2017-06-26 (Mon)

「自由、平等、友愛」(じゆう、びょうどう、ゆうあい。フランス語: Liberté, Égalité, Fraternité «リベルテ、エガリテ、フラテルニテ»)は、フランス共和国の標語である。その起源はフランス革命にあり、革命期のスローガンの中の1つであったが、公式に国の標語として採用されることになるのは19世紀末の第三共和政になってからである。

公立学校に標示されたフランス共和国の標語
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 アメリカを中心とした民主主義国家における【リベラルの人々の基本的思想の中に、キリスト教の「予定説」がある】ことを見抜いたのは、評論家の小室直樹氏でした。

この小室氏は世界の思想を読み解く評論家としては一流の人物でしたが、小室氏は20年前に【アメリカが推進してきた民主主義とリベラルの原点】をこう指摘しています。

ジャン・カルヴァン
【「聖書には、明確に予定説が記されている」】
「 予定説によれば、人間は“救われる者”と“救われない者”とに、このうえなく【不平等に創造されている】。【この差別は、天地創造以前になされ、すべて神の自由な意思だけによって決定された】のである」

このキリスト教の解釈について、小室氏はこう断言していました。
「 人間は生まれながらにして平等なのではない。人間は生まれながらにして不平等なのである」。

確かに、人間は能力、性格、身体など、さまざまに異なります。

ジョン・ロック
しかし、間違いない事実は、【アメリカの民主主義を作ったのは、禁欲的プロテスタント(ピューリタン)】が理想とした、【ジョン・ロック】が1690年に書いた「統治二論」という著書をモデルに作られたということです。

そこにはこう書かれています。
「 人間は生まれながらにして完全な自由を持つ。人間はすべて平等であり、他の誰からも制約を受けることはない」

「独立宣言への署名」ジョン・トランブル画
一方、【「アメリカ独立宣言」】にはこう書かれています。
「 すべての人間は平等に造られ、人間は生まれながらにして平等である」
【これがアメリカン・デモクラシーの精神】であり、私から言わせると、【現在まで世界を覆ってきた「リベラルの原点」】なのです。

【ジョン・ロック】は、アメリカ独立宣言の100年前にアメリカ合衆国の理念を書き、【「三権分立」を唱えたモンテスキュー、ヴォルテールにも影響】を与えました。それまで【ヨーロッパでは、奴隷制と農奴制が横行する社会で、それが当たり前】で、その理想はなかなか実現されませんでした。
しかしアメリカは、その「理想を実現する国」として、アメリカ独立宣言を書きました。
その【共通点は、「自由」と「平等」が主役】であり、【それがデモクラシーの基礎】となり、【それぞれ「リベラル」として位置づけられて行った】わけです。

【ところが、この「自由」と「平等」の概念は、明らかに矛盾しています】。

個人が自由であれば、自由であるほど、努力やその能力に応じて人間はその力を発揮でき、その結果は、どう考えても平等にならないからです。

【マルクス主義】は、不平等だったり差別を生んだりする「原因」をひっくり返して、その「結果」まで平等にしようとして、【最終的には失敗 】しました。…

これは、【「自由」と「平等」を両立させるのは、難しいどころか、もともとまったく不可能に近いアクロバティックな思想】だということを表しています。…

小室氏は【「デモクラシー」という言葉】は、【初代大統領ジョージ・ワシントンの就任演説にはまったく出てこなかった】という重大な事実を指摘しています。

ジョージ・ワシントン
【「アメリカはデモクラシーの国ではなかった」】というのが小室氏の意見です。

なぜかと言うと、
「 独立宣言は、すべての人は平等である、とうたう。しかも、これは自明の理であると強調する。しかも、【女性、インディアン、黒人は差別されていた】。【こんなデモクラシーはありえない】。【差別こそデモクラシーの原罪】である」
からだと言うのです。

現在でもアメリカでは、「デモクラシーの国」でありながら、黒人や女性、イスラム教徒などのマイノリティへの差別が起きています。また、「自明の理」であるはずのあらゆる民族を差別せず、自らの「植民地主義」を反省して、【「ポスト・コロニアリズム」に走り、「価値観の多様化」を重んじるからこそ、「多文化主義」を全世界にばら撒いています】。…

もともとイギリスで【「リベラーズ」と呼ばれていた清教徒が移民】をして起きた国だから、【移民にも反対できない】。「デモクラシー」の付属物である【「リベラル」を完全には実現できない】からこそ、【アメリカの「リベラル派」の連中】は、【自分たちの行ってきたことを棚に上げて、ことさら「正義論」に終始し、「社会的公正さ」を無理やり保とうとする】。

日本を含めた【多くの国の人々がいまや、その欺瞞性や偽善性に辟易(へきえき)している】のが、第二次世界大戦後の世界の現状――ということになるのではないでしょうか。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、世界的な左翼の末期的症状について解説をされているもので、その「根っこには何があるのか」を明らかにされている良書です。

さて、本日は「パヨク」の思考の核心部分が書かれていましたので、確認しておきましょう。
「 リベラルの人々の基本的思想の中に、キリスト教の『予定説』がある」
つまり、全知全能の創造主たる唯一絶対の神が、私たち人間一人ひとりを、“救われる者”と“救われない者”として、あらかじめ「決定」している、全ての人間は平等ではない、これが『予定説』の考え方です。
そして、神が造った人間は、自分がどちら側なのかは、わからない。
いくら、唯一絶対の神を、拝み倒したところで、決まっているものは、決まっている。人間ごときが、神の決定を覆せるはずがない。
こんな、考え方です。

これでは、信仰する人が増えるはずもないような感じがしませんでしょうか?
キリスト教の最大勢力のカトリックは、とにかく「信じなさい」、教会に「おカネ」を納めて「悔い改めなさい」、という考え方で、一見すると、カトリックの方が優位に見えます。
ところが、『予定説』を信じる人が増えた理由があります。
それが、「おカネ」に対する考え方の違いです。

カトリックでは、蓄財は悪とみなされ、貯まった「おカネ」はすべて教会に寄進するのが善行とされていて、それによって、人々は天国に行ける、つまり「おカネ」で天国行きの切符が買えるんです♥
果たして、本当に天国へ行けるかどうかは別と致しまして、こんな考え方ですから、カトリック教徒はあまり「おカネ」が貯まらず、零細な手工業者が多かったというのも納得ができます。殺人、強盗、何でもありの、イタリアン・マフィアが「おカネ」で解決ができるカトリックにベッタリというのも、分かりやすい関係ですね。
さて、『予定説』を信じる人になりますが、唯一絶対の神が、全てを決定なされているわけですから、「裕福」な人間も、「貧乏」な人間も、神がすでに決定していることだと「思い込み」ます。
「裕福」な人間も、あるいは「裕福」になった人間も、それは神が決められたこと、つまり、自分たちは“救われる者”なんだって「思い込み」を始めるわけです。
贅沢は悪だけれども、蓄財は善だ、ってなるわけです。そして、気が付いたんです。
「富は罪ではない」
これが、プロテスタントが世界中に拡散した理由の一つです。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆パヨクの宗教と「ダイバーシティ(Diversity)」
このように、キリスト教世界が、主にカトリックとプロテスタントに分裂して、お互いに殺し合いを始めるようになるのが、私たちの日本が戦国時代の頃になります。
そして、そこに、「金貸し」のユダヤ人が絡んでいくことになります。
ユダヤの聖書であるヘブライ語聖書では、ユダヤ人は同じユダヤ人への金貸しを禁止していて、無利子と定められていますが、ユダヤ人以外、イスラエルの民以外には「有利子」による金貸しが認められています。
ですが、そのユダヤ教から後になって生まれるキリスト教やイスラム教は、ユダヤ人が同胞に貸してはならないという掟の部分を、拡大解釈し、「金貸し」そのもの、「利子」そのものを「悪」と見做すようになります。
こうして、ユダヤ人と「金融」の関係が成立していきます。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆ユダヤ教の「金貸し」とキリスト教の「金貸し」と『阿呆船』
そして、これら三つ巴の関係の中から、「社会主義、マルクス主義、近代主義、進歩主義といったイデオロギー」が生み出され、拡散され、世界中に災いをもたらすようになります。
そして、いずれにも共通しているのが、「人間はもともと罪の状態にある、すなわち原罪を負っているというユダヤ人的な考え方」が、その根っこに存在しています。これが、「パヨク」を生み出す元凶となっています。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆「時代おくれ」 20世紀的な考え方しかできない・・・それが「パヨク」です(笑)
そして、重要なことなのですが、それらの歪な思想を打ち破ることができるのは、私たち日本人が古来から持ち続けている「自由な思想」なんです。

続きは次回に♥
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