2017-08-28 (Mon)

『トロイアの木馬の行進』ジョヴァンニ・ドメニコ・ティエポロ
トロイアの木馬(トロイアのもくば)は、ギリシア神話に登場する装置である。トロイの木馬とも言われる。トロイア戦争において、トロイア(イーリオス)を陥落させる決め手となった。木でできており、中に人が隠れることができるようになっていた。 転じて、内通者や巧妙に相手を陥れる罠を指して「トロイの木馬」と呼ぶことがある。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 アメリカが抱えるもうひとつの矛盾は経済的な要素で、一言で言えば【中産階級の崩壊】だ。

アメリカが過去30年以上わたって【自由貿易を推進】した結果、企業が低賃金国に移転し、【雇用が失われてしまった】。その結果、かつてアメリカン・ドリームを体現し、【成功者だった中産階級が崩壊した】のだ。

その【自由貿易とは何か】と言えば、【実態は新しい奴隷貿易】である。

かつてのようにアメリカに連れてきて働かせてはいないが、【相手国に行ってその国の人間を低賃金で働かせている】という意味で、【自由貿易という名の奴隷貿易】ではないのか、というわけだ。

こちらもご参照❤
↓
☆いまでも「奴隷」っているの? ~ SEALDsでは理解ができない「難民問題の本質」


たとえば、【チャイナでは労働者の賃金がアメリカの十分の一で済む】ので、確かに安く製品ができるが、そのために【アメリカの良質な仕事がどんどん流出】してしまった。

では、【チャイナの労働者はどのような環境にあるか】と言えば、【基本的な人権がなく】、【言論の自由もない】。【労働者の権利も認められておらず】、【強制収容所で働かされているような状況】になっている。言ってみれば、【中国共産党は西側の資本に奉仕する、最高の労務管理者】なのだ。

こちらもご参照❤
↓
☆私たちは中国製品を買うたびに、中国の軍事力増強に手を貸している

アメリカや日本などの先進国には労働基準法や最低賃金法があるが、【チャイナや新興諸国では基本的な労働条件すら定められていない】のが実情だ。

そうであるとすれば、【グローバル経済を標榜する自由貿易自体が間違っているのではないか】。
経済学で定義される【本来の自由貿易】は、【双方が近代的な法治国家】で【労働者の権利が守られ】、【賃金レベルが同程度】の国家間で【成り立つもの】であり、その【基本的な条件すら整わない国を相手に自由貿易が成り立つわけがない】。
そして、自由貿易と称してボーダーレス化を無制限に進め、【チャイナなど低賃金国の労働者に奴隷労働をさせて儲けてきた】のが、…【多国籍企業・無国籍企業】である。

アメリカをかつて支えてきた【白人の中産階級を崩壊させたのは無国籍企業】であり、【そこから巨額の資金を得て大統領選に出て来たのがヒラリー・クリントンだった】わけだ。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、日本のメディアが正しく伝えない、あるいは正しく伝えることができない、トランプ政権の誕生時の政策や考え方が、非常に分かりやすく解説されている良書です。
但し、トランプ政権の誕生時の政策や考え方と、現在のトランプ政権の政策や考え方は、すでに「変化」していますので、それを踏まえたうえで読み進めていく必要があります。
そして、そういった「変化」を理解することができてこそ、トランプ政権の「事情」や、今後の「展開」を推し測ることができるのですが、そういった能力を持ち合わせていない日本のメディアは、相も変わらず「頓珍漢な報道」を繰り返しています。
現状のトランプ政権の立ち位置を理解するためにも、まずは発足当初の基本的なところを押さえておく意味で、本書をご覧なさってみてください。

さて、著者は、トランプ大統領が誕生した背景として、アメリカが抱えるふたつの矛盾、すなわち、①心理的な要素、②経済的な要素、が存在していると分析されています。

①心理的な要素として挙げられているのが、PC(ポリティカル・コレクトネス)に対する反発、つまりWG(ホワイト・ギルト)=白人の罪への反発で、これは昨日ご紹介させて頂きました。
で、本日は②経済的な要素として挙げられている、中産階級の崩壊について著者が書かれています。その最大の原因が、自由貿易という名の奴隷貿易、つまり多国籍企業・無国籍企業がチャイナなど低賃金国の労働者に奴隷労働をさせて儲けてきたことが原因であり、その多国籍企業・無国籍企業から巨額の資金を得て大統領選に出て来たのがヒラリー・クリントンだったとも書かれています。
改めて申し上げるまでもないと思いますが、トランプ政権の政策の柱の一つが、この行き過ぎた自由貿易の是正になります。

さて、昨日のところで書かせて頂きました通り、現在のアメリカにおいて水面下で行われていることは、大多数のアメリカの白人たちの文化を支えるキリスト教をターゲットにした、アメリカ国内の左翼たちによる「陰湿な攻撃」であり、それが①心理的な要素として挙げられている、「PC(ポリティカル・コレクトネス)」であり、「WG(ホワイト・ギルト)=白人の罪」だということになります。
ここで、考えなければならないのは、アメリカ国内のキリスト教徒は、白人だけではないということです。また、「白人」といっても、さまざまな民族や人種が存在しているわけで、この場合、アメリカ国内の左翼が攻撃対象としているのは、民族や人種ではなく、「キリスト教徒」をターゲットにしていると考えるべきなんです。

それを理解するために、「オバマの第三の政策」を知っておく必要があります。
「 もっともオバマ自身は、黒人の父と白人の母の間に生まれたハーフです。お母さんは生粋の白人で、お母さんが勉学に勤しんでいましたので、母親の両親、すなわち典型的な中産階級である白人の祖父母の下で育てられました。しかし大統領選挙中、オバマは一切そのことに触れませんでした。
これをアメリカでは「人種カード」(race card)を使うといいます。オバマはまさに巧みに人種カードを使い、第一期の選挙で共和党のマケイン氏を破って「歴史的」当選を果たしました。…

そしてオバマ大統領の主要政策の三番目は、「罪深いホワイト」の中心である中産階級に対する敵視政策です。
オバマ政権は、中産階級に対して重税を課し、中産階級の解体政策を行っています。…そして、今はまだ中間層にいる人々の多くが、いつ貧困層に転落するか分からないという不安を抱えています。
トランプ候補が
「もうポリティカル・コレクトネスなどと言っている場合ではない」「アメリカを再び偉大にしなければならない」
と訴えているのは、「ホワイト・ギルト、つまり自虐的なアメリカでいいのか?」ということを言っているのです。

これらの政策をオバマは分からずにやっているのでしょうか?違います。オバマは確信的にやっています。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆オバマと、アメリカ共産党と、ユダヤ人

ここまでのところで、すでにお分かりの通り、著者が指摘している、トランプ大統領が誕生した背景としての、アメリカが抱えるふたつの矛盾、すなわち、①心理的な要素、②経済的な要素、が密接に結びついてます。
まさに、それを政策として行ってきたのが、オバマ政権だったわけです。

では、オバマって、どんな奴なのでしょう?

先程の「詳しくはこちらをご参照❤」のリンク先をご覧いただければ、すべて明らかになっていますが、
●オバマの母親のは、アメリカ共産党の熱心なシンパ

●父親のオバマ・シニアも、共産主義者

バラク・オバマ・シニア
●そういう家庭で育ったオバマは、高校時代、フランク・マーシャル・デービスに師事

フランク・マーシャル・デイビス
●デービスはアメリカ共産党員
●オバマは大学時代は熱心な共産主義者

●オバマがいうChangeが何を意味するのか ⇒ 「社会主義革命」

ちなみに、オバマのパパ(右)と、オバマの師匠(左)と、オバマ(中)を並べてみると、こんな感じになっちゃいます❤

●オバマは1985年から3年間、コミュニティ・オーガナイザーという社会活動をしていた
●コミュニティ・オーガナイザーというのは、地域住民の間に入り込み、その怒りや不満を煽ることで政府権力への敵意を強め、集団で反政府行動をさせるための中核となる指導者(アメリカを社会主義化していくために、草の根左翼運動の実働部隊を支える役割)
●その草の根左翼運動のバイブルが、ソウル・アリンスキーという極左活動家が書いた『過激派のルール』という本

ソウル・アリンスキー
●ヒラリー・クリントンは、その本を使って卒論を書いている


●その本に書かれた運動方法を日本で取り入れて草の根の反日活動を地域で実行しているのが、「九条の会」

●ソウル・アリンスキーは、「ユダヤ教徒」
と、ポイントを挙げると、こんな感じになります。
いかがでしょうか?
一見バラバラに見えていることが、どんどん繋がって行くのが、御理解いただけるのではないでしょうか❤

そして、この延長線上にあるのが、先日、アメリカの人口がたった4万人程度の町で起きた事件です。
上の動画を見て頂きますと、冒頭で、松明片手に「You Will not replace us !」とか、「Jews Will not replace us !」、あるいは「Blood and soil」とか叫んで、行進している人たちの姿があります。
で、そのあとには、反対側の立場に立つ、なぜか夜なのにサングラスをしたり、帽子を目深にかぶったり、顔を伏せながら、「No Nazis !」とか、「No fascist USA !」とか、「No KKK !」と喚き散らしている連中も居ます。
では、「You Will not replace us !」とか、「Jews Will not replace us !」って、どういう意味があるのでしょうか?


☆シャーロッツビル衝突 記者が見た光景とトランプ氏発言を比較
この事件が波紋を呼んでいることは確かなのですが、報道のなされ方が、あたかも「白人 VS 非白人」みたいに「人種間の対立」であるかのように連日ニュースが流されていますが、実は、まったく違っています。
これは、「人種間の対立」ではなく、「人種間の対立」を利用した、或いは装った、正しくは「宗教間の対立」なんです。

そして、裏側に隠れているのが、「極右」とも「極左」とも言える、一部の「ユダヤ教徒」です。

ですから、伝統的キリスト教徒は、こういった行動になるんです。


☆アメリカ保守系宗教家ら、白人至上主義巡るトランプの発言を擁護
そして、その反対側にいるのが、こんな連中なんです。


続きは次回に♥
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