2017-04-09 (Sun)

ポピュリズム(英: populism)とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである。





野坂参三(中)と毛沢東(右)

野坂参三と周恩来
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 トランプも含め、彼らは【ポピュリスト(大衆迎合主義者)だと非難】されていますが、【この批判は実は間違っています】。

そもそもポピュリズムは決して悪い意味ではありません。

アメリカの政治の歴史では、【ポピュリズムとは生活が困窮した庶民(ピープル)の生活を守ろうという運動を指す言葉】です。トランプは一般大衆の気持ちに向き合い、そこから「自国の国内問題を最優先しよう」と言っているに過ぎません。【多数決の原理で動くのが民主主義】であり、【民主主義の本質とはポピュリズムそのもの】です。

【それの何が悪いのでしょうか】。

ポピュリストがダメだという理屈は、大衆が馬鹿でまともな判断ができないという決めつけが前提にあるのです。


☆最新!東京都 大学偏差値 一覧 2017
【大衆は、ひと握りのエリートが、正しい道に誘導してやらなければならない存在だという傲慢な考え方】です。

こちらもご参照♥
↓
☆こひつじダニーとスコットランド王ロバート1世 ~ ところで、ポピュリズムの反対語ってナニ?
それを言い出したら、共産主義革命も一般大衆であるプロレタリアート(労働者)が政治の実権を握るということで、正しくポピュリズムそのものですが、

【共産主義者に対してこのような批判は聞いたことがありません】。

もっとも、【実際の共産主義国家】は、【一部のエリートが実権を握り】、プロレタリアートである【国民から思想や言論の自由を奪い】、【指導者を崇拝させ】、政府に反抗すれば【弾圧・虐殺していたのが実態】で、【民主主義などどこにもありません】でした。

【形を変えた共産主義者であるネオコン】が【民主主義からもっとも遠い存在】であることは言うまでもありません。

トランプは「反民主主義者だ、大衆迎合主義者だ」と罵られてきましたが、【むしろトランプこそ民主主義者】だと私は考えています。…

ただし、【トランプがネオコンから何の影響も受けていないかというと、決してそうではありません】。

トランプも共和党の候補者になった以上、【党の背後にいるエリート層に対し、何らかの譲歩をしている】と考えられます。【そうでなければ、党の正式な候補者になれない】のです。…

【共和党も民主党も、キングメーカーがOKを出した候補者しか残らない】のです。そして、キングメーカーはあとから側近としてブレーンを送り込んで大統領をコントロールすればいいわけですから、これまでは彼らも安心だったのです。』

いかがでしょうか?
連日にわたり、アメリカの大統領職というものが、私たち日本人が誤解しているほど強い権力を持っていないということを書かせて頂いておりますが、
詳しくはこちらをご参照♥
↓
☆三権分立ってなに? ~ アメリカ大統領は、世界最弱の権力者なんです
そんなアメリカ大統領の背後にいるのが誰で、どのような勢力かっていうことを、見極めるためにも、過去の歴史を正しく理解する必要があります。

そこで、「おカネ」と「宗教(あるいはイデオロギー)」に着目して見ていく必要があります。
そうやって見ていきますと、なぜ、アメリカが戦争をするのかが理解できるようになります。
それでは、本日はお話を一歩進めてみましょう。
昨日のところで、ヒラリーを後押ししていたのが、アメリカの伝統的な支配層、つまり国際金融資本、国際主義者だと書かれていました。
こちらもご参照♥
↓
☆メディアがトランプ叩きをする理由 ~ ビルダーバーグ会議
で、そこには、「ネオコン」と呼ばれる政治思想をもつ層が深く関与していて、ワン・ワールドを実現しようとする勢力、それが「ネオコン」、つまり「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」ということになります。

これも、昨日のところにございましたが、ネオコンの源流は、「ユダヤ革命」とも呼ばれた1917年のユダヤ人によるロシア革命にあって、今から100年ほど前の当時、すでに認識されていた「ハイ・ファイナンス」、つまり現代で言うところの「国際金融資本」ですが、それらがウラジミール・レーニンやレフ・トロツキーらを支援し、革命を成功させました。レーニンもトロツキーもユダヤ人です(レーニンは母方がユダヤ系)でした。
こちらもご参照♥
↓
☆100年前の「ハイ・ファイナンス」と現代グローバリズム
重要なポイントは、史上初の共産主義社会を理想とする社会主義国家「ソビエト連邦」、それを生み出した「ユダヤ人によるロシア革命」が、「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」の源流になるということです♥

そこで、「ネオコンサバティズム(Neoconservatism)」を確認してみましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 アメリカ合衆国における新保守主義(しんほしゅしゅぎ、英: Neoconservatism、ネオコンサバティズム, 略称:ネオコン)は、保守派の政治イデオロギーの1つで、米国において1970年代から独自の発展をして、主に共和党政権時のタカ派外交政策姿勢に非常に大きな影響を与えている。」
ここからも分かる通り、「ネオコン」というのは、アメリカでの“新”保守主義のことで、主に共和党のタカ派外交政策に影響を与えています。
ここで少し考えて頂きたいのですが、「保守主義(コンサバティズム)」という、もともとのアメリカの伝統的な考え方をもつ人々が別に存在しているのですが、それに対して、それとは違った“新しい”「保守」という意味で、「新保守主義(ネオコンサバティズム)」と呼ばれているわけですが、要するに全く別の存在となります。

では、もう少し見てみましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 「Neoconservatism」の直訳として「新保守主義」が使用されている。この言葉は形容矛盾であるが、元祖ネオコン思想家の1人であるノーマン・ポドレツによれば、「ネオコンは元来左翼でリベラルな人々が保守に鞍替えしたからネオなのだ。」として、ジョージ・W・ブッシュなどに代表されるいわゆる旧来保守との区別を呼び掛けている。略称として近年では「Neocon(ネオコン)」と呼ばれる事が多い。これに対し、伝統主義などを提唱する旧来の保守派は、「PaleoConservatism(旧保守主義、ペイリオコンサヴァティズム)」と呼ばれ、ネオコンとはしばしば対立してきた。」
書き換えられる前に、画像も張っておきますね♥


ジョージ・W・ブッシュ
ここで下線を引かせて頂いた部分に、なんと、なんと、なんと、ジョージ・W・ブッシュが旧来保守として登場していますね♥

これ、まったくのデタラメです♥

まず、元祖ネオコン思想家の1人としてノーマン・ポドレツの名前がありますので、こちらを確認してみましょう。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 ノーマン・ポドレツ(Norman Podhoretz、1930年1月16日- )はアメリカ合衆国のユダヤ系知識人、政治学者。ネオコンの主要な思想家、著作家。

ノーマン・ポドレツ
ポドレツの家族は左翼で、姉は社会主義青年運動に参加していた。
ポドレツは学士号をコロンビア大学―彼はそこでライオネル・トリリングの下で学んだのだが―およびユダヤ教神学院から取得。

「 ライオネル・トリリング (Lionel Trilling)
ニューヨーク生まれのユダヤ系批評家。コロンビア大学を卒業後、母校に戻って48年から英文学および比較文学の教授を務める。ニュー・クリティシズムの拠点である『ケニヨン・レヴュー』誌や左翼系の『パーティザン・レヴュー』誌の編集に参加したが、やがて袂を分かち、ヒューマニスト的モラリスト的立場から批評活動を展開した。著作として、『マシュー・アーノルド』(博士論文、1939)や本書『E.M.フォースター』(1943)のほか、評論集に『自由主義的想像力』『フロイトと現代文化の危機』(1956)『誠実とほんもの』(1972)、さらに知識人の苦悩を描いた思想小説『旅路のなかばに』(1947)などがある。」
☆みすず書房HP

当時のポドレツはザ・ファミリーと自身が呼ぶ左翼の仲間と共に、元々はアメリカ共産党機関紙だった高級紙でコロンビア大学の近辺に編集部があった『パルチザン・レビュー』に寄稿していた。
1981年から1987年にかけて、ポドレツは合衆国情報庁でアドバイザーを務めた。1995年から2003年まで、ハドソン研究所にシニア・フェローとして勤務。現在は外交問題評議会のメンバーで、アメリカ新世紀プロジェクトともつながりがある。アメリカのユダヤ人コミュニティーの月刊誌『コメンタリー』の編集長を、1960年から引退する1995年まで務めていた。
2004年には大統領自由勲章を授与されたが、これは合衆国政府が文民に与える最高の名誉とされる。
作家のMidge Decterと結婚。コラムニストJohn Podhoretzは彼の息子である。」

ミッジ・デクター

ジョン・ポッドホーレッツ
で、元祖ネオコン思想家の1人であるノーマン・ポドレツに、合衆国政府が文民に与える最高の名誉である大統領自由勲章を授与しているのは、はてさて、一体ダレでしょうか?

もちろん、この人物ですね♥

ジョージ・W・ブッシュ
元祖ネオコン思想家に、旧来保守の大統領が、最高の名誉を授与?

そんなの、デタラメに決まっているじゃないですか(笑)

アメリカにおける「保守主義(コンサバティズム)」と、それとはまったく別モノの「新保守主義(ネオコンサバティズム)」、この違いをしっかりと認識しておいてください♥

続きは次回に♥
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Re: タイトルなし * by みっちゃん
おはようございます。コメントありがとうございます。
五野井郁の出身が上智大卒業、東大博士課程修了とのことですが、これって「頭が良い」ことの証拠になりますか???
どんなバカ大学でもポストの空きが殆どありません ⇒ 大学だけに限らず、どんな民間企業でも、ポストなんて簡単に空いているわけではありませんね。
バカ大学であろうと教授になれれば万々歳 ⇒ とにかく何でもいいから「ポスト」に就ければ・・・って、本来あるべき基準から、かなりズレてしまっているように思いますが。
もし、本当に頭脳明晰かつ優秀であるなら、それなりの仕事が舞い込んでくるものなんですけれど、いかがでしょうか?
五野井郁の出身が上智大卒業、東大博士課程修了とのことですが、これって「頭が良い」ことの証拠になりますか???
どんなバカ大学でもポストの空きが殆どありません ⇒ 大学だけに限らず、どんな民間企業でも、ポストなんて簡単に空いているわけではありませんね。
バカ大学であろうと教授になれれば万々歳 ⇒ とにかく何でもいいから「ポスト」に就ければ・・・って、本来あるべき基準から、かなりズレてしまっているように思いますが。
もし、本当に頭脳明晰かつ優秀であるなら、それなりの仕事が舞い込んでくるものなんですけれど、いかがでしょうか?
彼は高千穂大の出身ではない(上智大卒業、東大博士課程修了)以上、高千穂大がいかにバカ大学かを強調してもあまり意味がないと思うのですが…
今はどんなバカ大学でもポストの空きが殆どありませんから、バカ大学であろうと教授になれれば万々歳です