2017-08-20 (Sun)

マサチューセッツ湾を航行中のコンスティチューション 1997年
コンスティチューション(USS Constitution)、愛称: オールド・アイアンサイズ(Old Ironsides)は、アメリカ海軍の木造船殻、3本マスト、砲数44門のフリゲートである。名前はアメリカ合衆国憲法(United States Constitution)から採られており、世界の航行可能な就役艦船で最古、かつアメリカ海軍の現役艦である。コンスティチューションは、1794年の海軍法で建造を承認された6隻のフリゲートの1隻であり、1797年に進水した。船の設計はジョシュア・ハンフリーズが行い、海軍の主力艦とされたので、当時の標準的なフリゲートよりも大きく、武装も重装備である。

戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 確かに【「日本国憲法」の文言】は70年間【一文字も変わっていません】が、実は、【「日本国の憲法」は、これまで何度も改正されています】。

【憲法学】を少しでもかじったことがあれば、日本国憲法のような【成文(文章に書き表された)の「憲法典」】は、その国の憲法を構成する中心ではあっても、【憲法の要素の一つにすぎない】ことは【常識中の常識、イロハのイ】です。

【憲法学の教科書では最初に書いてある内容】です。

そのため、イギリスのように【成文憲法を持たない国】でも、【「憲法改正」は何度も経験しています】。…

では、【憲法典以外の憲法】とは何でしょうか。

憲法に付随する法律や、明文化されていない慣習法、【国際法】、あるいは【政府解釈】、【裁判所の判例】、専門家の解釈学説なども、【広義の「憲法」にあたります】。【「実質的意味の憲法」】と呼んだりします。…
日本国憲法で【最大の実質的な憲法改正】は、1950年に行われた、憲法九条二項「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」の【政府解釈の変更】で間違いありません。

そもそも【憲法九条】は、【あまりにも世界の現実を無視した実験的な規定】でした。「核兵器の開発によって、もはや国同士の戦争は不可能になった。だったら日本には戦争を禁止してもかまわない」という、【マッカーサーの思い込みと決めつけから生まれたのが、この条文です】。…
私が【最大の問題点】だと思うのは、今でも【九条二項の文言を気にして】、「自衛隊は軍隊(戦力)ではない」「自衛のための必要最小限の実力組織だ」などと【詭弁(きべん)を弄(ろう)さなければならない状況】です。

【誰がどう見ても自衛隊の実質は軍隊】です。装備や訓練も軍隊と寸分変わりません。

私は意地悪をいいたいのではありません。時代状況や国際情勢、国家主権に鑑(かんが)みて、【民意が要求する現実と憲法典の文言が矛盾し、齟齬(そご)が生じている】のであれば、【見直すべきなのはむしろ、軍隊を持ってはいけないと規定する憲法九条二項であることは明らか】です。

誰の目にも明らかな、日本のいちばん大きな問題点の解消に、【国会や政府が真正面から取り組まないことが、まったく理解できない】といいたいのです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、「法律の専門家」であり、そして単なる「学者」ではなく「実務家」による、私たち日本の憲法について、占領下の日本に「違法な新憲法制定」を押しつけた、まさにそのアメリカ人が客観的に、論理的に非常に分かりやすい形で、基本的な考え方から、今すぐすべき必要な点について解説をされている良書です。

さて、昨日も書かせて頂いておりますが、本書は、「自衛隊は必要」だと思うけれども、「憲法九条の改正には反対」という、おかしな議論をしている「おバカさん」が読まなければならないものです。
著者が書かれている通り、「憲法学」では、①「憲法」と、②「憲法典」の、言葉の意味、定義の違いから学びますが、どうしても知的レベルの低い方々は、これらを「ごちゃまぜ」「一緒くた」にして勘違いした議論を展開されています。

それでは、ここで、左翼的傾向が強いWikipediaで確認をしてみましょう。
まずは、①「憲法」から。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 憲法(けんぽう)とは、統治の根本規範(法)となる基本的な原理原則に関して定めた法規範をいう(法的意味の憲法)。なお、法規範ではなく国家の政治的統一体の構造や組織そのものを指す場合もあり(事実的意味の憲法)、このほか憲法は多義的な概念として論じられる。国家における統治機構や統治者や為政者、また国民の義務や権利に加え、前文に政府樹立の目的や国家の成り立ち、さらには「神」について記載されたりもする。」
何やら、わざと分かりにくく書かれていますが、「法的意味の憲法」と「事実的意味の憲法」、そしてその他「多義的な概念」の3つで捉えることができると書かれていますね❤
①「憲法」を英語で表現すると「Constitution」となります。
続いて、②「憲法典」を見てみますと・・・
あれれ? 日本語のWikipediaには、「憲法典」がありませんね!

②「憲法典」は英語で表現すると「Constitutional law」となりますので、まず英語のWikipediaで検索して、そして、そこから日本語のWikipediaへ移動してみましょう。
すると・・・

御覧の通り、「憲法」のところにw
つまり、「ごちゃまぜ」「一緒くた」にしているということが容易に分かります。
で、こちら(↓)をご覧いただきますと・・・

英語表記も記載されていて、正しく「憲法」についての解説がなされています。
このように、なぜか現在では、「憲法」と「憲法典」を同一のように惑わせる記述や誤った議論がなされているため、問題をややこしくさせているわけです。

「 そもそも「日本とは何か」を追求していくと、「建国の精神は何か」を考えざるを得ません。…
もし、「日本の建国の精神を答えなさい」と試験に出されたら、どのように答案を書くでしょうか。これが「アメリカの建国の精神は何か」「フランスの建国の精神は何か」という問題であれば、「自由」「自由、平等、博愛」とすぐに答えを書けたりするでしょう。不思議なもので、私たちは外国の建国の精神は学校で教えられることもあってか、素直に頭に入ってくるらしい。
それはさておき、「日本の建国の精神」は何でしょうか。「日本に建国の精神があったのか」と戸惑う人もいるかもしれません。「一言では言えない」と思われる人も少なくないでしょう。私の考えを披露すると、それは「和」です。「和」というのは「みんなで仲よくしましょう」ということだけではありません。「まとめる」という意味もあるのです。それは日本国憲法に表れています。
「憲法は国の基本法である」と私たちは思っていますが、昔はそれを「國体」と呼んでいました。国の形、国柄のことです。國体を英語にすると「constitution」であり、いまはconstitutionを國体と言わずに憲法というだけのことです。明治維新以降、…「憲法」という単語を発明したのです。憲法という言葉はなんとなくわかったような気がしますが、私にとっては國体といったほうがわかりやすい。…
ちなみに、戦後、國体という単語は禁句になりました。その影響はいまだに続いているようで、パソコンで漢字変換すると、「国体」と出てきても、本来の「國」という字は出てきません。」
詳しくはこちらをご参照❤
↓
☆「憲法は国の基本法である」と私たちは思っていますが。。。

「タマゴ」で例えるなら、

「タマゴ」全体が「憲法」・「國体」・「Constitution」となり、

「タマゴ」の一部分でしかない「黄身」の部分が、

「憲法典」・「Constitutional law」、すなわち、私たちの日本では、文章で書かれているだけの「日本国憲法」になります。

こういった基本的なところを無視した暴論を、出来の悪い「パヨク」は口にしたりしますので、くれぐれもご注意くださいませ。

続きは次回に♥
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