2017-04-24 (Mon)

ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 2015年の夏、私は【ハーバードという世界の壁に挑戦】した。

挑戦を決意し、それを実現するためには長い時間と大変な労力を要した。とにかく、私は【日本という国に閉塞感】を覚えていた。さらに、【社会に出てからの自分自身にも幻滅】していた。【日本を出て世界に挑戦しなければ、この鬱々(うつうつ)とした思いを打破できないと思った】。…

日本では、【働き方改革が議論されている】。この改革のテーマは「多様性」である。…この理念に、反対する人はそうはいない。

しかし、その理念のなかには、【いろいろな人たちの様々な思惑が混ざっている】。…

「働き方改革」に賛成している人たちは、実は、【異なる思惑】を持っているのだけど、【そこを曖昧(あいまい)にしたまま前に進みがちなのが、日本社会】だ。

非正規で働く女性も多いので、非正規支援と女性の社会進出支援は、重なるところも多い。

だが、「非正規で働く男性」と「子育て中の女性」のどちらを優先するのかを突き詰めていけば、対立もあるかもしれない。

ところが、【日本社会は対立が明確になることを好まない】。【調和を重んじる日本社会】では、誰かが明らかに得をして、誰かが明らかに損をするような改革は望ましくなかった。

そうやって、【それぞれの思惑が異なっていることを曖昧にしたまま】、みんなの利害の最大公約数をとれば、【改革は玉虫色になってしまう】。抜本的な改革をしようとしても、いつも中途半端な結論に落ち着いてしまうのだ。
こんな【日本の曖昧な体質に、嫌気が差している方も多いのではないだろうか】。…

日本は、先進国でありながら、先進国としてあるべき精神性を持っていないのではないか。【対立をはっきりさせて、議論して解消するという文化を持たず、曖昧なまま、なんとなく玉虫色の結論に流されているのが、日本なのではないか】。そういった閉塞感が、私のなかで積もり積もっていた。…

そう思い、私はハーバードに留学した。
そして、ハーバード・ロースクールも終わりに近づいた頃、【私は驚くべき場面に出会った】。
日本という国がいかに遅れた国で、アメリカという国がいかに進んだ国かという、彼我(ひが)の差に驚いたのか?
【そうではない】。いや、確かにアメリカは素晴らしい国だと思う。【だけど、決してそうではないのだ】。

2016年春のその日、【私は、ハーバードの教室で、クラスメイトからの盛大な拍手に包まれていた】。世界の秀才が集まるハーバードで、【私は日本独自の文化について発表した】。そして、【クラス中から、日本文化の先進性について惜しみない称賛を受けたのだ】。…

そう、【ハーバードで学んだのは、日本こそが世界の最先端ではないかということ】だった。

それはどういうことか? それを本書でじっくりとお話しさせていただきたいと思い、私は筆をとったのだ。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、優秀な大学であると巷で噂されている「ハーバード」に、実際に留学された著者が、その体験談を書かれた貴重な書物です。
読み進めているうちに、すぐに感じるのが、「ハーバード」って、そんな「お馬鹿な講義」をしているんだ・・・という「不気味さ」です♥

ハーバード大学というのは、まだイギリス植民地でしかなかったアメリカで、1636年に創られた植民地アメリカでの最古の高等教育機関になります。
アメリカがイギリスに対して「謀反」を起こすのが、約140年後の1775年になります。つまり、それまでの期間のアメリカは、単なるイギリスの植民地の一つです。
アメリカでは、このイギリスに対する「謀反」を、アメリカ革命(American Revolution)とか革命戦争(Revolutionary War)と呼んでいます。
要するに、「革命 Revolution」だと認識しているわけです。

私たちの日本が平和で安定した江戸時代を迎える頃、西欧では、宗教戦争の真っ最中でした。しかも、それはキリスト教徒同士による宗派の違いによる殺し合いだったんです。
「 当時のヨーロッパ…だいたい1500年あたりから1800年ぐらいまでのヨーロッパですが、これは宗教内乱の時代、そしてそれを克服せんと奮闘した時代でありました。現在のドイツに相当する地域では、その人口が三分の一に減ってしまったといわれる「三十年戦争」が、1618年から48年まで続きました。
西欧の宗教戦争というべきものは二つありました。
一つは、イスラム教徒に対する防衛戦争。これは十字軍の時代以来ずっと続きました。
もう一つは、いま申し上げた「三十年戦争」もそうですが、カトリックとプロテスタントの争い。これまた、至るところで戦争を繰り返しています。このすさまじい宗教戦争は16世紀、17世紀、18世紀と、息つく暇もないほどでした。まさに、内乱に次ぐ内乱の時代です。そのため、「軍事革命の三百年」ともいわれています。・・・
当時のヨーロッパはやがて啓蒙主義が出てきて、少しずつ政治と宗教を分けるようになりますが、1600年代には、まずイギリスで「ピューリタン革命」が起こります。クロムウェルという人物が出てきて、流血革命の中でチャールズ1世を処刑するというドラマが起こります。世界史においては、イギリスが真っ先に王様の首を切ったんですね。

チャールズ1世の処刑
この革命が起こった動因の一つが「千年王国論」でした。
「千年王国論」というのは、神が約束してくれた王国、至福と恍惚の王国――その王国が千年続いて、その後、神が再臨する。これはユダヤ教の考え方が非常に強いわけでありますが、そうして降臨した神が真の意味での至福を与えてくれる、という考え方です。
「千年王国」の思想は新約聖書の「ヨハネの黙示録」、あるいは旧約聖書の「ダニエル書」に記されています。終末は迫っている。神とサタンの最終戦争である「ハルマゲドン」が起こり、地上が破壊される。だが、その極限状態のところで神が再臨して、われわれは至福の天国に救われる…。
それに対してカトリックはどういう考え方をしていたかというと、神は再臨しない。この地上に神は訪れない。いまあるこの教会こそが「神の国」なのであると、非常に政治的で保守的です。したがって、「千年王国論」のごときは異端であるといって、カトリックとプロテスタントは激しくぶつかり合うわけです。
しかし、みなさん、この「ピューリタン革命」こそ、アメリカを生んだニューイングランドの思想そのものなのです。ニューイングランドというのは、イギリスから新大陸に渡って行った清教徒(せいきょうと、ピューリタン)たちがつくった国家でありますが、彼らはその地に「千年王国」をつくるといって出て行ったのです。
その後、ヨーロッパでは啓蒙思想が出てきたり、成熟したカトリックも消えたりしませんでしたから、保守的で穏健な思想も育っていきます。
ところが、アメリカは必ずしもそうじゃないんですね。アメリカは建国の基本において「千年王国」のような過激な思想でつくられた国家だったからです。ただ、アメリカは物質文明に恵まれていましたし、産業も発展した。経済も豊かになった。それで、だんだん革命的な気分は消えていきます。
これを見てもわかるように、歴史を動かしたのは宗教なのです。先ほど申し上げたピューリタン革命も、アメリカの独立戦争も南北戦争も、みんな宗教が動因になっています。もちろん、フランス革命もそうです。…」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆平和な江戸の200年 VS キリスト教内乱の300年
このようにユダヤ教の考え方が非常に強い「千年王国論」を軸にして、いま存在している「教会」を重視する「カトリック」と、本来の教えが書かれている「聖書」を重視する「プロテスタント」とに分裂して、キリスト教徒同士で殺し合ったわけです。
「聖書」を重視するということは、そこに書かれていることが絶対的であるという考え方ですので、すなわち過激な過激な「キリスト教原理主義」なわけです♥ ちょうど、「憲法9条原理主義者」のパヨク連中の思考と似ていますね♥

別の側面も見ておきましょう。このキリスト教徒同士の決定的対立を生むことになる、もう一つの要因が「おカネ」に対する考え方の違いになります♥
カトリックにとっては「蓄財」は「悪」とされ、それを理由に教会へ寄付をさせるという、バチカンを頂点とする集金システムが出来上がっていました。

現在でも、ドイツなんかでは教会が「税金」を取っていたりします♥
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆日本の消費税より高い、「教会税」 ~ 教会に賠償金を払いつづける国
そんなカトリックとは違った、まったく逆の「おカネ」に対する考え方をするのがプロテスタントでした。
「 ちなみに、カトリック教会では蓄財は悪とみなされる。貯まったお金はすべて教会に寄進するのが善行で、それによって、人々は天国に行けるのである。
ところがカルヴァンの「予定説」によれば、富が増えるのも、貧困に喘ぐのも、すべては神が決めたことだった。善いキリスト教徒が目標にすべきは、勤勉と禁欲によって、与えられた職業に励み、神の名声を高めることなのだ。
つまり、規律は厳しければ厳しいほどよく、教養は高ければ高いほどよく、職業は成功すればするほどよかった。その結果、お金が貯まったとしても、それがまさか罪ではありえなかった!
こうして、蓄財解禁の大砲が放たれた。金儲けに付きまとっていたやましい気持ちは取り除かれ、蓄財はよいこととなった。
貧乏人は、貧乏であるように神が作った人間だ。一方、裕福な人間もまた、神が裕福であるように作った人間に過ぎなかった。しかも彼らは、勤勉に働くというキリスト教徒としての義務を果たしているうちに、裕福になったのである。
ただ問題は、彼らには、せっかく貯まったお金の使い道がなかったことだ。勤勉と蓄財は善でも、贅沢は悪だ。そこで、お金は大々的に新たな商売に注ぎ込まれた。こうして富が富を生み、カルヴァン派のなかに、着実に資本が形成されていった。・・・
「富は罪ではない。富の上にあぐらをかき、欲望を満たすために悪用することが罪なのである」というその教えは、フランスへ、スコットランドへ、そしてオランダへと渡り、さらにピューリタリズムやバプテストとなって、イギリスへ、アメリカへ、そして世界中に広がっていった。こうしてプロテスタント教徒は、世界中で、良心の咎(とが)めなく、どんどんお金を貯め続けることになった。
後年、ドイツの有名な経済学者マックス・ウェーバーは、プロテスタントがカトリックよりも教養があるばかりか、格段に裕福であることに気づいた。カトリック教徒に零細な手工業者が多かったのに比べ、大きな工場主や銀行家は、軒並みプロテスタント教徒が占めていた。
宗教と経済的な成功のあいだには関係があるのか?
そう考えるうちに、ウェーバーはカルヴァン主義に突き当たるのである。
「西洋近代の資本主義の大本は、カルヴァニズムにあるのではないか?」
プロテスタントが定着した場所には、確かに資本主義が栄えていた。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆暗黒の時代「中世ヨーロッパ」 ~ 私たちの日本には、そんな時代はありません
ユダヤ教の考え方が非常に強い「千年王国論」、カルヴァンの「予定説」、こういった考え方を基本に持つ「プロテスタント」の清教徒(せいきょうと、ピューリタン)がつくった国家がアメリカです。 プロテスタントとユダヤ教の考え方が近いことが、ご理解いただけますでしょうか♥
ご説明するまでもありませんが、トランプ大統領と娘さん夫婦の信仰する宗教を考えると分かりやすいと思います。

ちなみに、ユダヤ教徒やプロテスタントが願ってやまない「千年王国」を、すでに現実に存在させてしまっているのが、私たちの国『日本』です。それも、千年どころではなく、二千六百年以上にもなりますが(笑)

お話を元に戻しますと、国家と言いましても、当初の約140年間は、イギリスの植民地でしかなかったわけで、その時代に作られたのがハーバード大学です。
本文中に、「働き方改革」のテーマが「多様性」と書かれていましたが、これは意味も分からずやろうとしている「ダイバーシティ(Diversity)」と呼ばれる「怪しげな思想」ですが、これは「多文化主義(multiculturalism)」という1960年代以降にアメリカで生じた、ある種の宗教の「ドグマ (dogma/教義)」といえる危険思想の延長線上にあるものです♥
ダイバーシティ(Diversity)であれ、多文化主義(multiculturalism)であれ、人々の相互間にあるそれぞれの違い、それを尊重しようという考え方は間違ってはいません。当ブログも、考え方や意見は人それぞれで、それが当たり前だと考えています。
問題なのは、ある種の考え方や思考する方向を、そうでないとダメだと言わんばかりに「強制する」ことにあります。これが「パヨク」の考え方です。

ダイバーシティ(Diversity)や、多文化主義(multiculturalism)を尊重するべきという意見や考え方を、持つか持たないかは、人それぞれの自由であるべきです。

コンチータ・ヴルスト
当ブログでは、上の写真のコンチータ・ヴルストなどは、「忌み嫌うべきもの」と考えておりますが、そういった考え方を許さない「全体主義(ファシズム)的考え方」を推し進めようとするのが「パヨク」であり、そのような「パヨク」への反発が、現在世界中で起こっているんです。
コンチータ・ヴルストについてはこちらをご参照♥
↓
☆映画 『ソーセージ・パーティ(SAUSAGE PARTY)』 と ユーロビジョン 『コンチータ・ヴルスト(Conchita Wurst)』
そして、「ポリティカル・コレクトネス」なんかもそうですが、「パヨク」の考え方の根っこにあるのが「ユダヤ教」となります。 つまり、「パヨク」の考え方は宗教と同じようなもので、「パヨク教」として捉えると、彼らの意味不明な言動が、なぜそうであるのかが理解できるようになります。

こちらもご参照♥
↓
☆映画の中に多すぎる「ポリティカル・コレクトネス」
☆アメリカの『ホワイト・ギルト』という自虐史観・・・報道されない「ポリティカル・コレクトネス」
☆アメリカの左翼教師が、健全な子どもたちに与えている「モノ」


続きは次回に♥
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