2017-04-10 (Mon)

大統領自由勲章(中央)と略綬(制服用(上)とボタンホール用(右))及び夜会服用のミニチュアメダル(左)
大統領自由勲章(だいとうりょうじゆうくんしょう:Presidential Medal of Freedom)はアメリカ合衆国の勲章で、議会名誉黄金勲章と並んで文民に贈られる最高位の勲章である。
受章対象者は、「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」である。
この勲章は第二次世界大戦中の1945年にハリー・S・トルーマンによって制定された。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 2017年(平成29年)1月20日、アメリカ合衆国でトランプ政権が正式に誕生した。【こうなる可能性を、事前に報道したメディアがあっただろうか】。

選挙戦当初は【全局ともトランプ候補を「泡沫」扱いした】。日本の地上波テレビで「トランプ当選」を予測した「識者」は片手で余る。ほぼ全員が「クリントン優勢」と言い続けた。

NHKのテレビ番組で、クリントン候補の顔写真入りの手書きフリップを掲げながら「勝ち!」と明言した著名な東京大学大学院教授もいる。

藤原帰一




☆国際報道2016 米大統領選で両候補が最終決戦 投票の行方は?
ところが選挙結果は正反対。さて【日本のメディアはどう報じたか】。

【NHK】は当夜(2016年11月9日)の国際報道番組で【「驚くべき番狂わせ」と報じた】。




☆国際報道2016 田中キャスター 米大統領選報告(3) 新大統領 徹底分析
2016年を振り返る年末のニュース番組でも【「驚くべき番狂わせと言われた」と報じた】。「言われた」のではない。【NHKが自分でそう言ったのである】。自分が読み筋を間違えたのに、【「驚くべき番狂わせ」と責任を他者に転嫁した】。

NHKだけではない。【不明を恥じた日本のテレビ番組があっただろうか】。げんに、【トランプ当選の可能性を否定し続けた「識者」や「専門家」が、いまも同じ番組にそろって出演し続けている】ではないか。


☆国際報道2017 初の議会演説 トランプ大統領は何を語る?
「日本の政治報道に責任はない。アメリカの報道を紹介しただけだ」――【そうした釈明をメディア関係者から、よく聞く】。なるほど世論調査など、現地のアメリカのメディアに頼らざるを得なかった部分もあろう。だが、【そうとは言えない部分も大きい】。
具体例を1つ挙げよう。新たに【米国防長官に就任したジェームズ・マティス元中央軍司令官は「マッド・ドッグ(Mad dog)」と呼ばれる】。

ジェームズ・マティス
その人事を公表したとき、トランプも壇上でマティスをそう紹介した。【日本の全マスコミがこれを「狂犬」と訳した】。いまも、【そう報道し続けている】。

☆国防長官に「狂犬」マティス元司令官検討 トランプ氏
日本語で「狂犬」と聞けば、およそ知性の欠片もない乱暴者といった印象を持つ。それが大半の国民感覚であろう。なにしろ「差別的な発言」で知られる「暴言王」のトランプが起用した「狂犬」である。実際、【日本のメディアはそうした脈絡で報じた】。…
だが、【アメリカのメディアは違う】。【マティスが高い知性と理性の持ち主である事実に焦点を当てた】。

選挙戦でクリントン候補を支持した米紙『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』を含め、そう報道した。経験豊富なマティスの起用に、【アメリカのメディアは期待感を示した】。【日本の政治報道とは対照的】である。

ちなみに米海兵隊のマスコットは
「ブルドッグすなわち(中略)【しぶとい犬】である」 (野中郁次郎著 『アメリカ海兵隊』 中公新書)。
「絶対に引き下がったり降参しようとしない」 (同)。


その海兵隊で大将を務めたマティスだから「マッド・ドッグ」。そう【敬意を込め、愛称で呼ばれる】。

それを【「狂犬」と訳し、否定的な脈絡で報道】する。トランプ政権を【色眼鏡で見る】からなのか。それとも【確信犯】なのか。

【いずれにしても、"嘘八百"の報道である】。』

いかがでしょうか?
著者は、これまでにも積極的に書かれているようですが、今回読むのが初めてで、とても内容が面白いのでご紹介させて頂きます。
文章も非常に読みやすく、メディアの欺瞞(ぎまん)をフルボッコしているため、電車の中とかで読むと、笑いを堪(こら)えるのに必死になります♥
もちろん、当ブログお勧めの書物です♥

さて、連日にわたって、アメリカの大統領職というものが、私たち日本人が誤解しているほど強い権力を持っていないということを書かせて頂いておりますが、
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆三権分立ってなに? ~ アメリカ大統領は、世界最弱の権力者なんです
そんなアメリカ大統領の背後にいるのが誰で、どのような勢力かっていうことを、見極めるためにも、過去の歴史を正しく理解する必要があります。

そこで、「おカネ」と「宗教(あるいはイデオロギー)」に着目して見ていく必要があります。
そうやって見ていきますと、なぜ、アメリカが戦争をするのかが理解できるようになります。

昨日までのところで、ヒラリーを後押ししていたのが、アメリカの伝統的な支配層、つまり国際金融資本、国際主義者であり、
こちらもご参照♥
↓
☆メディアがトランプ叩きをする理由 ~ ビルダーバーグ会議
そこに、ワン・ワールドを実現しようとする勢力である「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」、つまり「ネオコン」が深く関与しているということが、まず大前提としてありました。

で、そのネオコンの源流は、「ユダヤ革命」とも呼ばれた1917年のユダヤ人によるロシア革命にあり、今から100年ほど前の当時、すでに認識されていた「ハイ・ファイナンス」、つまり現代で言うところの「国際金融資本」ですが、それらがウラジミール・レーニンやレフ・トロツキーらを支援し、ロシア革命を成功させました。
こちらもご参照♥
↓
☆100年前の「ハイ・ファイナンス」と現代グローバリズム
繰り返しますが、この史上初の共産主義社会を理想とする社会主義国家「ソビエト連邦」、それを生み出した「ユダヤ人によるロシア革命」が、「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」の源流になります♥
「新保守主義(ネオコンサバティズム)」は、もともとのアメリカの伝統的な考え方をもつ人々、つまり「保守主義(コンサバティズム)」とは、全く別の存在となります。
もっとハッキリ申し上げますと、「新保守主義(ネオコンサバティズム)」は、保守主義でもなんでもない「偽(ニセ)コンサバティズム」です♥

昨日も触れていますが、Wikipediaでは、新保守主義(ネオコンサバティズム)のページで、なんと、ジョージ・W・ブッシュが「旧来保守」として書かれています。


ジョージ・W・ブッシュ
そもそも、「保守」に旧来も何もあるはずがないのですがwww
この書き込みをされた人物の「知性の低さ」がすでに露呈していますね♥
昨日のところで、元祖ネオコン思想家の1人であるユダヤ系知識人、ノーマン・ポドレツという「極左」について書かせて頂きました。一家全員左向きのバリバリのユダヤ系「極左」です♥

ノーマン・ポドレツ
このノーマン・ポドレツの配偶者が、ジャーナリスト・作家のミッジ・デクターです。

ミッジ・デクター
この人物は、ニューヨークにあるアメリカ・ユダヤ教神学院(Jewish Theological Seminary of America, JTS)を卒業しています。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 アメリカ・ユダヤ教神学院(Jewish Theological Seminary of America, JTS)はアメリカ・ニューヨーク市にあるユダヤ教保守派の大学。 ロサンジェルスのユダヤ教大学 University of Judaism、エルサレム・マホン・シェフテルと並ぶ、主なラビ学院の運動の一つである。コロンビア大学と提携している。」
昨日のところにもありましたが、夫のノーマン・ポドレツはコロンビア大学で、ユダヤ系「極左」のライオネル・トリリングの下で学び、また、ユダヤ教神学院からも学位を取得しています。
コロンビア大学やハーバード大学は、ユダヤ系左翼学者の巣窟で、その根っこにあるのがユダヤ系左翼思想である「フランクフルト学派」となります。

「 「批判理論」は、50年代に亡命先のアメリカから帰国したアドルノ、ホルクハイマーたちによってフランクフルト大学で再興された。
同学派の中心人物であったヘルベルト・マルクーゼだけはアメリカに残り、コロンビア大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校などで意識的な学生たちをとらえていった。マルクーゼはアメリカの学生運動に理論的な基盤を与えたといわれ、従来の共産党主導の理論ではなく、学生をターゲットにした行動理論を謳っていた。学生運動を支持し、彼らと警官隊とのぶつかり合いを含めた行動(アクション)としての反政府運動を煽った。抑圧された少数派には抵抗する権利があると主張する理論を展開し、民主主義に抵抗したのである。

ヘルベルト・マルクーゼ
日本の安保闘争も似たようなものであったが、…マルクーゼのようなイデオローグはなかった。フランクフルト学派の理論は、戦後の普遍化されたナチズム的権威主義への批判であったが、日本の場合は既存左翼への権威主義批判が強かった。とくに根本的な違いは、彼らフランクフルト学派の根幹に反ユダヤ主義があったことである。彼らのほとんどは左翼ユダヤ人であることを問題にせず、それに対する人種差別を運動の核においていたことを秘していた。反ユダヤ主義を封じ、常にアウシュビッツを非難することで、絶対的な悪としてナチズムを置き、その傾向のものをファシストとして告発する態度を貫いていた。
この背景は日本ではあまり理解されず、あたかも普遍的なマルクス主義理論であるかの如く喧伝された。日本ではマルクス主義自体が、ヨーロッパにおける少数派左翼ユダヤ人の民族差別糾明とその救済、そして資本主義批判の思想の両方であることが意識されず、さも反共産党的な社会主義思想であると信じられてきたのである。」
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆欧米学生運動の首謀者はユダヤ人なんです
Wikipediaでユダヤ教神学院の卒業生を確認致しますと。。。

ちゃんと、ノーマン・ポドレツ、そしてその配偶者ミッジ・デクターの名前が書かれてあります。ただし、ここでもミッジ・デクターが、なぜか「保守思想家」とされていますね♥
ガートルード・ヒンメルファーブという人物の名前がありますが、ユダヤ系の歴史家になります。

ガートルード・ヒンメルファーブ
その配偶者が、文芸評論家のアーヴィング・クリストルで、これもユダヤ人です♥

アーヴィング・クリストル
で、このアーヴィング・クリストルこそが、保守主義でもなんでもない「偽(ニセ)コンサバティズム」である、「新保守主義(ネオコンサバティズム)」の創始者とされている人物です。

昨日の繰り返しになりますが、元祖ネオコン思想家の1人とされるノーマン・ポドレツに、合衆国政府が文民に与える最高の名誉である大統領自由勲章を授与したのがジョージ・W・ブッシュです♥


ジョージ・W・ブッシュ
そして、「新保守主義(ネオコンサバティズム)」の創始者とされている人物に、同じく大統領自由勲章を授与したのがジョージ・W・ブッシュです♥

それでは、もう少し、この辺りの理解を深めて参りましょう♥
続きは次回に♥
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