2017-07-21 (Fri)

企業内ジャーナリストとしての「記者」の特有の問題点で一般的に指摘されるのは次の通りである。
学閥が形成されやすい。ほとんどのマスコミ企業は大学の新卒者からしか記者を採用せず、大手マスコミ企業に東京大学や早稲田大学や慶應義塾大学の出身者が多い。もっとも、新聞に関しては、東京大学を始め、旧帝大、一橋大学などのエリート層が離れつつあり、私立大学出身者の割合が増えている。伝統的に政治部記者は、東京大学・早稲田大学・慶應義塾大学の3校出身者が多くを占めていて、高級官僚、政治家の出身校も似た傾向のため、政治部報道はごく一部のそうしたエリート層の論理で作られ、報じられているのではないかと指摘している者もいる。アメリカも学歴偏重社会だが、さまざまな経歴を持った者を記者に採用する。
人材の流動性のなさも問題である。マスコミ各社が終身雇用を前提としており、中途採用などもめったに行わないことから、社を超えての「記者」が育たず、記者が特権意識を持ったまま成長しないことがある。これはテレビ局にも当てはまる。
記者のサラリーマン化の問題がある。記者は報道機関に就職し活動する。当然ではあるが、彼らは広義で考えれば、サラリーマンと変わらない「会社員」となるわけである。すると、そこには一般企業と変わらない「業績至上主義」や「出世争い」といった現象が起きても不思議ではなく、そこから、記者たちは報道の本来の目的・使命を忘れ、個人と企業の業績向上だけを目的として行動するようになる。つまり、記者倫理を大きく逸脱する取材行為を行うことがある危険性をはらんでおり、実際、そういった指摘があてはまる不祥事がある。
記者の養成システムに問題がある。日本のマスメディアの人権意識の低さ、ジャーナリズム意識の低さの原因ではないかという指摘もある。記者クラブに入ることのできる特権的なマスコミの新人記者は、少なからず警察担当、いわゆる「サツ回り」になる。警察官と親しくなって警察側からの情報を得ることが仕事になり、権力チェックの意識が薄れていくのである。警察発表をそのまま正しいことであるかのように流し、一般の市民の人権を無視して報道する反面、警察内部の犯罪や不祥事を知りながら報道しない傾向がある。記者クラブのマスコミが知りながら報道しないことは警察以外の公的権力者(政治家、官僚など)の犯罪や不祥事に対しても同様の傾向がある。警察記者クラブに多数の記者を常駐させることが日本の報道が犯罪中心になっているのではないかとブログで指摘する者もいる。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 本書で述べているように、【トランプ大統領の誕生】によって、【世界は大きく動き出している】。

そこで【浮き彫り】になってきているのが、【メディアの異常性】と【報道の不正確性】である。…

【結論ありきの報道】や選挙に関する世論調査が代表格であるといえるだろう。また、中立を装いながら【意図的に一方の意見のみ】流したり、噂レベルの情報を流して【イメージ操作】を行ったりするなど、【悪質な手口が常態化している】ことは明白だ。

☆【テレ朝】蓮舫氏の「差別主義者、排外主義者」発言をカットし放送 → ネットの反応「日本国民を差別主義者、排外主義者だと?」(※動画あり)
しかし、…【インターネットなど新しいメディアの誕生】によって、【既存メディアの情報支配力は低下】しており、【必死に煽るものの「笛吹けども踊らず」】という状況が世界中で起きている。既存メディアは、フェイスブックやツイッターなどを「偽情報が蔓延している」と叩くが、【そもそも新聞やテレビも偽情報だらけ】であり、【批判する立場にない】のである。

☆【報道ステーション】「共謀罪」をめぐる日本政府の対応 国連特別報告者が批判「普通ではない」(※動画あり)

☆「国連の方から来た」じゃない、“本当の国連”が日本の共謀罪法の施行を受けてのTOC条約締結を大歓迎
また、そうしたプロセスの中で、【これまで「権威」とされてきた人や組織の否定も始まっている】。

☆加計問題で重要証言“黙殺”…朝日新聞はなぜネットで嫌われるのか → ネットの反応「ただ一言『ウソつき』だから」
ネットによる【情報の双方向化】と【拡散手段の多様化】によって、【これまで批判にさらされなかった人々や組織にも、批判の矛先が向くようになった】。

☆東京新聞・望月衣塑子氏、加戸氏の間違いを指摘したらブーメラン直撃!… → ネットの反応「ドヤ顔からのこれは恥ずかしい…」


これまで、彼らは【ボリティカル・コレクトネスなどを利用】する形で【不都合な情報を潰してきた】が、そうしたやり方もきかなくなり始めているのだ。

また、最近は【ニュース記事の中に「主語のわからない文章」が目立つ】のも特徴だ。【「~と思われる」「~ということが懸念されている」といった類いのもの】である。…

同じニュースでも【「主語は何か」「どの立場から書かれているか」を読み解く】ことで別の見方ができると同時に、それが、【これからの時代のニュースの読み方】である。

また、【デモに関する報道なども同様】だ。何をやっても、どこかで反対する人は存在するし、そもそも都合が悪いからデモを行うわけである。
そのため、【「誰にとって都合が悪いか」「なぜ都合が悪いか」ということを考える必要】がある。

デモの話を持ち出すと「民主主義が…」などという人がいるが、【民主主義とは「大きな声に従うこと」ではなく「大多数の決定に従うこと」】である。たとえ一万人がデモをしたところで、残りの一億人がそれを問題視しているとは限らない。
本来、デモの目的は「知られていない問題を知らしめること」であり、それ以上でもそれ以下でもないのである。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させていただく書物は、戦後利得者の塊、俗に「最後の利権業界」と呼ばれる、現在の日本の「マスメディア」について詳しく書かれた良書です。

さて、レベルの低い「ブン屋」が書きそうな文章を、簡単に作成することができるものに、「天声人語風メーカー」があります。

☆便利な!天声人語風メーカー ver.2.2
使い方は、とても簡単で、必要な語句・文章を空欄に入れて送信するだけです。
試しに、A・攻撃したい個人・団体に「朝日新聞」、B・擁護したい個人・団体に「加戸守行 前愛媛県知事」、C・Aが述べる主張に「『加計ありき』だ、『行政が歪められた』」、D・Bが述べる主張に「獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間、我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいた、歪められた行政が正された」、E・Aの欠点に「偏向報道や嘘ばかり」、F・Bの欠点に「12年前から「岩盤規制」をこじ開けようとしていた」、と入力して送信してみますと、こんな文章になります。

【天声人語】 (朝日新聞)
朝日新聞は『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張している。しかしちょっと待って欲しい。『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張するには早計に過ぎないか。
朝日新聞の真摯な姿勢が、今ひとつ伝わってこない。
例えば加戸守行 前愛媛県知事からは獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間、我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいた、歪められた行政が正されたと主張するような声もある。
このような声に朝日新聞は謙虚に耳を傾けるべきではないか▲
思い出してほしい、過去にも何度も朝日新聞は加戸守行 前愛媛県知事の叫びを無視している。
朝日新聞は加戸守行 前愛媛県知事の獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間、我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいた、歪められた行政が正されたという主張を間違いであるかのような発言をして、批判を浴びた。
確かに加戸守行 前愛媛県知事には12年前から「岩盤規制」をこじ開けようとしていたという問題もある。だが、心配のしすぎではないか▲
朝日新聞の主張は一見一理あるように聞こえる。
しかし、だからといって本当に朝日新聞は『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張できるのであろうか?
それはいかがなものか。的はずれというほかない▲
事の本質はそうではではない。その前にすべきことがあるのではないか。
朝日新聞は、未来を担う一員として責任があることを忘れてはならない。
朝日新聞の主張には危険なにおいがする。各方面の声に耳を傾けてほしい。▲
朝日新聞に疑問を抱くのは私達だけだろうか。
『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張したことに対しては加戸守行 前愛媛県知事の反発が予想される。獣医学部の問題で強烈な岩盤規制のために10年間、我慢させられてきた岩盤にドリルで国家戦略特区が穴を開けていただいた、歪められた行政が正されたという主張を支持する声も聞かれなくもない▲
朝日新聞もそれは望んでいないはず。しかし朝日新聞は偏向報道や嘘ばかりである。
『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張する事はあまりに乱暴だ。朝日新聞は再考すべきだろう。
繰り返すが朝日新聞は偏向報道や嘘ばかりである▲
朝日新聞の『加計ありき』だ、『行政が歪められた』と主張したことは波紋を広げそうだ。今こそ冷静な議論が求められる。
いかがでしょうか? このように対象となるターゲットを決めて、あらかじめ用意した批判シナリオを入力するだけで、簡単に朝日新聞の記事が書けちゃいます(笑)

朝日新聞が、如何に結論ありきの低レベルな記事を書き続けているのかが、御理解いただけると思います。所詮は、「ブン屋」の「ぶんざい」ですから、仕方がないかもしれませんね❤

それでは、ここからは昨日の続きとなります。

200年ぶりに「上皇」が復活する皇室のお話と、「妻問婚(つまどいこん)」の習わしから生じた、平安時代の藤原氏による摂関政治の問題点のお話、そして、「私たちの日本という国の形」、つまり「くにがら(国柄)」であり、「國体」である「憲法」のお話、これらは、すべて一つのお話として、まとめて考えることが出来ます。

昨日に引き続いて、第10代「崇神天皇(すじんてんのう)」について、古事記の記述を、本日も見てみましょう。

崇神天皇
「 このオホタタネコを神の子と知つた次第は、上に述べたイクタマヨリ姫は美しいお方でありました。ところが形姿(かたち)威儀(いぎ)竝(なら)びなき一人の男が夜中にたちまち來ました。そこで互に愛(め)でて結婚して住んでいるうちに、何程もないのにその孃子(おとめ)が姙(はら)みました。そこで父母が姙娠(にんしん)したことを怪しんで、その女に、「お前は自然(しぜん)に姙娠(にんしん)した。夫が無いのにどうして姙娠したのか」と尋ねましたから、答えて言うには「名も知らないりつぱな男が夜毎に來て住むほどに、自然(しぜん)に姙(はら)みました」と言いました。そこでその父母が、その人を知りたいと思つて、その女に教えましたのは、「赤土を床のほとりに散らし麻絲を針に貫いてその着物(きもの)の裾に刺せ」と教えました。依つて教えた通りにして、朝になつて見れば、針をつけた麻は戸の鉤穴(かぎあな)から貫け通つて、殘つた麻はただ三輪だけでした。そこで鉤穴から出たことを知つて絲をたよりに尋ねて行きましたら、三輪山に行つて神の社に留まりました。そこで神の御子であるとは知つたのです。その麻の三輪殘つたのによつて其處を三輪と言うのです。このオホタタネコの命は、神(みわ)の君・鴨の君の祖先です。」
☆古事記 現代語譯 古事記 稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳
ここでは、昨日のところで書かせて頂きました「意富多多泥古命(おおたたねこのみこと)」の祖先である、「大物主命(おおものぬしのみこと)」(=大年命(おおとしのみこと)、饒速日命(にぎはやひのみこと))と「活玉依毘賣(いくたまよりひめ)」の馴れ初めについて書かれていますが、「妻問婚(つまどいこん)」の習わしがみてとれます。
また、三輪山の名前の由来もわかりますね❤

三輪山(神体山)と大鳥居
そして、このあとに出てくるのが、阿倍臣(阿倍氏)を始めとする諸氏族の祖となる人物、すなわち安倍総理の祖先になる人物である「大毘古命(おおひこのみこと)」ら、「四道将軍(よつのみちのいくさのきみ)」のお話です。

続きは次回に♥
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