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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日本 >  「生物学」の勃興、それは江戸時代のお話です

    「生物学」の勃興、それは江戸時代のお話です

    コルクの細胞を描いたロバート・フックのスケッチ
    コルクの細胞を描いたロバート・フックのスケッチ

    細胞(さいぼう)とは、全ての生物持つ微小な部屋状の下部構造のこと。生物体の構造上・機能上の基本単位。そして同時にそれ自体を生命体と言うこともできる。

    細胞を意味する英語「cell」の語源ギリシャ語で「小さな部屋」を意味する語である。1665年にこの構造を発見したロバート・フックが自著においてcellと命名した。





    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 最初にお断りしますが、これは【当たり前のことを当たり前に書いた本】です。ですから、本書のタイトルに騙されて、ぜんぜん知らないことが書かれていると思った人読むのをやめた方がいいでしょう。

    ポイント 女性

     だったらなんでこんなタイトルの本書いたのか。それは、みなさんがうすうす【当たり前】と感じながらそれに【科学的な根拠】があることが【あまり知られていない】ので、それがほんとうに【科学的に当たり前】であることを伝えたかったから。

    ポイント 32

     それはたとえばこんなことです。

    これ 女性

     【才能には遺伝がかかわっている】こと、【収入にも遺伝がかかわっている】こと、【才能に気づき育てるには経験と教育が必要である】こと、しかしそれは【いまの学校教育の中で必ずしもできるわけではない】こと、それは【知能や学力に遺伝の影響が大きい】からだということ、【学校は遺伝的な能力の個人差を顕在化させるところ】だということ、でもこの【世の中は学力がすべてではない】こと、【学力とは異なる遺伝的才能を生かした人たちでこの世界は成り立っている】こと、【才能のないところで努力してもムダ】だということ…

    驚き顔

     世界はしばしば厳しくて理不尽だけれど、案外捨てたものではありません。その理由はたった二行で説明できます。

     【ひとは幸福になるようにデザインされているわけではない】けれど、現実には【幸福を感じて生きている人もたくさんいる】。それは【遺伝的才能を生かす道がこの社会にひそんでいる】から。

    chromosome.jpg

     この本を支えている科学的根拠【行動遺伝学】という、【まだあまり世間では知られていない学問】です。それは見えにくい【能力や性格への遺伝の影響を明かにする科学】ですから、ときには【不愉快な事実を明かにする】こともありますし、それが【世間一般に言われていることに反する】こともあります。

    ポイント 23

    しかし【エビデンス(証拠)がそれを真実だと示した】以上、それを前提として認めたうえで、幸福を感じられるように、いまある社会の人的・物的・情報的資源を利用し、そして多くの人が幸福を感じられるように社会を変えていかざるをえません

     私は【行動遺伝学者】であると同時に【教育心理学者】でもあり、最近は【「進化教育学」】という新しい看板も掲げはじめていますので、この本教育について多くのことを語っています。期待と理想と裏切りに満ちた教育【遺伝や進化といった生命科学の目で科学的に見直してみる】とどうなるか。それがわれわれ自身の生き方や社会のあり方についての理解をどのくらい深めてくれるのか、そして少しでもましな未来像を描けるか、それをこの本で試してみました

     ごいっしょに考えていただければ幸いです。』

    日の丸

    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、ベストセラーになった、こちら(↓)の書物のなかで取り上げられている書物の著者が書かれたもので、最新科学研究から導き出される「事実」について知ることができる良書です。

    言ってはいけない 残酷すぎる真実 2 

    こちらもご参照❤

    橘 玲   言ってはいけない 残酷すぎる真実

    両方とも併せてご覧頂くと、遺伝についての正確な知識も理解できるようになりますし、何よりも巷で言われているような色々な俗説に、かなり誤解があるということも分かってくるようになります。また、大切なお子さまの教育についても、とても考えさせられることになる、そう思います。

    ぜひ、御一読してみてください。

    読書 女性 21

    さて、ここからは昨日の続きになります。

    私たちの日本で、「戦国時代」という時期に、現代でいうところのヨーロッパでは、「宗教改革」という、アンチ・カトリックの動きが盛んになり、やがて、悲惨な「キリスト教徒同士の殺し合い」へと発展していきます。

    日本の歴史 時代区分 マラソン 4

    そして、その争いの延長線上に、西洋キリスト教国が世界中を植民地化していく「大航海時代」があり、私たち日本にも関わりを持つようになります。

    コロンブス
    コロンブス

    「 天文十二(1543)年ポルトガル人を乗せた船が種子島に漂着しました。西洋人が日本にやってきたのです。

     当時西洋は大航海時代に入っていました。これは西洋人から見れば大航海でしょうが、アジアから見れば西洋人による侵略の時代です。

     西洋ではイベリア半島からイスラム勢力を追い出し、スペインとポルトガルは競争して東洋に向かっていました。その目的は二つです。一つは東洋にキリスト教を布教し、それを足がかりに植民地にすることであり、もう一つは東洋から香辛料などの産物をもってくることです。

     地中海はイスラム勢力に押さえられていたので、彼らはアフリカの西海岸に沿って南下し、インド洋を回る航路を発見しました。中にはスペインのコロンブスのように大西洋に乗り出し、アメリカにたどり着く者もいました。いずれも目指したのは東洋です。

     1494年、彼らは勝手にトルデシリャス条約というものを結んでいました。これはスペインとポルトガルが世界を二分して支配し、お互いの領土権を認めあうという、東洋から見ればとんでもない条約です。


    トルデシリャス条約

     この条約日本はポルトガルの側にくり込まれていました。だから最初にポルトガル人がやってきたというわけです。

     種子島に漂着したポルトガル人は日本に鉄砲をもたらしました。日本人は彼らの脅威がここにあることをすぐに見抜きました

     日本人たちまちこの技術をマスターし、鉄砲を生産します。

     当時日本は世界最大の鉄砲生産国になったほどです。このことは、この時代を動かす大きな要因となりました。」


    世界の植民地化の流れ
    世界の植民地化の流れ

    詳しくはこちらをご参照❤

    日本にポルトガル人が最初にやってきた理由 ~ トルデシリャス条約

    日本の歴史 本当は何がすごいのか 

    そして、この頃のヨーロッパにおいて、昨日も、マルティン・ルターのところで少し触れましたように、ユダヤ人に対してどのような動きがあったのかといいますと・・・

    マルティン・ルター
    マルティン・ルター

    「 1096年最初の十字軍が組織された時、組織的な反セム主義の行動が現れることになる。とくに顕著だったのがフランスと神聖ローマ帝国で、フランスのメス、神聖ローマ帝国のヴォルムスとトリーア(ともに現ドイツ)という場所でユダヤ人に対する激しい暴力の嵐が吹き荒れた。

     中世ヨーロッパではユダヤ教徒がクリスチャンの子供の血を「過ぎ越しの祭り(出エジプトを記念するユダヤ人の祝祭)」の宗教的儀礼のために用いている根というも葉もない噂が流れた。この否定的イメージは、ナチス・ドイツの反ユダヤ・キャンペーンの際にも再び現れた。

     1215年にユダヤ人は教皇イノセント三世の命令によって、目印として黄色いサークル(文字通り黄色い輪)を付けることが義務づけられた。さらに1240年にルイ九世は、ユダヤ教の聖典であるタルムードを焼却することを命じたが、これによって焼却されたタルムードは数千冊に上ったと見られている。ローマ時代からイギリスに居住していたユダヤ人がいたが、1290年エドワード一世は4000人から16000人のユダヤ人を追放した

     また1306年フランスのフィリップ四世すべてのユダヤ人を彼の王国から追放した。さらな1349年から1360人年にかけて、ハンガリーからポーランドに強制移住させられたユダヤ人もいる。1349年の黒死病(ペスト)流行の時、ハンガリー在住のユダヤ人はハンガリーから追放された。直ちに帰国が認められたものの、ルイ・アンジョウ大王在位時、1360年にユダヤ人はカトリックへの改宗を拒んで再び追放された。

     ほかにもユダヤ人ヨーロッパ諸国で排斥され続け、またフランスでは1396年におよそ10万人が、さらに1421年にはオーストリアから数千人が追放された。こうして追放されたユダヤ人の多く東欧とくにポーランドに多く住みついたのである。

     1492年には、スペインで「改宗したばかりのクリスチャンに悪影響を及ぼすかもしれない」という危惧から、およそ20万人のユダヤ人スペイン王とカトリック教会によって追放された。さらに、1493年シシリー島から3万7000人のユダヤ人が放逐されたが、その多くはオスマン帝国、オランダ、北アフリカ、南欧、そして中東へと移住していった。

     またポルトガルでも、1497年にマヌエル一世の下で、ユダヤ人キリスト教に改宗するかポルトガルを離れるかの選択を余儀なくされた。1506年にはリスボンで、およそ5000人のユダヤ人が虐殺された

     十五世紀終わりになると、ビジネスでの交流以外にユダヤ人とクリスチャンが接する機会はきわめて少なくなった。国によっては高い壁によって隔離されたゲットーに閉じ込められるケースもあった。ユダヤ人は悪魔の手先、また干ばつや飢饉をもたらす存在であると考えられた。クリスチャンの芸術家はユダヤ人を角や尻尾を持った者として、または悪魔の顔で描いた。クリスチャンの聖職者や宗教学者は、ユダヤ人は邪悪な生き物で人間以下とも表現した。」


    詳しくはこちらをご参照❤

    「ユダヤ人とイスラエル」がわかれば「世界の仕組み」が見えてくる 

    「ビジネスでの交流以外にユダヤ人とクリスチャンが接する機会はきわめて少なくなった」と書かれていますね❤

    この時代に、「奴隷貿易」大量の黒人の方々が、非人間的な扱いを受けていたことは、あまりにも有名なお話ですが、しかし、その「奴隷貿易」というビジネスの担い手こそが、ユダヤ人だったんです。

    これ 女性





    近代以降、つまり16世紀以降の世界の歴史を見ようとしたとき、学校の授業で教えられるような「国」ごと、あるいは「国」同士関わり合いだけではなく「宗教」的な部分に、キチンと焦点を当てていかなければ、その本質を理解することはできません

    ポイント 31

    そして、その「宗教」的な部分追っていくと、現代にまで繋がっている非常に重要な部分明らかになってきます

    西洋社会が、「中世」という時代から、「近代」(あるいは「近世そして近代」)へと移りゆく時代、その大きな特徴は、キリスト教という信仰のうえで人間に対する「絶対的な神の存在」が揺らぐ、つまり、何でもかんでも「神さまの言うとおり」(=教会の言うとおり)ではなく「自分たちで考えたって良いんじゃないの?」みたいな、「人間を主体」として考える流れが生じていくことです。

    すなわち、「科学革命」「近代哲学」「啓蒙主義」これらが勃興していく時代へと突入していくんです。

    私たちの日本でいうところの「江戸時代」になります。

    日本の歴史 時代区分 マラソン 5

    最後に、今回のご紹介の書物のお話に戻しまして、「遺伝」について考える際に、その基本的なところを理解しておく必要があります。

    生物学において、決定的に重要な役割を果たしたのが、顕微鏡を用いた観察「細胞」を発見した、ロバート・フックです。

    ロバート・フック(リタ・グリアによるフックの肖像 2004年の想像)
    ロバート・フック(リタ・グリアによるフックの肖像 2004年の想像)

    あのニュートンとの関わりでも有名な人物です。

    アイザック・ニュートン(1689年 ゴドフリー・ネラー画)
    アイザック・ニュートン(1689年 ゴドフリー・ネラー画)

    それでは、本日の最後に、こちらの動画をどうぞ。



    続きは次回に♥




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