供え物を供壇(そなえだん)の上で「焼き尽くす」、すなわち「燔祭(はんさい)」と呼ばれる儀式でしたが、その「燔祭」(丸焼きにして神前に供える犠牲)を意味するギリシャ語を語源とするのが「ホロコースト」です。
つまり、「ホロコースト」は「ユダヤ教徒による最高の宗教儀式」ということになります。

で、さきほど、「子を生け贄に出せといわれたアブラハムの子イサクの聖書の物語」と書かれていましたが、これは「旧約聖書」、つまり「ユダヤ教の経典」に書かれている「ユダヤ教徒が信じるありがたい教え」になります。
それは、「イサクの燔祭(はんさい)」と呼ばれています。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 イサクの燔祭(イサクのはんさい)とは、旧約聖書の『創世記』22章1節から19節にかけて記述されているアブラハムの逸話を指す概念であり、彼の前に立ちはだかった試練の物語である。その試練とは、不妊の妻サラとの間に年老いてからもうけた愛すべき一人息子イサクを生贄に捧げるよう、彼が信じる神によって命じられるというものであった。この試練を乗り越えたことにより、アブラハムは模範的な信仰者としてユダヤ教徒、キリスト教徒、並びにイスラム教徒によって今日でも讃えられている。
それはアブラハムがゲラルの王アビメレクと契約を交わした後のことであった。奇跡の業によって生まれた息子、何にも増して愛している一人息子のイサクを生贄として捧げよと神が直々に命じたのである。その命令の直後にアブラハムがとった行動は、以下のように記されている。
( 次の朝早く、アブラハムはろばに鞍を置き、献げ物に用いる薪を割り、二人の若者と息子イサクを連れ、神の命じられた所に向かって行った。 — 『創世記』 22:3、新共同訳 )
神が命じたモリヤの山を上るさなか、父子の間では燔祭についての短い会話が交わされている。イサクは献げ物の子羊がないことに戸惑うのだが、アブラハムは多くを語らなかった。
( 「わたしの子よ、焼き尽くす献げ物の小羊はきっと神が備えてくださる。」— 同 22:8 )
この時点でイサクはすでに、自分が燔祭の子羊として捧げられることを認識していたと思われる。しかし、彼は無抵抗のまま父に縛られ、祭壇の上に載せられるのであった。」

『イサクを捧げるアブラハム』ローラン・ド・ラ・イール 1650年
その後の展開に関しましては、以前にも書かせて頂いておりますので割愛させて頂きます。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆ハンムラビ法典 「目には目を…」の正しい意味 ~ 旧約聖書に書かれていること

☆諸悪の根源 ~ 奴隷出身のモーセの妄想

さて、お話を戻しますと、その「孟子」よりも儒教で重要なのが「孔子」になるのですが、これも、私たち日本人からすれば、どうしようもない奴でした。

孔子
『 日本人はよく「中国人は礼節を重んじる国だ。なぜなら釈迦、キリスト、ムハンマドと並ぶ聖人である【孔子】のつくった【儒教(儒学)】があるからだ」という甚だしい勘違いをしています。 どうして、そんなに騙されるのが好きなんでしょうか。少なくとも現代中国において本気で孔子を敬う人など、どの程度いるかわかったものではありません。
たとえば、二十世紀初頭に蒋介石のスポンサーとなった孔子の子孫・孔祥煕は、賄賂と収奪と権力亡者ぶりで当時から知られています。孔祥煕のように真偽あやふやな「孔子の子孫の一族」を名乗ってビジネスをする輩は古代より後を絶ちません。

孔祥熙 (1930年代)
大陸では、毛沢東が突如として「孔子は封建的だから否定せよ」と言いだしてから儒学は肩身が狭くなります。そうかと思うと、2010年に「ノーベル賞に対抗して孔子平和賞を」と孔子の名を持ち出したものの、世界中の誰からも相手にされないとわかるや、一年で賞そのものをなかったことにしてしまうという軽い扱いです。
お人よしの日本人や事情をよく知らない白人が「孔子ブランド」に幻惑されるので、中国人がご都合主義的に持ち出すのが孔子なのです。
そもそも、今に伝わる孔子は、生涯成功しなかった経営コンサルタントのようなものです。孔子は春秋時代(紀元前551年~紀元前479年没)の人ですが、生涯つき従った弟子はわずか70人という、決して成功者とは言えない人生を送りました。この時代のコンサルタント(諸子百家と言われるほど多くの競合者がいました)は、成功すると大国の宰相に抜擢されます。
ちょうど、現代アメリカ学者・評論家が自分の理論を掲げて時の政権に取り入るのに成功すると、あとはカネも権力も思いのまま、というのに似ています。ヘンリー・キッシンジャーが愚にもつかぬ外交理論を掲げてニクソン大統領に取り入り、政府高官としての地位を利用して中国利権にどっぷりつかり、その後は欧米の学界で威張り散らしているようなさまを想像してください。古代中国、孔子の生きた春秋戦国時代も同じでした。
コンサルタントとしてもロビイストとしても、孔子はハッキリ言って負け組でした。孔子の主張は要するに「人間関係には礼節が大切である」という建前なのですが、中国人にとってこんな教えは「他人を騙すときに使えるな」といった程度で、中国人同士だと全員が同じように考えるのであまり実用性がありません。しかも孔子の教えは一歩間違えれば「生きている人間よりも死んだご先祖さまを大切にしろ」という方向に暴走しかねないので、現世利益しか考えない中国人には合わないのです。』
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆孔子って誰? ~ 孔子の教えが、中国人には何の意味もなさない理由

『 孔子の時代は人肉も食べていたぐらいだから…論争に負けて殺された弟子が相手に食べられたことから、それを嘆いた孔子が塩漬けか酢漬けにしてあった人肉をすべて捨てさせたという話がある。』
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆もしも、父親が泥棒だったとしたなら ~ 論語の「孝」

で、本日の最後になりますが、その「孔子」の子孫とされる「孔祥熙」が、仲良しだったのが、この人(↓)です❤


続きは次回に♥
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