2017-06-09 (Fri)

配偶者(はいぐうしゃ)は、婚姻の相手方をいう。居住を共にし、場合によっては間に子供を持ち、それを養育しながら家庭生活を営む。男性配偶者を夫(おっと)、女性配偶者を妻(つま)という。 なお、「配偶者」は法律用語であり、事実婚で婚姻していない場合には「配偶者」とはよばない。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 最近はラーメン屋でもケーキ屋でも「トッピングはどうしますか」と聞かれます。

【完成した食べ物の上に置く具】を「トッピング」と呼ぶ習慣はすっかり定着したようですが、そうは言っても【本格的な和食】を作る場で「トッピングは何にしましょう」と言ったら【「和」の雰囲気が台無し】です。

【ご飯、そば、うどん、雑煮など】の上に【肉や魚や野菜を乗せる】場合は、【「上置(うわお)き」という言葉】を使ってください。

ご飯やそばのような主食の上に肉や野菜のような副食物を乗せること、またそうした副食物が【「上置き」】です。

いっぽう、【味噌汁や吸い物、潮煮(うしおに)といった汁物】を出すときには、

☆「牡蠣の潮煮」
それぞれの椀に分けたあとで、【細かく刻んだねぎや、おろした生姜、山葵(わさび)、柚子(ゆず)の皮、練り辛子(からし)など】を少しだけ乗せることがありますが、これは【「吸い口」】と言います。

基本的には【よい香りを添えるためのもの】ですが、【見た目の美しさ】も大いに増します。この言葉を意識して汁を飲むと、椀を口へ運んだ瞬間にまずその香りが臭覚を刺激し、しあわせな気分になるから不思議です。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、私たち日本人が古くから用いている「和語(やまとことば)」に関するもので、読み進めて行くうちに、知らず知らず、「和語(やまとことば)」の持つ魅力に引き込まれていきます。

昨日のお話の続きになりますが、日本の神社に見られる「神明(しんめい)造」の起源、それが高床式建物にあると考えられています。

三内丸山遺跡 高床式建物
これが、日本の神社に見られる「神明(しんめい)造」の起源と考えられています。

伊勢神宮 内宮正殿
そして、社殿建築は、ちょうど本を開いて伏せたような形で屋根をつくる「切妻造」が基本になります。

昨日のところでは、建物の「むね(棟)」、「ひら(平)」、「つま(妻)」という「和語(やまとことば)」のうち、「むね(棟)」について書かせて頂きました。

「ひら(平)」は、薄く、表面に凹凸がない状態やもののことを言います。
残りの「つま(妻)」ですが、これは以前にも少し触れていますが、本日はもう少し見て行きたいと思います。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆配偶者の「つま」、お刺身の「つま」って何? ~ 社殿建築は切妻造が基本です
和語(やまとことば)の「つま(端)」は、もともと物の本体の脇の方を指す言葉で、「はし」や「へり」の意味でした。
指先にある「つめ(爪)」も、もともとは「つま(爪)」で、

足の指の先のことを「つまさき(爪先)」と言ったり、歩いていて足先を物に当ててよろけることを「つまずく(躓く)」と言ったりします。

「つま(爪)」を活用させた「つむ(抓む、摘む)」は、

指先で人を「つねる」、物を「つまむ」、

そしてそこから転じて花や葉や実を指先で採取する意味になりました。

それでは、ここでお話を、「つま(妻)」に戻しまして、

私たち日本における古代の婚姻形態は、飛鳥・奈良時代よりも前の時代、すなわち古墳時代ですが、「妻問婚(つまどいこん)」という夫が妻のもとに通う婚姻の形態が一般的だったと考えられています。
以下はWikipediaからの抜粋です。
↓
「 日本に置いて妻問婚は、飛鳥・奈良時代に先立つ古墳時代に一般的であったと考えられている。妻と夫はそれぞれの氏族で居住し、妻の財産は妻方の氏族が、夫の財産は夫方の氏族が管理した。」
和語(やまとことば)で、声をかけて求婚することを「よばひ(呼ばひ、婚ひ)」と言いますが、
以下はWikipediaからの抜粋です。
↓
「 求婚は「ヨバヒ」といい、女が許せばその場で結婚が成立した。ヨバヒには戸口などから女を呼ぶだけといった形から、歌の贈答を経るものもあったらしい。族長クラスになると媒(なかだち)が入ることもあったが、基本的には本人同士が気に入るかどうかであった。結婚が成立した後、女がオヤ(族長)に告げ、認められれば公式の婚姻となる。」

と、御覧の通り、まさしく決定権が女性側にある「女性優位」であったことが理解できると思います。世の男性のみなさん、女性の方が、偉いんですよ!

ここで、少し補足をさせて頂きますと、「オヤ(族長)」という言葉が出てきましたが、戦後の核家族化の進行で、なかなかイメージし難いかもしれませんが、和語(やまとことば)の「おや(親、祖)」は、「おゆ(老ゆ)」と同根で、年がいって老年になることを「おゆ(老ゆ)」、老年層に属することになった人のことを「おや(親、祖)」と言いました。
日本神話では、神々が国や物を生み出したことから、その生み出したもの(つまり神々)が「おや(祖)」となり、また氏族のはじめとなった者も「おや(祖)」となります。
これが、やがて時代を経て、「おや(親)」は近いもの、特に母を強く指示し、遠いものを「おや(祖)」と呼ぶようになり、さらに下ると、血統を重視するようになります。

天岩戸神話の天照大御神(春斎年昌画、明治20年(1887年))
さて、女性が承諾し、また親が承認すると、めでたく男女は結ばれるわけですが、結婚後、女性の家族が住む家の端に、自分たちのための家を建てることになります。この家のことを「つまや(妻屋)」あるいは「ねや(寝屋)」というのですが、結婚後も「つまや(妻屋)」に男性が通い、女性が迎える関係が続くことから、「つまや(妻屋)」の人という意味で、男性も女性も、どちらも相手を「つま(妻)」と呼んでいました。
ですから、建物の端っこを意味する「つま(妻)」が、配偶者のことを指すようになっていったんです。

続きは次回に♥
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