2017-04-15 (Sat)

マフィア(伊:Mafia)とは、イタリアのシチリア島を起源とする組織犯罪集団である。19世紀から恐喝や暴力により勢力を拡大し、1992年段階では186グループ(マフィアのグループは「ファミリー」と呼ばれる)・約4000人の構成員がいる。
マフィアの語源には諸説あり定説は無い。アラビア語で採石場を意味するマーハ(mafie)、空威張りを意味するマヒアス(Mā Hias)から来たというものである。シチリアは9世紀から11世紀までイスラム教徒のアラビア人が支配しており、支配に反抗した者や犯罪者がしばしば採石場に逃げ込んだという。またイタリアの国語辞典には“シチリア方言で「乱暴な態度」から”と記述がある。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 フランシスコ法王は、【バチカン銀行スキャンダルとの関係が噂されることの少なくないマフィア】に対しても、【これまでの法王とは異なる苛烈な姿勢】を打ち出している。

第266代ローマ教皇 フランシスコ
ブーツの形をしたイタリア半島のつま先に【カラブリアという州】がある。南部イタリアのなかでも、もっとも開発が遅れた地域だ。貧困や失業を背景として【マフィアが地域社会に浸透】しており、【ここから南米産の麻薬がイタリアに不法に持ち込まれ、さらに欧州全体に流通している】と指摘されている。

カラブリア
2014年1月、地元警察にマフィアの情報を通報した一人の勇気ある老人が乗用車ごと爆破され、同乗していた3歳の孫も犠牲になるという痛ましい事件が発生した。この事件に深く心を痛めた法王は、同年6月に【カラブリアを電撃的に訪問】。参集した大勢の市民の前で、【マフィアとその関係者に対するカトリックの「破門(excommunicatione)」を宣告】。ローマ法王がマフィアを破門するのは【歴史的にも異例の措置】と報じられた。

☆3歳児も冷酷に殺害、大人2人と共に マフィアか 伊南部
多くの日本人にとって、破門という宗教上の処置がどれほどの影響力をもつのか、理解するのは困難かもしれない。【破門の対象となった歴史上の人物は数え切れない】ほどいる。プロテスタントの宗教改革を断行した【マルティン・ルター】、バチカンの権威を否定した【ナポレオン】、【無神論の共産主義】などがあげられる。…

まったく意外なことに、【マフィアのなかには熱心なカトリック信者が非常に多い】という。法王の破門宣告の結果として、イタリア中に収監されている【マフィア構成員のあいだで動揺が起こっている】という報道もある。死がつねに身近にあり、人間と信仰との距離がいまよりずっと近かった中世の話ならわかるが、いまでも【敬虔なカトリック教徒のあいだで、破門宣告が神との関係を遮断されるもっとも恐るべき措置としてとらえられている】というのは、日本人の私にとって大きな驚きだった。

ジョット・ディ・ボンドーネ 『ユダの接吻』



こちらもご参照♥
↓
☆モルデカイとエステル
なぜマフィアは破門を恐れるのか。

破門を宣告されると、教会で行われる洗礼式や結婚式、葬式などに参加できず、死後もキリスト教会墓地での埋葬を拒否される。【マフィアとカトリックの関係は複雑な歴史的経緯もあり】、また本書のテーマからは外れるので詳細にまでは踏み込めないが、いずれにせよ、【両者が密接な関係を保ってきたことを示す証拠は枚挙にいとまがない】。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物は、キリスト教カトリックの総本山「バチカン市国」と、現ローマ法王について様々な解説がされている良書で、非常にお勧めです。
本文中にありました「マフィアとカトリックの関係」は、とても興味深いテーマですが、いずれ改めて書かせて頂きたいと思います。
イタリアン・マフィアについて、簡単に触れておきますと、マフィアのそもそもの起源は、中世シチリアのガベロットと呼ばれる農地管理人にあるとされています。
中世のヨーロッパでは、「祈る者」(=聖職者)、「戦う者」(=戦士的貴族)、「働く者(農奴)」といった3つの身分から構成される社会で、これをヨーロッパ独特の制度である「フューダリズム」と呼びます。

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆戦う人、祈る人、働く奴隷 ~ ヨーロッパ独自の身分制度「フューダリズム」
念のためですが、私たちの日本に、このような「奴隷制」を基本とする社会は存在していません。「民は大御宝(おおみたから)」とする特徴こそ、私たち日本独特の社会を表しています。
ですから、まったく比較対象にはならないんです♥

詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆暗黒の時代「中世ヨーロッパ」 ~ 私たちの日本には、そんな時代はありません
で、お話を元に戻しますと、マフィアの発祥地であるシチリア島は、

地中海のほぼ中央にある「要衝」です。

当然ですが、この「要衝」を巡る争奪戦が古来より繰り返されてきたわけで、この島の統治権は目まぐるしく変化してきました。ですが、領有権を持つ地主貴族は、都市部や遠隔地に住んでいたため、この領地を管理するガベロットと呼ばれる農地管理人が台頭してきます。これが、マフィアの起源です。
イタリアのマフィアは、シチリア島のコーサ・ノストラ、ナポリのカモッラ、カラブリア州のンドランゲタ(ヌドランゲタ)、プッリャ州のサクラ・コローナ・ウニータの、大きく4つありますが、2009年現在においてイタリアマフィアの最大勢力と目されているのが、カラブリア州のンドランゲタ(ヌドランゲタ)となります。
教皇フランシスコが、腹の据わった人物であることが御理解いただけましたでしょうか?

☆「悪事をやめよ」ローマ法王がマフィアに呼びかけ
さて、ここからは昨日の続きになりますが、アメリカ大統領の背後にいるのが誰で、どのような勢力かっていうことを、見極めるためにも、過去の歴史を正しく理解する必要があります。
そこで、「おカネ」と「宗教(あるいはイデオロギー)」に着目して見ていく必要があります。
そうやって見ていきますと、なぜ、アメリカが戦争をするのかが理解できるようになります。

昨日までのところで、パヨクの系統が、大きく2つの系譜があるということを書かせて頂きました。
一つは、ヨシフ・スターリンの系譜である第三インターナショナル(コミンテルン)の流れで、それが「中国共産党」であり、「朝鮮労働党」であり、末端下部組織の「日本共産党」となる、「元祖パヨク(元祖左翼)」です。

ヨシフ・スターリン
もう一つが、レフ・トロツキーの系譜である第四インターナショナルの流れで、資本主義とスターリン主義に反対して世界社会主義革命を志向するという「何でも反対」の思考パターンを持つ「珍パヨク(新左翼)」に繋がります。

レフ・ダヴィードヴィチ・トロツキー
「元祖パヨク(元祖左翼)」も「珍パヨク(新左翼)」も、ヨシフ・スターリンの系譜である第三インターナショナル(コミンテルン)、あるいは、レフ・トロツキーの系譜に属する第四インターナショナル、そのいずれの系譜であるのかだけの違いであって、私たち普通の日本人にとってみれば、「3」と「4」の違いでしかありません(笑)

今から100年ほど前に、ウラジミール・レーニンやレフ・トロツキーらを支援し、ユダヤ革命によるロシア革命を成功させたのは、当時、すでに認識されていた「ハイ・ファイナンス」、つまり現代で言うところの「国際金融資本」でした。
こちらもご参照♥
↓
☆100年前の「ハイ・ファイナンス」と現代グローバリズム
先のアメリカ大統領選挙で、ヒラリーを後押ししていたのが、国際金融資本、国際主義者です。
こちらもご参照♥
↓
☆メディアがトランプ叩きをする理由 ~ ビルダーバーグ会議
そこに、ワン・ワールドを実現しようとする勢力である「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」、つまり「ネオコン」が深く関与しているということが、まず大前提としてありました。

以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 アメリカ合衆国における新保守主義(しんほしゅしゅぎ、英: Neoconservatism、ネオコンサバティズム, 略称:ネオコン)は、保守派の政治イデオロギーの1つで、米国において1970年代から独自の発展をして、主に共和党政権時のタカ派外交政策姿勢に非常に大きな影響を与えている。
アメリカ合衆国の新保守主義の源流は、後に「ニューヨーク知識人」と呼ばれるようになる、1930年代に反スタ左翼として活動したトロツキストたちにまで遡る。彼らの多くは、アメリカの公立大学の中で最も歴史のある大学の一つ、ニューヨーク市立大学シティカレッジ(CCNY)に学んでいる。CCNYは、高度に選択的な承認基準と自由教育により、20世紀初頭から中期にかけて「プロレタリアのハーヴァード」(“Harvard of the Proletariat”)と称されていた。それは当時、ハーヴァード大学をはじめとするアイビー・リーグの私立学校が、大多数のユダヤ系アメリカ人や有色人種たちに関し排他的な入試制度を持っていたからである。
ネオコンを支えているのは共和党の親イスラエル(シオニズム)政策を支持するアメリカ国内在住のユダヤ(イスラエル)・ロビーである。アメリカのユダヤ系市民はアメリカの総人口3億人に対して600万人に満たないが、その内富裕層の割合が多くアメリカの国防・安全保障政策に深く関わっている。歴史的に数多くの差別を受けてきた経緯からかつてはリベラル派の民主党支持者が多かったが、民主党のビル・クリントン政権が進めた中東政策に対する不満から、共和党に鞍替えしている有権者が多い。共和党の掲げる中東の民主化政策が結果的にはイスラエルを利することになるからである。また、同時にイスラエルの右派政党リクードも共和党と利害が一致しているため手を結ぶことが多い。このような経緯から、2001年に登場した共和党ジョージ・W・ブッシュ政権には数多くのネオコンが参入しており、同時多発テロ以降の強硬政策を推し進めた。」

ジョージ・W・ブッシュ


で、ここまでのお話を頭に入れた上で、次の文章をお読みください。

「 アメリカは基本的に州政府の連合体であり、驚くべきことに、サンフランシスコに象徴されるように、連邦法が実質的に適用されない都市があります。…
サヨクに牛耳られ、不法行為が野放しになっている州政府や地方自治体は、保守系の人たちから「サンクチュアリ・シティ(聖域の町)」と呼ばれていて、その大半が極左活動家と犯罪者の温床になっています

この「サンクチュアリ・シティ」という言葉も、アメリカの「移民問題」を語る上で重要なキーワードなのですが、なぜか、日本ではほとんど報じられていません。
日米両国のサヨク・マスコミによる言論統制によって、我々は、アメリカの保守派の言葉を「知らされていない」のです。
戦後のアメリカ占領軍による言論統制、検閲の実態はようやく知られるようになってきましたが、現在の言論統制がいかにひどいのかは、いまだに知られていないのです。だからこそ、こうした日米両国のサヨク・マスコミの言論統制の実態を書かなければと思ったわけです。
この「サンクチュアリ・シティ」に不法入国者が逃げ込めば、たとえ法を犯して入国したとしても、その人の人権が何よりも重要ということで、連邦法を犯しても連邦法が適用されず、そのまま違法滞在ができるばかりか、運転免許も与えられ、多分、その都市の中で投票もしていると思われます。
これら連邦法に従わない都市に対して、実質的な罰則を与える法律を共和党の保守系政治家たちが提出しているのですが、これを民主党議員だけでなく、「共和党」内のサヨク政治家たちが拒んでいます。
共和党内サヨク政治家は、「名ばかりの共和党員(Republican in Name Only)」の頭文字を取って、「RINO(ライノー)」と呼ばれています。」


詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆メディアが報じない・・・アメリカの『サイ(犀)』と『サンクチュアリ・シティ(聖域の町)』
つまり、民主党も共和党も、左巻き連中のキャッチボールで政権交代をしていたようなものだったわけですが、それに対して本来のアメリカを大切にする「保守層」が、従来のエリート層に対してNOと唱え、本格的な保守政権として誕生したのがトランプ政権なんです♥

続きは次回に♥
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