2017-04-03 (Mon)

こぶとりじいさんは、日本の民話(昔話)。世界にも類例がある。
老人が、鬼に質草として頬の瘤を取られる説話。一般的に二人の翁(年老いた男性)が連夜で鬼の宴に参加する型が多いが、民話の常として様々な類型があり、ストーリーも様々である。鎌倉時代の説話物語集『宇治拾遺物語』にも「こぶ取り爺(鬼にこぶとらるゝ事)」として収載されており、「ものうらやみはせまじきことなりとか」で結ばれている。
戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。
そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。
私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、
客観的に情勢を判断する必要があります。
それでは、この書物を見ていきましょう!
『 そこで、さらに疑問が浮かびます。
同じ時代を描きながら、その内容、描き方、文字の表記までがここまで異なる本が、【なぜほぼ同時にできのか】という疑問です。

【『古事記』と『日本書紀』は、それぞれに異なる目的をもって、明らかに書き分けられています】。

実は、【作者が同じ】なのです。

【『古事記』と『日本書紀』の実際の作者は同じ人たち】でした。
【中臣大嶋(なかとみのおおしま)と平群子首(へぐりのこびと)】。この二人が両書を実際に書きました。
書いた人が同じだっただけではありません。両書のコンセプトをグランドデザインし、どちらの編纂(へんさん)にも関わったのが、【当時の最高権力者・藤原不比等(ふじわらのふひと。本名は史(ふひと)。)】です。両書が藤原史の事績とされることからも、藤原史が最終的な監修者であったと考えられます。

『藤原不比等』菊池容斎
つまり、【同じライターが、同じ編纂者のもとで、同じ時代を、異なる目的のために、別々の本として書いたのが『古事記』と『日本書紀』】なのです。』

いかがでしょうか?
今回ご紹介させて頂く書物の著者は、記紀に伝わる古代日本の人物で、第12代から第16代の天皇に仕えたという忠臣、武内宿禰(たけうちのすくね)を受け継ぐ、第73世武内宿禰となる方です。

『武内宿禰と神功皇后』歌川国貞

『武内宿禰と応神天皇』歌川国芳
この書物は非常におススメですが、まず先に、「古事記」についての基礎的な知識を持った上でお読みになられると、一層楽しく読めると思います。

さて、昨日のところで、私たち日本人が元々用いていた言葉の「和語(やまとことば)」、そこに、あとから持ち込まれた「漢語(もろこしのことば)」やカタカナを充てる「外来語」、あるいは新しくつくられた「和製漢語」、これらを自由自材に駆使する私たち日本人と高度な言語である現代日本語について書かせて頂きました。
ここで、もっとも重要な役割を果たしたのが、「ひらがな」であり「カタカナ」なんです♥
本来の「和語(やまとことば)」の持つ意味に合う文字を、あとから持ち込まれた「漢語(もろこしのことば)」の文字と合致させるために、「和語(やまとことば)」の「発音」を、「漢語(もろこしのことば)」の文字に宛がったのが「訓読み」で、支那語の発音に由来するのが「音読み」となります。
つまり、「漢語(もろこしのことば)」の文字、つまり「漢字」に対して、「和語(やまとことば)」の発音を宛がう際に「ひらがな」や「カタカナ」が用いられたため、「ひらがな」や「カタカナ」を知ってさえいれば、難しい「漢字」が声に出して読めたわけです。
声に出して読む、つまり「和語(やまとことば)」の発音にすることができるのであれば、難しい「漢字」の意味を理解できることになります♥
つまり、「ひらがな」や「カタカナ」は変換機能を持っている「表音文字」になります。
「表音文字」と「表意文字」の両方を駆使している、世界唯一の文字表現文化を築き上げているのが、私たち日本人です♥

そのことを確認するために、朝鮮人の事例を見てみましょう。
朝鮮人は、私たち日本人が教えてあげた「ハングル」という「表音文字」があります。私たち日本人が教えてあげるまで、まったく普及しなかった「落書き」みたいなものです(笑)
例えば、韓国では「山」とか「川」を意味する朝鮮の言葉が存在していません♥
単に、支那語である「漢語(もろこしのことば)」の文字である「山」・「川」を、支那の発音に倣って「산、san、サン」 とか「천、chŏn、チョン」と表現しています。
私たち日本人は、「山」を「サン」、「川」を「セン」と音読みすることも致しますが、「山」は「やま」であって、「川」は「かわ」といった本来の「和語(やまとことば)」を残しています♥
ところが、朝鮮人が話す朝鮮の言葉からは、「山」・「川」といった言葉は消滅しているんです♥

ここで、考えて頂きたいのですが、「サン」や「チョン」といった「音」だけで、何か理解できますでしょうか?
もう少し、見てみましょう♥
私たち日本人が使う「大売出し」という言葉を、朝鮮人は、「대매출、tae-mae-chul、テメチュル」と言っているのですが、この「大売出し」という言葉は私たち日本人が作りだした言葉であって、適当に「漢語(もろこしのことば)」の文字を組み合わせただけなのですが、それを「漢語(もろこしのことば)」の文字の「音」だけを発音して「テメチュル」と言っているんです。
まったくの、意味不明な人種だと思われませんでしょうか(笑)

詳しくはこちらをご参照♥
↓

それでは、本日の最後に、私たち日本人が如何に高度な言語能力を持っているのかが判る逸話をご紹介させて頂きます。
13世紀前半に成立したとされる日本の説話物語集に、『宇治拾遺物語』(うじしゅういものがたり)があります。

『宇治拾遺物語』より「御堂関白殿の犬」(岳亭春信画)
今から800年以上前の、この『宇治拾遺物語』には、「わらしべ長者」や「雀の恩返し」、「こぶとりじいさん」などの、なじみ深い説話が収められています♥
その中に、小野篁(おののたかむら)と嵯峨天皇(さがてんのう)のやり取りが伝えられています。

小野篁(おののたかむら)
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
↓
「 嵯峨天皇の時代に、内裏に「無悪善」と書いた立て札が立てられた。
天皇が篁(たかむら)に読み方を尋ねたところ「さが(悪)なくてよからん(嵯峨天皇がいなければよいのに)」と読んだため、読めたのは篁(たかむら)が書いたために違いないとして怒った天皇は、自分は何でも読めるのだと弁明する篁(たかむら)に「子」の字を12個連ねたものを差し出し「ならば、これが読めるか」と問うた・・・」
それが、これ(↓)になります♥
「子子子子子子子子子子子子」

嵯峨天皇(さがてんのう)
さて、何と読むのでしょう?

「子子子子子子子子子子子子」

これを読むためには、「子」という文字を、訓読みで「ね」、「こ」、音読みで「シ」、「ジ」と読むことが出来るという知識と知恵が必要になります。
答えは、
「ねこのこ こねこ、ししのこ こじし
(猫の子子猫、獅子の子子獅子)」

続きは次回に♥
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