2017-04-29 (Sat)

日本人(にほんじん、にっぽんじん、英: Japanese)は、日本の国籍(日本国籍)をもつ人、日本国民。または祖先が日本列島に居住していた民族集団を指す。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 【捕囚時代を基に成立したユダヤ教には際立った特徴があります】。

ジェームズ・ティソ 『バビロン捕囚』
【第一は「われわれは神に選ばれし民である」という選民思想】です。この考えはバビロン捕囚の経験によって強化されたものです。「どれほど長いあいだ、どのような苦難が続いても、最後には必ず、神に選ばれて神と契約を結んだわれわれユダヤ人を神が助けてくれる」という考え方があります。
【世界が終わる人類の終末のとき】にも、自分たちを迫害する悪しきものを神がすべて滅ぼしてくれて、【自分たち(だけ)は必ず救われると信じています】。ユダヤ人は神の民であるから、神がユダヤ人を特別に愛し、守ってくれるというのが大前提なのです。

ユダヤ人の選民思想がなんたるかを知ると、【日本人に本物の右翼がいない理由】が簡単にわかります。【日本人の右翼は宗教右翼ではない】からです。

日本の右翼はすぐに【アジア主義】になって「中国でも明治維新を」と【左翼みたいなこと】を言い出します。

自分たちさえよければ、全人類のことなんかどうでもいい、知ったこっちゃねえ、とはなかなか考えません。そんなことを考えること自体が思いつかないと言ったほうがいいでしょうか。だから、【日本人は本物の右翼になれない】のです。【宗教右翼が本当の右翼です】。そういう意味をまず知らないと、右だとか左だとかは到底言えません。

【第二に、世界の終わりに神が救世主を送って正しい者を救い、悪しき者を滅ぼすという終末思想が生じていった】ことです。「正しい者」というのは正しい神を正しく信じて正しい生活を送った者、ということですから、【平たく言えばこの世の終わりに自分たちだけ救われるという思想】です。
初期のユダヤ教では終末思想は希薄で、救世主というのはあくまでも現実にイスラエルを救ってくれる強く賢い政治的指導者への待望でした。…
ところが【紀元前2世紀以降】、現世で神に救済されて民族再興ができるというのではなく、【この世界が終わる最後に救世主が現れて救われるという彼岸的な終末思想が強まっていきました】。【ユダヤ教の主な宗派のいくつかはこのような終末思想と救世主観をもつ】ようになり、これらはやがて【キリスト教に引き継がれる】ことになります。

ジェームズ・ティソ 『イエスの神殿への奉献』
【第三に、ユダヤ教は戒律宗教です】。…
【民族の宗教的遺産である律法を守ることがユダヤ教の根幹】であり、その律法は、『旧約聖書』の最初の5つの書物、すなわち「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」に基づいています。これらをまとめて「モーセ五書」とか「トーラー(律法)」と呼び、伝統的にモーセの作とされてきました。

モーセの十戒(レンブラント)
ユダヤ人の社会では、宗教上の教えである律法が法律そのものでした。つまり、【世俗の法と宗教の教え(戒律)が分離していない】のです。【トーラーに書いていることは、ユダヤ教を信じる人にとっては法律と同じ】だということを意味します。宗教とは本来、こういうものです。【警察や裁判所が何を言おうが、宗教的教えのほうが大事】だというものです。

このような律法のあり方は【キリスト教やイスラム教にも引き継がれました】。キリスト教世界はその後、血で血を洗う経過を経て【宗教と世俗の裁判所が分離】しています。【この過程が近代化です】。つまり、【ここ数百年ほどを例外に、宗教と世俗は分離していない】のです。

また、【第四に、ユダヤ教は民族宗教です】。【ユダヤ教を信じない人はユダヤ人ではないという考え方】ですから内輪の論理と言えるでしょう。しかし【これは危険な考え方ではありません】。ユダヤ教を信じていなくても、ユダヤ人ではないというだけですので。
しかし【これが「◯◯教を信じないのは人間ではない」となれば話は別で、これは危険です】。そうなってしまったのが【キリスト教】です。

【イエスはユダヤ教の改革派】でした。ですから、【キリスト教はユダヤ教の改革派が作った宗教】です。

ヴォイチェフ・ゲルソン 『イエスと洗礼者ヨハネ』
キリスト教はイエスが最初からキリスト教を掲げて作ったわけではなく、【イエスの死後に徐々に成立していったもの】です。【この事実をしっかり押さえることが重要】です。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、タイトルにも書かれているとおり、8世紀頃までの古代の世界史について概観されていて、とてもお勧めの良書です。

さて、本題に入る前に、本日は「昭和の日」、昭和天皇御生誕の日です。ぜひ皆さまも、日本国民の一員として、国旗を掲げてください♥


旭日旗の小旗を持つ迪宮裕仁親王(幼少期の昭和天皇)、1902年(明治35年)
それでは、本題に入りたいと思います。
日本の学校教育で教え込まれている「歴史」というものが、如何に偏ったものであるのか、そして、正しい「歴史」はどういうものなのか、これを明らかにしていきましょうというのが、当ブログの一つのテーマでもあります。
で、「歴史」を理解する上で、どうしても欠かしてはならないものの一つが「宗教」です♥
ところが、学校教育で、この「宗教」を教えてもらうことはありません。

ですので、私たち日本人は、正しい「歴史」を学ぶためにも、「宗教」を理解しておかなければならないんです。
昨日のところでも書かれていましたが、「長いあいだ、圧倒的な文明先進国として常に栄えていたのはオリエント」です。
オリエントとは、下図の黄色の円の辺りを指します。

ラテン語で「日が昇る方角」を意味するオリエンス(Oriens)、これが元になっています。

いわゆる、「メソポタミア」と呼ばれた地域です。下図でみると、河川が多いことが、一目でご理解いただけると思います。このチグリス川とユーフラテス川の二つの河川に挟まれた一帯が「メソポタニア」です。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆オリエントの語源は、ラテン語で「日が昇る方角」 ~ ニセモノのヨーロッパと、本物のヨーロッパ
☆日が昇る「オリエント(Orient)」のその先に。。。 ~ 「History repeats itself.」 (「歴史は繰り返す」)
ちなみに、人類最古の農業が行われていたとされるのが、現在のシリアの「テル・アブ・フレイラ」と呼ばれる遺跡です。

この「テル・アブ・フレイラ」では、なんと今から11000年以上前に、穀物を栽培した跡が見られるのですが、その後の一時期の空白時代、つまり無人時代を経て、今から9400年前から7000年前にかけて、新石器時代のテル・アブ・フレイラの集落(アブ・フレイラ2)が成立していた考えられています。
それでは、私たちの日本と比較してみましょう♥

人類最古の農業が行われていたとされる時期が「1」、その後の一時期の空白時代を経た時期が「2」となります。

人類最古の農業が行われていたとされる時期よりも、4000年以上も前に「焼き肉」を食べていたのではないかと考えられるのが、私たち日本人なんです♥(⇒詳しくは昨日の記事をご参照ください)

先ほどの年表でみてみますと、縄文時代が始まるのが紀元前13000年頃で、私たち日本人の祖先が「焼き肉」を食べていたのではないかと考えられるこの頃は、まだ最終氷期の時代(約7万年前~約1万年前)で、主要な海峡がすべて無くなり、南極以外の大陸が一つに繋がっていたと考えられている時代です。
その最終氷期の最寒冷期の状況を表しているのが、下記の図になります。

最終氷期の最寒冷期(LGM)における植生。灰色は氷床に覆われた地域。
陸地が繋がっている様子が、お分かり頂けると思いますが、アメリカ大陸の先住民の祖先は、ちょうど、縄文時代が始まる紀元前13000年頃にアジアからベーリング海峡を渡ったと考えられています。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆最終氷河と日本人
今からおよそ4~5万年前に、「ヒト」が東アジアへ到達、私たちの日本列島にも、およそ4万年前に「ヒト」が住んでいたことが分かっています。
ここで、最新のゲノム解析によって、この東アジアへ到達した「ヒト」の集団から、私たち日本人の祖先は分離して独自の発展を遂げていたことが判明しています。その分岐点が、今から約2万~3万年前だと推測されています。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆脱法ハーフと縄文人
ここで、少し整理をさせて頂きますと、
①約7万年前~約1万年前の間、世界は南極大陸以外は陸続きで移動が容易
②約4~5万年前に、「ヒト」が東アジアへ到達
③日本列島にも、約4万年前に「ヒト」が住んでいた
ちなみに、昨日のところでも書かれていましたが、「38000年前には、本州から神津島(こうづしま、伊豆諸島の一つ)に黒曜石(こくようせき)を採取しに行き、磨き上げて使っていた」ということも、すでに判明しています♥


また、これも昨日のところでも書かれていましたが、世界最古の磨製石器が発見されているのも日本であり、群馬県の岩宿(いわじゅく)で槍先型尖頭器が発見されたのを皮切りに、30000年以上前の磨製石器が、全国各地で発見されていて、オーストラリアの約25000年前、ロシアの約14000年前のものより、ずっと古いということも判明しています。
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆ダーウィンの番犬 トマス・ヘンリー・ハクスリー ~ 日本の石器時代
④東アジアへと渡って来た「ヒト」の集団から、約2万~3万年前に、私たち日本人の祖先が分岐
⑤つまり、私たち日本人の祖先は「オリジナルのゲノムを温存」する一方、それ以外は「混血によりオリジナルのゲノムを喪失」
以上を踏まえまして、ここで確認しておきたいのが、世界各地に伝えられている「神話」についてです。
「 『古事記』と『日本書紀』はそれぞれ異なるやり方で、一方はより文学的に、他方はより学問的に、世界神話のあらゆる大きな主題を、比類のない技法でつなぎ合わせています。そしてこれらの神話は、そのなかで少しずつ歴史に溶け込んでいるのです。そこに日本文化が提起する基本的な問題があります。」
「 これらの古い文献に見出される、神話的な多くの主題やモチーフは、アメリカ大陸にも存在するのです。けれども、この点に関しては慎重を要します。アメリカ先住民と古い日本に共通するすべての主題は、インドネシアにもあり、そのいくつかのものは、この三地域にしか認められないのです。この三地域の神話は細部にいたるまで一致しているので、個別に考え出されたという仮説はただちに排除できます。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本列島の誕生 ~ 日本、インドネシア、アメリカ大陸に共通して残っているもの
さて、「神話」の出処は、どこなんでしょうか♥

「神話」こそが、のちの「宗教」へと繋がっていくわけですが、それは私たち日本人の祖先と、どのように繋がっていくのでしょうか。。。
続きは次回に♥
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