2017-08-27 (Sun)

ヒッティーンの戦い
宗教戦争(しゅうきょうせんそう)は、宗教上の問題が原因で生じた戦争。必ずしも宗教上の対立のみではなく、政治的な利害も複雑にからみ、深刻な争いとなった。同国民同士が血を流して争いあう宗教戦争への反省から、西ヨーロッパでは政治と宗教の分離が進められるようになった。
ヒッティーンの戦い(アラビア語: معركة حطين Ma‘raka al-Ḥiṭṭīn, 英語: Battle of Hattin, 1187年7月4日)は、エルサレム王国と アイユーブ朝のサラーフッディーン率いるイスラム勢力の間に起こった戦い。この戦いに勝利したサラーフッディーンは進軍を継続して同年10月に聖地エルサレムの奪回に成功し、エルサレム王国を崩壊寸前(沿岸部に多少の領土を残すのみ)まで追い込んだ。地名については、ハッティーン al-Ḥaṭṭīn (en)とも言う。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 トランプが大統領に当選した背景には、【アメリカが抱えるふたつの矛盾】がある。ひとつは【心理的な要素】で、もうひとつは【経済的な要素】である。

心理的な要素というのは【PC(ポリティカル・コレクトネス)、つまり「政治的に正しい言葉遣い」に対する反発】である。これは言い換えれば【WG(ホワイト・ギルト)=白人の罪への反発】である。

【PCは、アメリカ社会を蝕(むしば)んでいる】。これによって多くの国民が口を噤(つぐ)むようになり、本音が言えなくなってしまっているのだ。

一番いい例が、「メリー・クリスマス」という挨拶だ。日本人なら誰でも言う、このありふれた言葉がアメリカでは使えなくなっているのだ。

【ユダヤ教徒やイスラム教徒らを配慮】して、大きな店のディスプレイには「メリー・クリスマス」と書かないことがスタンダードになってしまった。その代わりに「シーズンズ・グリーティング」(季節のお祝い)と書かれているが、何のことだかよくわからない。
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆アメリカの左翼教師が、健全な子どもたちに与えている「モノ」

日本で言えば、キリスト教徒やイスラム教徒がいるから、ひな祭りや端午の節句のお祝いを自制しようというようなものだ。

トランプはPCに激しく反発し、テレビ番組で「メリー・クリスマスと言おうよ」と訴えた。…

PCはもともと、黒人をブラック・アメリカンと言わずにアフロ・アメリカン、つまりアフリカ出身のアメリカ人と呼んだり、原住民であるインディアンをネイティブ・アメリカンと呼んだりして、【呼称を変える】ところから始まっている。…

そういう【行き過ぎの風潮】に対し、【中産階級の白人たちが「それはおかしいだろう」という思いを募らせていた】ところに、トランプがあえて非難されるような表現を使い始めたわけだ。【リベラル派やマスコミの激しい批判】にさらされたが、叩かれれば叩かれるほどトランプ人気は高まった。…

【ホワイト・ギルト「白人の罪」】というのは、この世に【差別が蔓延しているのはそもそも白人文明の罪であるという意識のこと】だ。
この500年にわたって世界を支配し設計してきた白人が、差別を作り出し固定化して来た。だから、【白人であること自体が罪であるという原罪意識】なのである。

【WG(ホワイト・ギルト)が非常に強かったのが、オバマ大統領である】。

もちろん口に出して言わないが、あるオバマ研究によると、【オバマは白人文明が植民地主義や奴隷貿易を生み出してきたという歴史観を持っている】らしいのだ。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、日本のメディアが正しく伝えない、あるいは正しく伝えることができない、トランプ政権の誕生時の政策や考え方が、非常に分かりやすく解説されている良書です。
但し、トランプ政権の誕生時の政策や考え方と、現在のトランプ政権の政策や考え方は、すでに「変化」していますので、それを踏まえたうえで読み進めていく必要があります。
そして、そういった「変化」を理解することができてこそ、トランプ政権の「事情」や、今後の「展開」を推し測ることができるのですが、そういった能力を持ち合わせていない日本のメディアは、相も変わらず「頓珍漢な報道」を繰り返しています。
現状のトランプ政権の立ち位置を理解するためにも、まずは発足当初の基本的なところを押さえておく意味で、本書をご覧なさってみてください。

さて、著者は、トランプ大統領が誕生した背景として、アメリカが抱えるふたつの矛盾、すなわち、①心理的な要素、②経済的な要素、が存在していると分析されています。

で、①心理的な要素として挙げられているのが、PC(ポリティカル・コレクトネス)に対する反発、つまりWG(ホワイト・ギルト)=白人の罪への反発、であると書かれています。
さらに、そのWG(ホワイト・ギルト)が非常に強かったのが、オバマ大統領だったとも書かれています。
それでは、この辺りの事実関係を整理するために、別の書物を参照してみましょう。
「 オバマ民主党政権をどう評価するのか、さまざまな見方がありますが、日本ではほとんど報じられていないだけで、アメリカの保守系や安全保障の専門家たちは、次の三つの問題点を指摘しています。
第一に、「アメリカ封じ込め政策」です。
オバマ大統領は2013年9月、「アメリカはもはや世界の警察官ではない」と演説しました。

世界に衝撃を与えたこの発言の背景には、「アメリカ封じ込め政策」、つまり、「超大国のアメリカは傲慢(ごうまん)で自己中心的な行動で国際秩序を乱してきたのだから、アメリカのパワーや行動を抑制することがアメリカと世界にとって利益になる」という考え方があります。…
「アメリカの対外行動が国際秩序を乱してきた」というオバマ大統領の指摘は、イラク戦争などでアメリカが中東に介入したことによってイラクやシリアが現在どうなっているかを見れば全くそのとおりだと思います。
問題は、このオバマ・ドクトリンの背景に「ホワイト・ギルト」、つまり「白人であることの罪」という考え方があることです。

例えば、2015年2月、全米祈祷朝食会でオバマ大統領は、
「 十字軍や異端審問で、人々はキリストの名で恐ろしい行為をした。アメリカでもキリストの名で奴隷制度やジム・クロウ(黒人隔離政策)が正当化されてきた。我々には信仰を悪用・歪曲する罪深い傾向がある」
と語りました。
「ホワイト(白人)の文化は罪だ」というこの「ホワイト・ギルト」の考え方がオバマの第二の政策であり、オバマ政権の最も特徴的な考え方です。

学校現場では人種差別反対、反植民地主義という名目で西洋文明とキリスト教を否定する自虐教育が横行する一方で、ポリティカル・コレクトネスと称する言論統制がまかり通っています。
ポリティカル・コレクトネスは直訳すれば「政治的正しさ」を意味し、人種や宗教や性別などの違いによる偏見や差別を含む表現は使わず、中立的な言葉遣いをするべきだという一種の社会運動です。
差別や偏見が良くないということ自体は反対しようがない正論なのです。
問題は、その運用です。
現実にはアメリカ国民の多数派を占めるキリスト教徒が学校や職場で「クリスマスおめでとう」と挨拶するのもダメ。
キリスト教徒にとって一番大事なお祭りであるイースター(復活祭)を祝う卵を「イースター・エッグ」と呼ぶのも遠慮しなければならない。
「天にましますわれらの父よ」というお祈りは神を父、つまり男性だと決めつけていてジェンダー・フリー(性による社会的・文化的差別をなくすべきだという考え方)に反するから良くない。
男女が結婚して家庭を作り、安定した環境で子供を育てていくことが大事だというのは同性愛者など性的マイノリティを無視した議論だ。
――などなど、アメリカ国民の多く、特に白人の中産階級が伝統的に大切にしてきた価値観を抑圧する言論統制と化している側面があるのです。

その背景には、白人たちの文化を支えるキリスト教は、人種差別を正当化し、女性差別を正当化してきた「罪深い」考え方であり、否定されるべきだとする「ホワイト・ギルト」という自虐史観があるのです。…
何より、そうやってキリスト教や道徳を否定しているのは、サヨクたちなのです。

彼らサヨクたちは、道徳やキリスト教を否定し、アメリカ国内を混乱させれば、アメリカは世界の警察官として振る舞うこともできず、共産主義を奉じる中国共産党政府がアジアでやりたい放題できるようになって、アジアの共産化が進むと考えているのです。そうしたサヨクの狙いを考えれば、「ホワイト・ギルト」工作に賛同している場合ではないことはご理解いただけるのではないかと思います。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆アメリカの『ホワイト・ギルト』という自虐史観・・・報道されない「ポリティカル・コレクトネス」

つまり、大多数のアメリカの白人たちの文化を支えるキリスト教をターゲットにした、アメリカ国内の左翼たちによる「陰湿な攻撃」が、「PC(ポリティカル・コレクトネス)」であり、「WG(ホワイト・ギルト)=白人の罪」だというわけです。
ここで、考えなければならないのは、アメリカ国内のキリスト教徒は、白人だけではないということです。また、「白人」といっても、さまざまな民族や人種が存在しているわけで、この場合、アメリカ国内の左翼が攻撃対象としているのは、民族や人種ではなく、「キリスト教徒」をターゲットにしていると考えるべきだと思います。

以上のことを理解するためには、「オバマの第三の政策」を知っておく必要があるのですが、それについては次回に書かせて頂きます。
続きは次回に♥
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